アーカイブ:2017年12月15日

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かたる:昨日、検索していたら、オークマが陽線率リストの上位4位に顔を出しており、株価が7040円なんですね。おかしいな…。オークマは、今まで1000円前後の筈…と思い四季報を観たら、5:1の株式併合です。…と言う事は、昔の株価に直すと1400円です。工作機械のPER20倍評価は久しぶりに体験するなぁ~と思っていたら、少し下の11位に安川が顔を出しており、此方の株価も、なんと4705円なんですね。

それで…きっと此方も、株式併合か…と思い四季報をみると、なんと株式併合をしてないのです。四季報数字ではPERが40倍水準です。きっと増額修正をしているのでしょうが…カタルが設備投資の増額気運…を伝えた時の株価は2000円台なのですよ。いやはや驚きました。カタルは…一体、何を、やっているのでしょう。内部留保課税から設備投資は既成の路線です。

でも大きく出遅れている銘柄も、たくさんあります。きっと時間をかけて…全体の株価は水準訂正をするのでしょうが…お金があるなら、いくらでも、株を寝せておけば…大儲けです。まさに歴史的な「時代の転換」です。おそらく…多くの市場関係者の頭の構造は、たっぷりと実質時代に染まっているのでしょう。

サンフロンティアは、本日も1300円を割れています。22円安の1287円です。本日は1260円で1000株だけ買いを用いています。一方、ケネディクスは735円が買えて730円が買えるかどうか…。三菱UFJは、再び800円を割れており792円まであります。

FRBは利上げを実施しましたが、一部で来年は4回の利上げとの読みが先行し…三菱UFJは830.7円まで付けたのでしょうが、イエレン氏は「物価の動きは謎だ」…と述べて退任されます。その為に、来年の利上げは3回に留まるとの見方が増え、三菱UFJは再び800円を割れているのでしょう。

カタルの推察が正しいかどうか…分かりませんが、カタルは厳し過ぎる金融規制が物価の上昇を抑えていると考えています。しかし既に銀行は新基準をクリアしているから、急激に立ち上がります。そこに、仮に…米国で金融規制緩和の動きが出ると、これまで溜まったマグマが、一気に爆発する可能性があります。

このカタルの仮説は、非常に重要なポイントですから、読者は自分の頭で、このシナリオを事前に考えておくと良いですね。その時にどんな銘柄が中心になって、株価が上昇するか?インフレとは、どんな状況なのかを事前に考えておかないと…新しい動きが出た時に、直ぐに対応できません。市場には様々なシナリオが潜在しており、その葛藤が、いつも行われています。

このサンフロンティア不動産の株価は14%の希薄化だそうですが…利益水準は四季報予想で163円が140円に変更になるだけです。株価は1286円ですからPERは10倍を割れます。仮に米国で金融規制が緩和され銀行のガードが変化すると、一気に資産価格も急騰します。PERの評価は20倍、30倍に激変する可能性があります。バブル期なら、この手の株は1万円です。先ほどの安川と比べると分かります。

カタルはこのように事前に、幾つかのパターンのシナリオを頭の中に描き、常に自分自身の相場観を、時代の事象と株価の現象を見て、すり合わせ作業をしています。

先日の11月9日に、日経平均株価は859円の乱高下を演じました。カタルは此処で、大きくポジションを外して…保険料を払いました。夢テクなども投げた(利食い)のですが…失敗でしたね。本日の夢テクは900円台に復帰しています。この銘柄と半導体の新川、どちらに力を入れるか…悩みながら投資をしていたわけですが、今の所は、新川に軍配が上がっています。

しかしアウトソーシングは、続騰を続け2000円台、つまり1万円台ですね。同じ時期に大量採用を伝えた日経産業新聞です。夢真は何故か…本日は、大きく買われ1099円まであります。この動きは矛盾しています。つまり夢テクを買って、夢真を空売りする銘柄間裁定が成り立つようにも感じます。だって夢テクは、夢真の子会社で…夢テクだけが減益方向の慎重な観方なのに…親会社の夢真だけが、潤うのは考え辛いのです。

それともアウトソーシングの株価を考えると、アウトソーシングと夢真だけが正常な動きで…夢テクだけがイレギュラーなのでしょうか? そんなバカな事はありません。同じ方向性の銘柄なのです。三菱UFJだけが上がり、みずほ株が、下がる道理がありません。株価の間には、密接な関係が成り立っており、常に裁定取引が行われるのです。先物と現物株のように…。

一般の読者には退屈な話でしょうが…相場観は、どのような形で組み立てて行かれるか?全体の相場の動きをみるポイントを話しています。早く、カタルの読者には、一人前の証券マン以上の知識を身に付けてほしいのです。テレビに出ている様な偽物のアナリストではなく、本物志向になって欲しいのです。その為に…くだらない解説も時々入れています。

興味のない人は、流せば良いし…興味のある人は、何度か読み直し、カタルの頭の構造を共有すれば良いですね。何故、カタルは、ケネディクスを「1300兆円の逆襲」のメイン銘柄として取り組んでいるか…まぁ、宮島さんの心の中まで、分かりませんから正確な数字は読めませんよ。でも周りの環境から考えると…明らかに一株利益は低過ぎるのです。要するに、一所懸命に経営をしてない保身経営に見えるのです。

だからカタルと同じような観方で、時代が、実質から名目に変化しているから、今年の春にエリオットが株を買い、今はARAが株を買っているのでしょう。安定株主は少ない筈で、誰かが株主提案で、意見を言えば…経営者は簡単に変えられます。時代はそういう時代です。だから宮島さんは、真剣に経営をして利益を計上しなくてはなりません。

東芝が苦境に陥っているのは、村論理の世界で甘えて来たからです。シャープも同じです。パナソニックもソニーも、ようやく抜け出した処です。でも手を緩めれば…直ぐに転落するのがグローバル時代です。NECは顔認証では、世界トップの筈です。アップルが、何故、フィニサーに3億9000万ドルも投資をするの? 何故、NECは負けるのでしょう。

村田は新技術の立ち上げが遅れていますが、流石、一流企業です。今回は駄目でも、一所懸命にラッセルをしています。宮島さんがカタルのブログを読んでいるかどうか分かりませんが、経営者は真剣に努力を続けなくてはなりません。意欲がなくなったなら、自ら身を引くべきです。来年、彼の度量が見えます。

佐藤さんの戦略の読みを、カタルは間違えましたが…彼が意欲的なら、夢テクはアウトソーシングを追う筈です。この仮説が正しいなら、4ケタ以下は何処でも買い場になります。上場来高値更新は、時間の問題です。

本日、900円台に入ったことで、下値を買うのは…もう難しいかね。年末でなければ…上値を追っても株を買ったのですが、カタルは既に数字を纏める段階で、ポジションを落としています。昨日も、これからも上がりそうなアルチザネットワークスですが…株価が続伸していましたから、カタルは外しました。相場観ではなく、単なるポジション調整です。

最近買ったもの合同鉄鋼なども…皆、売っています。まぁ、残しているのはケネディクスぐらいかな? 下がれば買い続けますが…。この行動が、正解かどうか…。神様だけが知る領域です。730円も買えそうですね。

今は、夢テクを、もう少し買っておこうか…どうしようかな。下がらないかな? 本日、寄り値880円は、買うべきでしたね。だって夢真は、買い気配スタートだったのです。流石のアウトソーシングは安いですね。でもまだ2000円以上ですからね。

同じグループでも、選択の仕方で、えらい結果の違いです。今の相場の特徴です。一番手グループの株は、既に…どれを見ても、まともな評価です。でも通りを外れた所の株価は、まだまだ安いのです。銀座中央通はソフトバンクの孫さんが買った時期が買い場だったのですが…、通りを外れた所の物件は、まだまだ安いのでしょう。株は、いつも1流が最初に上がり、二番手銘柄に資金が移動します。順番に流れるのです。

「トリクルダウン理論」を、最近は信じない若者が増えているそうですが…鄧小平は正しいのです。先ずは「富める者から、先に豊かに成れ」と言った南巡講話から、中国は飛躍的な発展をしています。株式も同じでしょう。それでは…また明日。

カタルは、今の時間推移は、既に…地所よりケネディクスだと考えています。



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