アーカイブ:2017年12月2日

価値観の変化の到来は…

最近、SP500のPERは髙過ぎるとか…米国株の上昇を懸念する声が多く見られます。昨日、紹介したFANGの記事は代表事例です。ただトランプ政権の法人減税や、これから始まると思われる金融規制緩和などの動きは、明らかにスピードを上がっている経済に対し…更にアクセルを踏み込む矛盾した政策です。

JPモルガンのチャート推移

何しろ…FRBはテーパリングを実施に移し、金利を引き上げようとしている訳です。市場は、この辺りの綱引きで株価が動いています。

分からないのが…スマートコミュニティーの進展が、どのスピードで進むか?

例えば、自動運転などの技術開発の実験が浸透しており、もう直ぐ実用化を迎えます。GMはグーグルなどと共に…熱心に開発を継続しています。グーグルは、既に走行試験が400万マイルを超えたと言います。640万キロですね。テスラも実用化に向けたデータの蓄積は凄いのです。此方は顧客の運転支援機能のものですが、13億マイルだそうです。

高いPERを論理的に裏付ける証明は「成長力」です。30%成長は3年で2倍水準を超えますからね。アマゾンのAWSの売り上げは3割を超え4割に迫ります。この水準が続くならPER評価は100倍でも…納得します。仮に10年も維持できる道理はありませんが、可能だとすると10年で13.79倍です。如何に…3割を超える成長力が、凄い数字か分かりますね。

人類は、とてつもない飛躍期を迎えようとしているのかも知れないのです。AI開発はこの可能性を示します。量子コンピュータなどが実現すると…人類の生きる目的が変わります。大きな「価値観の変化」が起こります。この事を、カタルは以前から指摘しています。労働をして対価を貰うのは、時代遅れの考え方で…「ベーシックインカム」(生活保障制度)も時代の進化を示す現象です。

究極の価値観は、やはり「感動」でしょう。自分の心が…何に動かされるか?

今回、10カ月になる孫(女)と、一カ月近く一緒に過ごし…幸福感に浸りました。彼女の笑顔を見ると…心が和むのです。株式投資の目的はお金を貯めることですが…そんな作業は、ある意味で…「虚しさ」も、同時に覚えます。

まぁ、貧乏人のカタルが口にする事ではありませんが、お金など…どうでも良いような存在です。なくては困りますが…たくさんあっても使うところがありません。車も時計も上限は決まっています。せいぜい数十億円もあれば…豊かな暮らしの維持に困りません。

仮に優秀な奴らが…一所懸命に頑張り(ROEの向上)、人類がみんなソコソコの生活ができるようになると…どんな価値観に変化するのでしょう。心が躍ることへの欲求が膨らみます。このスマートコミュニティーの価値観は、そんな時代へのステップアップの過程に見えます。食べる為に、働くなどと言う価値観は、消えるように感じます。

しかし…ソフトバンクの孫さんなどのモチベーションの源泉は、何処にあるのでしょう。バフェットなどは、何が楽しくて…投資をするのでしょう。

まぁ、貧乏人のカタルが考える事ではありませんが、スマートコミュニティーの進展は、そんな未来社会の誕生なのでしょう。だって多くの仕事は、ロボットに代わられます。その方が…人間よりミスは少ない筈です。

既に、カタルの技量は、上がる銘柄が、事前に分かる…領域に入ったように感じています。ただ綺麗な形で上がるかどうか…の判断は難しいのです。未来の条件がドンドン変化をするからです。相場を始めた当初と…その相場過程の時間変化のなかで条件が変わります。トランプ政権の誕生は、減税や金融緩和など…既に方向性は決まっていましたが、政策の進展スピードなどは見えませんからね。

高値圏になると…株価の上昇スピードは、どんどん上がります。大きく伸びる株は強弱感の対立が欠かせません。相撲を見ても分かります。嘉風の相撲は面白いですね。そんなイメージです。強い王道の相撲も良いのですが…何が起こるか分からないから期待感が生まれます。その期待感に応えると、相撲も相場もドンドン…と盛り上がります。

ファナックのチャート推移

その一例を…。大型株の「ファナック」(6954)でも、そうですよ。この株は…来年も、更に上がる筈です。このAの上昇角度より、Bの方が…急角度になっています。もっときれいな事例が、たくさんあると思うのですが…ありました。

ペッパーフードのチャート推移

此方の事例は…如何でしょう。銘柄名は「ペッパーフードサービス」(3053)です。この売り上げの伸びは、すごいですね。先ほどの30%水準です。だからPERは100倍評価に変化したわけですね。(でも此処が…限度の筈です。)

今は、チャートの話をしています。序盤の上昇角度と…終盤の上昇角度の違いを見て下さい。これが人間の心理で…市場における認識の浸透度を示しています。カタルは馬鹿ですね。カタル銘柄にこの株を選定していません。どっかで…見ている筈なのに。とほほ…。

しかし…この上昇波動は、教科書通りのエリオット波動を描いています。A,B,Cと3つの波動で構成されており、Cの波動はa,b,cの3つに、細分化されます。「だんだん良くなる法華の太鼓」のイメージを…理解して頂いたでしょうか?

通常の株価の動きは、だんだん上昇角度が急激になって行きます。これが人気と言うものです。このペッパーフードのチャートの形は、理想形です。果たして…ケネディクスが、こんなイメージを描き…来年に向かって躍動するかどうか…。あとは「神様の領域」です。 それでは、また明日。



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