アーカイブ:2019年3月

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かたる:本日の日経新聞で一番の見所は米国の双子の赤字問題。13面です。カタルは我が儘な姿勢を貫くトランプ大統領を見て、一番の懸念は「ドルの信認」問題だ…と過去に書いています。いずれ世界の基軸通貨はSDRなど…に移行される可能性があります。あるいは仮想通貨なのかもしれません。でも現状では、カタルは仮想通貨の否定派です。習近平の欧州歴訪を見ると、EUの対応は好意的に見えました。NATOの価値観の見直しです。だからドルの信認も崩れ始めているのでしょう。

日本も共産党政権に近い体質ですが…中国の政策動向は、中央の指導部の意向が反映されます。表面上、日本は米国の市場原理を真似していますが、失われた時代を思うと…やはり官僚を中心とする政策主導部の力が大きいのでしょう。今回の予算は100兆円の大台を超えました。

ゴーン事件もそうですが、一定の歯止めになっています。今回退職されるソニーの平井氏の巨額な報酬問題も、どちらかと言えば批判されるイメージです。上級官僚が2000万程度で最上級が3000万くらいに抑えられている為に、10億を超える金額は、明らかにおかしいと思うのでしょう。

一方、世界のトップは20億円程度なのでしょう。日本の仕組みは上も下もなく、真ん中を目指す体制です。因みに…カタルが読んでいる坂岡真の「鬼役」こと、矢背蔵人介の役料は、たった200石だそうです。でも下僕なども居ますからね。ずいぶんマシなのでしょう。

カタルは年収が120万円から1億円越えを経験しており、何故か…その時期に、何れも借金を申し込んでいます。どちらの年収も…政府系の銀行からの融資が受けられませんでした。学資ローンが受けられませんでした。面白い仕組みです。つまり日本と言う国は、飛び出る人間も認めず…失敗しても救われるのでしょう。所得が多くても…融資が受けられないのですよ。

スマートコミュニティーになると仕事が奪われ、自ら頑張らないと転向できません。故にきっと落ちこぼれも、多く生まれます。先日、NHKの「振り込め詐欺」のドラマを少し見ました。そうしたら「受け子」を育成するシーンがあり、その論理が面白いのです。自分の人生を不幸にしたのは、「社会の責任だ」…と言っていました。昔、カタルが書いた政策批判の文句に似ていました。ある意味で、この振り込め詐欺は、「失われた時代」と言う社会が、生んだ悪習なのでしょう。

日本の株価を見ると、なかなかバブル期の最高株価38915円を更新できません。30年も経っているのです。NYではランチが2000円程度だそうで…まぁ、日本でも良い所はその程度ですが…やはりこの30年間で僕らは貧乏になったと思います。 折角、立ち上がった2003年からの回復がリーマンショックで潰され、政策ミスもあり二番底が2010年です。そうして、まもなく10年が経過します。あと一歩の印象ですが、なかなか抜け出せません。

来週になると新元号が発表され、新しい時代が見えると良いですね。市場は正直なのです。必ず、新しい動きを反映する筈です。

カタルは時代背景が、「新しい銘柄」を育てると考えています。未来に上がる株を見つける為に、社会が求めているものを、市場から探せばいいのです。昨年末に思わぬクリスマスショックを食らいました。でもある程度は想定していました。故に、昨年の5月は、諄いほど…「セルインメイ」の話を繰り返しました。そうして「空売り株」の話しをしています。昨年は逆金融相場で、もっとも駄目な時期でした。

でもカタルは、敢えて…短期売買に挑戦しました。その結果は討死です。マイナスではありませんが似たようなものです。その挫折感と今回、有料会員の更新時期を迎え…カタルは少し考え方を改めようと考えています。

投資方法の見直しをしようと思っています。 その為に、この更新時期は1カ月ほどあるので、目先をやめ、5月以降に照準を合わせ、早いけれど、敢えて大幅赤字から黒字転換の3銘柄を掲げました。そうして…ブツブツ投資を推奨し、時間の話をしています。

昨年、メルカリは復帰すると考え…3000円割れの辺りから注目していましたが、しかし現実は2000円を割れるわけです。相場環境が弱気相場なので、どうしても株価は下がる方向に傾きます。日本は、未だに名目時代の確立に至っていませんから、緩やかな上昇に留まります。だから…慌てない事です。

経済の謎で…世界の中央銀行がこれだけ緩和姿勢を貫いたのに、物価が上がりません。二つの原因が考えられます。一つはスマートコミュニティー化に移行し効率化されている為です。ここでは例えば…RPA(Robotic Process Automation)と言うものがあります。銀行は業務の効率化を実施して、人員の削減をしています。しかし…今回、三菱UFJは組合の要求の2倍と言っても1%なのですが、ベース賃金を引き上げました。

もう一つが、金融機関の自己資本比率問題です。その為に総資産が圧縮され、全体のパイが広がりません。しかし本日の日経新聞の11面、生保マネーが不動産に向かう様子が掲載されています。この意味が分かりますか?

カタルはようやく「流動性の罠」を抜け出し、名目時代の確立をヒシヒシと感じているのです。故に、痺れが切れたケネディクスも、もう直ぐ復活すると考えています。

更に…38915円を抜くと言っている意味は、ようやく新時代に向けた展開になって来ました。その様子が日経新聞の3面にあります。

そうです。「MaaS」(Mobility-as-a-Service)の話です。トヨタとホンダ、ソフトバンクなどが組み、次世代の交通インフラの話です。詳しくは此方が良いのでしょう。これも国家主導ですが…新しい時代に向かって動き始めています。株屋は…事前に勉強をしておかないとなりません。

今は便利な世の中で、インターネットでその気になれば、自分で勉強が出来ます。昔は国会図書館などに通い大変な労力が必要でしたが…今は便利になりました。

まぁ、要するに時代の流れを考えようと言う話です。逆金融と違い、逆業績の今回は、カタルは空売り銘柄を提示していません。その理由は金融相場が一緒にやって来るためです。割高銘柄と言うか、駄目なのに、何故か…株価が強くなる相場に突入するためです。

そうして…22750円のデフレの壁を突破して、38915円にいよいよ挑戦します。ROE経営が定着するからです。15%以下は落第なのです。偉そうに言っても、それ以下は標準にもなりません。故に東証は改革にあたり、このROE基準も考慮すべきです。そうすれば世界からも注目されます。何も…お飾り基準の時価総額だけじゃないのです。

僕らは、賢い投資家を目指しています。時代の先を考え、先行するためにカタルは毎日レポートを書いています。そうして皆さんと一緒に、日本が良くなるために…お金を回せればいいと思っています。その為には、毎日、カタルレポートを読んでください。分からないことも…その内、分かるようになります。楽しみな新元号時代。それでは…また明日。



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