アーカイブ:2019年3月4日

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かたる:いくらハイリスク派のカタルにとっても5G関連のSANTEC(6777)や日本アンテナ(6930)のような過小資本の馬鹿上がりする株を、この高値で買う気は起りません。一部の狂信的な集団に任せるしかないです。

SANTEC(6777)の日足推移

NECが、いくらチャートの形が良いと言っても、過去の固定観念があり、此方もなかなか触手が動きません。でも一時的には…たぶん上昇するのでしょう。チャートは良い形をしています。

NEC(6701)の日足推移

カタルが証券界に入った後、98パソコンを生産するNECはパソコンで世界を席巻し、半導体でも世界の雄でしたが…何れも上手く育てることが出来ず、株価はあの当時のままなのです。カタルが入社した当時の通信機の株価は、富士通が500円、NECは400円、沖電気は300円だったのです。あれから40年を超える歳月になるのに…全く株価は変わりません。詐欺集団と同じイメージの会社です。

結局、大きく成長した企業と言うのは、あるのでしょうか? 如何に…村論理が日本を支配して来たかが分かります。ここで確りとした「ROE」論理を定着させないと、失われた時代が無駄な時間になります。僕らは時間をかけて犠牲を払って、今の世界にたどり着いたのです。電通の高橋さんの死を無駄にしては駄目でしょう。社外取締役を定着させ、資本論理を定着させねばなりません。

経営者は一所懸命に株主の為に利益を積み上げ…最低で15%成長を目指さねばなりません。現在の利益に胡坐をかくような経営者は、自ら…身を引くべきです。意欲がなくなったら、もう経営者としては失格です。まして…保身に走るようじゃ、もうお終いです。常に目標を高い数字に保ち、その為に何をすべきか、自分自身を追い込まなくてはなりません。それが上場企業の基準です。嫌ならMBOをして上場をやめるべきです。

僕ら投資家は、ROE15%以下の企業は落第なので…2年も3年も駄目なら、経営権を奪わねばなりません。TOBをかけるのです。はやく…そんな世界になると、日本も良い国になるのでしょう。東証は上場基準の選択肢にROE基準を設けるべきです。そうして時価総額競争をさせれば良いのです。そうすると…東証ブランドは非常に高いものになります。

カメラのミラーレス業界かな? ニコンやキャノンなら分かりますが…ソニーにパナソニックまで、狭い市場で競争をすると言います。本当に利益が確保できるのでしょうか? 少し、その業界が良いと聞くと、我も我も…と集団行動を取る日本人にはあきれます。

だからカタルは「独自色」の強い企業が好きです。フリューのプリクラは市場が小さい為、参入企業がありませんから、ある意味で面白いのです。通常、多くのIPO企業(新規公開企業)は、このようなケースを辿ります。上場する時には無理に利益を嵩上げして審査を通過します。そうして潜在的な売りたい投資家が上場利益を得て…株式を売却します。だいたい無理をした利益のかさ上げ分が剥がれ…減益になるのが一般的です。そうして上場人気から株価が下がって来ます。

フリュー(6238)の日足推移

このまま下がり続けるケースと、このような段階から盛り返す二通りのケースが一般的です。カタルは同じ利益でも…独創的な利益は価値が高いと思っています。この会社は配当性向もマズマズです。30円配当です。まもなく…75日線にタッチしますから、チャート上は非常に形が良いのでしょう。この株式は「効率的市場仮説」の実験事例です。

何故、クリスマスショックでも、株価が崩れなかったか? この理由は何れ判明するでしょう。

読者の皆さんもそうですが、株価が上がらないと…なかなか買う人が出て来ません。でも大概は上がる前から、もう上がる株は決まっています。何も…SANTECのように高値を追わなくても…下値でいくらでも買えます。辛抱強く…下値を拾えば良いのでしょう。

古河電工のケースが、皆さんには分かりやすいかな? 4000円台から下がる事を承知で買い下がったはずです。でも結果は、如何でしょう。下手をすれば…カタルのように追証で投げさせられ…上手く行ってもトントンの成果で、終わった方が多いのでしょう。でも、もし…ブツブツ投資を続けていたら、かなりの利益を計上できたはずです。

今の下値に位置するカタル銘柄も同じでしょう。カタルは目先株も提供していますが、レポートに登場する株は、どれも洗練された銘柄だと思っています。何かしら…見どころがあるからレポートで採り上げています。

ジックリやる時は、のんびりと下値を拾い続ければ良いのです。その内、順番が回って来ます。証券マンは商売だから仕方ないけれど…僕らはのんびりとやりましょう。この時間感覚を超越できれば…きっと一皮むけた投資家に成長できるのでしょう。やはり…時間は大切です。

あと2週間かな? 3月15日が新しい四季報の発売日です。そうすると…多くの銘柄の認識が変化します。結構、この間に状況が変わっていますから、数字の変化も大きいと思います。この3月から5月は「節分天井から彼岸底」、更にゴールデンウィーク前に「セルインメイ」の格言があります。でも今年は、なんか…みんなズレているように感じます。年末年始の相場がなかったですからね。クリスマスに安値を付けるなんて、カタルはたぶん初体験です。だからビックリしました。トホホ…。

まぁ、世の中、何が起こるか分からないものです。株の世界は本当に魔坂、真坂、まさかの坂道だらけ…ゴロゴロと音を立てて転がらないように、確りしがみつかないとなりません。基本的には200日線乖離を重視して行動すれば、大きなミスは消えるのでしょう。今日は何故か…あまり気分が乗りません。日経平均株価は162円高で21765円なのですが、何が上がっているのでしょう。

村田や太陽誘電のMLCC関連や安川なども中国懸念が薄れ高いようです。ニトリやファストリにソフトバンクGと日経の指数関連銘柄が高いですね。少しボリュームがアップしてきたようです。まぁ、その内、何とかなるでしょう。それでは…また明日。

毎日が主役舞台では疲れます。こんな日のように、脇役に舞台を任せる日も良いのでしょう。



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