アーカイブ:2019年12月28日

1年間を振り返って…

毎年、この時期になると…自分の運用成績や、回りの動向が気になります。今年1年は、どんな株価が上がったのでしょう。

やはり同じ作業を日経新聞の記者も考えるようで、先ほど日経新聞を読んだら同様の銘柄をリストアップしていました。意外な気がするのが…

AKIBAHD(6840)の業績推移
AKIBAHDの日足

AKIBAHD(6840)と言う会社です。そもそもメモリの価格が一貫して下落していたはずですが、メモリ市況が軟調でも…関連企業でも儲かるようです。でもこの会社は子会社を売却しており…形通りの数字とは違うようなので…注意が必要です。

多摩川HD(6838)の業績
多摩川HDの日足

次は多摩川HD(6838)ですが、此方は5G関連との四季報の記述が功を奏したように感じます。足元は好調のようですが…此方も余り触手が湧きません。

マーケットエンタープライズ(3135)の業績
マーケットエンタープライズ(3135)の日足

マーケットエンタープライズ(3135)は良い伸び率ですが、続くかどうか。

東洋合成工業(4970)の業績
東洋合成工業の日足

東洋合成工業(4970)だけは、まともな印象を受けます。…ですが、感光材と言うのはそれほど技術的な特異性が高いのでしょうか? それに…この業種は韓国との問題に関係があるんじゃないかと思うのですが…どうなのでしょう。

チエル(3933)の業績
チエルの日足

最後がチエル(3933)です。果たして四季報通りに業績が上向くのでしょうか?

ざっと今年値上がりした主だった銘柄を見ましたが、今年は…小粒な印象ですね。

毎年、ざっと、この時期になると一年を総括して振り返るのですが…、この作業自体が、身のあるものか、どうか。疑問です。

イメージでは、値上がり上位銘柄には共通の条件があり、それを見極めて…次回に応用しようと言うものです。

でも今年のカタルの反省点は明らかです。相場を当てるためには、自分なりの読みと独自の解釈が必要ですが…あまりに独自性拘り過ぎて、一般受けしないと駄目です。もう少し…分かりやすい選択肢を選ぶべきなのでしょう。

この値上がり上位銘柄にも、共通している点があります。ある程度、一般的な人が見て、その良さが実感できないと駄目だと言う事です。だから売り上げの伸びや、一株利益の増加率など…分かりやすい数字の表面化が、選択する銘柄にも欠かせないのでしょう。

カタルはどちらかと言えば…仕手性に拘るあまり、一般受けしない意外性を好む傾向が強いのです。「理外の理」と言うサプライズを期待するわけです。それ故に…早めに仕掛ける「帰来」があります。その為に、今年1年は、棒に振ってしまった感が強く残りました。

でも現実の株価の動きを見ると、そのタイミングは、やはり早過ぎたのでしょう。だから今年は「時間闘争」に持ち込まれました。この反省を踏まえ…カタルは、少し、時間軸をずらそうと考えています。来年からは…新規の銘柄を手掛ける場合、初動ではなく…3番手辺りのスタートにしようか…と思うほどです。何も自分が一番でなくても…良い訳です。

カタルは常に、独自性を大切にしてきました。しかし…今年の出来を見ると…ある程度の許容度が、あって良いように感じています。故に、少し自分なりに努力をして…仕掛のタイミングを遅らせてみようと思っています。別に一番に先陣を切らなくても…3番手あたりでも、充分なのでしょう。

どうしても…一番は苦労が多いのです。自分に力がないのに、一番で頑張る必要はないですからね。この辺りのタイミングを故意にずらして、上手く行くかどうか…来年の課題としたいと思っています。

本日は簡単ですが、この辺で…



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