アーカイブ:2019年12月27日

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指数を中心とする強い相場が続いていますが、何故か的が絞られない展開に見えます。本来なら、米中貿易摩擦のゴタゴタが消えるから、不確定要素が減り世界景気が加速する筈です。だからカタルは消費が好調な米国金利の動向を見ている訳です。当然のことですが…金利は上昇する筈です。

日本株は8月から先物を中心とする指数関連株の上昇が目立ちました。その為に意見対立が激しい、安川電機などは仕手化して、空売りを交えながら…株価を上げてきました。この傾向は半導体関連や電子部品関連など同様の展開です。

この動きを、カタルは米国のゴロディロックス相場の延長と呼んでいます。一時、「逆イールド」現象から、景気後退懸念が盛んに言われていましたが、その兆候が薄れ…程よい環境が続いたことから、米国の消費が継続して盛り上がっています。

でも水面下では長引く…景気拡大に対する漠然とした恐怖感が強く存在します。

実際に…借金増加の話は常に不安の種になっています。

現状の景気が、いつか…崩れる筈と言う先入観があるのでしょう。しかし考えてみると分かりますが、在庫循環による景気の波は、クラウド管理により消えつつあります。でも欲望による在庫循環がなくなったかと言えば、そうではなく、今回の半導体産業などの動向を見ると…やはり需給バランスにより相場の上下はあるのでしょう。

その為に半導体株は、やはり影響を受けました。でも…思ったより小さな反動でした。もっと下値を叩くのかと思っていましたが、直ぐに回復するとの強気の声で、相場は堅調な展開でした。

専門家ではないから良く分かりませんが、半導体の用途も多岐にわたり…全く需要の落ちないものもあったように思います。一度、この半導体産業を、もう一度、勉強し直す必要性を感じています。あまりに新分野が多く出ており、どうなっているのか、頭の中を整理しなくてはなりません。

クリスマスが終った昨日の相場は、広範囲に来年の期待株が買われていたように感じました。昨日は珍しく…0.8%もの陽線だったのです。これは12/13以来の現象です。8日間連続の陰線の後の陽線です。だから市場のムードが変わりました。LINEと統合するZHLD(ヤフー)が陽線率1位の3.34%でした。昨日は僅か20銘柄ほどしか…陰線の銘柄はなく、その比率は10%程度なのです。だからムーズが明るかったはずです。多くの銘柄が、寄り値より大引けが高い陽線でした。

「クリスマスに株を買え!」は、新しい僕らの合言葉になりそうです。12月初めに株を売り、2週間程度の休憩を入れ…月末のクリスマスに株を買って、来年に備えるのです。このジンクス(アノマリー)は、来年も応用できるのでしょう。

もう一つ、大胆な観測をしている古河電工の75日線問題。

果たして…カタルの事前観測が通用するかどうか、もし…この後、古河電工がこの分岐点を底にして反転したとすれば…かなり画期的な底入れのパターンを立証することになります。

昨年一年、ずっと進化論を言い続けて来て、買っては投げ、買っては投げして損失の柱の一つだったのです。カタルは、もともと進化論は、スマートコミュニティーに欠かせないアイテムだと考えてきました。しかし古河電工の選択は決して、いいものではありませんでした。むしろ失敗の部類です。反省点は多々ありますが、今は長くなるから省きます。

この株が、此処で…本当に底入れをするとすれば、一つのパターンの蓄積が出来ます。このパターンは他の形でも応用が効く事になります。だからこの実験は継続して、観察を続けなばなりません。

ある意味で…市場と言うのは知ったらお終いで…、効率的市場仮説は、株は全てを知っていると言う現象を、自分のものに出来るなら、絶対に株で儲けられるアイテムになると言う事を示しています。その実験です。同様のケースは、これから無限に生まれます。その度に、このタイミングを応用すれば、僕らは無限の富を手に入れたことになるのでしょう。

ケース・バイ。ケースでしょうが、その誤差は、大きくはない筈です。僕らは昨年から、ずっと損をして…実践を通じて貴重な経験を学んできました。5Gは絶対なのですが、万能の銘柄はないですからね。ファーウェイのような会社が日本にあれば、それを買うのですが…日本にはありません。

みんな「帯に襷」の関係でした。でもその中でも、ひどい銘柄を選択したものです。反省しています。その仇を取れるなら、貴重な「成功へ切符」を手に入れることになります。だから興味が尽きません。

カタルは、常にこのように…事前に自分の仮説を掲げて、その実験を繰り返しています。借金返しが一つ終わった事で、少しユトリが生まれるかどうか…。

これは分かりませんが、新たな新興株の実験の年末に始めました。この実験が上手く行くなら、皆さんにも紹介することになるでしょう。今の所は、何とも言えません。でもサイバーダインなんかもその口です。僅かな値幅ですが、事前に買い、既に利食いをしました。

なにもカタルと同じ視点に立ち、相場を眺める必要性はありませんが、カタルは毎日、試行錯誤の実験を繰り返しています。早く成果が生まれると良いのですが…なかなか、世の中は上手く行くものではありません。

SUMCOの日足推移

今の注目点はSUMCOの新高値更新が一つあります。時間の問題で新値を抜くと思っていますが…これがいつになるか?

三菱UFJの日足推移

もう一つが、米国金利高からの邦銀株の動向です。このセクターには野村証券株なども含まれます。不動産株もそうですね。ケネディクスなんかも…この部類になります。その他は…個別の材料株になります。千代化やJトラストなども昨年は不発で…相場が延長されましたから、今年、その順番が来ます。

「今年か」…。もう頭のなかは、来年になっています。幾つかのポイントを絞って相場に臨むと良いのでしょう。それでは…また明日。



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