しかし不思議なものです。あれほど自分の持ち株が上がらないと嘆いていたのに…。日経平均株価だけは、良く上がるのに…自分の持ち株は、なかなか上がらなかったのに、ここに来て急速に「値戻し」が進み始めた印象です。
実は何故か…。この12月は信用の期日が多く来ます。…と言ってもカタルの場合は千代化とJトラストですが…。チタン株は、その前に整理しており、期日ではありませんが、仮にあの時に買っているなら、やはり期日を迎えていた事でしょう。つまり…この現象はカタルだけでなく、みんな一緒なのかもしれません。
これまでの信用の評価損が、ここに来て急速に消えて来たので、信用取引の枠が空き始めており、実験がスムーズに進み…貧乏人のカタルにとって嬉しい事です。本日も読者からのお薦めのN株を1000株だけですが、365円で買いました。この株は、以前のカタル銘柄で、一度、手掛けたことがあります。でもしばらく観ていませんでした。
最近、観察銘柄から外した大和真空や東芝が上がり出し…利用しませんでした。トホホ…です。上がる間際になり、ウォッチするのを止めたのです。大概、カタルが関心を持った株は、必ず…株価は上がるようです。
ただ問題は、そのタイミングをピッタリ当てることが出来ないのです。株式投資は難しいものです。貧乏でなければ…自分が気付いた時に打診買いをして観察していれば、動き出すタイミングは分かります。だからその時に出動すればいいのです。
ところが…貧乏人のカタルは、いつもピーピーしていますから、潤沢の実験をすることが出来ません。買いたい銘柄はあるのですよ。でもお金がないのです。いやはや…困った貧乏人の話です。
本日は久しぶりに…千代化を買い増しています。360円台かな? カタルがこの株を買い始めたのは365円だったように記憶しています。その期日が到来しています。本日は9日に期日が来る1000株の千代化を成り行きで売り、そうして逆に280円まで2000株を買い行きました。寄り付きは276円ですから、そこで両方共に商いが成立しています。実は短期口座でも、もう2000株だけ寄り付きで買いました。
この理由は単純で…千代化から週末に、木曜日か金曜日に株主案内が届き、これからの千代化について書かれていました。在り来りの内容ですが、この気持ちに呼応しました。実は、千代化は何度やっても駄目で…カタル銘柄の中では成績が悪いのです。
でも不思議なのです。業績の数字は悪くないのに…何故か、株価だけは低迷を続けています。表面上の一株利益は低いのですよ。でも決算を読めない人間ばかりらしく…この千代化のマジックに気付かないようです。
何故、昨年2019年3月期の損失が、当初予定の1000億円ではなく…1000億円増額の2000億円の赤字になったか? そのマジックを、誰も指摘してないようです。アナリストさんは見抜いているのでしょうか? カタルは素人が作るレーティング評価なるものを、あまり信じません。企業の財務の方が一枚も二枚も上手です。今回のJDIの粉飾疑惑も見抜けないのです。
公認会計士も騙されます。基本的に騙す気になれば…粉飾など容易いのでしょう。三井物産でも犯罪がありましたね。個人の横領ですから、たいした金額ではありませんが…銀行でも横領はあります。
兎も角、カタルは単純な人間です。千代化からこんなメッセージが来たから、株価は底値なのだろう。たぶん…同株数、今まで1万株を保持していれば、また1万株、5万株なら、もう5万株を、此処で買っておけば…儲かると言うメッセージかな?…と思ったのです。
まだMDRの行方は、分かりません。ジョイント企業が倒産すれば…どうしても株価に影響があるだろうと思うのですが…、それでも、この会社側からのメッセージに呼応しようと思っています。幸い、Jトラストの株価が1割ほど上がり、評価損が消えてきましたから、その分、信用の枠にユトリが生まれます。
昨日の原稿で「ユトリ」の話をしましたが、株式投資に、最も必要な事は、常に自分の心の中に、このユトリがあるかどうか…です。もし…自分がどうしよう…。これ以上、株が下がったら困ると思ったとすれば、その時点で、既に株式投資に負けているのでしょう。株式投資と言うのは精神力の戦いです…それを実感する事でしょう。
普通の人は、信用の期日が来ると…いい加減に、嫌になっているものです。でもカタルは、その度に…自分の気持ちに問いただします。その時に安いと感じれば、お金がないなら、なるべく…持ち株をそのままで維持します。逆に、お金があるなら、更に買い増しをします。信用の期日が来ると言う事は、大概は株価が下がっているケースです。儲ければ…普通の人は利食いを先行させます。
自分が、何故、その株に投資したか? その原点を考え直す事です。環境が変わってないとすれば…その方向性は、時間の経過で更に改善している筈です。だから値上がりをするタイミングは、半年前より高い筈です。
まぁケネディクスのようなケースもあるので、一概に言えません。この馬鹿株は、時間だけ食いやがって…トントンのままです。
♪トントンと…トントンと…北島三郎ではありませんから、時間を掛けてトントンと歌ってもいても、金は稼げません。馬鹿社長め!…と、それを支持した自分を嘆くしかないのです。
でもカタルは、あと2年程…このトレードを継続させます。「今に見ていろ…僕だって!」
何しろ…首が長~く、成る程、待ち続けています。その名目時代を、失われた30年間も、待っている馬鹿野郎です。そんな訳で千代化やJトラストは可愛いものです。僅か半年の待ち時間です。此処で頑張ればいいのです。
そのJトラスト、本日も1000株だけ寄り値で買いました。なんと…なんと、既に9連続陽線です。値上がりは7日間連続です。このように連騰はしていますが、週足では一本の大陽線が立ったばかりです。 前回は、確か13日間連続の陽線の記録でした。
カタルはそれを見て…仕掛け筋は一気にやるかな?…と期待したのですが、僕らが買った530円処が絶好の売り場でした。
そうして8月1日に、長岡に帰った時に…遅ればせながら、持株の半分を諦めて投げました。全部投げれば…良かったのですが、半分に留め、そうして今回は、この下値で買い増しを続けていたのです。
下がると分かっていたら、全部売れば良いものを…。投げた株価は460円絡みかな? 丁度、この辺りの株価の時に半分を売ったのです。半年、経過し、間もなく、残り半分の期日が来ます。その買値が520円から530円です。
カタルは自分の力量が許す限り買う事でしょう。何しろ、この株、一本に絞ろうと思い、トントンで東邦チタンから、Jトラストに切り替えたのです。一時は一本勝負の持ち株になりました。300円台から買い上がり、いい気になって500円台も買っていたら…常識の二文字にやられました。
でも株は「理外の理」と言います。識者が負ける世界です。あのノーベル賞を受賞したエリート集団のヘッジファンドが、敢え無く敗退します。要するに論理通りに行くケースと、行かないケースがあり、ケース・バイ・ケースなのでしょう。神様の裁量権の世界ですからね。
そう言えば…本日は東邦チタンも1000株だけ買いました。大阪チタンも買おうと思っています。理由は10月のチタンの輸出は、9月より3.7%ほど減りましたが、それでも32億円台に乗り、前年比で10.3%増でした。
カタルは、この30億円台の輸出額が続くなら、何れ単価も上がり…一気にチタンの利益が膨らむと思っています。ただ現状の株価判断では東邦チタンに分があるように感じています。
MLCCの村田は、たくさんの切り口があります。7月に僕らが手掛けた時は誰も馬鹿になっていませんでしたが、ここに来てアナリスト様は、揃って推奨を謳っています。カタルは前に述べています。この株は5桁銘柄の器なのだと述べています。故に東邦チタンも、死角が感じられません。
「掉尾の一振」に向け…個人相場の華盛りになるか、どうか…。
ついでに窓埋めを果たしたJトラストを後場寄りでも1000株、買い増しをしましょう。本日もこれで2000株を買う事になります。
「やってみせ、言って聞かせてさせて見せ…褒めてやらねば人は動かじ…」率先垂範こそ…営業の世界では通用します。講釈はどうでも良いのです。自分が歩く姿を、部下に見せなければなりません。そうして…カタルは現役時代、雪が降る寒い中、部下と一緒にローラー作戦をして、一軒、一軒…個別訪問をして顧客開拓をしたのです。みんな、ずぶ濡れになって喫茶店を占拠して、昼飯を食ったものです。
新潟支店勤務の時、部下が12~13人かな? 若手社員の育成に当たりました。大変ですよ。寒いやら…情けないやら…。100軒、200軒を訪問して見込み客が2名か3名か…その程度です。その見込み客を丹念にフォローして、半年後に新規顧客になるのです。その確率はさらに減ります。
営業活動は大変なのです。自分でやったものでないと分かりません。今の季節の小雨模様の雨は冷たく…手は真っ赤になり、しもやけになります。部下に強要する以上、自分は部下以上の実績が必要になります。株式投資も同じでしょう。有言実行しています。
カタルレポートの過去を振り返って読めば分かります。本当に…村田製作を薦めている筈です。でもカタルはJトラに賭けたいのです。いつか一服が入りますが…その時に、また買えば良いだけの話です。上手に立ち回ろうとするから下手を撃ちます。馬鹿は馬鹿なりに…ただ実践をするのみです。それでは…また明日。