昨日、値上がりリストを見ていて思ったのは、意外に地味な年だったなぁ~との印象です。スマフォが身近になり…米国株の動向を見る機会が増えました。米国株を一言で表現するなら、「アップルの復権」に尽きるかな?…と強く思いました。
僕らは今年8月まで…どちらかと言えば、米中貿易協議やら…なんやらのゴタゴタに追われ、混迷の中にありました。何しろ…この8月には、逆イールド現象から景気後退論が主流になり、日経平均株価16000円のレポートが、まことしとやか出回っていたのです。
今年は、何か良い想いをしたか?…と問われれば思い至らず…、ただ8月まで低迷し、底を這いまわっていたように感じます。そうして、どうにか…土の上に顔を出したと思ったら、今年は、「既に終わっていた」と言う感覚が、カタルの印象でした。
でも米国株は?…と聞かれると、直ぐにアップルを思い浮かべました。昨年のクリスマスショックから、一貫して…株価は上昇を続けてきました。
テレビを見ると…日本郵政の業務停止話のゴタゴタが続き、長門さんから増田さんに変わるそうです。この国に「コーポレートガバナンス」と言う言葉が存在するのかどうか…。相も変わらず、村論理で指導者が決まり、事が起っている様に感じます。日経新聞の一面を見ると…「バブル30年、成熟した株?」
カタルには、ウンザリする村論理を正当化しようとする講釈に聞こえます。失われた時代下でも、革命は起きず、政権こそ…少し変化がありましたが、結局は元も鞘に戻っただけに見えます。今の一番の関心は「財政ファイナンス」の話かな?
既に日銀が、500兆円を超える日本国債を有し、これがどういう形で消えるのか? だれが、その口火を切るのでしょう。過去の債務の負担をだれがどういう形で負うのか? 大揉めになります。
MMT理論と共に…興味はあります。 同時に毎度おなじみの…景気後退論が飛び出し、人々の不安感を煽り、正常化論理が叫ばれますが…正常化と言うのは、一旦なんなのでしょう。そもそも景気拡大期が長く続くと…困ることがあるのでしょうか? 必ず、景気後退期と言うのは、訪れるものなのでしょうか?
463兆円も積み上がった内部留保を見て、企業経営者は何を考えるのでしょう。ようやく…TOBが一般化しつつある気運も見え始め…、日立の変革など一部では、日本経済が根底から大きく変化する兆しも見え始めています。果たして…本格的な「真剣さ」が、日本経済に溢れるかどうか…。オリンピックが終了するからこそ…新しい日本の真価が生まれるかも知れません。
カタルはここ数年にない、気運の兆しを感じてはいますが、この流れが確かな動きとなり…潮流となって、日本経済そのものを変え…アジアをリードできるのかどうか。試されます。
来年も、米中貿易交渉のゴタゴタは、間違いなく続くのでしょう。漁夫の利を狙うベトナムなどの躍進もアジア圏の成長には追い風です。やはり…此処に力を入れるグルーバル論理を推進させる企業にこそ、活路があるのだろうと思います。
本日の僅かな時間で考えたヒントが、明日の糧になり、来年に繋がると良いなぁ~と漠然と考えました。…それでは、また明日。