アーカイブ:2021年11月6日

改善を示す雇用統計

米国の雇用統計値は事前予想数字(45万人)より、実際は53万1000人と良く…景気回復の「鮮明さ」が裏付けられました。9月の実績も19万4000人増から31万2000人増に上方修正されました。コロナの鎮静化で…外食、宿泊中心にサービス業の雇用が増えたと言います。失業率も4.6%と先月の4.8%から改善してきました。これで「利上げへの準備」が整いつつあります。ただ面白いことに米国金利は下がっていました。

未だに「インフレは一過性」の見方があるのでしょう。

EUもこの見方が浸透しています。カタルが支持する…これだけお金をばら撒けば「物価は上がる」という単純な見方は市場から、あまり支持されていません。今は、未だにパウエルのコロナによる一過性の物価上昇と言う観方なのでしょう。

ただ…カタルはアセアンを始めとする人口の多い「アジア圏」の購買力が上がっており、時間の問題でインフレ圧力が増すと思っています。この…カタルの「アジア躍動説」は時間の関係で…「横ズレ」する可能性も否定できません。この判断は難しいのです。

昨日の相場は弱かったのですが…昔のカタル銘柄が上がっていました。「IIJ」(3774)は凄いですね。この株は昨年のコロナ禍の最中の3月21日の臨時の会員レポート銘柄です。

IIJ(3774)の日足推移

「1番がIIJ、2番がブツブツ投資でソフトバンク、3番は安全策のフェローテック、4番が金利裁定の三菱UFJ…あるいはケネディクスです。 5番目にロコンドの選択肢が浮上します。」と言うくだりです。これは…2020年3月21日の会員レポートの原稿の一部です。

当時の株価も、ついでに掲げます。IIJの株価は2275円でしたが、その後1:2の株式分割をしました。ソフトバンクは2689円、フェローテックは498円、三菱UFJは383円、ケネディクスは320円でロコンドは641円ですね。当たり前ですが…良く上がりました。

このIIJは実は…カタルが発見したものではなく…2018年に古河電工を手掛けて大きくやられたのですが…読者から教えてもらいました。実は、カタルは読者からのメールでも良く色んなことを学びます。皆さんからのメールが参考になっている面もあります、

この古河電工は、カタルの好きな株の一つです。同時の読者のメールは、確か…同じ5Gでもインフラ整備の面ではなく…消費者サイドの目線と言う書き方だったかな? そのような説明だったように記憶しています。昔のメールを探せばいいのでしょうが…何しろ壊れた昔のパソコンに在りますから、大変なので省略します。

今回も5Gネットワークの構築に光ファイバーは欠かせませんし…脱炭素化で自然エネルギーの活用が指摘されていますが…送電網の整備も欠かせません。だから古河電工は、いつも観察している株の一つです。ですが、景気後退期の…あの時は、やられました。いつか…「敵討ち」を狙っています。

カタルは心配です。EV化が正しいと思っていますが…肝心の電力問題が日本には課題としてあります。原発の利用を促進させるべきだと思っています。その方が現実的な対応です。理想論を目指すべきでしょうが…現実的な対応に沿った政策を実行すべきでしょう。最近、昔のカタル銘柄が結構、人気になっています。

会員レポートでは「参考銘柄」に取り上げなかったのですが…株価の動きを追っていた株が、最近…実際に上がりました。7月13日の「今日の市況」で「新日本科学」を取り上げました。このような形が「仕手相場」です。

新日本科学(2395)の日足推移

一気に人気化して「空売り」を飲み込みました。船株もそうなるんじゃないか…と考えていましたが、今は、別の観方も考えられると思っています。やはり株は難しいですね。色んな解釈の仕方があり、どれを選択するか? これで…運用の成果が割れます。その「新日本科学」(2395)のチャートを付けておきます。

基本的に今回は「相場の転機」になります。

米国の金融政策は全世界に影響を与えます。何しろ基軸通貨は「ドル」なのです。この動向は全ての国の経済に影響を及ぼしますから…米国経済の観察は大切です。

日本は産業構造の転換が求められた時に…村論理で…抵抗したのです。その為に「失われた時代」になりました。「成田闘争」を永遠に続けました。それでも結果はどうでしょう。

ようやく…最近は日立に今度は日本製鉄が変化してきました。日立が子会社売却に動いたのは最近の事です。総資産経営からROE経営への脱皮です。カタルは実際に日立に出向き、社長室長に会って失望しました。ソニーもそうです。しかしソニーは凋落を機会に「ものを言う株主」から指摘され…変化を始め今では、株価は右肩上がりを続けています。ここで日立のこちらのレポートを読みましょう。

何故、日立、日本製鉄が1985年に起きたパラダイムショックに対応できず、今頃、変化を始めたのでしょう。時間闘争の結果、おそらく社内の経営バランスが変化したのでしょう。世代交代です。

こんな事は「プラザ合意」が起きた時に、決まっていたのです。そうしてパイオニアの指名解雇事件は1993年です。何故、世代交代を待たなくてはならなかったか? 

あとはトヨタがどう選択するか…。章男社長の認識度合いです。彼ほどの人物だから…もう気付いて言うと思いますが…所帯が大きいから、簡単に方向転換ができません。

あのプラザ合意の時に…EMS( electronics manufacturing service )やファブレスの言葉が流行りだしました。TSMCの設立は1987年なのですよ。

ずいぶん…悪戯に時を過ごしてきました。この間の時間の無駄が、「日本の凋落」の根本問題でしょう。カタルは「失われた時代」と言うのはシステム転換に要する日本人の抵抗の時間だと考えています。だから「成田闘争」と言う言葉で集約しています。

無駄な抵抗は止めて…早く、新しい未来に向かって邁進すべきでしょう。でも人間と言うのは過去の自分に拘ります。この「心の整理」が問題です。ようやく…新しい時代が始まります。今回のテーパリングを「切っ掛け」に、来年は素晴らしい「躍動の年」になると思っています。

カタルもソロソロ棺桶組ですから…いい加減にまともな成果を上げたいものです。

いつまでも…「子供の遊び」程度で、お茶を濁すわけに行きません。今はまだ…鮮明に見えている訳ではありませんが…たぶん行けるんじゃないかなぁ~。毎日、5000人の読者に対して「希望の星」になれるような成果を達成したいと思っています。

あと…一歩なんですが、この一歩の壁が、なかなか…厚いのです。それでは…また明日。

今回の会員更新にあたり、本当はゆっくり時間を掛けて、新しいパスワードの配布をする予定でした。実際、昨日は、第一期生の会員の方は、前のメールを読み…追加文を書きました。ですが…諸般の事情で、夜中に新しい観方が誕生し、本日は臨時の会員レポートを簡単に…これから書きます。

会員の方は、後で…お読みください。

今日中には臨時号をアップできると思います。もし…手続きを終えた方で、まだ新しいパスワードが配布されてない方が居られましたら…お手数ですがメールをください。

既に、全ての会員の方に、今回は、簡単なコピー&ペーストですが「パスワード」の配布を終えました。



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