アーカイブ:2021年11月12日

11/12

日経新聞の一面にインフレの話が載っています。一過性と言われる理由はコロナの特殊要因でサプライチェーの問題ですが…同時に6面にラナ・フォルーハーが述べる技術革新がインフレを抑制すると言う主張もあるのです。DXの浸透が人件費を抑制します。更にWSJの記事は別の観方を報じています。難しいから面白いですね。

銀行の高収益を支えるのはRPA(robotic process automation)などの事務の自動化が影響しており、大量の人件費が削減されています。この為に銀行は団塊の世代を含め、峠を越えたので基本的に高収益状態が長く続きます。しかし…自己資本比率規制強化で非効率なお金を眠らせねばなりません。あとは銀行法などの古い概念の法律の壁です。

この自己資本比率規制があり…原油価格など上がっていますが、金融規制の影響で2006年当時と違い、市況品価格は投機の割合が抑えられています。だから本物のインフレになる可能性も高いのです。金融面の仮需ではなく、実需が影響している可能性があります。カタルの述べている「アジアの躍進」です。この発想は、今のところは誰も指摘していません。

話は変わりますが…新生銀行の問題も、何故100%の買い取りでなく48%かと言う話は、法律問題が絡むと言います。だから株主議決権の補佐をする米国のアドバイザーの支持が正しいのかどうか…。カタルは市場原理派で、市場価格より高い株価でTOBをする買収側の論理が正しいと思っています。ここで問題になるのが、関西スーパーとOKの話です。此方に経緯が載っています。

日本は東芝もそうですが…フェアな競争をしません。そうして隠します。村社会の主張の為には不正も厭わない…風潮があります。もうそんな時代ではないと思っていますが…なかなか公正な競争をしません。だから失われた時代になったのですが、日本人の多くは村社会を未だに支持しています。政治の在り方を観るとそう感じます。今回の岸田政権では麻生と安倍派の戦いの構図が見えます。考えると…真面目に生きるのが馬鹿らしくなります。株価の形成も不可解なものが多くあるのです。

最近思うのは「アルゴ」の存在です。かなりのウェートを占めているように感じています。一昨日の新電元や少し前の船株相場など…一方的な動きを加速させます。こいつらの上前を撥ねるためには、ある程度の資金がないと逆手を取れません。かなりの金額ですからね。

話が飛びすぎるかな?

企業物価指数の推移

それとも…あまり難しい経済論理の話などは、皆さんにとって面白くないかもしれませんね。しかし…このインフレの考え方は重要なのです。日本でも中国同様に企業物価指数が8%と大幅に上昇し…この転嫁がなかなか進みません。先ずは、物価上昇を製品価格に反映させ…賃上げまで向かうならOKですね。

岸田政権の賃上げ政策は賛成ですが…どうやるのでしょう。社会に矛盾がたくさん存在し、なかなか安心感が漂わないから…企業は保守的に守りの姿勢になります。その結果487兆円の内部留保です。

この内部留保を狙ってTOBが頻発しています。故に建設業など…本日も自社株買いになっています。最近は日立からデンソー…そうして日本製鉄とROE経営の流れが強まって来ました。本日もデンソーの株価は高いですね。

本来、自動車関連は、まだ早いかな?…のタイミングですが、デンソーは高値を更新し続けています。ソニーも同じです。一方、質問の多い「個人好みの小型株」は、なかなか底入れと言えません。ロコンドを観ると分かります。昨日も大引けは安く、カタルはこの株価でも2000株買いました。たぶん…止まると思っていますが…どうでしょう。本日は、既に、その2000株を利食いしました。利食いは珍しい現象です。

つまり個人好みの小型現物株のような株…何故、カタルが最近「BASE」(4477)の株価を引合いに出しているか? 

でもカタルは、この手の経営者が好きです。経費を使ったほど…売り上げが伸びてないから株価は売られます。ロコンドは、ヒカル効果の時のお金を成長投資に使うのかな?…と思いましたが、利益を出して、配当をして…しかも自社株買いまで実施しました。

でもカタルはM&Aなどに、その資金を使ってほしかったのです。BASEの行動が正しいかロコンドが正しいか、難しい判断です。日本は米国とは違いますからね。

カタルのような人間は米国社会向きです。昔は…日本もそうだったのです。でもプラザ合意からの選択は間違いだらけです。しかし…既に、時間の経過で様々な条件が「前向きな社会」に変化してきました。ようやく…新しい扉が開くと思っています。

本日も三菱UFJは続騰です。月曜日が決算発表で…たぶん…売却利益があるので、かなり利益は膨らむはず、そうして注目は自社株買いです。しかし5月なら確実ですが、今は中間期ですからね。三菱はシブチンです。

三菱と言うカラーは村論理なのです。東京銀行もUFJも、みんな…追いやられます。ある人は早稲田から東京銀行ですが、早々にリストラされ…介護の世界でしか職がなかったのです。これは実話です。失われた時代と言うのは、なにも若者だけでなく、多くの人が悲劇を味わっています。通常、この時代に株屋は狂います。事実、よっちゃんの友達は自殺を選択したり…うつ状態の精神病になりました。少し弱いと…みんな時代にやれます。それが50-80問題です。

冒頭に取り上げた日経新聞の一面の記事も、6面もまだ読んでいませんが…今の現象を解説しているのでしょう。この11月は…春の信用期日が到来しています。皆さんの多くは、カタルが「難しい相場」と言い、「仕手材料株」しか選択肢がなく…エーザイや船株を手掛けた真意を、あまり理解できないようです。

自分の持っている株価だけしか…観てないようです。みんな…同じだから参考にBASEを掲げているのです。

マクアケ(4479)の日足推移

「アンジェスMG」(4563)は、もとから駄目と述べていました。でもさんざん…高すぎる評価の「マクアケ」(4479)をカタルはあの時に批判しましたが、株価が下がることは、下がりましたが…未だに、かなりの好評価です。WBSを観ていたら…企業のアドバルーンに利用されていました。こんな利用の仕方はカタルの頭にはなかったのです。市場調査を兼ねて…「クラウドファンディング」を利用するとは…時代は変化をします。でも、こういう株価評価が正しいと認定する…市場も歪んでいるように感じます。何しろ一株利益が30円程度でいくら売り上げが伸びていても5710円の株価評価は理解不能です。

人間だから…株価の動きに心を動かされて株を買うことはあります。しかし基本戦力を、しっかり理解してないと、株価が下がってから多くの人はガタガタ…言います。

何故、株を買う前に、「基本戦略」を大切にしないのでしょう。カタルは今の焦点はこのインフレ動向の見方が焦点だと述べて、難しいかも知れませんが…物価指数や金利の話をしています。この見方が正しいなら、いくらでもお金を手に出来ます。時代の方向性で選択する銘柄が決まっているからです。

カタルはいつも事前に、この見方を述べています。実際、タイミング的には1日か2日早かったけれど…三菱UFJを630円割れで買えます。そうして今の株価は640円です。この株は100万株程度…簡単に売り買いできます。事前観測では15日の決算発表は、かなりいい筈で…上手く行けば自社株買いの発表があるでしょう。何しろ、売却利益は一時的なのです。でも三菱はシブンチンなのです。

日本郵船は5月の自社株買いを、匂わしていますが…実際にやるかどうか分かりません。こんなバカ相場の運賃は特別利益のようなものだから…株主に50%程度配分すべきです。しかし船株は2年から3年前は倒産の嵐だったので…損がまだ残っていますから、仕方がない面もあります。たぶん…年末年始にまたやると思っていますが、どうでしょう。

「テクノスジャパン」(3666)の日足推移

今日は久しぶりの「シックHD」(7365)を寄り値で500株だけ買いました。先日、読者からメールを貰ったのです。こんな株、上げようと思えば…簡単ですが、他にも選択肢は沢山ありますから。好業績ですが…この水準だとなかなか株価に反映されない「テクノスジャパン」(3666)既に200日線の株価波動が完全に下向きですからね。チャート論も大切です。

抜けましたね。5310円を付けました。川船の話です。やはり下がったところを拾っておけば…何回も利用できそうです。ただ…本格的な爆上げ相場はクリスマス頃と思っています。でも僅か3000株しか持ってないけれど、やはり嬉しいです。

今は三菱UFJに興味がありますね。どうなるのか? そんなわけで本日はとりとめないの雑談でした。ロコンドの利食いが嬉しいかな? 僅か数万円ですが…損切りをせずに利食い出来たなんて…この時期はまだまだ…皆さんが買って儲かるタイミングではないのです。

証券マンは顧客が喜ぶ成功は、株価が最低でも2倍程度にならないと…説明して買わせる時間などあり…タイミングがズレるので…やはり2倍以上にならないと、まともな手数料を稼げません。でも市場がネガティブなのに難しいですよね。

デンソーやソニーを見ても分かりますが、通常の上げ相場はこんなものなのです。でもこれじゃ…とてもとても、商売になりません。ここで「レーザーテック」(6920)の話をしましょう。もう一回、上に持ち上げられるかどうか…。通常は、このように高値圏で上下を繰り返して自分達の持ち株を外します。そうして今度は、いつかタイミングを見て往復ピンタです。今度は「空売りの対象」になります。

船株は結果論ですが、このケースの短期版です。 カタルは見事に、この戦略に溺れました。完全に読み違いです。

読者から教えてもらったS君の日足推移

読者から教えてもらったクラウドの在庫管理のS君、なかなか買えず…1380円台で取り敢えず500株だけ買ったら1420円です。最近は儲けの経験が少なく…損切りばかりなので、僅か数万円でも嬉しいな。この会社も本日が決算かな? 読者の人は銘柄を教えてくれるときは、こういう「株価位置」のものを教えてくださいね。カタルが参加するのは、珍しい現象です。

でも…みんな三菱UFJと同じで、ワンタッチの感覚なのです。なかなかカタルの心を、深く揺さぶる選択肢は見えません。またいつか…あるのでしょう。

アレレ…ロコンド君1300円台に復帰です。嬉しいな。これで二番底になるなら…最高ですが、誰か「仕掛け人」が居ないと難しいですからね。1300円で2000株買った玉も復活します。三菱UFJは653円の所が目先の壁なのですね。それを超えると672円、そうして688円です。青空はもう直ぐですね。それでは…また明日。



amazon.co.jp 全品に拡大 無料配送キャンペーン実施中!詳細はこちらをクリック。
2021年11月
« 10月   12月 »
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  
株式投資関連の本