アーカイブ:2021年11月30日

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呆れる…株式市場と言うイメージです。日本人は既に世界競争を諦めて…独自の衰退の道を歩むのか、どうか…の岐路にあります。

コロナからの一連の騒動は、「時代の加速」を示唆しているように感じています。日本人の多くは、この「パラダイムショック」(枠組みの転換=常識の転換)に対応できているのかどうか…。やはりメディアの「情報力の差」でしょう。各業界にはそれぞれの業界の事情があります。ようやくフジテレビはリストラだそうです。

建設業界を観ると分かりますよ。談合問題が言われ…改革が叫ばれましたが、結局はグローバル競争とは、遠く…かけ離れた形で落ち着いています。ようやく…資本の論理、前田道路問題や西松建設などのTOBが起きました。

日本製鉄の行動は、驚きをもって…見られていますが、ずっと前に…真の競争をすべきだったのです。

ところが…「村社会」の為に、両社とも遠慮がありました。今回のトヨタとの問題は昔から存在していたのです。下請けのジレンマです。この問題は非常に興味深いのです。日本製鉄はトヨタの注文を受けられない可能性があります。トヨタは国際ルールで…韓国のポスコから「薄板鋼板」を輸入しても良いわけです。お仲間企業の関係(村社会構造)も、ようやく終焉を迎えました。日立が子会社を売却する話が起こり…既に3年以上、経つのでしょう。

共存共栄、協調の精神は、日本人が得意とする分野ですが、同時に甘えがあります。

もともと…プラザ合意の前後に、世界の製造業の大きな転換期がありました。TSMCの設立が、確か…1987年です。プラザ合意は1985年です。この時期にEMSやファンドリーの言葉が生まれますが、日本は「終身雇用」制度で…雇用を重視するために、水平型の経営に移行できませんでした。その為に系列企業の垂直型の仕組みを維持しようと藻掻き…苦しみました。しかし統合させた筈の「エルピーダ」(NECなどが母体の半導体会社=米国マイクロンに吸収)も時間切れでした。もっと早く、方向転換をすべきだったのです。

過去、日本は何度も「間違った選択」をしています。

基本は村論理を守ろうとして…失敗するケースが多いようです。ようやく…長い「失われた時代」と言う「負の時代」が終焉を迎えます。今回の日本製鉄とトヨタの訴訟は、そういう事でしょう。トヨタ社長は、今でも300万台生産体制に「拘り」を持っています。グループ企業を始め…多くの傘下の従業員の生活を思うからでしょう。だからEV化に抵抗をしているとも言えます。

建設現場にガードマンが採用になったのは、いつの頃かな? この失われた時代の90年代の後半だろうと思います。村社会論理です。みんなで…彼らの人件費を負担します。必要のない道路交通整理の基準は、何処から生まれたのでしょう。

最近、カタルの前でビルが壊され…マンションが建設され、カタルの住んでいるマンション内の庭と言うか、駐車場と言うか…が、大規模な修繕が行われており、更に前の公園も工事が行われているから、必要もない…カードマンを観る機会が増えているために、いつも腹立たしく思っているのです。本当に…遊んでいるとしか思えません。無意味な時間です。

効率性が、悪いわけですよ。1か月程度で終わると思う工事を…半年も駆けて…チンタラやり、前のマンションは、掘っては埋め、 掘っては埋め…この繰り返しの作業を、もう5回程度はやっています。どんな理由でやっているのか分かりませんが、馬鹿が同じ行動を繰り返しているとしか…思えません。

安全・安心を、過大に主張されるから…念には念を入れるのかも知れません。もし正当な競争が導入されているなら…こんな非効率な工事が行われるのかどうか…。中国企業の建設会社の看板などを、日本で見たことはありません。でも国際競争が正しく行われるなら…もっと多国籍化しても当然の筈です。

日本医師会の問題は、今回のコロナ感染で露呈しましたが…やはり改革とは、程遠いイメージです。此方の記事は、やはりショックです。日本は、経済大国、第3位の筈ですが…凋落は止まりません。

しかし…何度も述べているように、もう時間です。基本はグローバル基準でしょう。だから僕らの投資尺度を変えれば良いのですね。

「1兆円」もの…自社株買いをする企業が、これまでにありましたか?

ソフトバンク(9984)の日足推移

「ソフトバンク」(9984)の株主還元率姿勢は、明らかに「グローバル基準」です。何処かの企業のように…「内部留保」ばかりを貯め込む企業とは違います。

小さな企業なので…あまり目立ちませんでしたが…「ユニデンHD」(6815)と言うコードレスフォンや無線の会社がありますが、今年、7月に藤本さんは、とうとう85歳で…ようやく退任されました。上場企業なのに…55年間も独裁者として、会社の支配をつづけました。誰も、彼にものが言えなかったのです。今は、ようやく株価は上がり始めていますが…時価総額は201億円、内部留保は47億円で借金は53億円ですが…現金はなんと158億円もあります。たぶん銀座のビルを売却したんじゃないかな?

上場企業は、公的な役割もあるのでしょう。でも、どの企業の内向き志向です。今までの基準が、日本村社会論理でした。しかし…新しい時代は、「アジア圏の躍進」を、どう取り込むか? 偏に…目先の焦点は、此処でしょう。このアジアの成長を、日本の商業圏と同じ視点で…自分達も門戸を開放し、同じルールにするのが、日本の政治家の役目です。「Line」は、ある意味で頑張っているのかもしれません。

先ずは、お金の流れの整備…そうして情報網などの共通化が必要ですが、マイナンバーカード一つ、ロクに整備できない日本政府の「アホさ加減」は、どうしようもありません。こういう大問題を、メディアは叩かずに…森・加計問題などの馬鹿な時間闘争をします。折角、叩くなら、政策を叩きましょうよ。もっと早く革新的にスピードを上げなければなりません。

KDDIが先陣を切って3Gのガラケーを廃止するそうです。やはりKDDIと言う企業はナカナカだと思っています。ですが…実際に使ってみると…。カタルの光ケーブルに加入していますが、今一で…規則に縛られ、自由度がないのです。

たぶん…通信の法律問題があるのでしょう。この失われた時代で思うのは…兎に角、制度が不便になったと思います。そうして、何か言うと…規則だとか、法律だとか…言い訳されます。それで便利になっているなら、文句は言いませんが…無駄な時間を使う結果になっています。もっと「自由な行動」を、認める社会が必要なのでしょう。

相場は…368円高です。「オミクロン株」と騒ぐ必要はないと思っています。単にガス抜きのイメージです。でも米国のガス抜きは分かりますが、日本はガスが溜まる程、過熱感もなく…「配当利回り」投資株がゴロゴロ増えてきました。

5%なんか…当たり前の時代です。もう口が酸っぱくなるほど…内部留保の話をしており、あの村社会論理の頂点に立つトヨタが「30%の配当性向」になっています。本当は50%以上の株主還元が当たり前です。そろそろ…上場企業の株主還元率の基準は、最低「50%」に格上げされるでしょう。

海運は2017年、2018年と…長く「塗炭の苦しみ」でした。その分を纏めて返してもらっているイメージです。更に、現在は豊かになり新造船の投資ラッシュになっています。おそらく…商船三井は30%基準を、今期に目指すと考えています。

「オミクロン株の登場」でも、業績不安はなく…逆に恩恵を受けるかもしれません。この偶然は…面白いものです。カタルは船株の「低PERの謎」の解釈に苦しんでいました。何しろ…臨時の会員レポートを発行したほどです。

この歪な状態を…どうしたら容認することが出来るか? 苦しんでいました。仮に…今回のオミクロン株の登場で、正当な評価を受けることが出来るなら、カタルのモヤモヤ…わだかまりは…消えます。これも「神様の采配」かも、知れません。カタルはある意味で、運命論者でもあります。

人間には生まれ持った資質があり、使命を担って…この世に誕生した。…と言う大げさな感覚はありませんが、なかなか…あちら側に辿り付けずに藻掻いているのは…これも運命とも思っています。

毎年、チャンスがあるのに…上手に活かしきれません。あと一歩と思いつつ…なかなかレポート屋稼業から、足を洗うことが出来ない現実があります。まさに…トホホです。

本日も川船を500株だけ…買いました。勿論、ソフトバンクも買っています。しかし…個人好みの株式は、ほぼ…全滅です。

ここは「1兆円の自社株買い」のソフトバンクでしょう。日経新聞は、アリババの時価総額半減を声高に叫び…米国に上場した中国の滴々出行(ディディチューシン=配車サービスのウーバーの様な会社)の上場廃止も伝えています。何故、この時期に、日経新聞は普段は書かないのに…悪材料ばかり報じるのでしょう。不思議な印象です。

ここでは…「市場の整合性」を、疑っているのです。故意に日経が報道している背景を考えています。

日本郵船(9101)の日足推移

皆さんは…あまりに単純。株式取引は、非常に高度な世界です。ソフトバンクも海運株も直ぐに…皆さんが期待するような「値動き」にはならないと思っていますが…日本郵船の8940円、商船三井は7650円、そうして川船は5920円を抜いてからの相場が見ものです。

当面は二進一退のイメージでしょう。でもそこから爆発すると思っています。このスケジュールが…前から述べている船株の「クリスマスの復活祭」です。

個人の現預金残は、企業の内部留保より圧倒的に多く…1072兆円の資金が眠っています。今までは、なかなか構造転換が確認できませんでした。しかしここに来て…日立が転換から成功の道を歩み、日本製鉄が、ようやく脱皮しようとしています。この変化を感じないようでは「株式投資の意味」を、なかなか理解できないのでしょう。苦節32年の扉が、ようやく…開きます。

毎日、見どころを語っているつもりです。

相場の焦点を抑えて置けば…株式投資の値動きの理解度が進みます。オミクロン株の登場でインフレの速度が変わる可能性もあります。その関係を見ながら…相場を観察すると株式投資が楽しめますよ。

配当利回り投資を選択した人は…チマチマした目先の株価の上下に、自分の心が揺れるようでは、あまり「理解度」が深いとは言えないでしょう。上手に立ち回ろうとしなくても…大勢観で動けば…それで「良し」でしょう。時代の流れは、変わりません。多少の紆余曲折は当たり前です。

それでは…また明日。

本日は珍しく…カタルと同じような意見のサイトを発見しましたから、ここにリンクします。まるでカタルのレポートを毎日読み、同調しているような感覚です。でもカタルは「時間ですよ」…を述べています。楽しい時代が、まもなく…やって来ます。



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