アーカイブ:2022年9月

トラウマかそれともブラフか?

カタルは、もともと…暗号通貨の「ビットコイン」や「SPAC」と言う手法は、詐欺に近いものだと思っており「反対の立場」です。でも暗号資産に使われている「ブロックチェーン」の技術は、活用すべきで…「キャッシュレス社会」への端境期なのでしょう。まだ技術的に実用化面に到っているかどうか…カタルには分かりません。中央銀行が発行する「ステーブルコイン」に移行すべきだろうと思っています。

その時に「ドル」と言う基軸通貨は、役目を終えるのでしょう。今回の「分断化」局面(中国の台頭など)ではなく…未来のイメージで基軸通貨の見直しを考えています。グローバル化は人類の進化に欠かせないものです。トランプの「米国第一主義」や「ブレグジット」はグローバル化に対する「揺り戻し」(分断化)だろう…と思っています。今回のロシアによるウクライナ侵攻も、その「揺り戻し」の一環でしょう。

アップルやアマゾンが代表される未来志向のグローバル企業のプラットホーム型の社会が正しい道で、この為に国際会計基準などを整備し…インターネットを通じて日本の若者中心に…米国株投資も身近になっています。金融の世界は、もっとも…はやくグローバル化論理に移行すると思っています。中国のアリババなどへの締め付けも「揺り戻し」の動きです。

これはカタルが述べるSFのような未来社会の「新常態」を目指すステップだと思っています。カタルは、もともと「スタートレック」のような「地球連邦」の世界に移行するための過程の中で、「進化」への恐怖と言うか…抵抗と言うか…そういう時代が、この揺り戻しの時間だろうと思っています。今は、ビットコイン、SPACなどの行き過ぎた「新常態」への「スピード違反」が咎めを受けている時代だろうと相場を観ています。

議会証言をしたJPモルガンのダイモンの意見が此方です。カタルと同じ立場です。

皆さんの多くは間違った「認識」を、株式投資に持っています。ただ…「儲けるだけ」なら色んなやり方があるのでしょう。最近ではディーリングの手法を取り入れたプログラム売買が盛んです。一般的に「アルゴリズム」と呼ばれているのでしょう。かなりの規模です。こんな…邪道と言うか、投資の世界の「理念」を曲げるような仕組みは、制限をすべきです。

あるいは、カタルがお金持ちになったら…こいつらのプラグラムの「逆手法」を用いて、必ず、破綻に追い込もうと思っています。でも彼らも負ければ…またプログラムを変えるのでしょうから、イタチごっこでしょうが…。

そもそも投資行動とは…何か?

カタルは自分が目指す社会の「理想社会」への資金提供の場だろうと思っています。人類の進化を促進させるための仕組みです。でもビットコインのような詐欺やSPACも、器だけ用意して中身がないものを売るというのは、如何に…行き過ぎの兆候だったか? 今になると…分かります。

ビットコインは昔からですが…あの時に、カタルはSPACを激しく批判をしました。案の定、ソフトバンクは「青色吐息」です。自社株買いで株価を支えていますが大変でしょう。これだけ新興市場に逆風が吹くと…多くの人は離れ…資金回収をするからです。需要と供給の関係で、ピーク時に称賛をしていた人ほど、冷淡に…「手のひらを反す」ような態度に豹変をするのでしょう。

しかし…カタルは、もともとSFの未来社会への応援派閥です。スタートレックは大好きな番組です。早く…早く…実現化をして欲しいと願っています。月面への挑戦が、水面下で始まっていますが…月を、人類の宇宙へのスタート地点として、開発が進むのでしょう。ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の海王星の最新画像など…近赤外線カメラでの撮影の為か…どうか分かりませんが、神秘的で…ワクワクしますね。心が躍ります。本当にきれいな絵です。

イーロンマスクやホリエモンが、自分なりに努力をしている姿を観ると、カタルも微力ながら…何か、応援をしてみたいと思います。

自分が願う「未来像の社会」を創る為に…市場を通じて「応援をする心」が、株式投資には必要だろうと考えています。

結局、カタルは証券マンを辞職すれば、「空売り」へのトラウマが消えるか…と、思ったのですが駄目です。これまでに、数回しか…やったことが在りません。ですが…全て成功しています。失敗はないと思います。ですが…儲けるために、株を「空売りする行為」が邪道と言うか…。カタルの「投資理念」から外れます。だから食えない中でも、無理をして株を買うだけの行為で、この「失われた時代」の33年間を過ごしました。

年初には、駄目相場が確定、基本的に野村証券を推奨して行けると思ったのですが、アルケゴスでこけて…それ以降、基本的に駄目相場なのですね。

でも今年は「株主還元相場」や「薄利多売買」手法を用いて…なんとか激動の逆風相場のなかでも、損をすることなく…これまでは過ごしています。でも危ういのです。金曜日の米国株はスタートから…イギリスの大幅減税(ちぐはぐな対応)を受けて、僅かな風でしょうが…この僅かな微風でも、米国市場の「体調」と言うか…基礎体力が、今は低調な時間ですから…抵抗もむなしく…NYダウは6月の最安値を割れました。

NYダウ平均株価の日足推移

ただ…僅か30銘柄です。まだS&P500種やナスダック、ラッセル2000などの指標は6月の安値を割れていません。特殊の事情なのかもしれませんが…他の指数も「風前の灯」です。「d]への第3下げ波動入りか?(たぶん第3派波でも…落ち込みは小さい)

この現実を受け、カタルは昨日、述べたパウエルの「トラウマ説」を覆す、「ブラフ説」の可能性を述べましたが、再び…カタルの頭に描く未来図を、「描き直す」ことになるかどうか…迷っています。

迷う理由は、此方のパウエル発言です。ここでは彼は、「新常態」と言う言葉を使っています。彼の使っている「新常態」の意味は、カタルの使っているSF型の未来社会ではなく…相場が今までのバブル状態なら、「通常の評価」に変わったという「割高感が消えた市場」を表現して「新常態」と述べたのだ…とカタルは「勝手に解釈」をしています。

この報道を観て、やはり11月のFOMCでは、0.75%の金利引き上げを、市場は急速に消化し始めているが…パウエルは「ブラフの本音」とも…言える発言をし始めているのを観て…彼は馬鹿ではなく、やはり米国のFRB議長の器の人間なのだろう…とも考えています。

「トラウマ説」を疑うものの…既に、ユーロとはパリティーを割れ、今度はポンドとのパリティーを、市場は「問います」。

カタルは既に政策は「行き過ぎている」と思っています。6月の安値から市場が急速に戻したから…消費動向が更にコアCPIを押し上げます。だから敢えてジャクソンホールから「タカ派発言」を繰り返していましたが…この報道に市場が動揺したのを観て…「手綱を変えた」ように感じています。

微妙でしょう。この報道を観て、カタルのような人間は、やはり…大丈夫だろうと思い直すのです。実施は11月のFOMCを観ないと分かりません。確かに新興株は新安値を更新している株も多くあります。「ROKU」は、あのコロナ禍の最安値近辺なのです。当然の話ですがファンドのARKKも同様です。ですが…アップルは150ドルを維持して引けています。

本当に…微妙なのです。

カタルも全く分かりません。利上げのタイミングが遅れたパウエルは、トラウマにより、更に今度は「景気に対する火種を消す」失政を犯すかどうか…。コアCPIと呼ばれる部分は、もともと…「一過性の要素」が少ない「持続型」のインフレ要因です。しかし原油価格などの「市況もの」に左右されるインフレ要因は「一過性の要素」が高いのです。同じインフレファクターでもカラーが違います。

そもそも…金利と言う金融政策の効果は、遅効性が大きくあります。政策が効いてくる時間軸が、相当…「遅れて表面化」するものです。しかも…幅広い産業に、必ず影響を与えます。

金利水準ではなく…その変化に対応する時間が、非常にかかるものです。半年程度で、金融政策の効果が出てくるかどうか…。たぶん1年以上後に…その金融政策の効果が出てくると思った方が良いのでしょう。しかも時代により…その金融政策の「効き方」が変わります。同じ金融政策でも時代変化により…効果が大きくなる場合、小さくなる場合…経済の体調により、波及効果の影響度が変化します。

日本は完全に火種を消して、尚且つ、立ち直りつつあったのに…リーマンショックに驚き、再び過去のトラウマから、失政を演じました。だから完全に火種が消えたから、日銀の黒田さんが「笛を吹いても踊らず」に…今でも、メディアは日銀批判ですよ。異常でしょう。33年マンも高値を取ってなくても「清貧思想」が蔓延っているのです。だから…多少の事態もワイワイガヤガヤ…と騒ぎ、社会から「寛容さ」が消えました。馬鹿政策です。日経新聞など未だに方針を変えていませんからね。大馬鹿野郎です。

だからこそ…金融政策は、時間をかけて効果を見極めてから…次策を発動するものです。カタルはこの急激な利上げ「スピード」を警戒しています。既に間違った領域に、踏み込んでいるという認識です。

Fedの「Dot Plot」

今回の…Fedの「Dot Plot」を観ると…23年末ですから、来年の夏頃でないと…株は上がらないという事になります。あくまでの未来予測の金利面だけの話ですが…このドット・プロットで悲観した「下げ相場」でしょう。でもインフレ圧力は確実に減ります。一過性の要因での負荷が、なくなります。だから…カタルは当初は11月説を採用していました。

薄利多売買説を採用していたのは、そういう事ですが…6月の底を観て、スタンスを変え始めました。でも人生は「塞翁が馬」…Jトラのまさかの600円割れから、一本買い構想が芽生え…15万株保持の公約に縛られ…文字通り、Jトラに集中投資をしたのが、「幸い」をもたらす可能性もあります。どうかなぁ~。でもBASEやメルカリだと…このドット・プロットでは早過ぎることになります。

でもこのパウエル発言なら、「ベスト」なのかもしれません。微妙なのですよ。カタルの心は常に微妙に揺れ動いています。相場観自体は、変わらないのですよ。必ず、事前宣言をしているような相場がやって来ます。しかし…この「時間軸の把握」は、難しい。

10年のもの Breakeven Inflation Rate

パウエルだってこんな発言をする予定では、なかったでしょう。ところがイギリスの大規模減税を受けてポンドが売られ…大幅安する「米国株の反応」を観れば…「ブラフ」が効きすぎたと反省をしているのでしょう。ここでは「市場との対話」の話をしています。その証拠が、この期待インフレ率を表してBreakeven Inflation Rate でしょう。既に沈静化しているのが明らかです。

市場は政策担当者の発言を受けて反応し、未来の現実が構築されます。岸田総理がNY市場で講和をしたことで…米国の投資家の反応はイマイチのようですが…カタルなら同時に時限の「無税」論を発表していました。年末までの限定で…10月からの二か月間だけ、日本株を買った投資家は、そのキャピタル税を割り引くのです。そういうインパクトのある対策を用意したことでしょう。流石、岸田君です。「仕事が出来ない」総理の烙印を押されます。方向性はマズマズかな? でもスピード遅いし…時間切れです。

でも日本株は上がります。これからインバウンド需要で、消費が刺激され、設備投資も改善をして…お金がジャンジャン回ります。やはり日本株は、米国株の動向を受けて多少の影響は受けるでしょうが、来年は「バラ色展開」でしょう。この米国が弱い時に3連休が重なり、神風のようにも思えます。僅かな時間ですが、休日を挟んだので…冷静な対応を取れるユトリが生じます。

皆さんも、株価を観て動揺をする人が、多く居ると思いますが、人生も、相場も「思ったほど…悪くなりません」し…逆に「想像する程、良くもなりません」

世の中は上手く出来ていると思った方がいいのです。だから迷ったら、時間を置くのも一つの方法です。この時間の概念を、上手く使った人と…下手を打つ人の人生は、大きな違いになります。時間を「上手に活用」しましょう。それでは…昨晩の米国株を受けての雑感を述べました。パウエルのトラウマか、それともブラフか…リンクを貼った、このパウエル発言は、重要なヒントになりそうだと思っています。



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