アーカイブ:2022年12月

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何しろ…含み利益が全部消えて、カタルは冒険が出来なくなったのです。仕方なく保守的な戦略に変えました。投資家、それぞれ…自分の置かれた立場で「相場観」は変化します。損をしていると慎重になり冒険は出来ませんし…儲かっているなら「何か、ないかなぁ~」と気軽な…気持ちで株を買えます。この違いは大きなものがあります。

儲かる人はドンドン儲かり、損をする人はドンドン貧乏になります。尚且つ、心理面でも「格差の拡大」は続きますから、先ずは、僅かな利益の積み重ねを続け…「力を付ける」事が「肝要」なのでしょう。欲を言って…冒険をした後、失敗を続けているカタルは、何とか自分の体制を「立て直そう」と頑張っていますが、やはり駄目です。

BASE(4477)の日足

まだ転換点が見えず…新安値になった「BASE」(4477)を昨日の250円に続き、寄り値の248円で買いました。頭の中では…なかなか「底入れを確認できない株を買うな!」とサイレンが鳴っていますが…自分自身の自制が効きません。最近の「謎」は深まるばかりです。

川船(9107)の日足推移

カタル自身は、絶対の…「株価を見る目」に自信がありますが、問題は、その時間軸が全く読めないのです。今のBASEは、「川船」(9107)が下げ続けた時の感覚に似ています。あれは9月末から10月かな? 9月30日の2027円を200株でしたね。この下値を買ったのが最後でした。2000円割れを…覚悟して、株を買い続けていました。その株が、今は2900円台で…君臨しています。率にして「43%」ですから…凄い運用能力でしょう。しかし、このチャンスを「もの」に出来ないカタルです。

こんなケースがザラにあります。「選択と集中」は難しい課題です。


「エーザイ」(4523) の日足推移

「エーザイ」(4523)にも「触手が動く」のですが…25日線のラインで止まりません。次は75日線も覚悟して臨まねばなりません。この株価水準は8153円なのです。まだだいぶ…距離がありますね。でもこの株は、大衆人気はなく…プロが現物で株を買っている気配が見えますから…たぶん「仕掛け筋」は、継続しているのでしょう。来年早々に、認可が決まるとの報道もあります。


「レーザーテック」(6920) の日足

一方、同じ値嵩株でも、信用比率がいつも50%を超える…目先株の「レーザーテック」(6920)の外部環境は、ドンドン…悪化しています。マイクロンは人員削減だそうです。想定以上の赤字見込みだそうです。此方の報道です。

でもまだ株価は2万円台を維持しています。根強い人気を保持していますね。あの時に3万円を付けそうだった勢いでした。「失われる利益」の「半導体株」と「船株」ですが、両者の違いは、人気の違いでしょう。船株の評価はPER1倍、レーザーテックは、今でこそ…来期の数字を前提にしてPER35倍です。でも今期の数字も固まっていませんが、今期予測ではPERは54倍なのです。

一時は100倍を大きく超えていました。やはりカタルはいくら何でも…「まだ高い」と思っています。少なくても今期の予測で40倍を割れる必要があるのでしょう。それでも合うかどうか…。怪しい…と思っています。

テスラ (TSLA)の日足

実は米国株も、どんどん…株価が下がりあのテスラが株価は125ドルまで下落し…PERは38倍台になって来ました。ようやく…まともな企業になってきたイメージです。でも販売奨励金を使うほど…在庫(受注残)は急減しています。そうしてリストラだそうです。

アップル(AAPL)の日足

だからこの38倍も高いという見方が正しいのでしょう。WSJに空売りの話が載っていました。この株とアップル株も同じくWSJに載っていましたね。実はアップルも中国のコロナ政策の影響を受け販売活動が遅延しており、尚且つEUではビジネスモデルが崩れ始める規制が行われます。この動向は注意が必要です。米国を代表する企業の動向からも目が離せません。

ただ…ね。このようにメディアが批判をして株価が下がっているという事は、「底入れ」が近いとも言えます。「何処が底か…」の判断は難しい所です。今の時期は、激変の時代に相応しい変化が「至る所」で観られます。

この話をすると非常に長くなりますが…注目している「日本製鉄」(5401)の橋本さんの改革が、スピードアップしていることが分かります。でも超巨大企業なので日立と同様に…それ以上に長い時間をかけての改革になるのでしょう。

時価が5000円を割れていた「日鉄物産」株(9810)を9300円でTOBをすると言います。この報道を受けて…「神鋼商事」(8075)株も上がっています。でも9300円でも…大株主の「物産」(8031)は株を売らないそうです。面白い理屈です。それなら自分達が株を下値の時に、もっと買って置けばいいのに…。何か「トヨタ」(7203)との訴訟の絡みと言うか…。「村社会論の反撃」のようにも聞こえます。実際はどうなのでしょう。

しかし日本製鉄系の上場企業は多く…この傘下企業は、いずれも純資産価値を大きく割れ…内部留保を貯め込んだ企業です。つまり「ROE経営」ではなく、「総資産経営」を行っている時代遅れの会社ばかりです。

傘下の「東京製綱」(5981)に敵対的TOBを掛けてまで…役員の「総入れ替え」をした日本製鉄です。橋本さんの行動力は素晴らしいのです。今回の利益増加で鉄鋼業全般は「適正利益」を確保し…今回のボーナスも、鉄鋼業は日本でトップだったかな? 人材投資を実施していました。昨日、紹介した「日揮」(1963)と同じです。

このような事例の…積み上げて観て行くと「日銀の行動」が理解できます。来年、電力料金を始め…いろんなものが更に値上げになります。カタルが年金族から、若者に所得の移転が進む現象を事前に語っています。

何故なら、此方の報道もそうですね。もともと失われた時代に…「パイオニア」の指名解雇事件を観て…日本企業は日本での投資を止めたのです。そうして新規投資は、全て…中国で投資をしたので、中国は日本のお陰で「世界一の生産国」になりました。この流れを上手く…活用しました。

たぶん…「キャノン」(7751)から始まった「国内回帰の流れ」は、安全保障問題もありますから…TSMCや「ソニー」(6758)のように大型投資を含め…加速します。だからこの内部留保のお金516兆円が生きて…日本株はバラ色相場になるのですよ。

日銀の方向転換は、その事を示しており、「三菱UFJの謎」(BPS1369円と株価との差)は解明されます。このような積み重ねが…新しい「うねり」を作り出します。此方の報道を読めば…カタルが述べているイメージ通りの戦略です。

基本的に自社株買いを続けるなら「資本効率」が、あっという間に…株価と純資産価値が利益に変わります。先日、掲げた総還元性向のグラフの意味は、そういう事です。この時間推移が。村時間なのです。今は銀行ですが…証券、不動産とこの流れは時間の推移で加速して行きます。時代性のデッサンが出来ている人間と出来てない人間は、様々なレポート、報道に接してもその価値が分かりません。まだ…カタルは貧乏人ですから、直ぐにこのレポートを止める訳には行きませんが、カタルは引退願望が非常に強いのです。神様…はやくカタルを引退させてください。

読者の皆様はそれまで…まだ時間がありますから…カタルレポートは正解ばかりではありませんが、せめて時代投資の感覚をカタルのエキスを吸収してくださいね。「いつまでもあると思うな…親と金」なのです。カタルは証券マンあがりですから…様々な選択肢を提示しています。ただ何度も言いますが時間軸が見えません。だから皆さんは、それを考慮され…自分で各自が判断をしてください。

下がり続ける株もなければ…上がり続ける株もありません。その過程で、どれを選択するかですね。三菱UFJなら10億円単位で運用が可能です。日本の金持ちなんか知れています。バブル期に400億円を飛ばしたNさんは、先祖伝来の土地がありました。せいぜい…このラインが頂点です。

来年から始まる数年間の非常に…長い株価上昇のスパン(期間)です。ようやく…苦節33年間の悲願が達成できるかもしれませんが…カタル自身の選択肢は外れてばかりですね。でもどれも時間軸のズレの話ですから…下がったら買い続ければ良いのです。

問題は読者の皆さんが自分の力量の把握が確り出来てない事でしょう。カタル自身、間違ってばかりです。自分の力を過信してブツブツ投資を敢行しているから、いつもお金が足りません。困った性格です。今年も残すところは僅かですが…失敗ばかりが目立った一年でした。これじゃ…いつまでたっても本物人間になって、あちら側に辿り着けません。トホホのカタルは本日の肝だけを述べたので、この辺で退散です。皆様はカタルよりずっと賢いから…間違いだけのレポートですが…自分に気に入った部分だけを吸い上げて…活用してください。

時間軸を考えなければ…どの選択肢も当たっているのでしょう。カタルはそう思っています。だからこそ…いつも掠ってばかりだから…この悔しさが、皆様にも分かるでしょうか?また今年もコンチクショウの人生を「積み重ねた」だけですね。なんとか…ヒットを飛ばしたい。ホームラン王になれるようなレポート屋になりたいものですね。カタルは常に実践です。だからその評価を得られるなら、このレポートは卒業です。

ようやく始まったばかりなのに…個人の力量問題の関係で折角買った野村証券を微々たる利益で信用の枠を空けました。これからBASEにするかエーザイにするか考えます。やはりカタルは博打人間です。たぶん今晩で米国株も節税対策とGPIFのリバランスは終わりでしょう。

「Wスコープ」(6619) の日足

日本株も…「Wスコープ」(6619)など…このBASEもそうですが…終盤には違いありませんが、何処が「底値」か…は分かりません。両社とも連続安のチャートです。2018年同様に今年も同様の展開でした。でも来年は、2019年より2023年の温度差は歴然としています。この違いは実質経済と名目経済の違いです。この差を感じる年になりますよ。

BASE(4477)の日足

バラ色相場はやって来るのです。希望を胸に、今年の悔しさを仕舞って…果敢に挑みます。それでは…また明日。



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