カタルは思うのですが、やはり「対面営業」の手数料が高いわけです。概ね500万の取引で5万円ほど…1%の手数料です。通常は、株を買い…売りますから2%が取られ…更に税金などを含め、信用をしているなら金利から、管理料まで取られます。
その価値に見合うなら…取引を継続させますが、「見合わない」から、取引を止めるのでしょう。しかしネット証券の手数料などのコストが「安い」と言っても…日本人の多くは「自己管理が苦手」です。
カタルなどは、実際の営業で…顧客からの注文を断り「他の証券会社に行って欲しい」と述べたこともあります。そうして…残った顧客は、みんな「イエスマン」です。電話をすれば、必ず、「ハイ分かりました。お願いします。」の二言の顧客ばかりでした。それも、みんな…「信用顧客」でした。
現物だけの顧客は、余程の金持ちです。その方は、1年に一度あるかないか…、今回なら8月5日の過去最大の大暴落の翌日から、株を少しずつ…買い始めました。それも…彼女が買う銘柄は、殆どが「大型株の優良銘柄」です。そうして…市場が回復すると、一部を売る場合もあるし…売らない場合もあります。全部、現物株です。信用取引はしません。
みなさんの多くの価値観は「人により、違う」と言う事も理解せずに、自分の狭い料簡の「思考パターン」のように見えます。大概、自分の行動を、他人の責任に「転嫁する人」は、世の中の常識も、あまり…知りません。世の中は、色んな考え方が在ります。今日は「珍しいケース」を発見しました。その考え方をカタルなりに考えましょう。先ずは此方のレポートです。
この報道を読み、この企業に興味を覚え、カタルも銘柄を観てみました。
日本においては珍しい…株価評価です。これが「グローバル基準」なのです。何故、この話を取り上げるのか? 既に分かるなら…たいしたものですよ。もうカタルレポートを読む必要もなく…立派な「投資家レベル」でしょう。
カタルが観ている銘柄の多くは「ものすごく…割安」なものがあります。会社を「丸ごと買えるなら」絶対に「大儲けできる」株価水準のものは、非常に多いのですよ。そのような安値で、株価が放置されている企業は、「相当数」あるのでしょう。
その中で…今は「日立」(6501)や「重工」(7011)、更に電線株もそうかな? 最近は、大型株中心に既に日本株の評価基準ではなく「グローバル基準」に株価が格上げされた会社が、ドンドン…増えてきました。
この意味は「セブン&アイHD」(3382)に代表されるように…真剣に経営をせずに…何か事が起こると慌てて行動をする「怠け者」です。本来、井坂さんは、前から「経営のミス」を指摘されていますから、それに応え…一所懸命に経営をすべきでした。しかし…彼の時間軸は「日本時間の行動」です。だから…それを不満に思う奴が、行動をするのでしょう。
「物を言う」株主は、何らかの欠陥を抱え、企業価値が異常に安いから、行動を起こします。
昨日、引合いに出した「エフィッシモ」と言うファンドは、「川船」(9107)で大儲けになりました。本来の企業価値は割安のまま長く株価が放置されていました。何故、カタルが、「川船」に興味を抱いていたか? 同じことをずっと思っていたからです。古いのですよ。
以前は小手川君が、川船の株を大量に買っていましたが、長く株を保持していましたが、彼は途中で諦めました。でも「一時」でした。彼は直ぐに諦めたのでしょう。2012年の夏号から秋号の話です。2500万株程を買っていたようです。彼の選択眼は正しかったのでしょうが、「時間軸の選択」を間違いました。
ところが…世界の賢者であるバフェット時間は特別です。日経新聞に今の様子が掲載されています。なんと…キャッシュポジションを30%程度まで高めているようです。でもバフェット時間ですからね。それに、普通の人は理解できないレベルのお金です。兆円単位の運用なんか…時代の「大きな変動」を読むしかないのでしょう。この時間軸の話は「人ぞれぞれ」…と言いましたが、例えとして…「ゾウの時間・ネズミの時間」と言う話があります。
ゾウの体重は5トンでネズミは25グラム、この本で述べられている心拍数は、ゾウが一分間に約30回、ネズミはなんと600回だそうです。そうして肝心の寿命はゾウが80年から100年で、ネズミは2年から3年だそうです。
バフェット自身は、高齢ですからね。今年8月を超えて…94歳です。その彼が、この局面で、「目先ではなく」未来を観て…「キャッシュポジション」を高めています。「博打心」を持っている馬鹿カタルは、時間がないと言い…ここに来て難しい局面で敢えて「尖った運用」を目指し…また「行政の壁」に敗退しました。
そんな心境のカタルも、驚く…本日のレポートです。
この「マネーフォワード」(3994)は、誰の目にも明らかなように…この手の株では珍しく…「グローバル」株価なのです。まだ利益も出てない段階で株価が大きく上がり、正当な評価なのかどうか…カタル自身で分析をしてみようと思って、今、この原稿を書いています。
いつもはこんな報道を読んでも、滅多にカタルはレポートでは取り上げません。でも…大型株以外で、この内容なのに、この株価なのです。10月15日の減額修正は致命的な遅れとも言えますが、チャートを観ると…だからこそ、買い場の可能性もあります。
でも「赤字企業」でも…この評価をするのですね。ある意味で、今の日本市場には「新鮮」に見えます。上場時から観ると…平均の「売上の伸び率」は、なんと2023年11月までで78%もあるのです。最近5年間の平均値は46.12%で3年間は38.93%です。凄い数字ですね。だからこそ…この株価評価なのでしょうが…果たして…数字が合うのでしょうか?
ここに来ての減額修正は堪えますが…昨年2023年11月に初めて「営業キャッシュフロー」が黒字転換をしています。ただ先行投資がかさみ…減価償却費やのれんの計上代金も増えています。その投資キャッシュフローは74億円で、フリーキャッシュフローは49億円のマイナスなのですね。
要するに…お金が出て行くだけで…財務面の支えがないとお金が回りません。「お金の切れ目が、縁の切れ目」資金が続かないと倒産になります。通常は上場をせずに…水面下で育み…営業キャッシュフローが黒字になった昨年ごろ、上場をするのが正しいタイミングだろうと思っていますが、きっとファンドの都合か何かで、安い価値でも上場を選択したのでしょう。小さく生んで、大きく育てる…狙いかも知れませんが、今の日本市場の体温を観ると意外な結果です。この環境下でも正当な評価を受けています。
バフェットの話から、ゾウとネズミの時間軸の話を展開していますが、同じことを川崎汽船で「小手川君」と「エフィッシモ」の幸運さ…比較をしています。カタルは最初にこのレポートを読んで、「マネーフォワード」(3994)と言う株に、興味を持ったのです。だから敢えて…レポートに書いています。
しかし…同じように高い成長を誇る「ジェイドG」(3558)は、まもなく…一株利益は200円台と思われているのに…なんとPER評価は10倍程度なのですね。確かに「マネーフォワード」は、自前のプラットフォームで…「ジェイドG」を超える成長です。でも「ジェイドG」も、今回の「マガシーク統合」は「マネーフォワード」の平均値を大きく超えるはずです。何故、PERが10倍と100倍以上の評価の違いなのでしょう。現実の利益と未来の利益の話でもあり、時間軸の話でもあります。
でも新興株で、凄い市場評価なのですね。でも「マネーフォワード」は「妥当な評価」にも感じます。ここから損益分岐点を超えた売り上げ=利益に結び付くからです。でも「ジェイドG」の「売上高営業利益率」の最大値は「ZOZO」(3092)並みでしょうが…「マネーフォワード」は別次元です。たぶん…50%程度に膨らむ可能性があります。
ただ、この領収書をスマフォで撮影して保管する話は「村社会論」でしょう。グローバル基準とは違い、まもなく「キャッシュレス時代」になれば…こんな作業をする必要が、あるのかどうか…。カタルは最近、デビットカードを使っています。そうすると明細が「月ごと」に分かりますから…日経新聞社に支払った情報料とか…直ぐに分かります。いちいち…領収書を補完する必要があるのでしょうか? 現行法では必要なのですよ。税務署員は必ず、難癖をつけます。でも日本だけですよ。こんな事にお金を掛ける必要があるのかどうか…疑問でもあります。
だから…今は駄目でも、近未来なら大幅に「儲かる」かもしれません。しかし長期的な視点に立つと…やはり、何れはキャッシュレス社会の到来ですから、花形企業になるかどうかは、「見えなく」なります。単に「儲かる株を」…を読者は求めますが、時間軸の把握をいちいち解説して理解を求めないと投資になりません。
前提段階でいくら事前に…注意喚起をしても、人間は「感情の動物」ですから、失敗をすると、必ず…「責められます」。
だから…カタルは「新たな挑戦」を、口座が開設出来ましたから、来週あたりから…始めます。これは会員様への「特別提供」の話です。一般の読者には関係ありませんが、さりげなく…いつも公開ページにも、その「肝」を盛り込んでいます。しかし、これだけ「丁寧」に解説しても、カタルの原稿を、自分なりに誤解して、捉えている人が大勢います。いちいち…「家庭教師」のレベルを求められても…人により、その「理解度」は、全然…違います。
カタルは自慢ではありませんが、一度程度、聞いても、直ぐに「右から左」の人間です。凡人が、世界最高峰以上のレベルを要求されても、それは要求をする方が間違っています。実際にカタル自身の運用成績は、今までで「損をしたことはない」のです。でも今回は、短期の運用口座で、「初めての挫折」を迎えます。「初」なのです。どんな結果になるか…。残り1か月余りです。
既にカタルの数字は纏まっており、もう利益は要りません。損金が膨らんでいる口座は利益が必要ですが、ほかの口座は、どっちでも良いのです。
「マネーフォワード」は、昨年から「営業キャッシュフロー」がプラスですが投資過多になっています。「財務キャッシュフー」が不足分を補う訳ですが、長くは続きません。
アマゾンは、長く批判を受けていましたが、ジェフ・ベゾスは、FCF(フリーキャッシュフロー)が黒字なら、問題ないと述べていました。この成長力は論理的に、充分「成り立つ」話です。今年より来年、来年より再来年です。果たして…株価は「新高値」を超えるのは、いつ? なのでしょう。
カタル自身は、どちらかと言えば、このような成長企業に「憧れる」の人間です。だから…お金は「使ってなんぼ」で…「楽しい人生」を語るわけです。希望とか…「夢」と言うのは、未来が明るい時代でないと育まれません。今は買収できるなら…大儲けできる企業価値の株価が、実際にゴロゴロ…しています。いくらでも挙げられます。
清貧思想は、いい加減にして、アリもしない架空の「安全・安心神話」を求めるより、アベノミクスのような「積極的な行動」が、活きる時代なのでしょう。
今日はその一例である「マネーフォワード」を題材にして…「ゾウの時間とネズミの時間」の話しである、「時間軸の課題」の補完レポートです。
一日も早く、みなさんの…このレポートの卒業を願っています。同時にカタルも早く…「卒業式」を迎えたいものです。昨日は1820円を買えたのかどうか…。なかなか買えないから、大引けで…1830円までの「指値」で買いに行きましたが、全部は、買えず、半分程度だったかな?
まもなく…チャートは5日線から25日線に焦点が移行します。既に…1778.8円から1779.9円に上昇を始めてきました。「テクニカル面」の知識がある人は、この話を理解できるでしょう。カタルは、まもなく…「株価ステージが変わる」と思っているから…連日、持ち株を増やしています。あとは皆さんの判断です。また明日。