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僕らの年代には馴染みがある「五月みどり」の「コロッケの唄」と言うのがあります。その歌詞の部分に…「今日もコロッケ、明日もコロッケ これじゃ年がら年中 コロッケコロッケ」と言う歌を思い出しました。

カタルの原稿は、毎日「海運株」の話ばかりです。でも本当に安いと思っています。今は、事前に株を持っている人が株を利食いしています。何しろ…新高値です。

しかし想い出すと、ようやく儲けらしい儲けになった…と、「株を売った途端に」そこからが相場は本番で、「買い場」だったと言う経験を証券マンなら誰しもが…何度か、経験をしています。

商船三井(9104)の日足推移

「商船三井」(9104)の株価チャートを見ると、昨年の9月から今年の7月末まで…10か月間かけて2000円の株価が5000円になりました。(aの上昇期間と株価上昇角度)ところが…ここに来て僅か2週間も経過をしていませんが…株価は既に2000円も上がっています。(bの株価上昇角度)

当然、今まで株を持っている人は株の利食いを考えます。今まで株を持っていた人と、これから買う人と…株主構成が大きく変わるのです。株価が上がるという事は、「株主構成が変わる」という事です。皆さんは考え違いをしています。株主構成が変わるから、株価位置が変化をするのです。

上がる場合も下がる場合も同じことです。商船三井は、目先筋が参加を始めたばかりで、まだ…その相場は、たった1週間と2日間です。今週の金曜日で2週間なのです。10か月も上がり続け、株主構成が変わるのに…僅か2週間で相場が終わる理屈は、あり得ません。

その実際の需給バランスを見てみましょう。

商船三井の売買手口の推移

7月13日から9日間の買い残の減少と同じ9日間の増加が並んでいます。この表では、一番、右の赤字で背景がピンクのものが、新規の信用買いから返済を引いた数字です。このピンク表示がマイナスなのは、返済の方が買いより多いのです。つまり信用の買い残が減っています。

この間の相場は弱かったのですが、逆に海運株は高値圏にあった為に、利食いの対象となり、売りが重なったのでしょう。特に株価波動に変わってからも…その傾向は続いています。あまりの株価上昇に対して、投資家の「気持ち」が、ついて行けないのです。

ITバブルの様子を月曜日の休みの「コラム」(右上の表示)で検証をしましたが…カタルはソフトバンクを1999年の3月に1万円超えで売ったようです。そうして…更に株価はスピードが加速して10月末に、4万円で売ったら…11月から僅か4か月足らずで198000円です。約5倍です。株価の上昇スピードと言うのは、段々…動きが速くなっていきます。

ITバブル当時のソフトバンクの日足推移

そのITバブル当時のソフトバンクの日足を、もう一度掲載します。今の海運株の株価位置はITバブル当時のソフトバンクの11月の時の株価位置に似ていると考えています。ここからが相場でしょう。

これだけ株価が上がっても、大衆は株を買ってないことがデータから分かります。2月から低迷相場が続き…相場心理は弱気に傾いています。その時に、この海運株が企業業績を背景にして人気になって来ました。しかも…海運市況は「一過性の相場」ものです。「仕手株」評価が、一段と…高まります。

過去の三光汽船の相場を知っている人は、もう市場には居ないでしょう。

1970年の安値は65円ですが、その株価が1971年末には895円の高値を付けて1972年の年末には2560円を付けます。そうして1973年3月末は時価総額で、新日鉄を抜いて日本一になるのです。約40倍です。

もし今回、ここから海運株が相場になるとしたら、「50年ぶり」の船株相場(海運株相場)です。この時間感覚は「良い響き」です。このような時間が大きな相場を生みます。

人間は、「時間には勝てない」のです。

大御所さんは、自分だけが、店で「買い持ち」なのです。その他大勢が「空売り」だった理由が分かります。

大御所さんは、良くその当時の逸話をカタルに話してくれました。彼が今、生きているなら、いくつでしょう? 彼はあの年まで現役を貫き…年金を貰わずにいたのですが、引退をしたら、僅か2年か3年足らずに、あちら側の世界に旅立ちました。でも彼の人生は株屋らしい波乱万丈の人生でした。私生活も謎に包まれていました。自分の話はあまり語ったことがありません。

その商船三井ですが…カタルは本日も200株だけですが、寄り付きで買い増しをしています。本日の買いは6860円でした。これで1900株です。あと100株で合計2000株になります。あの時にエーザイが行けると思っていました。そうして高値でも…果敢に買い増しをして、見事に「討ち死」にです。今回の海運株は、果たしてどうでしょう。

エーザイは「底入れ」した可能性があります。別にエーザイを諦めたわけではありません。

今でも面白い存在だと考えています。カタルに資金力があるなら、間違いなく買い続けます。全ての間違いは…資金がない為です。貧乏人は、なかなか…あちら側のステージに行けません。僅かな時間軸の読みが、不正確なのです。でもアルケゴスなんか、事前に分かんない…もんね。神様ではありません。

あと100株買うと合計で2000株になります。何処で買うかな? 

でも今は持ち株全部が、上がるように見えます。故に売るのが、もったいなくて…お金が欲しいのです。せめて、実験ぐらい、スムーズにできるような環境になるなら、相場論の開発の時間軸も短くなり…進むのでしょう。コロナのワクチン開発と同じです。お金のかけ方で時間が買えます。

本日はファストリが高いのですね。

そろそろ…日経平均株価の指数も、反発を迎える時間なのでしょう。この路線は前から提示しています。ソフトバンクも7000円を割れており、報道されるニュースは悪いものばかりですが…「株価位置」の方が重要です。その原因の一つの中国の政策姿勢は、物価統制を含め、市場経済の米国と違い「統制経済」を採用しているようにかんじています。先ずはこちらをお読みください。

もう一つが此方です。

この二つのレポートを、読まれておく必要性があります。此方の実験も面白いですね。「規制と自由」の話です。日本も、ある意味でフランスも似ていますが、共産国家のような面を持っています。だから一概に、中国の統制が間違っているとも言えません。人権問題を無視しても…秩序を優先させる考え方もあります。幸福度の考え方、お金があるのが、人生を豊かにするわけでもなく…「幸福度とは、何か?」 哲学のような命題です。

相場には見所がありますから、それを事前に抑えておくと株式相場も…世界情勢も楽しめます。米国では財政出動が決まり、NYダウは新高値の更新を続けています。

カタルは市場原理主義者ですから、株価が高くなる政策を採用する国は「栄える」と思っています。上海総合株価指数は2007年の高値を抜けずに…既に14年が経過します。日経平均株価は1989年ですから、既に32年間です。まさにトホホです。これでは政策批判されても…文句は言えません。

「シックHD」(7365)は、なかなか下げませんね。あの日、46万株を商いして横ばい波動の推移です。もう少し時間が経過すると…次は900円台に突入するかな? そうして4桁奪回です。もともとカタルは900円台でも株価は安いと思っていたのです。

時間の推移は、人間の心をじらします。そうして株価位置が固まるのです。時間を掛けた株価上昇が最も強いのです。確り、株価が撥ねないうちに…買っておきましょう。馬鹿は待ちきれずに株を売ります。ですが…良いものは確実に株価が上昇します。所詮、売り物は限られます。

ロコンドもそうですが…時間軸の考え方は、なかなか一筋縄ではいきません。また海運株が上がって来ました。

仕方がないから…もう100株を買って合計で2000株にしましょう。この海運株が上がると、口座の評価損が消えていき、更に株を買えるようになります。それでは…もう100株を買います。ハイ、今、6960円で100株のお買い上げです。これで持ち株が2000株になりました。本当は…あの時、エーザイも行けると思っていたのです。

カタルはいつも「率先垂範」を心がけ…いつも事前に未来の相場を解説しています。

後は、このレポートをどう利用しようが、逆に反対なら「空売り」をすれば良いのです。商船三井は貸借株です。エーザイもそうです。最近、買い続けているシックHDも小型株ですが…貸借株です。

中国と違い、日本は行動の制約を受けません。自分らしく…自由な行動をすれば、それで良いのでしょう。互いに人生を楽しんでいきましょう。その為には先ずは、参加をしなくては面白さが欠けます。100株でも良いのです。自分が良いと思うなら…先ずは評論家様ではなく…実践派の行動をしましょう。

所詮、机上論なんか…意味がない子供の遊びです。大人の僕らは、責任をもって果敢に行動するのです。

それでは…また明日。何処まで…商船三井の持ち株を増やすことが出来るか? 先週の月曜に、たった100株から始まった行動です。それでは…また明日。



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