シンドラーのリスト

今までに、何度か…「シンドラーのリスト」を聴いたことはあったけれど、曲の背景を調べたことがありませんでした。スピルバーグが、ドイツ人の実業家オスカー・シンドラーと雇用していたポーランド系ユダヤ人達を描いた映画なのですが…作曲は米国人のジョン・ウィリアムズで、彼は大学時代に亡命したユダヤ系イタリア人の作曲家マリオに師事していたと言います。演奏を任されたのはイスラエル生まれのイツァーク・パールマンで、彼の両親はポーランドから移住したユダヤ系の人物で、小さい頃、小児麻痺にかかり下半身が不自由なのだそうです。この曲を聴きながら…今日はレポートを書いています。ユーチューブには様々な演奏家が並んでいますが、やはりこのイツァーク・パールマンが、もっとも相応しいかな? 此方です。 でもカタルはアンフォンタネラの演奏も好きです。此方です。 映画のシーン付きが此方です。

カタルは「失われた時代」の下で、歩合セールスとして仕事をしてきました。現在、シャープの置かれている環境は、まさに…日本の恥部のように見えます。このどうしようもないジレンマの中で、苦労した記憶が、この演奏を聴いていると…走馬灯のように思い出されます。些か本日は感傷的になっています。天候のせいかもしれません。

革新機構の志賀さんは、日産自動車が倒産の危機に遭い、ゴーンが来日した時からの僚友です。彼の指揮下で日産社内を纏め上げ、リバイバルプランを成し遂げた人物です。しかし革新機構の考え方は、村論理そのものですね。先頃、来日した鴻海精密工業のテリー・ゴウ(郭台銘)董事長と孫さんの観測記事が、東洋経済に載っていました。此方です。

既に世界の舞台は、中国からインドですね。その模様が描かれているレポートです。日本村で、どうにかしようとする段階ではありません。このような記事が、どうしてメディアの主眼にならないのでしょう。不思議な国です。社外取締役を議決から外すとか…。善管注意義務などの記事が、話題になること事態が哀しく思えます。スチュワードシップ・コードが、どれだけ浸透しているかでしょう。

今回の選挙から18歳以上が投票できるようになり…日本の政治も市場も大きく変わると良いと思っています。もともと現金保有が、時価総額を上回ること事態がおかしな理屈です。何故、此処まで保身を高める必要があるのでしょう。双日などの経営者は…昔から糞ですね。何故、株主総会で経営陣が再選されるのか? サッパリ・ポンです。トクヤマや名村造船も…MBOを実施して非上場にすべきです。このような企業が、およそ50社程度、日本には存在します。銀行などの金融業は別ですからね。

何故、M&Aが起きないか、不思議です。最近になって、どうしようもなくなり鉄鋼界は、淘汰を加速させています。石油もそうです。基本的には、もっと早くに統合が起っても不思議ではありません。なかなか市場原理が働かないから…このような歪な論理が、いつまでも通用するのでしょう。だって、日本は前から奉加帳方式でやって来ましたが、エルピーダの事例を見れば明らかなのです。それを…鐘紡などの失敗にも懲りずに、永遠と馬鹿を繰り返すのは…何故なのでしょう。

革新機構って、何故、生まれたのでしょう。あまり調べたことはありませんが、おそらく竹中時代の遺物でしょう。企業再生支援機構が地域経済活性化支援機構に改名されるに伴い、その受け皿として生まれたように感じています。何故、米国のように組織を、要らなくなったら解体しないのでしょう。不思議です。結局、官の天下り組織が存在するから、その受け皿として必要なのでしょう。その支援を受けた企業が、確りと再生されているなら、何も文句など言いませんが…解体に等しい形で正常化させ、そうして民間企業に譲り渡しています。

アークのケースは、まさにそうです。中小企業の親分として、株価は一時、1万円を超えていましたが、企業再生支援機構からオリックス傘下になり、今では株価は100円割れです。こんな再生なら…誰でも出来ますね。儲かる所を残し、みんな削っているだけの解体ですからね。シャープも二の舞になるより、ホンハイ傘下にすべきだろうと思っています。何しろ、一代で…ホンハイを世界的な企業に育て上げた力量の経営者に、適う人材など他に居ませんからね。

市場の理解には、このような基本的な考え方を理解できないと…良い銘柄の選別が出来なくなります。最近、人気になっているアートスパークHD(3663)などはきちがいじみた株価です。この内容で株価が2000円台なのです。この背景をみると…ZMPの48万株保持していることが、材料のようにも感じられますが…仮にZMPが上場され高値で売却されても、一時的な利益に過ぎません。現在の株価を正当化できるのでしょうか?

カタルには市場参加者の意向が、サッパリと理解できません。そもそもZMP自体が、それほど企業価値が高いのかどうか…も定かではありません。ユビキタスの再生に失敗した三原さんが役員になる程度の会社ですからね。三原さんは東大からソニーに入社し、マイクロソフトを渡り歩き、ユビキタスに招かれた後、技術担当役員としてZMPに入社しています。

だからカタルは、今回得た増資資金がZMPの購入費に充てられるのかと推測していましたが、実際は、エイムと言う企業買収でした。エイムをネットで調べたのですが、あまり良く分かりませんでした。ただ常識的には、売り上げ規模が4億程度の会社を、7億2千万も出して買収するのは…高いと感じます。この背景には、それだけの価値がエイムにあるのかも知れません。

このエイムと提携しているグレートノート社は、ソニーの子会社で、先頃の経営不振の時に、売却の対象になっていたはずです。カーナビなどの音楽情報ソフトを提供している会社で、クイックブートなどと関連しますね。おそらく自走車関連の一環投資だろうと思っています。AI機能を取り入れた開発にも、活躍するのだろうと思っています。この楽曲属性データのライセンス料が見込めるからエイムは黒字で価値があるのでしょう。

この辺りは…現時点では、まだ見えませんね。昨年、マゼランシステムにも資本提携していますが、此方はGPSの会社で、IoTには必要な位置センサーなどの開発に絡むのでしょう。カタルは一昨年かな? NSW(9739)を推奨するにあたり、ジオフェンスの話を展開しています。覚えていますか? 推奨時の株価は500円前後だったと思います。今でも900円前後の株価ですね。成功事例ですね。

007こと、ユビキタス(3858)は、黒字予想が一転して赤字に変わり、700円台に株価が売られていますが、決して、見込みがなくなった訳ではありません。むしろ、今、人気になったフュートレックと同様の変身型になる可能性もありますね。M&Aが会社変貌の早道なのです。それに、この株価はカタルが最初に推奨した時点の株価で…元に戻った印象です。だから下値は、乏しいと考えています。カタルも高値で007を持っているので、また何処かで…買うつもりです。

何か…007に関しては、株価もそうですが、材料的にもワクワク感が増している様に感じています。この車関係の開発が、どの程度のスピードで収益化するかどうかの読みなのでしょう。本日は、この辺で…それでは、また明日。



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