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米国ではFOMCが開催され…0.25%の金利の引き上げで、これが「最後の利上げ」になると言う観測が、一般的な報道です。米国は基本的にインフレに対応した金利高と言う局面を乗り切ったとみられています。昨日、発表された…こんなところに時代は位置しています。

米消費者信頼感指数 の推移

これはアンケート調査ですから、現状の経済データの中でも「最新」のものです。統計数字どおり…株高の背景になっています。3月に起きた「SVBショック」は基本的に収拾されているようで…その後の「不自然な観測」報道は観ていません。しかし…「商業不動産は不振」は続いていますが、住宅価格は上がっているのです。金利高を克服し…在庫の欠如で需要を補えないと言います。

ただ…リーマンショックの時は、最初に、この住宅債権の焦げ付きが報道されました。「サブプライムローン」問題です。

カタルは当時、住宅なら担保があるから、大きな損失に繋がらない…と思っていましたが、その住宅の債権を証券にして、どんどん…「派生する取引」が発展して「影の銀行システム」が構築されていたのです。この闇に隠れた部分の金額が、天文学的な数字で…驚きました。デリバティブの規制がなかったわけです。見逃した金融当局の問題です。

故に世界中の金融システムの「デフォルト懸念」に繋がったのです。その時に、格付け会社が 「AAA」を 乱発した債権を、保証していたAIGなどの保険会社が飛ぶわけです。

この時間軸の発覚は、約1年から2年後でした。

基本的に「不都合な問題」は隠され…どうにもならなくなると表に出てきます。今回のFRBの利上げは、ある意味で試練ですから…何らかの「不都合な現象」が多く、発生している事でしょう。リーマンショックの経験から、SVBなどは「氷山の一角」の可能性もあります。何しろ、あの時、日経新聞はサブプライムローンの報道をしていましたが、影の銀行システムのCDSの存在を、最初は、全く…伝えていません。

CDSの発行残高推移

まったく「経済紙の資格」があるのかどうか…。日経新聞の調査力を疑うものです。あとで分かるわけです。この資料は「影の銀行システム」の素である「債務を証券化」したCDSの発行額のグラフが此方です。約60兆ドルですから…驚くでしょう。誰もが、この金額に驚き…「この世の終わり」だと思います。故に、カタルは今回も「商業不動産」の火種を伝えています。まぁ、過去の失敗が苦い思い出になって残っています。何しろ、カタルも基本的に、このリーマンショックで40億円を飛ばしました。

当時の日本はバブルの後処理を終えた後で、この「影の銀行システム」に参加をしていません。「無傷だった」のです。時代は面白いですね。

しかし金融庁は、更に「過剰な反応」を示し…赤字法人への「融資の厳格化」を金融界に求めました。基本的に不動産の査定を厳格にして…赤字法人への融資がストップします。だから…優秀な金子さんの「ダヴィンチ」が倒産に向かいます。あの時はケネディクスも、森ビルも調査の対象でした。カタルが述べている「清貧思想」の蔓延のもとを、この時に創ったのです。だから今日の内部留保、516兆円に繋がったのです。

だって綺麗なのに…米国の失敗に対し、政策当局は、「過剰反応」をしたのです。日本は無傷ですから…その後、三菱UFJはモルガンスタンレーに出資、野村はリーマンの残党を買って…失敗です。歴史は面白いでしょう。

基本的にカタルが気にしている「リバースレポ」の取引額が下がるまで…警戒感を持つのが、一般的な保守的な対応です。そもそも…これだけ、「急速に利上げ」を実施して、不都合がなかったのか、どうか…通常は「借換債」など…上手く行かないのが容易に想像されます。慎重を臨むなら…この動向を確かめる必要があります。その為には「時間の経過」が必要になります。

日経平均株価の日足推移

日経平均株価の日足から…月足を観ると、やはりどうしても「乖離調整」は必要に思うのですが…


日経平均株価の月足推移

同時に調整を終えそうな「日本製鉄」(5401)などは、早くに調整入りをして…基本は休んでいます。割安株の株価水準は依然、割安のままなのです。

「日本製鉄」(5401) の日足

最近の需給バランスを観ると、現物株取引比率は80%台に上がり…信用依存度が下がっています。こんな感じですね。


「日本製鉄」(5401) の現物株取引比率の推移

そうして昨日、買った「野村証券」(8604)の新高値は「出遅れ株」物色の流れで、循環取引が始まったっていることを示しています。

ただ580円の「たった70万株」ほどの売り物が、なかなか…消化されないのを観て…市場マインドの低下は、何もカタルだけでなく…多くの個人投資家はフラストレーションを抱えているのでしょう。つまり個人投資家は「株で儲かってない」のでしょう。高値を買う勇気のある人が少ないことが分かります。

人間と言うのは「自分が基準になって」物事を観ます。儲かれば、自然に自分の行動が大胆になるし…損ばかりしていると、悲観的になって消極的になるものです。今の市場はこの消極性が強いように感じています。野村の売買を観て、そう見えるのです。時間軸の把握と言うのは難しいのです。周りの動向をこのように…観察しないとなりません。

しかし…何故、昨日「大阪チタン」(5726)が、突然、人気になって…来たのか?

ボーイング(BA)の日足推移

結局…理由は分かりませんでした。的外れな解説に見えますが…こちらがある程度です。ボーイングの決算は、まもなくでしょうが、今四半期は、まだ赤字の筈で…4Qにかけて「急回復」します。エアバスも似たようなものです。ただBAは、まもなく株価の「再上昇期」に突入します。これは「疑いよう」はなく、チャートが、その事を示しています。この年末年始は、NY株のスター的な存在になるのでしょう。

故に、大阪チタンは有望なのです。いろんな面から見ても…そうです。大阪チタンは、どっちにしても…前回の高値3185円をクリアしたから…順調な展開です。

さて…相場は始まりました。昨日買った野村証券は安いです。今、577円でこれは別口座ですが…5000株だけ買い直して2万株の持ち株にしました。ついで短期口座で昨日は580円で株を買ったので、570円にも2000株の「買い指値」を用いておきましょう。

アララ…喜んでいた大阪チタンは安いじゃないですか…切り返すかどうか…。しかし指数株の「ルネサス」(6723)も「アドバン」(6857)も高いですね。今、「メルカリ」(4385)は3570円ですが、3560円で200株だけ買いを用いました。この株は3540円から下は買い場でしょう。チャートは良いのです。

昨日は500株だけですが「ジェイドG」(3558)を大引けで買ってみました。本日も1640円に、もう500株の買い指値をしてあります。たぶん…ヨコヨコでしょうが、順調に徐々に上値を少しずつ、売り物具合を見て、消化すると思っています。今度は「ゆっくり」ですが…この株価ラインの「値固め」に入るのでしょう。やはり5億の自社株買いは効果があるのでしょう。

昨日の野村証券の70万程度の売り物に掛かる消化具合をみると…参加している投資家のマインドが分かります。メルカリもそうです。飛んで、いい筈ですが…その他大勢の提灯持ちが居ません。やはり相場は「一人旅」の様相です。しかし指数銘柄は「頑強」です。

裁定買い残の減少から見て…日本製鉄の株価動向のようなものでしょう。値幅調整ではなく高値圏の時間調整でしょう。そうして「循環物色」が続くのでしょうが、強いけれど大きく伸びません。

基本的に乖離調整が続くと言うのが基本戦略で、時々、物色されるスパンの短い目先銘柄の乱舞でしょう。「メルカリ」が駄目なら、小型現物株の「ジェイド」があるさ…と思うのです。

「エーザイ」(4523) の日足推移

現在「エーザイ」(4523)は、株価位置の確認作業でしょう。前回、付けた安値の8472円を割れずに…反発を迎えると思っています。次は高値奪回の可能性が出てくるのでしょう。やはりジェイドの1640円は難しいかな? 

それでは…、もう500株だけ…1650円で指値をしてみます。誰かが…株を売るかもしれません。昨日の午後は、このラインの「攻防」でした。基本構想として…1830円まで徐々に持ち株を増やし始めます。

何しろ…本日は株価が下げている「大阪チタン」ですが…3185円を抜いたので、元気になっています。まぁピッタリ…時間軸を当てることは難しいのですが…大雑把な感覚は正しいと思っています。

大阪チタンも3180円以下は、今度は、「買い場」になるのでしょう。もう3000円割れは、余程の事がないと「あり得ない」と思っています。だから気が大きくなってきました。名目成長時代は、基本的に「薄利多売買」ではなく、「雪だるま投資」なのです。本日、野村証券を577円で5000株買って、また2万株に復帰させました。

良いですか、株価の先行きなんか…誰もが分からないのです。仕方がないから「時代性にマッチ」した…「好業績株」を買い続けるのです。その買い方が問題なのです。自分は「相場が下手糞」だと思って売買をすることです。多くの人の失敗事例を観ると、自分が完璧な人間だと錯覚をしています。人間は環境に溺れる動物です。いい女に口説かれれば…ウハウハになるのが当たり前です。

あれほど…銀座のホステスの前では「名前を出さないでくれ」と警戒していたNさんが、最後は400億円を飛ばすのが人生です。だから面白いものです。人間なんか…所詮は動物ですからね。仕方がありません。

肝心な事は、自分の「けつ」は、自分で拭けなくてはなりません。他人に迷惑をかけるような相場の張り方ではなく「分相応」なやり方に徹することです。相場は熱くなるから、「見境」が付かなくなります。最後は「自分が死んで」清算をすれば良いと保険金をかけて相場に臨みます。でも多額の保険金は、まず駄目です。自殺の場合は2年が免責期間だったかな? この事は2年も経過すれば、通常の問題は「片が付く」という事でしょう。

やはりメルカリがプラス圏になって来ました。しかしなかなか…株価は飛びません。何処かで「飛ぶ」のが普通の形です。大阪チタンの「押し目」も忘れずに…拾っておきましょう。それでは本日はこの辺で…また明日。

それでは…BASEの235円は買えそうもないので…これを取りやめて大阪チタンの3185円を500株と思ったけれど、担保は足りず、400株だけ買い指値を入れました。果たして、どうでしょう。本日はみんな買えていないのです。少し慎重になり過ぎているかな? まぁ…世の中は、楽しまないとなりません。株価なんか…上がっても、下がってもどちらでも構いませんね。またね。

大阪チタンの板状況(9:39)


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