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本日の日経新聞に「半導体市況」の様子が出ていました。

DRAMの市況推移

昨日の検索作業で、今年の相場は「半導体」を手掛けてない…と儲かってないことが分かります。実に人気上位の「半数以上」が「半導体絡み」の銘柄です。カタルは当初より「レーザーテック」(6920)の異常人気に批判的です。

年初来の値上がり上位

「あまのじゃく」の性格が、影響したのでしょう。市況の底入れは「減産効果」ですが…春から夏には、回復が分かっていました。トップ人気の「スクリーン」(7735)の株価上昇は11月ですから…充分に間に合っていたのです。

「スクリーン」(7735)の 日足推移

だから市況が改善する「見込み」が出てくる「春の相場」(5月)から継続して…手掛けることが出来たのです。この辺りを観ると…カタルの能力も「イマイチ」です。

「固定概念」の意識が強いのかもしれません。もともと…苦手の分野です。大衆相手の王道と言うか…当たり障りがない選択肢は好みません。やはり人間と言うのは、持って生まれた性格は、なかなか…変えられません。

米国株は続伸をしていましたが…この背景が11月の米個人消費支出(PCE)統計が理由です。FRBはCPIより、この数字を重視していると言われていますから…続騰する米国市場ですが…更に株式の人気が継続しています。そうして金利が下げており、なかには「3月の利下げ」を言う人も…増えています。しかし…カタル自身は「3月説」には、懐疑的です。

この理由の一つに「2年国債」の利回りがあります。もし…3月ならもっと2年物は下がっても良いと思っています。


米国「2年国債」の利回り推移

結局、債券相場を、こんなに丁寧に観察することはないのですが…金利の上昇期は、一貫して短期債の方が有利です。そうしてFRBが利下げ容認した後で、行動をした方が良いような気もしています。ただカタルは、今回は大きく「金利は下げない」と思っています。この解説は来年になってからしますが…米国経済は潜在成長率がもっと高い可能性を観ています。

だから…「日本製鉄」(5401)の橋本さんが、「USスチール」の買収に動く理由が分かります。

バイデン政権の実施しているインフラ投資雇用法(IIJA)は、2年が経過しますが、明らかにその効果が発揮されています。通常、これだけ金利を上げると…もっと「不具合」が生まれる筈ですが、FRBの金融政策に対抗する形で実質的な財政出動をしたので、その金融政策の効果が打ち消されています。

JETROの解説によれば…「分野別にみると、高速道路、街路、橋の建設などの重土木関係では就任以降、雇用が3万8,300人増加し、そのうちの大半(3万7,600人)がIIJA成立後に増加した。特にこの1年間の同分野における雇用の伸びは、新型コロナ禍前(2011~2019年)の月平均の4倍にあたるとしている。

住宅・非住宅(工場など)の建設関係では、就任以降18万7,000人増(住宅部門で9万3,000人、非住宅部門で9万4,000人)となり、特に2022年半ば以降は、製造施設建設への支出増と軌を一にして、非住宅部門の伸びが大きく寄与したとした。2022年半ば以降における雇用の伸び(月平均3,800人)は、新型コロナ禍前の月平均の1,800人、リーマン・ショック前(2004~2007年)の月平均の2,200人を大きく上回っているとした。」と報道されています。

この影響は基本的に「米中対立の構造」の中で、生まれました。

もともと…米国は「名目時代を謳歌している国」ですから、「貨幣乗数効果」も日本と比較すれば…高いのでしょう。商業不動産の問題はありますが、最近の動向を観ると、入札をするところもあります。日本と違い、米国はリモート率が高く…オフィス需要は停滞しています。この解消には、時間が掛かるのでしょう。ある意味で…新時代です。

昨日、息子が孫を連れて遊びに来てくれましたが…彼の話によると、今は週に1日か…2日間、程度の出社だそうです。

実は2006年かな? カタルは那須の別荘地を買ったのですが、その時に何れ…「リモート時代」がやって来ると思っていました。だから「地方再生」と言うか…田舎の価値は高まると思っていました。

でもコロナ禍が「切っ掛け」ですからね。「株の見通し」と同じで…時代の「先読み」も程々にしないと駄目です。まもなく…自動運転の時代になり、レベル4から5になります。そうすると…田舎暮らしも格段に優れたものになるのでしょう。年を取っても運転をせずに済みます。

カタルは、時代を早める為に、悪戯に…「妥協を求める」べきではなく、「合理的な判断」をすべきだと思います。今回のライドシェアから、ウーバーの解禁問題は、何故、こんな妥協をして、わざわざ「成田闘争」をするのでしょう。誰もが、納得する村社会論理の良い面もありますが…無駄な時間闘争をすべきではありません。

市場原理主義者のカタルにとって、本当に「歯痒い」時間の経過です。もう…決まっている相場なのに…何故、「回り道」をわざわざ…するのか? 「これが日本だ!」と言われれば…仕方ないですが、ノーベル賞を受賞した真鍋さんの「日本に帰りたくない理由」が身に沁みます。

僕ら…株屋は「失われた時代」の中で散々、恥辱を味わっています。

本日の日経新聞は、折角、一面トップに配当金額が増加していることを書いているのに…「片手落ち」の記事の内容です。米国の「総還元性向」と比較すべきです。そうして東証の「PBR改革」の背景を、もっと語るべきでしょう。

カタルなんか2年間も空白の時間を、悶々とした…気持ちで、ただ毎日、国会図書館に通ったのです。真の指導者が誕生して一気に、時代を加速させるべきです。無駄な時間闘争を止めるべきです。誰が考えても…ライドシェアの導入は合理的な判断です。

オブラートに包んだ報道では、経営者の心に響きません。だから悪戯に…内部留保を蓄積させます。トヨタのようなケースが、何故、誕生するか? やはりメディアが悪いのでしょう。その株主還元で優れた企業を、僕らは応援すべきでしょう。

そうして株価を上げる事によって、本当の「社会」も変わります。市場がリードして…社会変革が浸透するのです。これが市場原理主義の考え方です。

その株主還元を積極的にやっている経営者を応援すべきでしょう。「リクルート」(6098)もそうですが…カタルは「ジェイドG」(3558)の田中君を、応援しています。

お約束ですから、何故、カタルが彼を支持するか? その理由を今週は「来年に備えて」…事前に語ります。いつもカタルは事前告知で、率先垂範を心掛けています。まぁ有言実行派閥ですが、出来なければ…仕方ありません。でもなるべく…その努力はします。

企業価値の「源泉」は何か? それで規模です。ある意味で「総資産経営」は正しいのです。しかし「日立」(6501)村と言っては、過言かも知れませんが、あまりに利益率を考えない拡大経営は「歪」を産みます。

もともと…1980年代前半に日米貿易摩擦が生まれますが、ここまでやることが間違っていたのです。基本は「米国の庇護の下で」育った産業です。それを、本家を抜こうとする馬鹿な総資産経営を続けるべきではなかったのです。盛んに…当時は内需振興の「前川レポート」などが生まれましたが…駄目でした。1985年のプラザ合意に至る前に、日本は政策を変えるべきでした。「失われた時代」の根幹は、此処にあります。

そうして35年を経て…ようやく金融庁は2014年2月に「日本版スチュワードシップ・コードに関する有識者検討会」において、策定・公表され…実際は2018年に企業年金関係では、企業年金連合会及び9つの企業年金基金が受入れを表明したのです。そうして東証のPBR改革です。これは昨年から徐々に広がっています。来年は更に進化をします。

この事は…総資産経営から「ROE経営」に傾くのです。

大きな時代の流れを理解しないとなりません。だから本日の日経新聞の配当の話は「片手落ち」だと述べています。世界競争に勝つためには、まず「世界のルール」を守るべきでしょう。ライドシェアにおいて「村社会論を強要」すべきではありません。既に、時代はインターネットの時代ですから、メディアの誤魔化しは効きません。誰もが情報を手にできる時代です。

だからこそ…新しいルールの中で、「頑張る経営者」を応援しようと思うのです。

そのジェイドGが、何故、素晴らしいか? その事を今週は皆さんに伝えると約束をしています。徐々に…明らかになります。カタルが株価は上がると…考える根拠であり、その理由です。でも実際は、お船なんか2年遅れです。ようやく…「川船」(9107)は、純資産価値を超えて…2007年に付けた最高値を抜いたところです。

こんな時間は、無駄な時間です。もっと早く日本は変わらねばなりません。

ジェイドGの売り上げ(左軸)と変化率(右軸)の推移

先ずは利益の源泉の売り上げ数字の経過と、その伸び率の表を掲げます。2015年の売り上げは。たった16億円だったのです。それが…来年は140億円になると言います。この背景は自社の伸び率ではなく…「M&A」を上手く活用して成長を続けています。先ずはその様子を見てください。

そうして、この間の「平均値」は27.9%の伸び率です。カタルが言っている数字は、直近の5年間です。2020年の84億円から…ヒカル効果で伸びましたが、「フロック」の認定で2022年はマイナスになっています。だから一番、直近5年間の平均値16.7%だから…15%成長とレポートで述べていました。

売り上げが、小さい時は「変化率」が高くなります。何故…100億円ラインを狙ったか? 後日、その理由も続報します。

この話は、今日は…この辺でお終いです。また明日も…今週は継続して書く予定です。売りたい人は、ご自由に…「利食い」しましょう。カタルが考える時間が正しいことではないことが、「お船の相場」を観ると分かります。

「アオイ電子」(6832)の 日足推移

いやはや…相変わらず半導体は人気があります。年末らしく…過小資本銘柄の「アオイ電子」(6832)の株価が上がっています。確か…何処かのファンドが玉を減らしている筈ですが…この「チップレット」集積は、まだ業績の数字が伴っていませんが、「期待感」が先行しており人気が高い分野です。

最近では「TSMC」もこの技術を応用するそうで…半導体は「前工程」と「後工程」に分かれていますが、この「チップレット」は、この間に「中工程」と言われるほど…重要な位置になる可能性を秘めています。 ただカスタム対応の筈で…利益率が問題になります。この辺りが注意点でしょう。

「ソシオネクスト」(6526) の日足推移

カタルは過去…この分野に興味を持って関連する「ソシオネクスト」(6526)を紹介しています。既に「ソシオネクスト」は「TSMC」と共同開発に乗り出しています。ただ…アオイ電子のような過小資本株は、「ジェイドG」もそうですが…「乖離」問題に気を付けないとなりません。どの株も…絶対に休むのです。

こんなところで…本日はお終いにします。また明日。

会員の方は昨晩、午後7時ごろに「新しい原稿」をアップしましたから、お読みください。遅れて申し訳ございませんでした。



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