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日経平均株価の日足推移

日経平均株価の日足推移

かたる:現在の相場状況を考えてみました。まずその前に…日経平均株価の現状把握です。日経平均株価はご覧のように…16000円~17000円のボックス相場(A)を形成しているように見えます。昨年から、金融規制の段階的な強化を受け、資源価格が下落した影響や、テロなどの社会不安の為に、サウジなどの産油国が資産運用を減らし、年初からSWFなどの政府運用のヘッジファンドの減少が世界市場を襲い、この金融規制強化の為に新興国の資金が先進国に還流している為、中国不安などの懸念が増幅され不安定になっており、年初から急落した相場が2月に底を打ちました。(a)

しかしその後も世界情勢は揺れます。どうにか動揺が収まり始めたのに…今度は欧州です。英国離脱の影響が、過剰に現れ(b)の現象になりました。この背景は「パラダイムショック」なのでしょう。イタリアの不良債権問題も同じ土壌にあります。米国大統領選もそうですね。世界中の人々が「価値観の転換」に戸惑っています。スマートコミュニティーを前にして、世界基準が大きく変化している為、既存の方策が使えないのです。日本の「失われた時代」は、その構造変化に要した時間です。

日本は戦後、米国の庇護のもとで独自の価値観が通用し、信用創造機能を利用して成長してきました。土地金融システム(土地本位制)と言っても、過言ではありません。国民経済計算年報によれば…1990年には、我が国の地価総額は2477兆円もあったのです。グローバル化になり、その信用創造と言うマジックが使えなくなり、2013年には、その総額は1120兆円にまで減ります。この為に年功序列や終身雇用と言う村論理が崩壊しました。カタルが述べる名目世界の崩壊の原点は、此処にあります。今年、ようやく全国平均でこの地価動向が上昇に転じました。「実質から名目へ」の世界の復帰です。

カタルは此処に注目し、失った「1300兆円の逆襲」と言う壮大なテーマを掲げ、ケネディクスを推奨し続けています。都心では、既に地価上昇は3年目になります。名目世界への要は、資産価格(株や土地)の上昇なのです。世界中は、この信用創造のマジックを利用し、経済成長が成し遂げられています。それなのに…金融庁は屁理屈で理論価格を無視して、ダヴィンチを上場廃止に追い込みました。この為に…およそ、転換が5年程長引いたのでしょう。

ようやく安倍政権になり、この方針が転換されます。でも遅すぎましたね。その為になかなか人々の気持ちが前向きにならず、「流動性の罠」にどっぷりと陥ります。ここで多くの識者は、1月実施のマイナス金利政策を否定していますが…カタルは効いている可能性があると考えています。その理由は、日銀が国債を買い入れて市場に資金を供給していましたが…今までは、その増加分が当座預金と言う銀行間取引の中で消え、付利金利の中で眠っていました。この適用分が、およそ210兆円と言います。今度は2月以降に、日銀が買い入れた国債のお金は、市場に還流されますからね。この効果は、おそらく半年以降に数字として変化する筈です。

でも日銀は、この9月にマイナス金利の批判を受け、総括すると言います。早過ぎますね。この段階では、明確な変化は現れていない筈です。やはり総括をやるなら、来年の春以降でしょう。11月の米国大統領選などの懸念材料もあり、この半年は非常に不安定だと思っています。ケネディクスが本格的に上昇を開始するのは、時間推移からみて今年後半から来年でしょう。来年、もしカタルの期待通りの動きを示さなければ…カタルは、自身の考えを改めねばなりません。1300兆円の逆襲と言うシナリオは、何処か狂っているのかも知れません。

ただ政策なのですね。今回の財政出動は、どうにか及第点かどうか…。早くスマートコミュニティーへ向けた対策を、実施すべきなのです。カタルのIOTのユビキタス、フリーランス(働き方改革)のクラウドワークス、再生医療のJTECは、それぞれスマートコミュニティーの関連銘柄です。しかし、この3社の企業業績の上昇角度は鈍いままです。

この理由は、政策が貧困な為です。ケネディクスは1300兆円の逆襲とコンセッションと言う切り口が存在します。でも8月に入りましたが、未だに介護リートなどへの税制優遇の話は、実現していません。官僚は馬鹿ですね。リニアではなく、準天頂型衛星の打ち上げなのです。しかもアジア地域での共同利用です。この辺りの視点を欠いています。

本日は久しぶりにカタルの推奨しているリクルートが上昇しています。この会社もスマートコミニティー関連です。サービス業に進化をもたらしている会社ですね。カタルなら、病院に待ち時間対策を緩和する「新ビジネス」を考案しますが…、誰がやるのかどうか? 兎に角、新時代を支えるためには、ネットに接続する必要があり、此処でユビキタスと村田が共同開発したWiFiモジュールが活きます。カタルはクラウド上で、スパコン構想があるように、なにも孫氏はARM社のCPUに拘る必要があるのかな?…と、当初考えました。簡単にネット接続するだけで、多くの家電や動物はネットに接続できます。何れ、ワンチップを肉体に植え付ける時代になるでしょう。何も、CPUは多く必要ありません。

こう考えて行くと、やはりIBMになりますね。やはりワトソンが保持している、この技術蓄積は、価値があります。全てのものがAIで処理されます。IoT時代は一気に加速します。日経新聞社は、何も嘘は書かないでしょう。やはり安倍首相は新時代を理解している可能性が高いのです。通常、総理が宇宙計画の前倒しを指示すれば、官僚は迅速に動きます。故に、来年は一気に加速しますよ。様々な案件が、一気に華を咲かせるのです。やはりIoTのユビキタスは、大物になります。何しろ限られた経営資源を、全てこの世界につぎ込んでいます。だからトヨタなどの大企業と並び、経産省の研究メンバーに選ばれるのです。

市場は、いつ、それを評価するのか? 残念ながら、僕らには、先導する力もありません。仕方ありませんから、上値を買う事はせず、丹念に下値を拾えばいいのでしょう。フリーランスの働き方改革も、時代に沿った企業であり、我々はクラウドワークスを応援しないとなりません。地方創生のテーマにも合致します。地方の方が楽しい生き方が出来ますね。その為には、生活基盤が確立されないとなりません。しかしIoT時代になり、地理的なマイナス面も埋まります。手術ロボットにより遠隔地医療が進化します。クラウドワークスは日本だけでなく、将来は人手不足も補うのです。何しろ、世界中で仕事に付けない人は大勢居ます。自分の技量さえあれば…正当な評価を受ける時代です。この会社の価値は大きいですね。

読者の人は、仕組みを理解して下さいね。値動きなどの目先ではなく…背景に流れている時代を、感じて欲しいのです。パラダイムショックは、江戸時代から明治への変革と同じ背景です。人々の価値観が、大きく変わるのです。会社に行き、職工としてチャップリンのように、自動車を生産する時代ではありません。そんな単純作業はドンドン、ロボットが請け負います。AIの進化は目覚ましいものです。

最後に大阪チタンの話をしましょう。カタルはこの株を参考銘柄として、株価が底入れするタイミングを解説しています。ただ残念ながら、上昇角度が弱そうなのです。此処が難点です。グリーと同じレベルかも知れません。この上昇角度が鋭角のしかもベクトルが大きな会社が見つかったら、カタルにも教えてくださいね。一緒にやりましょう。

でも大阪チタンは素質を持っています。最近の動向は既に底入れし離脱している可能性が非常に高いのです。4月の外資系のレーティング引き下げから、相場はスタートしていると考えています。あの引き下げは、株を買うための「下げの演出」だと思っています。産油国の状況も絡むので…原油価格相場も企業業績に影響を与えるのでしょう。チタンを、もっとも使うのは淡水化プラントです。航空機市場は再利用もあり、なかなか需要が伸びないようです。オーストラリアの潜水艦の受注を逃したのも影響している可能性もあります。要するに…相場と言うのは、途中で、どういう変化を示すかが…相場に影響を与えます。

相場の底入れからの株価波動の変化を、大阪チタンを用い解説しているのです。その為に以後も時々引き合いに出す事でしょう。他にも底入れが進行している株がたくさんあります。パイオニアもそうでしょうが…まだ早そうです。カタルはこの株価水準から200円割れを覚悟して買い向かえ!…と、以前、述べたことがあります。でも一旦は、下値の買いを売るのがセオリーでしょう。日銀のETFの買い入れが、期待値を生んでいます。故に相場は崩れずに、高値を取る可能性が高いのです。しかし17000円を大きく超えるのは、現状では無理があります。やはりデフレ脱却が見えないと、なかなかこの下値ボックスを抜けないと思っています。それでは…また明日。

大阪チタンの日足推移

大阪チタンの日足推移(先週分まで)



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