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ようやく…相場は普通の「強気相場」になりつつあります。今までは、どちらかと言えば…指数相場の先物からの「空中戦」と言うイメージが強かったのです。末端の庶民の相場ではありません。この違いは、ほんの僅かな「マインド」変化なのです。そもそも…市場要因の好転が、全体の株価水準を更に押し上げます。最近はTICK回数も上昇を始めています。

盛り上がり始めるTICK回数の様子

しかし…その「僅かな売り物」のゾーンに怯えているのが、実質経済の「自信のなさ」です。名目時代は、果敢に「ラッセル」をする奴が勝利すると述べました。失われた時代では、その僅かな冒険心が必要な部分でも…「果敢に挑む奴」が居なくなったのです。「35年間の悲哀」とは…誰もが、諦める時間軸でしょう。

歴史上、こんなに長い空間は珍しいのでしょう。

カタルがよく引き合いに出した「白河の清きに魚もすみかねて、もとも濁りの田沼こいしき」と言う江戸時代の「寛政の改革」批判の時間軸をよく話題にしていたのです。賄賂政治などへの批判から「清貧思想」に行くのですが…このバカバカしさに気づくのです。この時間軸より長い期間が、今回の「35年間の悲哀」(失われた時代)です。

この寛政の改革の時期は1787~1793年と言われていますが…当時の米沢藩の上杉鷹山の財政再建を描く童門冬二の作品は有名で…時代劇にも使われます。しかし…カタルは好きではありません。むしろバブルの方が「パッパラパー」として…面白いのです。発明とは…進化と言うのは、無駄な部分も多々あります。でもそれが、世の中に変化を付けて面白いと思います。何より…みんなが元気になります。

「失敗しても良い」のです。何もしないで、人生を終えるより…馬鹿をやって一生懸命に生きようと思います。やはり、このような懸念が生まれ…カタルと同じような事を考える人が居ます。此方の報道です。世界中で、一斉に半導体の増産投資ですから…そんなに早いスピードで、車の自動運転化やロボット時代が来るのかどうか…。

しかし…同時にこちらの話題は、2年間が2週間に縮まったと言います。

この二つの報道は、「相対する時間軸」を示しています。この狭間で株式市場は揺れ動いています。進化にはお金が必要ですから、東証が「PBR改革」を市場に迫るような環境では、なかなか…新しいチャレンジは生まれません。

でも株式市場が「循環買い物色」を基本にするなら、やがて失敗を畏れない…チャレンジを続ける若者がドンドン増えてきます。株式市場を観ているだけで…世の中の変化が分かりますね。株式投資って、楽しいでしょう。

負け続ける「清貧思想」が蔓延る…「実質経済」の空売り相場より…失敗しても良いから、果敢に挑戦をする世界である…高値を、自らが買い、時代を「ラッセル」をするのは、素晴らしいことです。長年、日本人が失っていた感覚です。なかなか…確立された「名目経済」の社会形態に届きませんが、その兆しが至る所で…溢れてきました。存分に…株式投資を楽しみましょう。

「野村証券」(8604)の 日足推移

確かに…200日線との乖離が開いて来た「野村証券」(8604)の株を買うのは、「勇気」が必要です。何れ、何処かで…必ず捕まります。高値を買うという事は、そういう事です。しかし、挑戦をせずに…「ただ観ている」より、参加した方に意義があり人生は楽しいのです。買わない恐怖と、買って踊る楽しさ…どちらの世界を選ぶかです。

当然の事ですが、何処かで、何れ…捕まります。しかしその地点が、何処か…誰も分かりません。でも時間軸を延ばすなら…確実に株価は4桁を奪回するのです。

目先の数か月間…たぶん長くても3か月未満でしょう。それも大きく株価が下がるわけではなく「休む程度」の話です。それなら…高値を掴んで失敗する覚悟を決めて、相場に参加をした方が、楽しいのでしょう。

まだ本日は株を買っていません。何故なら…1月17日に付けた752.1円を抜いていませんからね。でもカタルは公約をしています。720円を買えるか…。あるいは752.1円を切るなら、成り行きで、残りの3000株を「買い乗せ」すると述べています。事前告知です。

問題は、必ず何処かで捕まるのですが、それを承知で「事前対処」して、相場に臨めば良いのでしょう。どんな…高値を買っても「ブツブツ投資」なら恐くはありません。下値になったら、また株を買えば、良いだけの話です。誰が考えても…「三菱UFJ」(8306)が1300円なのに…500円以上も「下の器」なのかどうか…。少し前は、同じような株価だったのです。

「アドバンテスト」(6857) の日足推移

この名目時代を象徴する相場として…高値を必ず奪回すると言う「循環買い物色」の話をしました。5月の指数相場のリード役の「アドバンテスト」(6857)は、簡単に高値を奪回しました。この銘柄は日銀様が、指数銘柄を吸い上げており、一番、浮動株式数が少なく…簡単に株価は上がります。

「ルネサスエレク」(6723) の日足推移

一方、カタルの「指標」と言うか…目途にしている「ルネサスエレク」(6723)は有望な分野ですが、「INCJ」(旧産業革新機構)が持ち株を売り…浮動株式が、市場にゴロゴロ…溢れています。この「差」です。

しかしカタルは、今回は「本格的な上昇相場」だと思っていますから…「浮動株」がある方が良いのだろうと思っています。大量の資金を吸収する為には大型株でないと…株価だけが上がり、運用など出来ません。この辺りの両者の株価比較は「市場の体温」を測る参考銘柄になります。

二つの銘柄の違いを、確り…理解してないと…相場を観る視線が曇ります。

同時に、本日も「来て」いるでしょう。カタルが述べた「チップレット」と言う中工程の話を、かなり前から、会員レポートに書いています。


「ソシオネクスト」(6526) の日足推移

その参考銘柄として「ソシオネクスト」(6526)と過小資本の「アイオイ電子」(6832)を取り上げていました。何故、注目しているか? 

この技術力は日本人が「得意とする分野」で…「周りに配慮する心」が必要です。様々なブイを組み合わせるからです。この組み合わせをする「周りに配慮する心」は、日本人が得意とする分野です。

しかも「前工程」、「後工程」と言う半導体の産業のなかでも、「中工程の誕生」と言われている「チップレット」化を、半導体の歴史の中で築くので大きく育つ可能性があるからです。新しい「時代を象徴する過程」です。しかも他の半導体株は、みんなPER40倍と言うラインまで買っています。

しかし…カタルは先ほど掲げた懸念が生まれるように…2年から3年後は見えないと述べています。時代の進化が早いなら、半導体の需要は多く大丈夫でしょうが…時代の進化が遅れると「未曽有の大不況」になる…可能性があります。このPER40倍と言うのは…年率で16%以上、20%近い伸びを継続的(5年から10年)に示さないと買われない領域の株価です。

それなら…これまでも実績のある「ジェイドG」(3558)の方が良いですね。ようやく売り上げは規模は100億円台に乗って来た、ホヤホヤ…の企業です。こっちの方が、これから未来の可能性は高い筈です。小さな会社の方が…成長率は高く、変化率も高いのです。つまりハードルが低いのです。

問題は市場環境を決める…市場要因の話しだけです。今年は何処かで…米国は利下げを実施しますから、その時に「本番を迎える新興株」の方が、リスクは低いのかもしれません。本日も買っているのは「BASE」(4477)です。実は下値で買った株の「在庫整理」をしたのです。

この理由は「ジェイドG」を高値でも…継続的に買っていた為に、カタルにとって大きな持ち株ウェートを占めていたので…2万株に届かないかな? その在庫整理をして…「損切り」をしたので、その損金に充てたのです。それで…たった7000株しかない為に、今は再び、手持ちの在庫を積み上げています。本日は285円と284円で5000株ずつ買って1万株を補充しました。

昨日も話しましたが、カタルは「自分の相場観」には、絶対の自信を持っていますが…分からないのが「時間軸の選択」です。お船の目標を、時間軸は間違っていますが、やはり達成したのです。

今回の野村証券も2020年暮れからの銘柄ですが…ご存じのように2021年に「アルケゴス事件」を起こし…3年間の時間延長になりました。ようやく…その時の高値721円を抜いたのです。3年もかけて…馬鹿な経営者です。普通なら三菱UFJに先行して、上がっても良かったのですね。情けない…偽物世界の日本です。まぁ…仕方ありません。

今、買っているBASEも、既に2年も継続して取り組んでいます。鶴岡君は、反省をせねばなりません。同じセクターで先駆するジェイドGは、もう直ぐ…上場来高値4180円を更新するのです。せめて早く…赤字から脱却をして、次のステップに移行するのが経営者です。与えられた経営資源を、確り…活かすのが経営です。無駄な資産を抱えることはありません。

良い市場環境ですから…相場を存分に楽しみましょう。ようやくTICK回数も上昇し始めています。しかし…同時に「真坂、魔坂、まさかの用心」も忘れずに…感情に溺れずに、自分の「力量把握」に努めて…相場に臨みましょう。

また…明日。



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