国家戦略の転換

GDPの競争には負けていますが…何故か、こんな絵は心嬉しく思うのです。 開発責任者でJAXAプロジェクトマネージャの岡田匡史、共同で開発している「三菱重工業」(7011)H3プロジェクトマネージャーの新津真行さんもお疲れさまでした。素晴らしい功績です。

成功したH3ロケットの打ち上げ

やはり日本の国が「元気」になるのが一番です。

他人批判ばかりをする社会風潮は嫌いです。多くのメディアの視点は、「視聴率」と言う概念が、強過ぎると考えています。もともと…大衆と言うのは考えない…最後尾の集団です。米国第一主義を掲げるトランプなんか…大嫌いです。世界の権力者層の人物は、みんな傲慢に見えます。

でも人は、強いリーダーに惹かれます。

今では、誰も崇拝などしてないでしょうが…ナチスのヒットラー政権も、嘗ては…「強烈な国民の支持」を得ていました。あの時代は、第一次世界大戦の「後処理」のツケを払わされており…当時のドイツ国民には「希望」の文字が消えていた時代背景での政権の誕生でした。

よく…日本人は耐えてきたものです。「失われた時代」は、ある意味で…独裁者のような強烈な個性を有する人間が、台頭するものです。でも…ギリギリのターニングポイントだったようにも思います。明日からの相場では、例え一瞬でも良いので…先ずは38915円の関門を抜け、ザラバに付けた38957円も抜けて…新しい日本の「胎動」を感じたいものです。

名目時代の日本株の推移

カタルが証券界に身を投じたのは1979年4月の話です。第二次オイルショックの時期です。相場は石油関連株の花盛りでした。「油兆」と言う…文字が株式の専門誌に踊っていました。本格的な相場に直面をしたのは…1980年代前半の話しでしょう。

本当は「プラザ合意での選択」は間違っています。その後、誕生した澄田さん(元日銀総裁)も…お粗末な人間です。円高阻止のために「金利平価説」に溺れて…肝心の資産投資、それも銀行借り入れを主体にしたバブルを見逃しています。

あの時も、最初は…「海外投資家の爆買い」だったように記憶しています。

昔のチャートを観ると1984年の年初から銀行株の相場が爆発しています。でも日経平均株価は1983年から動いているようにも感じます。そこから…1989年まで約5年以上の大相場でした。実際にピークを付けたのは1987年の話しでしょう。あとの2年間は、指数相場の演出です。

たぶん膨大な株を市場で売る為に「演出」を施したのでしょう。そうして…今度は、下げる為に指数だけを持ち上げて…先物からの「売り崩し」です。流石…欧米の百戦錬磨の剛腕です。

日本人は良い気になって…「猿(サル)もおだてりゃ木に登る」例え話です。

あれから…35年です。遠い昔の話です。でもH3ロケットのような「力強い」…株価上昇も良いものでしょう。たぶん…多くの個人投資家は、その株高の世界を知らないと思います。カタルは、徐々に…メディアの「他人批判」は減る傾向にあると思っています。やはり成功者を称える報道は…他人批判より、観ていて気持ちが良いのです。大谷翔平君はメディから引っ張りだこで…八村塁君のような活躍の報道を観るのも嬉しいですね。

やはり資産投資の要は「株式」と「土地」でしょう。今の日本は低金利ですから「チャンス」です。本格的な正当な行動で…使い切れない資金を作れる時代の到来です。

日米間の個人金融資産の比較図

まだ相場は始まったばかりです。先ずは此方の報道かな? 実は昨日の会員レポートは「国家戦略の転換」をメインに据えたのです。その背景を語り…基本的な相場観の基礎を「再認識」してもらおうと言う試みです。やはり国家戦略は非常に大切なのです。メディアは未だに…「岸田政権の批判」を続けています。

最初、カタルも「新しい資本主義?」 なんじゃい、それは…と彼に批判的でした。しかし、どうして、どうして…時代に恵まれた…最近は「強運」の持ち主かな?…とも思うほどです。7万円のバラマキも、ここから効果を生むでしょうし…本日の社説に登場する「GX債」と呼ばれる時代の変遷の為の時間を掛けた「移行債」と呼ばれますが…日経新聞の扱いは小さいですが…なかなかの効果を発揮するのでしょう。

特に米国のCHIPS法から始まった日本の戦略転換はお家芸の物まねですが…米国を超える効果を、日本経済に与え始めています。

半導体投資の様子

一度…カタルも熊本に行って現場をこの目で観る必要性を考えるほどです。菊池郡菊陽町です。たぶん昔は…田んぼの中の閑散とした田舎だったのでしょう。この後…千歳でも始まり、仙台かな? 宮城県大衡村に台湾の半導体受託製造大手の力晶積成電子製造(PSMC)がSBIと共同で…工場建設をして、マイクロンにキオクシアなど…続々とプロジェクトが立ち上がります。

この図は此方から引用

半導体の製造装置の株価が乱舞するわけです。この後の「関連企業」の株価も動き出してきました。長く…飢えていた土壌に種まきですから…作物はすくすく育ちます。しばらくは、この世の春を「謳歌する」のでしょう。

野村証券株の月足推移

基本的な日本独自の相場が資産投資ですから、若干、野村証券のスタートは遅れましたね。本来なら…昨年から動き始めている所ですが、流石、ノータリンの奥田さんです。3年遅れの相場です。

でも人生は分からないものです。もともと…岸田さんに対し、カタルは批判的な目で観察していましたが、この「GX債」のアイディアには驚きです。「建設国債」と言う眉唾原稿を書いた…官僚らしい作文ですが、それでも、それを可能にするシナリオを株式市場は描きます。

まさかの…3年遅れの相場のスタートが野村証券です。ようやく2013年の付けた理想買いの高値980円を今年中に抜き…株価は4ケタ台に入ります。「三菱UFJ」を先行事例として同じ相場展開を考えると良いのでしょう。

一気に「貨幣乗数効果」は高まるのでしょう。ハッキリ言って…半導体バブルなのです。でも…ね。そのような良識は先ずは封印します。(でも… 木内 登英さんの認識は、間違っています。 AI投資の広がりの視点が欠けています。たぶん…この原稿を書いた時期が、早い為でしょう。)

「同じ阿保なら…踊らにゃ損」なのです。先ずは、時代を楽しみましょう。

ざっと…深夜までかけて綴った会員レポートの補完と共に…一般読者の方にもカタルのシナリオの一般公開です。基本戦略は非常に大切です。「捕まる覚悟」をして…一緒に踊りましょう。また…明日。



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