かたる:米国大統領はイギリスに次いで日本、そうしてイスラエルの首相に会うと言います。この順番からも、彼ら新政権の考え方が分かります。米国にとって、イスラエルは特別な存在です。このイスラエルは、イランとの対立が激しく…一時は、イスラエルがイランの原発施設を空爆すると…危惧されていたほどです。
そもそも…イデオロギーと言うのは厄介ですね。主義主張が違っても、仲良く生活を出来ると思いますが…やはり、どうしても人間は縄張りに拘ります。自己主張などを…何故、するのでしょう。やはり人間は、社会から疎外されて生きていけないのでしょう。映画「キャスト・アウェイ」に主演するトム・ハンクスが、無人島生活の孤独に苛まれ…バレーボールにウィルソンと言う名前を付け、語る場面を想い出しました。
カタルは長く…日本は、公正公平なルールの中で戦ってきた…と思っていましたが、株式市場を通して、社会を見つめ直すと…実に、いい加減な国です。米国も同じです。結局、人間のエゴのぶつけ合いのような気がしています。下がり続ける株価を見て…カタルは証券営業の虚しさを感じ、一時、営業を諦めて、国会図書館に1年近く通ったことがあります。昔の知りたい資料が、あそこには揃っていますからね。戦前の新聞などもあります。
とうとう食えなくなり…転職を決意して、これからは…ネット業界だと思ったのが、1997年かな? 暮れにパソコンを買い込み、翌年にホームページを開設しました。「株式市場 日本を考える」です。まだ電話回線を使って、パソコンを繋ぐ時代です。そうして新しい商売にしようと思ったのが「IR」の事業でした。当時、IRと言う言葉は、知られておらず、大手一流企業でも、総務部が代行していました。その時に、この会社は創ったのです。
あれからソフトバンク(ヤフーかな?)のパラソル戦略のおかげで、飛躍的に時代が進化しました。この事例をみるまでもなく…時代は、若者の発想で築かれて行くのでしょう。東芝のゴタゴタを見ると…古い社会構造を見る思いがします。このIR事業立ち上げの時、カタルは東芝本社に、面会に行っており、その時の東芝は、ソニーより、ずっと感触が良かったのです。日立は社長室長の対応でしたね。
あの辺りから…きっと日本の国は崩れていたのでしょう。日立は、変わらないことが、うちの良さだと保守的な対応を自慢していたのです。村論理と言うのは、面白いですね。カタルは。当時、一流域の上場企業30社を訪問しています。三菱UFJやトヨタなど…超一流ばかりです。真剣にIR事業を立ち上げようと思っていました。
あと1年、株が低迷していれば…間違いなく転職をしていたでしょう。でも幸か不幸か…ネットバブルが起り、年収は120万円から2000万円台へ戻ります。故に、ネット族になるチャンスを逸しました。それから20年ですからね。今年は2017年です。失われた時代は、とうとう、電通や東芝を追い込み、否応なく…社会転換を迫られています。
東西冷戦崩壊の恩恵と思ったけれど…実際は1992年かな? パイオニアの指名解雇事件が、社会問題になりました。この時に…気付くべきだったのです。日本の構造問題に…。そうすれば痛手を受ける前に…行動に移す事が出来たはずです。皆さんは、情報を聴いても…その価値を知らないのです。きっと99%程度の人が、情報の価値を知りませんね。
カタルは、息子からUSENがU-NEXTに併合されると聞き、その夜に30分ほど考えました。そうして最初のストップ高前でU-NEXTの株を、買う事が出来ました。本当は…そんな会社が存続しているなんて、知らなかったのです。でも直ぐに、この情報を活かし行動に移し、僅かな利益を上げることができました。このように…世の中は、様々な情報や事象に溢れています。でも多くの人が、その情報の価値も知らずに…生活しています。様々な事象を見れば、新しい社会変革の道が見えてきます。
1989年、たまたま父が亡くなり、死ぬときは「一所懸命に生きてきた…」と思って、死にたいと考えました。だからその時に、サラリーマン生活10年が経過し、歩合セールスの資格を得ていたので…サラリーマンに見切りを付けて歩合の世界に入りました。でもいくら頑張っても…頑張っても、駄目でした。最近の相場は非常に良い相場です。ダラダラ下がり続ける相場ではなく…躍動感がありますからね。それでも大手銀行株など…論理的な株価になりません。もっと、もっと…M&Aが盛んになるべきですね。
東芝にTOBを掛ければいいのです。42億株だから…200円で8400億円ですね。たぶん、半導体だけで…それ以上の評価なのでしょう。経営者が優れていれば…きっと良い会社になる筈です。やはりモラルハザード問題が…ここに存続しますね。上場廃止をする決断をすべきですね。
だいたい、東証が、東芝メディカルのキャノンへの不自然な買収を認め、債務超過として処理をせずに…温情を与えた事が可笑しいのでしょう。フィルムが、あの買収の決着に、異議を述べていましたが…債務超過を回避するために、あのような画策するような会社の資質自体に、そもそも問題があるのでしょう。
このようなジレンマは、社会全般に…未だに存続します。電通や東芝、三菱自動車などの事件は「他山の石」ではなく、明日は、わが身の問題です。如何に、デフレの実質成長を重視する政策が狂っているか…。日経新聞は、もっと色んな事例を示し、社会を変革せねばなりませんね。それを村論理に染まっているから、いつまでもいつまでも…失われた時代が続く訳です。そろそろ限界ですよね。
株価と同じで…株価波動の転換点が、分かれば良い訳ですね。カタルは解説していますね。ダリオ時間とイエレン時間の対立から、金融規制克服説を述べ…この頃、同時にブレグジットやトランプ・サンダース現象が起きています。そうして実際にトランプ政権が誕生し、フランスではル・ペン氏が優勢だとか…。カタルはベルリンの壁崩壊と同じ…パラダイムショックの可能性を、此処では指摘しています。先進国への回帰ですね。
昨年から、失業率3%割れ時代を指摘しており、どんな社会に変貌するか…を、事前に予測しています。株式市場は、ある意味で簡単ですね。大きな体勢の流れを理解し、それに沿った相場の流れを探せば良い訳です。時代の流れに逆らった銘柄選別は、決してうまく行きません。
昨日の日経夕刊の「ラウンドアップ」に、米国大手ファンドのスタイルが色んな形で紹介されています。是非、読んでおいてください。概ね、カタルと同じような危惧を持っている所が、多く紹介されていました。でも何故か、トランプ政権の良さは…強調されていません。でも、このスピード感は堪りませんね。
規制緩和は、減税や公共事業投資以上の効果を生むことを、カタルは、再三にわたり述べています。金融規制が緩和されると、多くの企業が救われ…社会全般のパイ(GDP)が拡大されるのです。FRB議長のイエレン氏は、この規制緩和の流れを、容認しているとの記事を目にしました。日本人は、長かった失われた時代から、ようやく抜け出す事が出来るかどうか…。東芝の事件の流れと…共に注目されます。相場は面白いでしょう。様々な社会現象と密接に結びついて動いています。それでは…また明日。
三菱UFJは…高値水準を維持しています。カタルは昨年末に、証券マンは、如何に三菱UFJの株式を…現物沈潜できるか、どうかにより、来年の成績は、大きく変わると述べています。今年は「名目時代」に向け、一直線に進む筈です。