ようやく「9月上旬」から感じたていた「漠然とした不安」の正体が確認でき、その「確かめ算」をする時期になりました。カタル自身は、この8月末に風邪に罹り、体調が良くないなか…何とか、会員レポートを完成させました。その後9月18日に、会員向けの「臨時号」を出したのです。
しかし…いったん「弱気」になったものの、その後の相場の成り立ちを観て、強気に「舵」を戻しました。でも無理して「大阪チタン」(5726)などを選択しましたが、目先は「空振り」でした。まぁ「証券マンの性(さが)」です。相場が観えなくても…「休むこと」が許されません。

カタル自身は、常に「完璧さ」を追求します。目先の時間軸も見えないながらも「完璧に」読もうとしています。でも微妙な時間軸まで…読める奴は居ません。「大阪チタン」の2週間説なら「超大物」路線を歩む可能性があると述べて、最大は「3週間」だろうと…と期待をしましたが、今では「更に後退させ」75日線説を採用しています。この「時間軸の読み」は非常に難しいのです。
3035円を付けた高値が、「空売り筋の踏み」による…「一時的なフロック」の高値です。故に通常の相場の解釈とは、少し「ニュアンス」が変わります。でも…3035円から今の株価は2357円ですから22%あまりの下落率です。この揉み合いの安値は2305円です。だから実際は24%余りの下落です。あの時に、もっと下げれば…良かったのでしょう。本来なら30%程度の下落率の方が、「形は奇麗」なのでしょう。その分、少し時間軸が変化するのでしょう。まぁ、単に「感覚」の問題です。

結局、「大阪チタン」の休みは、5週連続の陰線です。
実際は6週間です。最後の高値の週間は「コマ」です。基本的に「休み方」見て…既に「超大物路線」の可能性は消え始めています。この超大物路線と言うのは、2003年からリーマン前の相場に付けた株価の15060円の話です。

この2003年からの「復活相場」は300円前後のスタートラインなのでしょう。同じ株が15060円の株価ですから、実に、その資産は50倍(a)です。2011年の6680円は「戻り相場」(b)の「フロック」(まぐれ=偽物)相場ですが、2022年の11月(c)の4850円は、実際に「業績の見通し」が見える段階の相場でした。この休みの期間も10年以上です。
カタルが、何故「大阪チタンの謎」(業績は良くなるのに株価が下がる現象=2022年11月から2025年6月、7月)に拘ったか? この株のお陰で「米国株の観察」を始め…カタル自身は、今の経済の仕組みと言うか…。アナリスト様が述べていることは、単に米国株の観察から来る「受け売り」でしかないと言う「中身のないもの」だと言う事が、よく分かりました。日本の有名な解説者は、単に英語が堪能だから、英語のニュースを読めるだけの「アホ」なのです。その多くは…米国の「受け売り」です。
だから日本の相場も、今は「色濃く」米国株の追随です。米国株が上がるなら、日本も上がるし、米国株が下がるなら、日本株も下がる言う具合です。カタルは「金魚の糞」と…この認識を批判しています。
自分で米国株を観察して、日本の評論家様の言動をチェックすれば、分かります。全くの「受け売り」なのです。最近、「大和証券」の社長だったかな? 先日の座談会のような集まりで…日経平均株価「5万円説」を述べてきました。
でもこいつ等は、みんな「素人」です。最近の株価が上がって来たから、それに追随しているだけの話です。しかし、カタルは前から5万円は超えてもおかしくないと述べ、日経平均株価は、いずれ…「10万円を超える」と述べています。この理由も、明確に解説しています。
先日はコメの価格の解説をしました。近年、この価格は「2倍になった」と世間は騒ぎますが、そもそも…1989年から、ずっと「同じ価格」だった経済の方が狂っていたのです。だから仮定の話として、仮に物価の上昇率が、通常の「毎年2%」の上昇だったら、今頃は1989年の2倍になっていると述べています。
物価より「資産投資が勝る」のが、通常の原理です。故に38915円の株価を基準にして、この35年間で「3%成長」を続けていたなら…この35年で実際は109501円になっています。だから「日経平均株価は10万円」と…前から、述べています。

「アドバンテスト」(6857)が、ここに来て大きく上がっていますが、これは浮動株式が日銀のETF投資で吸い上げられ「指数相場」の実態を物語っています。

参考に日銀様のETFの買いの結果、生まれた「大株主名簿」がありますから、それも一緒に掲げておきましょう。此方の報道です。まぁ、半導体と言う時代性を「鑑みる」と、容易に想像できる相場です。因みに…カタルが会員レポートで採り上げた「東宝」(9602)は「IP銘柄」(知的財産:Intellectual Property)でも、在ります。近年の「流行り」なのです。
何故、カタルが「時代性」を、第一に考えて…相場を語っているか? 「時代の要請」が「爆利益を生む企業」を育てます。人類の「夢に向かって」進化する動物が人間なのです。何故、松平定信の「寛政の改革」を田沼時代の「金権政治」と対比させ、「清貧思想の蔓延」を嘆いていたか?
もう…皆さんは、カタルが何度も、述べていますから…その理由が分かりますね。人間は生きる上での気持ちが、非常に大切だからです。「何をやっても、駄目」…を繰り返すと、挫折の行く果ては、「絶望に変わり」…自虐的になり犯罪に走り、世相は一層、暗くなります。そうして…世の中は「疲弊」していきます。最後は、国家が「太平洋戦争を選択」するようになります。あの戦争では310万人(軍人=230万人、民間人=80万人)の命が奪われたと言われています。今のガザやウクライナは可愛いものです。
米国は、最後に「原爆」を落とし…多くの民間人の命を奪ったのですが、未だに、あの選択は「正しかったと」述べています。
カタルは、もともと…最初の攻撃(真珠湾)から「失敗続き」の連続でした。あの時に米国の「空母」を叩けませんでした。1942年の「ミッドウェー海戦」の敗退で、「日本の負け」は、明かだったのに…馬鹿(政策官僚=軍部)が、被害を拡大させました。
2007年から起きた2008年9月のリーマンショックを受けて、我が国の政策官僚は、全く関係ない「対岸の火事」なのに、日本も、ガチガチの「清貧思想」を広めました。だから「流動性の罠」に陥るのです。その為に「民間企業」は、政府を信じず、「自己防衛」に走ります。それが日本の「内部留保」の異常な「高まり」(水準)です。
相場が立ち上がった…2012年からの2023年までかな? この「中断揉み合い」と言うか、横ばいの相場は「気持ち」の問題なのです。
だから「モチベーション」の話を、何度も、何度も、読者の皆さんの耳に…タコが出来るほど述べています。人間が生きる上で…最も大切な「心の問題」です。たぶん…大丈夫でしょう。
カタルは8月の末から、上手く…「大阪チタン」の相場に乗れず、イライラしていました。前から、ずっと「狙っていた」のです。だから会員ページにも、何回も、何回も登場させている「期待の星」だったからです。
その為に「東邦チタン」(57279や「ジャムコ」(7408)まで観察株にして、皆さんに事前告知していました。でも「ジャムコ」は、相場なる前にTOBです。だから代りに…過小資本銘柄の「AeroEdge」(7409)まで…会員ページで紹介をしたほどです。それ程…航空機市場は「薔薇色」なのです。AIの「エヌビディア」以上に有望な業界でしょう。何しろ、増産すれば…売れるのです。トランプ関税も追い風ですよ。
だからこそ…「大阪チタン」に、一時は熱くなって、1万株以上も無理をして株を買ったのですが、先週から、ずっと…減らしています。今は75日線を採用し、場合によれば2210円前後までの「下落」もあるのかもしれません。
しかし、ようやく自民党から「公明党が離脱して」…米国では、中国へ「11月から100%課税」をチラつかせ…脅しました。この動向が合わさって…たぶん米国も、日本も「調整波動」に入るのでしょう。もともと…カタル自身は「高い乖離」を気にして居り「FOMC」が起点になる可能性を考えた程です。
ようやく…「漠然とした不安」が解消に向かうのでしょう。
でもカタル自身は、こう述べました。トランプ関税より、日本の「構造改革が勝る」…と読者の皆さんに「事前告知」をしています。実質経済から「名目経済の流れ」は、揺るがないでしょう。
遅れていた「トヨタ」や「日本製鉄」は「とろい」ですね。まるで…「野村証券」の奥田さんを観ているようです。まぁ「USスチール」を優先させたので…その方法論の問題です。

「日本製鉄」(5401)も、ようやく…この長い「高値の揉み合い」場面から抜ける場面が来るのでしょう。「事前告知」と受け取って、もらっても構いません。まぁ証券マンは、このボックスの上限である769.4円を抜けてから、800円を超えたら株を買えば良いのでしょう。
日本製鉄の配当利回りは。あの時から落ちて…今は4%ですが、金利負担を考えても「野村証券」で無期限の信用取引を利用して、月間単位で安値水準を「丹念に株集め」をしても、その投資は「報われる」でしょう。ただし、カタルは実施をしません。使い切れないお金が、50億円とか…100億円もあるなら、選択肢の一つになります。
余り話を拡大させると、また「焦点」がボケます。カタルの「悪い癖」です。証券マンと言うのは発想が突飛です。

カタル自身は、「清濁併せ呑む」…「大きな心」の高市自民党総裁が、益々…好きになっています。公明党の斎藤代表と言う人は「実直」と言うか…。そんなイメージです。前任の石井さんが、国民民主党の鈴木義弘さんに1万票あまりの差を付けられて「落選」したから、斎藤さんが代表になったのですね。埼玉14区かな?
もともと…政治は良く知りません。しかし「東京都議会」でも自民党と揉めていました。その時の統括が、萩生田議員でした。彼の選挙区の八王子かな? 確か…創価大学があの辺りにあり、創価学会の地盤と重なっているのでしょう。カタル自身は「政治と金」と言いますが、高市総裁は「不記載」問題と述べていました。そうして「重い処分」を2回も受けて…選挙民から、「支持された人」を選択したのです。当然でしょう。
だから政治のパワーバランスより、「選挙民の意思」が優先されると思っています。法律問題もそうですネ。メディアが、勝手に「歪めて」報道をしました。報道ステーションの大越キャスターとのインタビューで、(その動画がリンクされています。)高市総裁は、明快に「不記載の処分」が終わり、選挙の審判を受けていると…高市さんは審判とは言わず、「選挙民の意思」を、重く…受け止めたと発言をしていたかな? この番組は、公明党との「会談の前」のものなのでしょう。
まぁ、公明党には「色んな鬱憤」が溜まっていたのでしょう。むしろ、この方がスッキリするかもしれません。誰が、首相に指名されても、日本の基本政策は、既に「政策官僚」が、その実験を握り、1年以上が経過しますから、例え、立憲民主党の野田さんや国民民主党の玉木さんが首相になっても、大きな「基本政策」は、変わらないと考えています。
既に後発組の「トヨタ」や「日本製鉄」も「市場の圧力」に晒されています。
今、話題になっている「ソフト99」(4464)や「太平洋工業」(7250)のMBOからTOBの話は…そういう事です。最近、「セブン&アイ・ホールディングス」(3382)の業績不振も話題になっています。
「伊藤忠」(8001)の傘下になった「ファミリーマート」は過去最高なのです。明暗が分かれますが、「セブン―イレブン・ジャパン(SEJ)」の阿久津知洋社長は売り上げ規模が「5兆円企業」は、「ファミマ」とは違うと語っていました。一理ありますが、カタルには「言い訳」に聞こえます。
やはり実績を示してこそ、本物なのでしょう。同じことが、カタルにも…言えます。
最近は細部の「揺れ動く心理」も述べていますが、みんな、誰も「未来は分かりません」。でもカタルは、敢えて…「事前告知の有言実行」を貫きます。もう…長くなりました。最近は丁寧に解説しようとしている為か…簡潔さを欠いています。ゴメンね。皆さんには「焦点がボケて」映っているかもしれません。

最後に、昨晩、作った貿易統計から観た「チタンの輸出動向」をグラフにしました。それを載せて終わりにします。自分で確かめましょう。品目コードは「810820」です。使いにくい統計で…自分でデータを作るのは時間が必要です。如何に日本の政策官僚が馬鹿なのか…分かるでしょう。なるべく…失態が明らかにならないように…データを隠すからでしょう。 カタルはそう考えています。通常なら、米国のようにエクセルで過去の統計資料は一発で分かるように…掲載すべきなのです。

そうして、先ほどの300円から15060円に大きく株価が飛んだ2006年の単価と現在の単価のグラフも一緒に提示しておきます。如何でしょう。何故、カタルが超大物路線の相場まで、視野に入れたのか?
その構想が理解できるでしょう。しかし…今は、まだ分かりませんが、先ほど、全体相場が崩れていますから、「調整局面の形」が問題なのです。同時に、大口の販売価格が日経新聞に報道されていました。3%で決着したそうです。この数字は前月比の比較です。前年比ではありませんよ。「キオクシア」(215A)の未来の利益が簡単に分かります。「キオクシア」はDRAMではなく、フラッシュですが、同じような動きでしょう。
何故、「キオクシア」の相場が強いか?
何故、日経新聞が度々…報道するか? 通常、この程度の記事は「新聞に載りません」。でも今回は、「敢えて…掲載」されています。この意図が見えるかな? 「安川電機」(6506)は、レーティングの引き上げだそうですが…「ロームの謎」に続く…存在かも、知れません。更に「フィジカルAI」ブームになるかもしれない「日立」(6501)の話も出ていました。
ポイントの銘柄だけ…並べました。カタルは全体相場が駄目でも「仕手系株」なら、活躍場面になるとして、名目経済の相場を語り…「大阪チタン」(5726)と「3Dマトリックス」(7777)を掲げています。
他にも切り口は多く…来週からの相場が「楽しみ」なのです。何故なら、ようやく「漠然とした不安」が解消されるかも…しれないからです。来週には、一般の読者にも、その構想を述べますが、先ずは「会員様」を優先せねばなりません。その会員レポートを、これから作成します。また…明日。