修正の撤回とは…

「やっぱりなぁ~」と…株は、改めて「うまく出来ている」と考え直しています。折角、相場観を修正し始め…少し買ったのに、でもメルカリの下値の分だけを2410円水準で薄利多売買を実施したので、少し助かっています。でも…相場観の修正作業は余計な試みでした。

当初の「非常警戒モード」が続くことになりました。ゴメンね。でもこのように…市場動向を観て、相場観を修正する…過程の「心の動き」を伝えることが、出来て良かったのかもしれません。市場には、様々な選択肢があり、自分が、どの説を採用して動くか? その心の移り変わりの様子を、今回の「右往左往事件」では…皆さんに伝えることが出来ました。実に…「微妙」なのです。心の変化は…。

でも相場観を修正する「切っ掛け」になった、原油高、金利高での「株高」の木曜日(米国は水曜日)と、昨日の原稿(米国は木曜日)の感覚は、今回の下げが、そんなに深くないのかもしれないという事を示しています。

米国10年債利回り推移

そうして、昨晩はジャクソンホールの会見なのに…米国金利は、大きく上昇せずに「陰線」だったのです。株価だけが…「過剰に」反応したように見えます。

しかしナスダック指数は、かなり戻っていますから…どうしても「下値探り」(二番底と言か…)の展開は、欠かせなかったのでしょう。このような「疑心暗鬼」のなかで、相場は育ちます。「懐疑」と言う疑いの目で、相場は育つ良い事例になります。

やはり株と言うのは、下値の「確認作業」は欠かせないんだぁ~と、心新たに自分自身を戒める経験を、更に積んだ機会でした。…と過去形で書くんじゃなくて…機会でしょう。と現在進行形で書くのが正しいですね。言葉の使い方を間違うと微妙なニュアンスも変わります。でもそもそも一度は、非常警戒モード入りをしていたので…「雨降って地固まる」または人生は「塞翁が馬」です。これが逆に好転することになるかもしれません。

金曜日の相場で分かった事は「メルカリの強さ」と「BASEの弱さ」そうして…幸い調整が進んでいる「Jトラスト」は、まだ調整期間が継続中で悪戯に戻らずに良かったと思っています。Jトラは「ツキ」(幸運)を持っている株ですね。

船株は兎も角…この3つが当面のカタルの選択肢になります。予想される月曜日の下げで色んな事が解明されます。ここが見どころでしょう。BASEの下値は、意外に「堅い筈」だと思っていますが…この下値の確認作業が見処の一つ、Jトラストの600円割れまであるのかどうか…。

Jトラスト(8508)の日足推移

カタル達にとっては、「Jトラスト」は前からの継続銘柄ですが…「一般の投資家」にとっては、今回の増額修正で買ったところをやられた形になっており、相場の「初押し」になります。昔から「初押しは買い」との格言があるように…仕手株らしく押し幅が大きくなっています。ここが「国際紙パルプ商事」と違う所です。

国際紙パルプ商事(9274)の日足推移

でも国際紙パルプ商事は好業績なのに…何故か、当初から市場評価が低かったのです。それはこの間の相場全体が弱かったためです。「市場要因」が悪化している最中の株価上昇だったため、遅々として株価が業績の修正度合いに反応しませんでした。

その為に株価は連騰したために、異色の存在になり、利食い急ぎと…連騰の結果に生じるカラ売り残が溜まりました。両社とも…同じような株価での値動きで、両社とも好業績銘柄で市場評価は割安です。この違いは、面白いでしょう。個別株要因と市場要因の関係が見られ…しかも「仕掛け筋の動向」の違いにより、株価の動きも変わります。この対比を観られ…共に参戦したので…よく「この違い」が判るでしょう。

そうしてカタルが何故、国際紙パルプ商事より、Jトラストに傾斜したか? 

この違いは「未来の株価」で証明されます。両者の比較感と株価の値動きの違いを追うことで…また僕らは、「賢い投資家」になれます。今回の相場観の修正は間違っており、元の非常警戒モードの継続が正しかったわけですが…カタルの心の中の動きを知る機会を与えられました。貴重な教訓ではありませんね。題材です。

まぁ、失敗なのですが、想定内の失敗です。どっち道、次のFOMCまで揺れて…四季報の発売日が9月16日かな? 日付は、よく分かりませんが…その時までJトラストは値固めをするのでしょう。ここでの「もたつき」が、「相場の力」を貯める…結果になります。大切な調整過程も楽しみましょう。

米国株は日本より、ずっと弱いのですが…日本株は逆です。非常に強いと考えています。

日本人の資質からして…月曜日は売られるでしょうが、基本的に金利裁定機能はどんな場合も働きます。幸い、9月の配当取りがありますから…絶好の「買い場」提供になります。それに…設備投資も始まっており、国内回帰の動きになっていますから…久しぶりに名目時代への転換は、既に確定しています。

カタルがいちいち解説するより、カタルが普段、語っている事と同じことを…此方のビデオは伝えています。上手い解説です。流石、なかなかのレベルの評論家様です。実践が優れていれば…こんな解説などしないでしょうが…カタルも「なるほどなぁ~」と感じる部分を示唆してくれます。岡崎さんは、きっと優れた一人でしょう。日経のバカ新聞の記者よりレベルは上です。

2日間の上昇があったために、昨晩の下落幅は大きくなっていますが…意外に、「叩けない」筈です。でも一応、カタルは非常警戒モードのアクセルを踏むかどうか…悩みます。「塞翁が馬」と言ったのは…この間違いの切り替えで、更にJトラストの持ち株が増えるかもしれません。その事を述べています。

この下げが、持ち株数を増やすことに繋がり…乖離調整が済んだ9月の下旬から10月の相場…そうして年末近くの3Qの結果発表が11月です。久しぶりに「儲けらしい…儲け」を味わえるかもしれないと…「心躍る」相場になる可能性があるのです。まだ分かりませんよ。世の中は、何が起こるのか分からないのです。インフレや景気後退程度の話だけなら…ナスダックの「第三下落の株価波動」は、あり得ません。しかし下落している過程で…更に追い打ちをかける不慮の…「予期せぬ事態」が発生するのが過去の歴史です。

ナスダック指数の日足推移

既に考えられている悪材料は、消化されたから…ナスダックは20%以上の戻りを示したのです。10565から13181への反騰です。実に24.7%も戻り…そうしてから下値の確認作業に入りました。

6月2日の高値の12320は下回りましたから…次は7月22日の12093ですが…カタルはその時の下値の7月26日の安値を事前に示していました。「11533」です。このポイントは6月16日の安値10565から反発の6月27日の11677と、その後の7月8日の11689前後に位置しています。

つまり通常はナスダックの下値は、この辺りの水準まで覚悟しなくてはなりません。まだ最悪の場合、何か別の事象が生まれ…安値の10565を割れる事態も視野に入れて行動をします。つまり「第三波の株価下落」です。本格的な調整局面です。この場合は、米国は非常に長い…長期の株価上昇パターンを終える形になります。

失政が…どんな形で、株価を壊すか…?

日本は、過去において…そうした「間違い」を連続で犯してきました。でも米国では非常に稀ですが…近年のブレグジットからトランプ誕生の「分断の時代」を象徴する株価になっても、不思議ではないのです。かなり…習近平も国内問題で追い込まれています。だからロシア同様に、台湾への武力行使により、国内で発生する「不満の視点」を変える政策を実行しないとも言えません。中国はジレンマを抱えています。不動産は「打ち出の小槌」だったのですが…この錬金術を、自らが壊しています。

共同冨裕など…の概念は、国内不満のはけ口ですが…この選択肢は、追い込まれているから「共同冨裕」なのです。毛沢東時代に主権を奪われた江青は、劉少奇夫人の王光美を妬み、文化大革命を毛沢東と共に推し進めます。習近平のお父さんは、この迫害を受けたので…その影響か…考え方が「捻じ曲がっている」ように感じます。

このような過去の歴史を観ると、人間に、たとえ…「非」があるとしても、あまり追い込んでは…駄目なのです。「窮鼠猫を嚙む」と言う諺通りです。

ロシアを追い込むから…侵攻したのでしょう。だからバイデンは三流政治家です。今回の奨学金でも、カタルは違和感を抱きました。まぁウクライナ侵攻は、米国の利益ですから…色んな戦略の中で「浮上した選択肢」でしょうが…選択と決断は、株式投資も同じで…難しいでしょう。結果なんか…誰も未来は分かりません。

カタルが相場観を修正して、目先は失敗したのですが…人生は、何が幸いするか? 分からないのです。

カタルの人生は、常に…この「塞翁が馬」と言う格言の現実版です。波乱万丈の人生です。そろそろ…この乱高下の人生も「幕を引きたい」と思っていますが、なかなか…です。でもようやく…本当にようやく…なのです。33年もかけて…先ほどビデオを紹介した岡崎さんがいう世界が現実化します。このビデオも、読者からの紹介です。有難い話で…カタルの相場観は、こうして…皆様の「善意により」支えられています。

まぁ、真剣に頑張っていれば…その内、何とかなるさぁ~なのでしょう。

皆さんが考えているより、カタルは深刻ではありません。既に一度は読んだ…読み筋です。でも楽観もしていませんが、たいしたことではないのです。人生は「ケセラセラ」…なのです。そんな訳で…金曜日に修正はしましたが、もう一度、相場観を戻します。でも金曜日に書いた未来の思考は、間違ってないでしょう。大きく日本株は下落するとは思っていません。何しろ…「株主還元相場」の「金利裁定」機能は、絶対なのです。

BASE(4477)の日足推移

事前に見どころを伝えておきます。BASEの場合は、「安値を維持」出るかどうか…。これまで2度「死守」しています。295円です。カタルの感覚は、この手前で…反発すると思っています。ただし…別の何か得体の入れない「お化け」の登場は考えていません。既存のインフレや景気動向では、株価を売り崩せません。

逆にメルカリは水曜日の2274を割れる可能性が高いですが…8月10日の1960円は割れないと思っています。おそらく75日線の2138円程度が、下値だと考えています。場合によれば…25日線を維持して「スター性を発揮する」かもしれません。ソフトバンクは25日線割れから随時下値を買い下がれば、絶対に儲かると思っています。安全パイの感覚です。取り組みが、より一層タイトになり、次は楽しみです。

BASEにも言えますが、インフレから景気動向までしか…今の相場は語っていませんが…この戻りの強さ次第で、一気に「新常態」への可能性もあります。中国で進行している無人運転の実験は、既に実用化が始まっており、このような「新常態」への時間軸の読み方次第なのです。何れ…「新常態への扉」は決まっています。

あの動かない岸田が、ようやく…1年の日和見期間を過ぎて、次世代型原子炉の推進を述べました。重工は兎も角、SRMの考え方をカタルは支持しています。皇居の地下に…設置すれば良いのです。「地産地消」で送電ロスが消えます。日比谷公園も世田谷の砧公園かな? カタルの近くには、木場公園があります。その地下にSRMを設置すれば効率的です。

要するに…色んな反対意見はありますが、「村社会」で「意見の集約」に時間をかけるのは間違っています。安倍さん程度で…森・加計問題から、桜を観る会と…叩かれるのが、日本と言う村社会ですが…既にガラガラポンのシナリオはスタートしています。だから一気に改革のスピードを速めないと…あとになれば、なるほど、もっと大変ですよ。

こんな事は、相場のシナリオと同じで…未来は、既に決まっています。問題は時間軸の選択の仕方です。この一年間、貴重な時間を…何もしない内閣の岸田に与えましたが、この遅れが、あとあと…更に響くのです。

だから今回の米国の下落は、逆に「日本株の強さ」を、「際立たせる結果」になるかもしれません。カタルレポートを読んでいますから、先ほどの岡崎さんの解説が、「より良く」理解できるはずです。高市早苗さんは、名前は可愛いけれど…カタル以上にタカ派のイメージです。萩生田さんの頑張りが本物かどうか…。統一教会事件で試されていますが、株と同じで世の中は、見所が満載です。

それでは…長くなったので本日はこの辺で…また明日。どうにかなるさぁ~。



amazon.co.jp 全品に拡大 無料配送キャンペーン実施中!詳細はこちらをクリック。

関連記事

  1. 2017.01.21

    ドルの信認
  2. 2020.02.01

    意欲的な目標
  3. 2020.01.20

    1/20
  4. 2015.06.13

    覇権の移行期
2024年4月
« 3月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  
株式投資関連の本