6/12

かたる:米国では金融規制の改正法が下院で通過し、金融株が買われる一方、これまで非常に強かったスマートコミュニティー関連のハイテク株が下落し、NVDAには、再び空売り推奨が叫ばれています。この動きが一過性のものか…。それとも継続するのか?

この辺りの読みが、日本株市場にも影響を与えます。カタルは、依然、「Sell in May, and go away; don’t come back until St Leger day」と言う格言が頭の片隅にあります。その反面、「スイート・スポット相場」の到来を述べています。どちらに転ぶのか…難しい選択です。

確率的には、前者の方が圧倒的な確率なのでしょうが…。何しろ、「失われた時代」から、初めてのチャンスが到来しています。ただ、どの相場もそうですが…スイート・スポット相場は、スタート段階にありますから、動きがまだまだ鈍く、この時期は、明確な形になりません。故に…多くの人は焦らされます。スイート・スポット相場の代表格は、金融株です。皆さんに紹介した「相場サイクルの見分け方」と言う浦上さんが書かれた本の「金融相場」にあたります。故に…多くの人が、そんな時代が来るとは思っていませんから…空売りを飲み込みながら上昇します。

いつも…新しい時代の幕開けは、楽しみなものです。日本経済が、何故、スイート・スポットと呼ばれるのか? それは長い時間を掛けて、畑を耕して…来たからです。日本全体が焼畑に遭った状態ですね。これから新しい時代の「産業の芽」が、至る所で芽吹きます。

「失われた時代」と言う「肥し」が充分に撒かれた後だから…期待が高いのでしょう。人生に一度、巡り合えるかどうか…の「ビッグ・チャンス」なのです。カタルは、この約30年間、実質経済の失われた時代の中で、最前線の株式市場と言う戦場で、歩合給で働きました。周りは皆、死んでゆくのです。全滅ですね。ダイエーの中内さんの気持ちが良く分かります。そんな心境です。

だから…失われた時代を真剣に生きて来たから、これから訪れる「希望」溢れる社会が、壮大なスケールだと…実感できるのです。人間と言うのは、面白い動物です。環境の変化により、大きく変身するのです。この辺りの感覚が理解できないと…壮大なスケールの相場に「後れ」を取ります。

だから現在、空売り比率が高いまま、推移しているのでしょう。必ず、時代を反映するスター株が、誕生すると考えています。それも新時代は、かなり多くのスターが生まれるのでしょう。そんなイメージです。だからITバブルが前兆だと述べたのです。そうして15年程度を経て、いよいよ、新しい時代の幕開けです。本格的な上昇相場は、此処から開始されると思っています。日経平均株価10万円に向けてのスタートです。

そのスタートラインだから、スイート・スポットなのです。この辺りの感覚を共有できるかどうか…。これから起こる壮大な相場に付いて行けるか、どうかの境目でもあります。如何に、馬鹿になれるか…。だから、桶狭間の戦を前に、信長が演じた「幸若舞の敦盛」の心境になれるかどうか…が、勝敗の分かれ目だと考えています。どうせ…破れるなら、精一杯の気持ちで、挑戦して…破れたら、それで仕方がない、討ち死にです。故に、ケネディクスの4ケタ超えまで、買い乗せ方針を貫くと…カタルは公言をしています。

たくさんのチャンスがあります。クロスマーケティングでも良かったのですね。でもカタルには、その「度量」がなかっただけの話です。チャンスを活かせるかどうか。人間、それぞれです。だから小手川君は…凄いと言っているのです。凡人はチャンスを活かせないのです。でも彼は、チャンスが来た時に、確り、その後ろ髪を握り、離さなかったのです。通常、あんな大勝負は、恐くて出来ないものです。若いから、失敗を知らないから出来たとも言えますが…でも今は、彼も新たな壁を超えられないようです。

バフェットは、やはり凄いですね。コーラの販売から始め、山崎種二のネズミ取りの話に似ています。交番にネズミを届けて…小銭を貯める。株式市場は、最初のお金(種銭)を創るのが難しいのです。ある程度、お金が膨らめば…後は簡単に時間の推移で膨らみます。でも途中で、いくつかの「落とし穴」があります。大概は、予期せぬ「落とし穴」に嵌ります。だから…大御所さんのおばぁちゃんが言った「真坂、まさか、魔坂の迷い道に気を付けろ」との発言も、名言です。細心の用心は、怠れません。

こんな…相場ばかりが、続く筈がありませんからね。失敗したヘッジファンドの担当者も僅かな時間の読み違いなど…大勢は合っていたのに、最後の詰めで失敗し、自殺する事もあります。慢心は失敗に繋がります。常に、自分は相場が下手糞だと…考えて行動する事も必要ですが、いつもそうだと…チャンスを逃します。何処かで大勝負を張らないと駄目ですね。この辺りの感覚は、やはり天性のものなのでしょう。普通の人には超えられない領域です。

人間社会は、仮に成功しても、幸せとは限りません。得るモノがあれば…同時に失うものもあるのでしょう。だから、何が幸せかは、分かりません。所詮、人生はケセラセラ、なるようにしかなりません。こんな禅問答など…どうでも良い話ですが、いつも自分の力量と相談して、決断して欲しいと願っています。大概、焦りは失敗に繋がります。「果報(宝物)は寝て待て」と言いますからね。その内、感じるものが、やって来るのでしょう。ノンビリが一番です。

そんなカタル君、本日はクロスマーケティングが下げたので、再び買ってみました。果たして、まだ短期の売り買いが、効くのかどうか…。既に出来高は46万株で942円です。本日の陰線は仕方ないと思っていますが、あまり下げるようでは…駄目なのでしょう。

昨日は97万株で、始まりが920円ですからね。この陽線の範囲での調整なら、いよいよステージが大きく変わるかもしれません。カタルにも先は分かりません。既にカタルは卒業宣言をしています。でもステージが変わると言う意味を、皆さんにも知って欲しいのです。しかし、この銘柄がそうなるかどうかは…分かりません。

Vテクの時に、解説できなかったので…クロスマーケティングも、その可能性がまだ存在するので…自ら僅かな玉ですが、実験に参加しています。本日は955円と945円で買っています。この実験はPERの評価が、一般株から成長株に変身するのを、解説する事を目標にしています。

新規上場株では、良くPER100倍水準まで買う事があります。これは潜在成長率の話をしています。潜在成長率が30%近くになると…高評価になります。株式市場の成長株は複利終価係数と言うか、年金終価係数と言うか…そういう世界ですね。

100万円を3割運用すると、元金は10年で13.79倍になります。100万円が1379万円なります。年金終価なら毎年100万ずつ増やすと…つまり増資です。10年で55.405倍ですね。100万が5540万になります。実質の世界と名目の世界の違いは、この年金終価の話しです。現在の国債金利は1%にもなりませんが…仮に1%だとすると30年で年間100万ずつ積み立てると30年後は3513万円です。しかし5%成長なら…6976万円です。

中国の7%成長が、さらに続くとすれば…10107万円ですね。つまり3000万円と1億円の違いが、人々の「やる気の差」に繋がっています。日本が周回遅れになる大元は、この実質経済と、名目経済の違いなのです。希望の二文字が消え、ブラック企業が蔓延り…妬みの社会になり、いじめが生まれ、自殺者が増える世界ですね。こんな世界が、果たして正しいのでしょうか?

名目の世界にすれば…働くチャンスの少ない老人の生活は苦しくなります。お金は目減りしますからね。故に、名目時代は、基本的に老人より、若者が有利な時代になります。所得の移転です。なにも…「こども保険」などと言う制度を創らなくても…名目世界を加速させれば良いのです。そうすれば、年金生活者はドンドン苦しくなります。老人の自殺者も増えるかもしれません。しかし…これまで、長い間、日本は若者をいたぶって来ました。この辺りで…揺り戻しの時代が、来ても良いのだろうと考えています。

老人は知恵があります。賢い老人は、「みずほ株」を買いながら…配当利回りで、金利を得て…尚且つ、株価の上昇と言う資産インフレの恩恵も受けることが出来ます。良いですか…自分で、これからの世界を、頭の中に描き、賢い投資家を目指してくださいね。

必ず、そうなるとは限りませんが…カタルは、スイート・スポット相場を前提にして行動をしています。間違ったら、間違ったと思った時に、もう一度…考え直せばいいのです。

市場経済は鏡で…、実態経済と市場が相互作用します。波動がドンドン増長するのです。イメージが分かるでしょうか? だんだん波動が、強くなって行きます。最後にブレイクするかどうか…それは誰にも分かりません。

このブレイクとは、大人気? ITバブル時の光通信やソフトバンクを連想して下さいね。それが市場と言うものです。果たして、そうなるかどうかは分かりませんが、スイート・スポットとの表現には、様々な意味が隠されています。それでは、本日はこの辺で…。今日は禅問答が多く…理解が進んだでしょうか?

上手く…カタルの描く、未来の姿が伝わると良いのですが…。それでは、また明日。本日は2000株だけ、買い増ししました。しかし期日なので、当然、上値に売りも用いています。銘柄はケネディクスの話ですね。基本はクロスなのです。スイート・スポット相場の本命だと仮定して…カタルは、行動しています。



amazon.co.jp 全品に拡大 無料配送キャンペーン実施中!詳細はこちらをクリック。

関連記事

  1. 2017.01.24

    1/24
  2. 2022.10.26

    10/26
  3. 2016.03.02

    3/1
  4. 2019.03.05

    3/5
  5. 2016.07.01

    7/1
  6. 2020.09.07

    9/7
2024年11月
« 10月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
株式投資関連の本