日本の場合…

通貨指標が実体経済を表しているかどうか…?

カタルは「景気」と言うのは、お金が動く「速度と量」によって決まると思っています。要するに水を沸騰させるイメージです。水の分子を激しく動かす必要があります。

日本のマネタリーベースと真似ストックの推移

その様子はお金の増加率を見れば…世の中の動きは分かります。「マネーストック」(マネーサプライ)(M2+CD)のグラフの伸び率が重要だと思っています。このグラフでは紫色のラインです。昨日は米国の動きを見ました。米国の統計は継続性に優れていますが、この資料は日銀のものですが…1985年からの僅かな期間に2度も指標が変更されています。僅かな数字の違いなので…問題ないのかもしれませんが、使う側からすると、日本と言う国の仕組みを考えさせられます。(資料は此方です。)

このグラフは見やすく数字を変えています。貨幣乗数とマネーストック(前年比)は右軸ですが、前年比の比率を100倍にしています。

つまり2018年10月の伸び率は2.48%です。昨年11月の3.92%から急激に落ち込んでいます。これは米中貿易などの影響を受けているのでしょう。この辺りも株価の読みに影響を与えるのでしょう。

「名目時代の確立」を…カタルは何度もレポートでテーマとして取り上げていますが、これだけマネタリーベースを伸ばしているのに、なかなかマネーストックが伸びないことが「流動性の罠」と呼ぶ現象です。

通常、日銀が政策変更すれば世間の動きは大きく変わる筈です。しかし今回のスルガ銀行やゴーン事件のように…政策担当者に「政策変更の意識」が浸透してないことが問題なのでしょう。こんな現象を見ていれば…誰でも新たな行動を躊躇います。

バブル以前のマネーサプライの推移

ここで問題にしているマネーストック(マネーサプライ)のバブル以前の推移観てみましょう。基本的に…5%以上をずっとキープしています。問題にしているバブル崩壊を作った政策の失敗は、三重野物日銀総裁や宮澤喜一などの政策担当者が、地価を下げたことが大きな問題なのです。その為に一気に経済が冷え込み、その後も一貫して失われた時代に日本は位置しています。グラフでは13%台の伸び率から一気にマイナス圏に変化しています。

こんな馬鹿政策はありません。まるでジェットコースターです。これじゃ…多くの人が投げ出されます。この修復に時間が掛かってきたのです。でもようやく…今年に入って「期待値」が芽生えています。この期待値は「希望」と言う、未来に対する自信です。今年は株式が下がりましたが、来年は元号の改正、オリンピックから万博と…ビックイベントを控え、準天頂衛星「みちびき」に代表されるように…スマートコミュニティーへの体制が一気に進みます。

だからカタルは「進化論」を述べています。何れ、この進化論の世界は必ずやって来ます。その到来する時期の準備が、この失われた時代で整います。

おそらく…ゴーン事件も真相が明らかになるに連れ…高額報酬に対する議論が巻き起こり、日本人の意識も変化してグローバル化の論理に流れるのでしょう。だって…ホリエモンのライブドア事件以降、同じような粉飾決算は、その後IHIやオリンパスから東芝と連続して起きて、法律の解釈も変わって来ました。ゴーン事件は不幸な出来事ですが、ある意味で、我々(日本人)が高額報酬に対する考え方を変える「切っ掛け」になります。

社会変革とは、こんな感じで世の中が変わっていくのでしょう。カタルは、元号の変更で、一気に日本人の心が変化するんじゃないかと思っています。もう至る所で準備が整っているのです。だから…あとは「切っ掛け」だけなのです。

だから多くの人は、次のステップを「中間反騰」から「逆業績相場」と読んで相場は動いていますが、カタルは非常に浅い落ち込みで…一気に進化論の相場に突き進む可能性を述べています。

あと1年もすれば…だんだん皆さんもその動きを実感するようになるのでしょう。2年後、3年後は38915円を奪回し、東芝の変身が企業経営者の心を揺さぶり、日本株は暴騰に次ぐ、暴騰を続け、一気に10万円の株価を達成できる可能性があるのです。

今、ニュースが入って来ました。米中貿易摩擦は一時棚上げ、90日間の協議で次回にまた詰めるそうです。その代り中国は穀物など買うそうです。一気に緩和ムードに変化しています。先週の米国株の上げは、数年ぶりの値上がり率だそうで…カタルが読んだより、少し早かったですが、FRBの利上げ停止観測と相まって、一気に年末年始の相場に突入しますね。良かったですね。

東芝はモノを言う株主が、株式を売った事で…東芝株は下がったそうですが、そんな動きはたくさんのファンドの中で一部なのです。7000億円の自社株買いの内の2432億円に過ぎません。残りの4568億円は、1億株2977万株の株を、どうやって…市場で集めるのでしょう?

だって、資金繰りに困ってないファンドは、絶対に…こんな割安水準で株を売りません。時価総額は2兆2953億円しかないのに…9月末の現金残は1兆9304億円もあるのです。実に84%ですよ。分かりますか?この意味が…。

しかも来年は、東芝の半導体子会社がスピンアウトする予定です。この時価総額の40%を東芝は保有しています。その時価総額は、たぶん2兆~3兆円ほどなのでしょう。

今年は株が大きく下がり、ヘッジファンドの決算月なので資金繰りに困るファンドは益出しをします。でも残りの4500億円余りの金額で、東芝株の安値は買えません。だからカタルは鉄板相場だと述べています。

東邦チタンも、既に増額修正が決まっています。カタルはこの2銘柄をこの年末年始に読者の皆さんに推奨しています。

あとはそれぞれ読者の自己判断です。株で儲かるのも…損をするのも…全て自己責任です。誰かがこう言っていた…そんな事は関係ありません。市場にはたくさんの見方が存在します。自分が、どれを採用して…どう行動しようが自由なのです。

あとは自分が決めて行動する事です。いよいよ年末年始の急騰相場の開幕です。



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