かたる:ノーベル賞受賞の本庶氏のインタビューが日経新聞に載っており、その通りだと思いました。日本を痛烈に批判しています。政府(官僚)は規制をやめて自分達の論理を押し付けない事です。ライブドアにしても今回のゴーン事件にしても…不幸な出来事です。
株式投資をしてないから、「失われた時代」の根底を考えないのでしょう。11面に森の話がありました。大木が枯れ若い命が育つのです。カタルは日本にもM&Aの必要性を説いています。もっと早く進化しないとなりません。
お金が欲しいですね。ぽんと10億、20億と寄付できるほど豊かになりたいものです。でもそれじゃ先端分野の資金は足りませんが、ある程度の道筋を付けられるでしょう。
昨日はNHKで山一証券の破たんにスポットを充てた特集番組がありましたが、株式が右肩上がりなら…飛ばしは正常化できたとの認識が経営陣にあり、混迷した様子が描かれていました。この右肩上がりが「名目時代」です。この話しは非常に重要なのです。
現在の米国では、企業債務が膨らみ問題になっています。ネットフリックスも多額の借金をして投資をしており、成長率が止まる(落ちる)と倒産します。テスラもそうです。多くの企業は背伸びをして企業業績を創ります。これが筋です。
でも日本の金融庁は清貧思想を堅持しており、東芝を倒産企業として扱え…と号令し、邦銀は損失金を積み立てていました。地銀の中には、僅かな貸し付けを回収するところもありました。でも結果はどうでしょう?
山一も同じようなものでした。最終的には僅かな債務だったのです。もし経済が軌道に乗っており円滑に動いていれば、借金はプラスの力になります。成長への起爆剤です。逆にどんなに資金があっても、どんなイノベーションも…社会が停滞していると陽の目を見ません。全体の成長力が問題なのです。スルガ問題など…かぼちゃの馬車が詐欺かどうか分かりませんが…可能性は在ったのでしょう。些細な所にスポットを充てず、もっと大きな目で政策を実行して欲しいものです。
さて本日の相場は、米中貿易協議の安心感から全体相場は上がり211円高の22562円です。カタルは年初から今年は難しいと述べており、「22750円のデフレの関門」を挟んだボックス相場が続くと述べました。失われた時代の「なごり」はゴーン事件を見れば続いています。このような事象が続く限り、なかなかこのデフレの関門からスッキリと離脱できません。
この休みに…米国、日本の通貨統計を見ましたが、何れも落ちています。この通貨統計は労働指数と同じように、経済活動の遅行指数です。株価は先行指数ですよ。だから株価の上昇が続くなら、確実にマネーストックの伸びも続きます。
市場に期待感が生まれるかどうか…。本日はこれだけの材料にもかかわらず、相場の伸びはが限定されています。それは、おそらくソフトバンクの為でしょう。その資金はまもなく還流しますから、株価の上値は、さらに高いのでしょう。
カタルは前から述べています。年末年始のアノマリーの話をしています。今年は損出しクロスもなく…いつもなら年末にかけ、株価の勢いが削がれますが…今年は大丈夫でしょう。多くの方は、既に株で損をしているから損出しをする必要がありません。
このような心理の読みは常識でしょう。この程度の事を推測できないようでは証券マンは勉強不足でしょう。鉄板相場の東芝は3565-3620-3560-3600です。いや厳しかったね。3550円で買い物を用いましたが、今の所は買えていません。金曜日は、寄り付きの3665円から買い始め…大引けの3520円まで買いました。
どうして事前に…カタルは述べているのに、読者の人は素直に従わないのでしょう。カタルは東邦チタンの1300円割れを、何度も、何度も推奨しています。連日、推奨理由を掲げています。まだ1478円を抜かないから、何故、企業の沿革が大切か? 説明できませんが…近日中に書くことになるのでしょう。
だって他の多くの株価は下値圏ですが…東邦チタンの株価位置は売り物がバンバン出てくる高値圏です。ようやく…最も重いラインを抜けました。今の株価は1431円です。1300円割れを1000株買っておけば、これで10万円は儲かりましたね。カタルはいつも事前にレポートしています。あとは読者の判断です。
因みに、この東邦チタンは貸借銘柄ですから、カタルの意見に反対の人は「空売り」が出来ます。在庫投資など本物の需要ではないと思うなら、どうぞ…空売りをすれば良いです。明日は、西山さんの読みの正確さを…証明する統計が在りますから、それを出そうかな? 一気に1478円を抜くかどうか…は、カタルも分かりません。そんな決定権は神様の領域です。
米国金利は一時2.99%と…3%を割れたのですね。これは市場にFRBの機敏さが評価されている表れでしょう。三菱UFJが、もうその事を織り込んだか…どうかは、定かではありません。織り込んでなければ、株価は下がります。
カタルは先日まで1300円割れの東邦チタンの話をしていましたが、今は3600円割れの東芝でしょう。これは鉄板でしょう。日産のゴーンの事件が影響を与えます。どう影響を与えるか…皆さんに分かりますか?
カタルはゴーン事件を見て、東芝の相場は鉄板だと再認識しました。大阪チタンの構造改革を聞いて、東邦チタンを再認識したようなものです。世の中で生まれる出来事は、その背景を考えると…自ずと先が見えるようになります。そうだ…こちらのカタルの読みを明日は述べましょう。一日、読者の人は考えましょう。どうしてゴーンの逮捕が東芝の株価を押し上げるか? この読みは、どうして生まれるのでしょう。これが解けるなら、かなりの能力です。でも別にカタルの「読み」が正しい訳ではありませんが…。カタルはそう思っています。
昨日の山一證券の番組を観て、涙が出てきます。カタルはあの時に、山一證券がつぶれる筈がないと思っていました。馬鹿ですね。上京した時に、小川さんに「諦めなさい」と諭され…、カタルは心の中でつぶやきました。(俺が食えないようでは…証券会社がつぶれるわ。)でも結果は…年収が120万円の世界です。食えない生活が続きます。
まぁ、こんな実体験がカタルの相場観を支える土壌になっています。だから読者の皆さんが、カタルの心を先取りしろと言っても、難しいかも知れません。
カタルの観測は、かなり良い線を行っています。これでも…カタルも、今年は苦戦をしています。なんとか、なるかどうか…。あと1カ月を切りました。あらら…1440円の東邦チタンが売れてきました。カタルだって、少しは利食いをします。でもあの時にカタルは東邦チタンを1447円でも買っているのです。トホホ…それでは、また明日。
1478円を一気に超えたら大変です。1888円まで一直線なら…もうカタルの今年の目標は達成です。一気に新高値に躍り出ないかなぁ~。