どこまで続く…

大坂なおみのおじいちゃんは北海道だそうですね。きっと孫の活躍は嬉しいでしょう。それも世界一位です。すごい快挙ですね。昨日は2セット目の時に0-40のブレイクチャンスをものに出来ず、切れていた…なおみ選手は良く立ち直ったものだと思いました。一度、崩れた心理…あの逆境を克服するのは簡単ではありません。通常、メンタル面の崩壊はなかなか転換できないものです。

株式市場もおなじです。市場心理がどの時点で変わるか見えるのなら、株式投資は簡単です。結果論は誰にでも言えます。でも実際の市場は現在進行形で常に未来図は変化していますから、そのたびに自分の相場観の修正を強いられます。あまり自意識が強すぎても駄目だし…相場に流され続けても駄目です。この辺りのコントロールは、何年経験しても会得できません。

所詮は人間ですからね。

カタルに孫が生まれ…赤ちゃんの頃とだんだん顔が大きく変化していきます。成長するにつれ個性と言うか…親の教育課程と言うか…その影響を大きく受けるのでしょう。でも誕生したばかりの赤ちゃんは、実に素直な純粋無垢な顔立ちです。人間だれしも同じ条件の筈ですが、成長するにつれ、どんどん差がつきます。株屋の世界では、やはり先読みが出来るかどうかでしょう。

テニスはなんと言っても大会での優勝です。でも大坂選手は当初、米国から支援を受けられず、日本は小さいころから支援をしていたと言います。故に日本人枠でビック大会に出場しているのだそうですが、実際の活動拠点は米国ですからね。

相撲は30歳を超えたあたりで目途が立たないとダメなのでしょう。大坂選手は21歳です。順調に行けば…しばらくは女王の座を争うのでしょう。株式投資の場合、どうなのでしょう。

カタルは、ずいぶん回り道をしています。先ず出身が…地方の証券会社で10年の下積みをして、歩合外務員の世界に入りました。通常、歩合の世界は証券会社の営業マンが、定年後に顧客を引き連れ独立して生きる分野です。だから相場が好きな証券会社の役員経験者なども数多くいました。

よっちゃんは、野村証券の子会社の国際証券の出身でエリート街道を走っていましたが、会社の方針が合わず、顧客の利益を優先して会社を辞めました。丁度、三菱UFJを辞めて作家家業を選択した池井戸潤君のようです。彼の「アキラとあきら」なんか読むと分かりますが、「貸しはがし」の実態が、赤裸々に描写されています。あの背景は実話が元になっているのでしょう。

まぁ、いろんなタイプの人間が歩合外務員にいます。ヤクザ顔負けの精神力の連中がごまんといます。そういえば…亡くなった白川道もそのタイプの人間です。彼は平塚出身で競輪好きで有名です。カタルも平塚競輪に何度か足を運んだことがあります。しかも何年か平塚に住んでいたので、彼に親しみが湧くのかもしれません。

彼の作品はどれも質が高くカタル好みの作風です。「病葉流れて…」は、彼の人生を描いたものでしょう。「天国の階段」と言えばLed Zeppelinが有名ですが、白川道が描いた作品もなかなかです。でも「最も遠い銀河」も良いですね。

兎に角、あの世界と歩合外務員の世界はカラーが似ています。でもバブル当時は、笹川良一から注文を受けていた三洋証券の歩合セールスなど…馬鹿をやる奴が居ましたが、今は丸くなって面白みが欠けます。これも清貧思想の実質時代が長く続いたためでしょう。ニッケだったかな? あの受け渡し不能など…の顛末は面白いですからね。

まぁ、時代が変わりどんどん人も変わっていきます。でも株の世界は相撲やテニスと違い体力勝負ではなく、バフェットのように知識勝負ですからね。経験が活きていきます。景気循環は様々なタイプがあり、基本を会得すれば、ある程度の応用が利きます。この景気循環のサイクルは様々な期間です。政策次第で変わるのです。

日経平均株価の推移

日経平均株価の75日線は21569円です。25日の大引けは20773円ですから、あと796円です。通常はこの75日線が一つの山場になります。NY市場は既にこの水準をクリアしました。日本株よりかなり強いのです。本日は気になっているFRBのベースマネーの話がWSJに載っていました。この辺りの動向がこれからの株価にも影響を与えるのでしょう。

それではまた明日。

NY株価の推移



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