昨日のNY市場は違和感が残る展開でした。寄り付き段階の値下がりの大きさが気になります。通常は、あまり見ない現象です。前日、無理をして上げた為にシコリがあったのかも知れません。株式が天井圏では、このような「陽線の並び」は良く見られ…行き詰まり現象の一つですが、大幅安の終わりか…、途中かは分かりませんが…下値圏で出るのは、この辺りが下値になる可能性が高いのだろうと思われますが、市場の不安感は、依然…根強い表れでしょう。
解説を聞くと…利回り採算株が切り返し、そこに利下げ期待が広がったので、株価は戻ったそうです。基本的に「あおぞら銀行」もそうですが、株としての魅力はイマイチですが、高配当銘柄のような株は、こんな相場でもビクともしません。例えば…有料会員向けのレポート6月8日に紹介したS君の株価は10日の寄り付きは360円でしたが、この下げ相場でもビクともしていません。本日は365円です。高値揉み合いを継続しています。
財務内容を重視しての配当利回り株は、基本的に下値が限定され…下がらないのです。その代り…リスク許容度が高くなると、全体株の上昇度合いに負けます。下値抵抗力は強いけれど…魅力度が欠けるのです。以前、手掛けたフリューなどもこの範疇です。やはり上昇する株は、意見対立があるような…ある意味で、欠陥商品のような銘柄が良く上昇します。この考え方は基本です。
カタルは全体相場が沈む…難しいこの時期に、「仕手材料株」を掲げる理由は、意見対立が相場を上昇させる原動力になるからです。意見対立がない株は上がりません。常識で考えると、この理屈が分かります。 株は買う人が居るから、株価が上がるのです。だから最初に買うのが躊躇われるような欠陥商品は、最初の参加者が少なくて…空売りを含みながら相場が持続して…株価は上がります。後で買う人が増える株が理想的です。
だから黒字転換が確定しないうちから、仕掛けを開始します。そのタイミングは難しいのです。Jトラストは、今期(12月)はまだ赤字が残るかもしれません。でも来期は、間違いなく黒字転換になります。だから狙い目は、この12月まででしょう。此処が仕掛けの時間に成ります。
先に、仕掛ければ…みんなが不安を覚えるから「空売り」が入りやすくなります。見えない時間を先取りするのです。その分、資金量が余分に必要になります。相場心がある投資家が参加し、一つより二つ、二つより三つ…相乗り現象になると…大相場に発展していきます。折角のチャンスなのに、仕掛け筋が弱いのか? あるいは会社の業績の回復が鈍いのか? いろんなパターンがあるから相場はこのように…休みを挟みます。
時代の流れを考えると…株価が上がることは必然的な事です。だからブツブツ投資を敢行すれば…必ず報われます。そんなに心配は要りません。こんな下げはむしろチャンスだと思って良いのでしょう。問題は、自分の力量把握です。
時代投資は、半年から1年先の動きを先取り、狙いますが…色んな障害が生まれ、上手く運ばないことがあります。例えば…長引く米中貿易摩擦、東邦チタンは此処に737MAXなどの事故が重なり、難しい障害が生まれました。でも時代の流れではチタン需要は減りませんし…MLCCも利用範囲はどんどん広がっていますから…チャンスです。
それでは少し早いけれど…連続安が続いているから、カタルは780円で1000株の買い指値を入れてみましょう。此処が安値水準だから入るかどうか…どうでしょう。お金がない人は、無理をする事はありませんよ。追証の人はジャンジャン投げましょう。時代の考察をすれば…上がる銘柄は既に決まっています。でも資金の乏しい人は、株価が明確に上昇に転じてから参加すればいいのです。
昨日はレポートに書いたように…カタルは、ルネサスエレクを滅多にしない「空売り」を、僅か500株だけですが実施して、本日は既に買い戻しています。同様にSUMCOも買いましたが、本日は僅かな利幅で利食いをしました。カタル自身、間違いも多く余力がない為に…実験をした事で利益があるなら、直ぐに撤退をしています。相場の体温を測っているだけの話です。
あれれ? さっき780円の買いが切れたのでカタルは1000株の買い物を用いたのに…僅かな時間で、株価は785円ですが、下値には買い物が並び始めました。みんな板状況を見て、売り買いをしている人が多い…目先主義が横行しているのでしょう。自分の考え方に自信がないから、環境に振り回されます。ディーリング感覚の連中が多いのでしょう。ケネディクスも自社株買い終了で、空売り筋の参加が増えているようです。でも目先主義は恐いですよ。
日経新聞によれば、世界のヘッジファンドは日本の不動産投資に関心があるとか…。それならケネディクスは格好の獲物です。時価総額と言い…支配不動産規模と言い、必ず、誰かが仕掛けを開始するでしょう。カタルはそう考えています。この事はずっと昔からの持論です。
ルネサスエレクは良い会社で、何れ4桁は確定していますが、今じゃないですね。きっと昨日は…目先筋参加のファンドが逃げるための演出でしょう。
この辺りは結果論になるから事前判断は難しいのです。でも理屈を考えると不自然な値動きです。だからカタルは敢えて、滅多にしない空売りを交え…読者に事前に宣言をして…行動に移しました。
実践投資家は、自分のアイディアを必ず実践しています。そうして相場の体温を計っています。古河電工の買下がりも、東邦チタンも…あのタイミングでも参加も失敗でした。やはり全体市況は、かなり弱いのでしょう。
やはりあの時に、田中化研も、L君もなかなか育たない訳です。千代化が一番相応しいと思うけれど…なかなか賛同者は増えません。 Jトラストもそうです。
まぁ、仕方ないとはいえ…全体相場の低迷は、まだ続くのでしょう。良いものが上がらない相場ですから、相場の状況が改善するためには、持久戦なのでしょう。でも狙いは正しいと思っています。
先ほど下値に買いを入れた東邦チタンが入り始めました。300株、100株、100株、今、500株が買えて…これで今回、指値の1000株を買いました。本当は株価より時間で買う方が、相応しいかも知れません。でも買ってみたかったのです。
カタルは、自分の考え方が間違っているとは思えないから、実践を貫きます。確か…親会社の買い値は950円前後の筈です。チャートは、ここに来てのぶら下がりが増えており…下押し傾向が続く形です。実は古河電工も、先週は大きくぶら下がりが増えており、少し心配しています。信用取引で買うような銘柄ではありません。読者の方は良く弁えて下さいね。
期待している千代化も、なかなか立ち上がりません。まさに「四面楚歌」相場かな? 高校野球が始まる頃はいつもこんな形です。結局、なにをやっても駄目相場かな? 「野中の一本杉」は、ないのでしょうか?
でも前回、安川電機などで、一度は、成功している進化論の筋ですから、二番底のイメージで良いのだろうと思っています。古河電工は行き過ぎじゃないかな? 今は2412-2422-2358-2373=235000(10:09)です。前回は2339円ですね。まだ下値の時間が短いので、何とも言えませんが…そんなに悲観する相場でもないと考えています。何しろ、日本株の失われた空白時間は、長く…充分な調整期間を経て、上昇し始めている所です。ROE経営も、板についてきたし…。
でもNECの株価は、この環境下でもぜんぜん崩れませんね。これに富士通が続くかどうか…。NECの顔の画像認識技術は、やはりスマートコミュニティー需要が旺盛になり、希望の星なのでしょう。カメラなどの物を売るのではなく…データ管理に経営の方向性を切るかどうか…。ここが焦点でしょう。何れ、カードなんか…も、必要なくなります。やはり夢がある銘柄なのでしょう。カタルはNECにトラウマがあり、手掛けませんでしたが…何か、違う動きです。
あれ? 相場に変化が出てきました。今の時間は10:18です。余裕もないけれど…千代化でも買ってみますか。 ハイ、290円で2000株のお買い上げです。「300円以下は何処でも買い場」…と、謳っているカタル君、実践をせぬ訳には行きません。あちゃ、289円ヤリになっています。少し買い煽ると…面白い筋だと思いますが賛同者が居るのかどうか…。今日も愚痴三昧、それでは下手糞カタルは退散です。また…明日。
追証なら無理をしないことです。自分の心に不安があるなら…持ち高を減らしましょう。本物相場は、もう直ぐやって来ます。あと僅かな時間ですからね。何しろ、僕らは「失われた時代」を、キリンなんてもんじゃなく、首をながーくして…待ちに、待った相場が、もう直ぐやって来るのです。
なにも難しい所で、手を出さなくても良いのです。でもカタルは、こんな馬鹿だから…いつまでも貧乏人なのです。コンチクショウ! 買ってやる。