民意を受けて…

昨日の「選挙の結果」を受け…カタルの第一印象は「SNS文化」の影響を、強く…受けているように感じています。最近の市場を観ても…同じような印象をうけています。

参議員選挙の結果

世界中、同じ傾向なのでしょう。「参政党」の躍進は「日本人ファースト」と言うキャッチフレーズが大きかったのかな?…と思っており、「立憲民主」の伸び悩みは、「現実的な対応」を求めた「マイルド」さが、原因なのかな? 「国民民主」も大きく伸ばしました。「手取りを増やす」と言う…米国の民主党のようなイメージを感じます。概ね…事前観測の「前評判通り」だった「印象」を持っています。

日本の政策は、基本的に「政策官僚」の意見に沿って…動くのでしょう。

「都知事選」で頑張った…石丸氏が率いる「再生の道」の凋落ぶりを観ても、「SNS文化」の短絡的な面を感じます。「株の世界」と同じです。

内容のない銘柄を、目先人気で「ワイワイ…茶化す」市場人気に似ています。参政党の主張には、間違った解釈もあるようで、その事が、多く…指摘されていました。でも、参政党の神谷さんは、変わった人ですね。47歳なのに…既に「色んな経験」をしています。学校の先生からスーパーの店長から倒産、塾の講師から自衛隊、市議会議員など…驚くような経歴です。47歳と言うから、まだまだ…「変化する」のでしょう。

カタルは、国民民主も参政党も、ここ数年の行動が、どうなるか? 楽しみです。

基本的に、日本は「失われた時代」の影響が、「色濃く」…残っています。でもようやく…今はその時代から「離脱する」段階です。ネット社会のSNS文化が「変革」を早めているようにも思います。まぁ現実を前に、どんな「成果」を出せるのか…「お手並み拝見」です。

ただ気になるのは「日本人ファースト」と言う概念は。村社会論に繋がりやすく…神谷さんの「親学」と言うか…。「龍馬プロジェクト」と言う考え方を含め…この世代は「就職氷河期」世代ですから…危険な「匂い」も同時に感じます。

宗教心と言うか、この世界に「傾斜する」人は「思い込み」が強い人が多いのです。お爺ちゃんから「モラロジー」道徳教育を受けていると言います。大正時代から昭和に変わる時代も「様々な移り変わり」が在りました。そうして…昭和11年に2.26事件です。見境なく…走り出す…傾向があるのかもしれません。まぁ時代の流れは、面白いものです。

米国のトランプ政権も、今までの「価値観」を大きく変えています。基本的に、どの世界も「行き詰まり感」を抱えており…新しい価値観を「模索する」為に、あっちに振れ…こっちに振れ…時代変化が大きくなるのでしょう。今まで…信じられていた「価値観」が壊れて行き、新しい世界に向かう過程ですから、「時代」が揺れるのは仕方ないのでしょう。なかなか見極めが難しいのです。

その代わり「株屋」にとっては…大きく「乱高下」する市場でしょうから、「変動率」を好む…カタルには「チャンス」とも…言えます。逆説的ですが、危ない「凋落」もあり得ます。カタルも、神谷さんに似た面があるかも知れません。「思い込み」が激しい方です。それに「一本気質」の性格です。

株式投資と同じです。「素質」を持っている株は、多く在りますが、果たして…「市場人気」になるかどうか…この「タイミング」の判断が問題になります。強烈に…「仕掛ける」扇動者(先導者?)が居るなら、市場を「席巻できる」可能性もあります。

カタルが多額の金額を使って…体得した今回の武器は「宝物」に代わる可能性が在ります。後半相場から…期待していてくださいね。実際のカタルの構想を、自分自身が実験をしてみて…その「成果」を確かめねばなりません。一概に、「スクリーニング」で挙がって来た銘柄を、そのまま利用するわけではないのです。一定の「フィルター」をかけます。

いくつかの「新しいアイディア」が生まれ…先ずは検証して、その実験結果を確かめて、利用できるかどうか…そこからです。

まだ「爺さん」になっても、いろんな「気付き」が生まれるのです。でも自民党も選挙の「3連敗」(衆議院、都議選、参議院)ですから、森山幹事長は、その「責任」を取らねばならないでしょう。本当は総理も、その必要があるのでしょうが「関税交渉」を控え…難しい場面です。

でもある意味で、今回の選挙は、今の「民意」を良く表現した結果なのでしょう。国民の民意ですから、どんな意見より「重要」です。

カタルは思うのです。今でも兵庫県知事の斎藤さんの姿勢を問う声が、多く在りますが、彼は一度、辞めて…そうして再選したわけですから、立派に「民意を受けた」知事なのでしょう。それを、何回も…何回も叩くのは…明らかに「異常な心理」に見えます。

昔、郷里の田中角栄が検察に逮捕され、民意を問う選挙が在りましたが、トップ当選でした。仮に犯罪があったとしても、検察は、やはり「引き下がるべき」なのでしょう。米国の今回はトランプが大統領になったので立件を止めました。法律と言うのは、時代や民意によって、その中身も変わります。「倫理観」と言うのは、時代により観方も変わるものなのでしょう。

最近、株価を観ていると「PBR」と言う価値観は「絶対」だと思ってきましたが、1万6300円で決まった「豊田自動織機」(6201)のTOB価格は、とっても「納得」できませんが、市場原理派閥のカタルは、市場が判断する「価格が正しい」と思うべきです。だから自分の意見を「変えねば」なりません。

同じことが、普段の株価評価に言えます。「市場原理主義者」のカタルは、常に…カタルの考える妥当株価、例えば「ジェイドG」(3558)の場合は、今の状況では「PSR」の評価は、売り上げの1.2倍程度が、正しい「市場評価」だろうと考えています。

つまり現状の1Qの売り上げは45億円ですから、この4倍が180億円ですから、PSRは1.2倍の時価評価は216億円になります。1Q時点の発行済み株式総数は11487360株ですから、一般的には、この時価総額を「発行済み株式総数」で割りますから、株価評価は1880円になります。でも「自己株」は減らすべきかもしれません。そうすると…10523914株ですから、今の段階でも2052円になります。

つまりカタルの考える「ジェイドG」の目標株価と言うか…市場の妥当株価は1880円~2052円なのです。仮に売り上げが此処から伸びると、株価も変わり…更に2Qの時点で「売上高営業利益率」が12%台~15%台になるなら、更に売り上げの1.2倍だった時価総額は1.5倍になります。

そうして「成長力」が、過去のケースでは28.6%の売り上げの伸びですから…180億円の売り上げは28%伸びますから…231億円に変化して、この利益率が15%なら、その1.5倍。つまり…364億円の「時価総額」になると言う…考え方です。つまり…364億円を11487360株で割ると3168円になり…更に…自社株買いを、除くなら、10523914株ですから、株価は3458円になるという予測が成り立ちます。

このような考え方で、株価の「妥当株価」を計算します。だから年後半に3000円台の株価になる「可能性が在る」と…宣言をしたのです。

まぁカタル自身は「別の実験」も楽しみたいから、自分の「持ち株を減らす」方向性で…考えています。でも一つの「口座」だけは、買い増しの「雪だるま投資」を、実行したいと思っています。

ただ現在、利用している証券会社の金利が高く…何処かで…この雪だるま投資の口座を変える必要があるかも知れません。今は1万株程ですから3%の違いなら、40万円程度ですが、3万、10万株となると…この差は、馬鹿になりません。公約を実行するのも大変です。最終的に株価が1万円台で、株数が10万株なら10億円です。まぁ信用だから、その3割ですから…「3億円」です。まぁ…そんなものでしょう。

明日の相場を心配する人が、読者に居るかもしれませんが、カタルは余り気にしていません。その理由は…基本的に「誰が主導権」を握ろうが、政策の実権は、「政策官僚」が、国の基本方針を決めると思っています。石破政権は、そのロボット政権のようなものです。

安倍さんが折角、「自民党」から「官邸主導」に、権力を移したのですが、安倍さんが亡くなり、「官僚組織」に立ち向かう人が、居ません。だから…安倍さんは「森・加計問題」や「桜を見る会」など、色んな方策で…叩かれました。カタルは、そう考えています。まぁ当たっているかどうか、分かりませんよ。邪推です。

しかし近年の傾向を観ると…東証の「制度改革」を始め、「ラピダス」への出資など…他にも「多額の補助金」を使った…「産業支援」を実施しています。明らかに「実質経済」色は、その影を潜めています。「消えた」わけではありません。あくまでも、今は「形勢」が悪いから「なり」を潜めているだけでしょう。

何れ…この種族は「しつこい」種族ですから、まだ復活して「跋扈」します。でも今は、実質経済から「名目経済」への加速に舵を切っています。

だから参議院選の争点でもある「物価高」になっています。しかし、コメの価格が、2倍になったと言いますが、「失われた時代」下の認識が、そもそも間違っています。仮に、あのまま…「名目時代」が、適度に続いたなら、僅か…年率で「2%の上昇」だったのです。この波は、まだ3年ほどは「続く」のでしょう。

円・ドル相場の長期チャート

先日、「プラザ合意」の妥結からの「為替相場」を観ましたね。あのグラフを覚えていますか? 

「出前館」(2484)の 月足

株価の下落期間も概ね…「3年程度」が限度で反転をするのです。「出前館」(2484)の高値である4200円は2020年12月18日に付けた株価です。いくら…なんでも「整理」に5年も掛かるかな? 今年は2025年の7月ですからね。

それに…既に時価総額の201億円を、100億円も超える300億円の「現金」を保持している企業です。やはりカタルが、この経営者なら…「クックパッド」(2193)と同じで…2度目の大規模な「自社株買い」に踏み切ります。

もう一度、50億円程度の「株」を買うと思います。前回は2004万株を買って、比率では15%程度を減らしました。今回は株価も安いから…更に買う株数は増えます。まぁ「売り上げ」が大きく減っているから、「問題」をまだ抱えますが、カタルなら、そうするでしょう。別に4200円で、株を買う訳ではなく、遥か…下値の200円割れから…下値を買っているのです。別に構いませんね。この段階から、株を「買い始める」のですよ。

何故か?

確かに…20%も「売り上げ」が減りましたが、3Q段階の売り上げは301億円です。つまり…通期での売り上げは400億円程度なのでしょう。でも現実の時価総額は201億円です。つまり…5%程度の「営業利益」を出せるなら201億円の市場評価は「妥当株価」とも言えます。

通常はたぶん…20%程度は「ピンハネ」をする「ビジネスモデル」でしょう。だから…現状維持で「体質改善」が完成するなら、やはり、株価の時価総額はPSRが「1倍」の時価総額である400億円規模に、なり得るのでしょう。つまり株価は400円台に復帰する…とカタルは考えます。

しかし…株を買う「タイミング」として、今が「正しいか」どうか…難しい所です。まだ「減速」が止まらない…からです。故に買うにしても「打診買い」の範疇でしょう。だからカタルは、慎重に1000株ではなく、貧乏人らしく…500株に留めています。

100円まで株価が下がって、10円ずつ…下がった所を買うなら、あと8回かな? 株を買えます。だから、合計であと4000株です。だいたい全部で「1万株」を限度にして、株を「買い続けよう」と思っています。でも「実験」であり…長く「持つ株」とは、思っていません。

やはりDX関連の「増収増益」路線の銘柄が「成長企業」なのです。

ここに「ROE」の考え方である「利益率」が重視されます。ある株のアイディアを思いついたのですが、先ずは、カタルが寄り値で500株、そうして…後場寄りかな? 株価が大きく変化しないなら、そのまま…もう500株の「1000株」を明日、買ってみます。会員レポートを書いた後なので…まずは「会員様」に伝えねばなりません。

この銘柄は今、原稿を書いている…途中で、思いついた「アイディア」です。

あるアイディアの日足

そのチャートと業績予想を掲示しておきます。分かる人はどうぞ…。次の会員レポートは8月2日です。

明日買う予定の業績推移

丁度…郷里の「長岡まつり」の日です。お祖母ちゃんが亡くなり…持っていた「マンション」も「土地」も売ったので…残っているのは「墓」だけになりました。だから、もう「帰る機会」がなくなりました。

うちの爺さんの家は、「姉貴」にくれました。意外にカタルは「執着心」がないようです。彼女は苦労をしましたからね。晩年ぐらい…「幸せ」になって欲しいのです。

あとは「賃貸住い」のカタルですが、最近は、もう「老人ホーム」のお世話になる時間になってきたので、その欲望がドンドン…消えています。「困った、もんじゃろなぁ~。」いや…言葉の使いかたが、違うかな? 

所詮、相場は、いくら…考えても分かりません。人生は「塞翁が馬」なのです。「なるようになる」のでしょう。でも「一所懸命」に、カタルは頑張ります。最後まで諦めません。また…明日。



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