市場の整合性① 

相変わらず…老人の「我儘な姿」が見えるニュースです。カタルの場合も同じでしょうが…年を取ると「頑固な思考パターン」になるのかもしれません。カタル自身も、なかなか…自説を曲げません。昨晩の米国市場は半導体株が大引けにかけて大きくあげました。

今日からのシルバーウィークのテーマは「市場の整合性」をテーマに書こうと思っています。この考え方は、昔から日本には「風が吹くと桶屋が儲かる」と言うものがあります。

オープンAIによる作成図

そのストリーは「強い風が吹いて土ぼこりが立つ。ほこりが目に入って目が不自由な人(盲人)が増える。盲人が三味線で生計を立てようとするため、三味線の需要が増える。三味線に使う猫の皮が必要になり、猫が捕まって減る。猫が減るとネズミが増える。増えたネズミが桶をかじる。桶が壊れるため、桶屋が儲かる。」と言う流れです。

似た慣用句ではなく四字熟語で…、「市場の整合性」は、因果応報や起承転結に似た感覚です。

オープンAIによる作成図

カタル自身は相場を考えるにあたり…相場は「時代の流れ」を表わしていますから、同じ時代ですから、似た者同士の株価が同じような「値動きをする」と思っています。丁度、経済の「雁行型」経済と言う…渡り鳥のイメージです。その中心銘柄が一番、良いのです。二番、三番手は、明らかな「格落ち」になります。


Google の AI アシスタント、Gemini  よる作成図
このサイトから引用

カタル自身は。この形を想像していましたが、AIによる作成は違いました。なかなか見つからないから「雁の飛行図」とグーグル検索をしたら、最近は写真の引用の為に有料版があるのですね。初めて知りました。

相場には主流の「テーマ」が存在しますが、その流れだけが、市場に流れているのではなく、様々な未来の姿を、実現させる場が株式市場の資金の配分を決めると思っています。だから昔の日本は、荒廃する「戦後からの復興」がテーマに在ったので…先ずは「社会基盤」の確立です。

田中角栄は列島改造論を打ち出して…高速道路網や新幹線などの社会基盤を創りました。彼は亡くなりましたが、まだ全貌が完成していません。ようやく北陸新幹線が2025年3月に敦賀まで完成し…今は京都へのルートで揉めています。

橋も同じですね。一つの橋が出来ることにより、大きく回り道をせずに「時間と燃費」などが節約できます。お金を、どう使ったら…効率的な「付加価値」を創造できるか? 付加価値の説明は、良いですね。創意工夫により、「もの」の価値を高めます。だから原材料費を引いた製品価格の価値が高い程…付加価値が大きく増えます。これがGDPです。

経済活動の基本は、この「付加価値」の争いです。でも多くの国で…その成長率を維持するのが、困難になる壁があります。カタルは、弛まない…適度なGDPデフレータが成長局面に合わせて、右肩上がりに伸びるのが「正しい経済活動」だと思っています。これが基本政策です。しかし1985年前後に訪れた日本の分岐点に、政策が正しく…対応してないから「失われた時代」になったと思っています。

この失われた時代は、人々から人間の成長に欠かせない「夢と希望」を奪った政策の時代を言います。その違いを、米国と日本、そうして中国のものを紹介しましょう。先ずは自分の頭でこれらの資料を観て考えてみましょう。

日本は此方から… 米国は此方から…そうして中国は此方です。

如何に米国が市場原理を活かして、成長を続けて来たか…分かります。ただ近年のトランプの関税政策は、どうでしょう。もう少し時間経過を見ないと結果は分かりません。このグラフを観ると、その基本は「名目GDP」を高めることです。

高いGDPデフレータの上位リスト

そうして経済活動を、株価の面から観ると…GDPデフレータを高めると株価が上がることが分かります。要するに、資産投資を盛んにすると…お金が活発に動きますから、全体の名目GDPを高めますが、そのインフレ度合いに、庶民の行動が追い付きません。現状のGDPデフレータが高い国々は、貨幣制度そのものの価値が失われています。だから実物資産投資が重要です。株式や土地、更に金価格などの資源のそうですね。

何故、このような話をしているか? おそらく…読者の多くは、このような金融教育を受けていません。日本人は特にそうですよ。間違った教育制度の下で…画一化されたロボット教育を受けてきました。株式は「悪」と言う…「悪銭身に付かず」と言う言葉は、その事例を示しています。しかし…識者の多くは、賢く…儲けるのです。

働いて得る所得を、労働所得と言いましょうか…その所得より、お金に働いてもらって、稼いでもらう所得を、資産投資所得と呼ぶとすれば…後者の方が、ずっと大きいのです。馬鹿だけですよ。金利の意味も理解できない人は…。投資の世界の基準は、7%程度を目安に運用できるなら、上等な部類です。この基準値は7年間で、お金が2倍になるスピードです。

何故、近年になって日本の株価が上がって来たのか?

米国の GDPデフレータの推移

それをGDPデフレータで比較すると「市場要因」の改善が感じられます。先ずは世界の基準値である米国のグラフを載せておきましょう。金融の世界は、米国が中心になっています。


日本の GDPデフレータの推移

更に…日本のものと、そうして中国のものを並べておきます。


中国の GDPデフレータの推移

カタルはいつも個別株要因より、この市場要因の重要性を述べています。その株価を決定する要因の比率は、個別株要因は3に対して…市場要因は7程度ではないか…と考えています。今年は2026年4月頃から…世界の株式は調整局面に入っています。この主眼が「AI革命の真偽」です。

日経平均株価の日足推移

近年の米国市場を観ると、まだ見ぬ…売り上げを基準にして、株価が買われています。この考え方の基本が、市場で問われています。つまり相場は調整局面ですが、日本株はあまり下がりません。むしろ上手く立ち回ることが出来るなら、ある程度の利益を積み重ねることが出来ます。これは名目経済に移行しているから、日経平均などの指数は大きく下がりません。

日本の場合は、市場要因が「改善し始めた」ばかりですから、まだ市場全体に、この名目経済が浸透してないのでしょう。だから「歪な株価」が多くあります。常識で考えれば、株価が可笑しいことが分かります。

だって…黒字で配当を続けて、尚且つ、内部留保を蓄積し続ける…好業績の船株は、まだ…川船を除き、商船三井も日本郵船もPBR 1倍を回復していません。常識で考えるなら「割安」です。いくらでも「株を買える」根拠になります。だって…会社を丸ごと買っても本来持っている会社の価値より、安い時価総額なのです。このような比較をする裁定概念が市場に浸透していません。市場に正しくお金が回っているなら…このような矛盾はあり得ない筈です。

だからカタルはずっと「船株の謎」と言う疑問を持ち続けています。川崎汽船は、ものを言う株主の為に…積極的な自社株買いと株式分割を実施しました。しかし商船三井は一番株主還元の姿勢から遅れています。だから株主総会で、この事実を指摘されたら…経営者は反論を出来ません。既にかなりの時間が経過しています。要するに…理論価格以下に株価を放置するのは、経営者の責任でもあります。

「アマゾン」の 株価推移

ここでネット販売の「アマゾン」のジェフベゾスが市場から批判された時期があります。彼はフリーキャッシュフローがプラスなら「成長投資を加速させる」と回答していました。いまでも無配を続けています。しかし…市場からの信認を受けています。だから、一概に…株主還元が株価を高めるとは言えません。今では1ドル台だった株価が253ドルです。この投資を観ても…資産投資所得が、労働所得より、ずっと有意義だと言う事が分かります。

カタルがジェイドG(3558)を対象に、成長株投資の題材として、雪だるま投資を実施した意味が分かるでしょう。一度は、「やってみたい」売らない株の…投資です。過去、カタルは任天堂(7974)でも、ソフトバンクG(9984)でも、「悔しい想い」をしています。だから一度で良いから、その実践をやってみたいのです。皆さんが抱いている時間軸とは、もともとの構想が違います。

そんな事で…これから5日間の長丁場ですから、最初の原稿としては、この辺りで切り上げましょう。これから会員レポートも書かねばなりません。「市場の整合性」をテーマにして居ますが、その初回は「市場要因」に話から、スタートさせました。この根底にあるのが名目GDPの価値の大切さを考えてください。

景気循環の様子

だから、国生み神話に登場する男神の「いざなぎ景気」の話をしました。この名目GDPは18.4%で…実質GDPは11.5~11.6%程度でした。一方、その景気循環の期間は1965年11月~1970年7月の山を越える57か月間です。

一方、その妻を示す「いざなみ景気」は2020年5月~2026年7月の74か月間の名目GDPは公表されておらず…1.6%+0から0.5%とされています。実質GDPは1.6%となっています。勘違いしやすい…景気循環の名称です。また…明日。

これから…会員レポートを書きますから、会員の方は明日にでもお読みください。



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