世間を賑わす…トランプ関税などの「様々な報道」の焦点は、市場の二つの現象を観ると、概ね…その動向が分かります。一番気になるのは「米国債」の値動きです。昨晩も…金利は下げていました。既に米国は、景気後退のリスクを抱えています。

基本的にトランプ政権の政策が正しいとしても、その結果が出るのは、ずっと「後の話」です。今は、「見えない恐怖」に怯えている…段階です。その一番の見所は、米国の10年債の動向でしょう。加えて…この報道も意味があるのでしょう。自分なりに考えて置くと良いですね。いちいち…解説はしません。自分で考えましょう。

「アップル」(AAPL)の 15分足
更に…個別株では、やはり「アップル」(AAPL)の株価でしょう。
勿論、「テスラ」(TALA)や「エヌビディア」(NVDA)の株価も、同時に観察する必要があります。それぞれの株価は、「未来の動向を担う」価値を持っています。様々な…「社会現象」を受けて株価は動きます。
しかし会社が持っている…本来の「絶対的な価値」があります。昨日は、その考え方の一つを紹介しました。イオンの子会社である「コックス」(9876)の解説をしました。ただ株価が「割安」だという事は、逆説的には…「会社の魅力」が乏しい…と言う事です。
「希望や夢」がないから…「割安な株価」で市場に放置されています。基本的に、PBR 1倍以下の企業は「経営者に欠陥」があります。だから…「株主総会」で、その経営責任を問わねばなりません。

今の「フジメディアHD」(4676)は、そのケースです。別に「買いたい株」と言いうほどの事もありません。もともと…キーテレビ局の置かれた環境は、様々なメディアが登場しており「斜陽産業」にも見えます。鉄道や道路などのインフラ整備が終わっているのに…「鉄は国家なり」と…「時代錯誤」の認識を述べた「新日鉄」…今の「日本製鉄」(5401)の経営者が過去に居ました。馬鹿げた…「時代観」です。
今、起きている米国の関税政策からの「パラダイムシフト」は、新しい世界の「資産の再構築」の可能性もあります。あるいは、みんなが言っているように…間違っている認識なのか? ロイターに「この手の意見」が載っていました。可能性はあるのです。基本的に、株式投資と同じで…「やってみなければ」分かりません。
しかし…昨日はキング牧師の言葉を紹介しました。「The moral arc of the universe bends at the elbow of justice」(宇宙の道徳の弧は、正義の肘で曲がる)と言う考え方です。株式の価値には様々な視点があります。しかし絶対的な価値観は、その「投下資本」を何年で回収できて、更に「増やせるか」どうか…なのです。しかし…日本企業の多くは、未だに与えられた資産を「自分のもの」と勘違いをして…「我が物顔」の経営者が多くいます。
その事例を、紹介したのが「東京機械」(6335)です。この社会現象を作り出したのは、最高裁第三小法廷の林道晴裁判長の主観です。この為に日本人は更に貧乏な国民になり…「成田闘争」になったのです。
その結果が「東芝」事件です。無理やり…「奉加帳」を回して、日本国全体で助け合おうとしました。でも今回の「セブン&アイHD」(3382)は資金が足りず…買収ファンドの資金を入れると「高金利」になるから…「伊藤忠」(8001)は、諦めました。「東京機械」から「東芝」、そうして「セブン&アイHD」と「時代の推移」が広がり、そうして浸透していきます。
その「東芝」は、とうとう「成果主義の導入」だそうです。
もともと…一律の「年功序列」を保つのは…無理があります。カタルは現役時代に、毎月、「他人のノルマ」を被って…店全体の目標を達成してきました。締め切り日が近づくと、いつも支店長は、カタルを呼びます。そうして…目標に足りない分を、暗に…カタルにやって欲しいと懇願されます。毎月ですよ。
でもボーナスの査定は、僅かな成果報酬です。これでは、たまったものではありません。一生、「他人の数字」を、自分が背負うのです。自分だけの目標なら、簡単ですが…一人の分ではなく、出来ない奴は一人や、二人ではありません。だからカタルは、自由な「歩合給」の世界に、飛び込んだとも言えます。ようやく…東芝は300万円の成果給だそうです。あれから…36年です。
今年…多くの日本企業は、ようやく「資本コスト」を意識した「DOE」(Dividend on equity ratio=株主資本配当率)を採用している企業が、増えてきました。当たり前です。この基本は「ROE経営」と「配当性向」です。この分解式が直ぐに頭に浮かぶ人は、証券マンとして合格です。此方です。
最高裁の判事と言えば…日本の最高峰の難関の国家試験である「司法試験」をパスした「エリート」です。その判事が、この程度の認識なのです。自分が下した判決が、世の中にどんな影響を及ぼすか? 株を観れば分かります。
何故、「フジメディアHD」の「コーポレートガバナンス」問題に発展したか? ある面で、この判決が、間接的ですが「影響を与えている」とも言えます。これが「市場の整合性」の考え方です。
昨日はWSJの報道を「切っ掛け」に…アップルのティム・クック氏と彼が信じる「長い時間の弧」が、またもや勝利を収めた。という内容を紹介しました。その根本的な考え方は「The moral arc of the universe bends at the elbow of justice」(宇宙の道徳の弧は、正義の肘で曲がる)と言う心理です。時代は…みんなが認める世界に「収斂する」のでしょう。

企業業績に株価は収斂する事例として昨日は…「ジェイドG」(3558)の業績解説をしました。駄目な会社なら、何故、「現金」が前期の18億円から29億円に増えるのでしょう?

儲かっているから現金が増えるのですね。「営業キャッシュフロー」は8億円から29億円に増えているのです。消えた分は「マガシーク」の特別損失(倉庫の引っ越しや改善費用)なのでしょう。このようなポカも食らった数字です。この損失は一時的な支出で継続はしません。今期はその費用は消えます。
決算会見では…カタルが気にしていた「システム統合損失」にも言及していました。そうして「峠を越えて」、徐々に減る…と述べていたのです。ただ…「GMV」(Gross Merchandise Value=流通取引総額)が落ちる可能性まで言及していましたが…新規のM&Aの分がありますから、カタルは過剰な…「保守的な」解説に聞こえました。
まるで…「法螺吹き」田中君が、何故か、途端に…日本的な「布石を張る」ような人間に…変身したように感じました。前回の決算からの「変身」です。まるで…「役者」です。何か…あるのかもしれません。
通常、本来持っている「キャラクター」は、突然に変わりません。カタルは「演出」まで疑っています。だって決算数字は、「嘘」を付けません。しかし…その説明の仕方は、色んなやり方が在ります。
「ソフトバンクG」(9984)の孫さんは、何れ…豆腐の1丁、2丁を扱うように…お金の1兆円、2兆円を「動かす男になる」と…若い頃の株主総会で述べていました。今では、誰も、彼が「法螺」を言っているとは思いません。そればかりか…また「桁」が違う話をしています。
だから安く株を買うための演出の可能性まで…カタルは疑っています。
何故なら、ようやく…本格的に「まともな利益」が、これから「湧き出て」…来るからです。営業キャッシュフローは、その事を示しています。移転などの「特損計上」でも、あの写真事件の損失もあったのですよ。でもそれを超えた…利益計上です。
僕らは「本物の投資家」を目指すのです。時間は「正しい企業価値」を評価します。ただ単に時間軸の問題で、今年後半には、「この意味」が、皆さんにも「理解できる」ようになります。
カタルはテスタさんのような板状況を観た「売り買い」を推奨している訳ではありません。でも嫌いではないのです。そもそも…「博打好きな」人間で、カタルは「いい加減な」性格なのです。
毎日…パチンコ屋に通ったのです。そうして最大20万円ほどを、たった一台の「パチンコ台」に突っ込んで…閉店を迎えて、仕方なく、パチンコ屋の店員に、「明日も来るから…そのままにして置け」と意地になって…パチンコをやる人間です。あの時は、持ち金では足りず、何度も…隣にある銀行のATMに行ったのです。トホホ…「嫌な事」を思い出しました。
「ベンチャリ」は市場から株が消えるまで…買っていました。更に「ライブドア」の時は上場廃止が決まっていても…その株を買ったのです。でも、あれは…儲かりました。一度…信じたら騙されても「笑って許すような」人間です。カタルの「性格」を知らずに、このレポートは読めません。でもいつも「自分が正しい」と思ったことは、必ず、やり通します。
友達に、「損失補填」をして…300万のお金が2000万円を超えてもやっていたのです。そうして「リーマンショック」の追証が払えずに…更に2000万を入れましたが、ダメでした。だから…「友達に」謝ったのです。「ゴメン、300万円が消えて…払えない。」でも彼は「話が違う」というから…「時間をくれ」と言い、5年ほど前に50万円の色を付けて…全額返済をしました。そんな人間がカタルです。
「義理と人情」は、大切にします。まるでヤクザ顔負けの「仁侠の世界」です。でも鶴田浩二や高倉健の世界は、好きなのです。今日は、また脱線です。

最後に…危ない博打株として紹介している「3Dマトリック」(7777)にも「同じこと」が言えますよ。この会社は、赤字でも…現金が13億円から19億円に伸びています。何故、カタルが、カンフル剤の「輸血」をして…「命」を繋いでいる「ゾンビ」のような企業の株を買っているか?
究極の「博打株」です。しかし、だからこそ…株価は安くたった120円で1000株を買っても、僅か12万円ですが…このお金が、10倍、20倍になる可能性も秘めています。
いいですか…カタル自身は「博打」を好み…安全策を取りません。だから昨日は、必ず…株価は騰がる7%台の利回り株の「野村証券」を売っても、「ジェイドG」の株を買ったのです。少し…買い過ぎました。
更に本日も「1150円の指値」が500株だけですが、「買い増し」出来ました。良かったですね。これで、おそらく年末は、200万円の増額が確定でしょう。そうして、カタルも、その「成功報酬」を貰える…と思っています。200万円で1万円の報酬なら安いですね。常に「有言実行」、「率先垂範」を心掛けています。でも追証なら…この限りではありません。
いつも心に「太陽」を抱いて…「希望と夢」を食って、生きている人間です。人生は「パッパラ・パ―」が、一番ですよ。ノンビリやりましょう。また…明日。