アーカイブ:2019年11月9日

潮の変わり目

本日の日経新聞の一面を読んで…30年前に「希望を胸に」…上京した日々を再び思い出しました。1989年の7月にカタルの父がガンで亡くなり、会社を辞める切っ掛けになります。「精一杯に生きよう!」そうして新潟の田舎から、東京の一流舞台で、しかも歩合給と言う世界で勝負をしようと上京したのでした。

日経に書かれている「ベルリンの壁崩壊」を見て、上京したカタルは、これで世界平和の恩恵を、一番に受けるのは日本だと考えて…日経平均株価は10万円に向かうと思ったものです。「平和の恩恵」=経済の発展=日本の活躍と思ったのです。

しかし現実の…日本の様々な仕組みは偽物で、その偽物社会がグローバル化の進展で、崩壊するとは思わなかったのです。

なんと言っても、パイオニア事件でしょう。当時は終身雇用が定着しており、社員の解雇が出来ませんでした。その為にパイオニアは叩かれます。当時のパイオニは財務内容が素晴らしい優良企業でした。

あれから30年、ニューズウィークはこのような記事を掲載しています。此方です。

今ではAIに絡むプログラマーなど…システムエンジニアの地位は向上し、年収2000万円台は当たり前の世の中になっています。兎に角、プログラマーの優秀な人は引っ張りだこで…3000万円ほど出さないと有能な人間が確保できないと言います。これからビックデータの利用の仕方など…今までになかった職業が大きく浮上するのでしょう。この記事のように中途採用は当たり前…年功序列も崩れます。これがグローバル基準です。

この30年間は、激動の証券マン人生で、悲哀の現場を味わってきました。でもカタルに能力があるなら別の人生があったのでしょう。所詮、馬鹿タレなのです。

このレポートは能力のない人間が、一所懸命に上を目指す苦難の日記ですね。最新の動きを探ろうと四苦八苦しています。

同じく日経新聞の「大機小機」(17面)には、米国の短期金利(レポ金利)の上昇の話が載っていました。この事件はある意味で非常に大きなシステム転換を示す事象なのでしょう。

前後して、本日の日経新聞の「スクランブル」(16面)に登場するCTA(商品投資顧問)がレバレッジを使い、大きな流れを作って行きます。その為に10月の海外投資家は1兆1346億円の株式を買い越したと言います。この流れが続くかどうか…なのですが、本日のブルームバーグには此方の記事が掲載されています。

いよいよ日本の下準備が整ったところに…世界のウェーブがやって来ました。

カタルが会員向けに「臨時号」を発行したのは9月14日の話です。明らかに何か違う異質の動きを感じたのです。故に有料会員制度を設けたのは、2016年5月の時ですから…この3年間で初めて、臨時号を出す事件に遭遇したと言う事なのでしょう。

カタルは約2か月前に、大きな変化を市場の動きから感じた訳です。みんな考えることは一緒ですね。

三菱UFJの日足推移

カタルは8月11日の会員向けレポートである提案をしています。三菱UFJ株を、信用取引を利用して大量の買うと言う事例を紹介しています。株価が500円なので、10万株買うと5000万だから、1500万円の資金があれば…信用金利が3%としても配当利回りが5%なので、2%の鞘が抜けると…言っているのです。

カタルは8月の中旬に、このアイディアを考えて、実際に、貧乏人のカタルは1000株だけですが、自分自身でも三菱UFJの株主になりました。500円の指値をしており、その株価で買っています。記憶によれば…確か2回ほど、500円を割れる場面があった筈です。そうです…今チャートで確かめました。このレポートは8月11日に書かれたものですが、8月29日まで何回か…500円を割れています。

ソロソロ…カタルも一流域の運用者と、同じ発想に近づいてきたのかも知れません。結果論は誰にでも言えますが…カタルレポートを読めば事前に書いていることが分かります。今、カタルは会員向けレポートを読み直し…確認しました。8月11日に変化の芽を感じ、実際に3年間で初めて…9月14日に臨時号を発行し、そうしてCTAが実際に動き、10月に大幅に日本株を買い越しています。

その理由を一般会員の人にも、明確に述べています。日本企業の463兆円にものぼる内部留保の話し、更に自社株買いや増配に結びつくコーポレートガバナンスの話をしています。レオパレス21やLIXILの具体例を紹介しています。

日本企業は実際に、電通の高橋さんの自殺から大きく変化したのです。彼女が自殺したのは2015年12月25日です。そうして問題が大きく報道されたのは2016年です。そこからヤマト運輸の労働環境の整備に移行します。日本が大きく変化して行く「切っ掛け」になっています。

世の中に起る出来事は、時代の潮流を示す現象です。その動きを見て、どう市場の流れに繋げるか? 此処が「要」です。

皆さんには、日々の事件を見て、感じて欲しいのです。そうすれば…CTAのような一流域の人間の行動を、先読みできます。ただカタルの場合、あまりに先読みが早過ぎて…時間を待たされることが良くあるのです。この修正に時間が掛かっています。あとは自分自身の力量問題です。この把握が問題になります。株が上がるのは事前に分かっていますが…自分のキャパシティーを超えています。

難しいものです。本日は、皆さんに二つのレポートを紹介しました。一つはトヨタも変化する労働改革の話。トヨタは日本を代表する会社ですよ。この環境下ですごい決算でした。すごいね。でもその陰では下請けが泣いています。下請け企業を叩き、無理やりの論理を貫く非情な企業です。カタルはボーナスを減らす行動を批判しました。この賃金と言うのは効率性の話です。賃金を上げると生産性が向上されることになるのです。統計の話ですが…。

そうして、もう一つはブルームバーグの記事ですね。

金などの保守的な場所から、資金がリスク資産に移動し始めている話です。二つの重要なニュースを提供しました。あとは読者が頭を絞って、どう市場と結びつけるか…と言うノウハウの話です。お取引の証券会社の証券マンに尋ねてみましょう。勉強している証券マンは直ぐに反応して銘柄を提案してくれます。馬鹿セールスは、この重要なレポートの意味が理解できないのです。

何故、カタルがレポ金利の話を、何度も、何度も繰り返ししたか? その姿が徐々に明らかになって来ました。あれは9月16日から17日でした。一時的ですが、10%まで上昇したのです。

やはり経済は面白い。奥が深くて…。株式投資の醍醐味は、何と言っても自分の事前観測と市場の動きが一体化する事でしょう。それでは…また明日。

本日は会員向けレポートを、これから書きますから、会員の方は、明日にでもお読みください。



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