アーカイブ:2019年11月12日

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事前予想のように米国金利の上昇が鮮明になって来ました。カタル自身、あまり事前知識がなくネットで勉強するのです。例えば…このニュースの「タームプレミアム」とは何か? ニュースを読んでいると分からない用語が多く見られます。

もともと英語の知識などない馬鹿カタル。横文字が出るたびに調べる作業が続きます。「タームって、何?」のレベルなのです。期間の付加価値かな…と言う具合です。兎に角、学校時代に何をやってきたのでしょう。パチンコと麻雀に明け暮れて…学校は最低水準の出席です。そんな馬鹿が、ノーベル賞受賞者が負ける世界で勝てる道理がないですね。どうしたら…負けずに済むか。どうしたら、人並みになれるか? そんな繰り返しが続きます。

どうも急速に…「景気後退説」が消えて「ゴルディロックス相場」の見通しが復活しているようです。その為に米国国債の未来に対する金利上昇の期待値が増していると言う意味のようです。

未来において金利が上昇するなら、早めに長期の国債を売ろうとしているのでしょう。その為に前回の高値1.9%水準を一気に抜いたのです。JPモルガンの100ベーシス、つまり1%金利の上昇が起るかどうか?…です。

もともと…景気後退の見通しが定着していた為に、株を売り安全資産を過剰に手持ちしていました。日経平均株価16000円説が生まれる環境でしたからね。日経新聞は、「逆イールド」は、景気後退のサインと盛んに報道を繰り返していました。そのような意識の「刷り込み」が、僕ら一般人に定着し、事前に予想されていました。だからそれを回避するためにFRBは予防的な利下げを実施しました。

このように…常に、少数派の論理が有利になるように人間社会の仕組みは構築されています。逆に人気になった所に駆けつけると、人が多く混乱し、待たされて嫌な思いをします。でも人間の浅ましさか…やはり、他人がどんな事をしているか気になります。人間と言うのはどん欲です。他人の行動が気になる人が多いのです。特に村論理の日本人は横並び意識が強く、常に他人の行動が気になります。

でも株の世界は、常に少数派の論理でしか…儲かりませんね。だから市場には「人の行く裏に道あり、花の山」と言われる諺があります。景気後退が見込まれるから、その予防策として事前にFRBは金利を下げるのです。その効果で…冒頭の「タームプレミアム」が生まれた訳です。だからFRBの役目は終わりです。基本的に逆業績相場から金融相場の色彩が強くなり、田中化研だけではありませんが、G君なんか…773円まで売られたのに…昨日はなんと1060円です。僅か5日間の出来事です。

周りを見ると…みんなそうです。何故、カタルが安川電機の話を、何度も何度もレポートで書いたか? この意味が理解できない人は多いのです。それでも手持ち株の決算数字が悪いと…不安になります。

考えて下さいよ。昨年のクリスマスショックの意味を…。事前に米中貿易摩擦やFRBの金利引き上げを咎めて株価が暴落していたのです。

未だにその傷が癒えていません。既にあのクリスマスショックの痛みがないと言う人は、相当優秀なのでしょう。多くの人は1400円の東邦チタンを買い、716円の安値を見て、ようやく900円台に戻った…こんな心理の筈です。

でも安川電機を買った人は違いますね。 2426円の安川電機が4390円ですからね。80.9%の上昇です。もう直ぐ2倍ですよ。如何にブツブツ投資が素晴らしいか分かります。株なんか…下げても良い訳です。勿論、上がらずに下げるばかりでは困りますが…。失われた時代の環境は、下げるばかりなのです。

でも今はタームプレミアムが生じる環境になり、誰もが外したリスク資産を買い増ししようとしています。だからNY市場は最高値、日経平均株価もデフレの関門の22750円より上に位置しています。昨日のNY市場は強かったですねボーイングの737MAXの進展が見込まれたため…と言う話です。此方です。

東邦チタンにとってプラス材料になります。まぁ、大阪チタンに方が遙かに大きな影響なのですが…東邦チタンも4ケタ奪回に向け、此処での値固めが進めば…年末までには4ケタ奪回を目指すのでしょう。

カタルは次に展開を睨み、行動を開始しています。本日は、O君を395円で2000株だけ買いました。でも基本的にカタルの今のスタンスは失敗の後始末です。

先ずは…整理優先です。期日が来ればクロスを振り、東邦チタンのように僅かな利益と呼べるかどうか…ですが、それでも損をせずに失敗したトレードを終えました。先ずは儲ける前に、損をしない。当たり前の話ですが、人間は欲の動物です。株価が上がって来ると、もっと上がれ!…と願います。人間心理は実に厄介です。下がれば恐くなるし…上がれば有頂天になります。みんな…同じです。

三桜工業は資質が悪いけれど…やはり、なかなか人気になりませんね。もともと…選択した筋が悪いです。でも面白いものです。この程度の資質でもある程度の相場になるんだから…やはり資金力があるかないか…は、大きな問題です。カタルはG君の方が余程、筋が良いと思うけれど…。でもカタルの場合は整理優先です。

流石に…大型株だけあり、上値は重いようです。本日の三菱UFJの株価は588.6円と少し安くなっています。ここは関門の一つです。2月に付けた593円を抜きました。この水準でしばらく「保ち合い」が続く可能性があります。そうして下値筋の利食いを消化して…一段高に繋がるのです。

三菱UFJの週足推移

昨年1月の高値は894円です。この水準をクリアするかどうか…。その前は2015年の高値は936円です。この二つの高値を抜くのが、「名目時代の確立」に繋がります。そうして…リーマン時の1950円の高値奪回です。そうなれば…もう日本は新しい世界に向かっています。

おいおい、馬鹿カタルの空想が始まった…と笑って下さい。でも名目時代と言うのは、先日紹介したように…PBRを基準にして米国並みに買うと日経平均株価8万円だと杉村さんのレポートかな?…が述べていましたが、それが普通なのです。そうすれば…僕らの賃金は上がり、NYのランチのように2000円、3000円が当たり前になります。

失われた時代の空白を、一気に埋めるかどうか…此処が焦点になります。だって…世界はずっと名目時代を歩んできたのです。日本だけが…馬鹿が上に居る為に、どんどん疲弊して、電通の高橋さんのように追い込まれたのです。あの自殺は馬鹿官僚のエゴです。彼女はその犠牲者です。

「流動性の罠」の長さが、何故、生まれるのか? 皆さんも考えて下さい。日本で一番お金持ちの日銀様が、今でもETFやリートを買い続けています。だから株と不動産が上がるのが、当然でしょう。

それにも拘らず、少し地価が上がると…バブルだバブルだ…と騒ぎ、スルガ銀行の経営者を変えます。こんな連中が日本をここまで追い込んだのです。清貧思想など糞食らえ!

パッパラパーの世の中が来ても良いですね。その境界線がデフレの関門の22750円です。ようやく…水面下から顔を出したばかりです。一息ついて…この泥沼から抜け出しましょう。もう直ぐ、パッパラパーの世界です。頑張れ!日本株。

それでは…また明日。



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