アーカイブ:2019年11月26日

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NY市場はようやく完全なリスクオンの市場に転換したように感じています。でもこの株価上昇は、一時的に行き過ぎた結果になるかもしれません。現状の見通しでは来年の1月末まで…途中で休みながら上昇相場が続くのだろうと考えています。理由はFRBの短期資金供給の…此方のニュースです。

中段揉み合いを抜けるラッセル2000の推移

これは分かりやすいですが、もう一つ昨晩のNY市場で前から気になっていたラッセル2000の目先の高値更新があります。その様子が此方です。

実は…米国でも日本と同じように指数だけが上昇する傾向が強かったようです。このラッセル2000と言うのは米国の小型株を集めた指数だそうです。指数銘柄の上昇はETFなどの買いが入り上昇しやすいのでしょう。

今回の会員向けレポートで反省した指数対応の動きが、相場の素人化と言うか…パッシブ運用の高まりの為に必要なのかもしれません。近年は個別株投資のアクティブ運用より、指数の構成銘柄を買うパッシブ運用の方が、資金は多くなっています。たぶん、その影響だと推察しています。

ルネサスエレクの日足推移

故にカタルはこの二つの現象を見て、珍しく…目先の日計り狙いで「ルネサスエレク」(6723)の買い気配に付いてみました。寄り付きで500株を先ず買い、そうして下げて来たので10円下の739円でもう500株ですが指値をしました。運よく、この下値も買えました。実は前から700円割れを狙っていましたが、カタルは追証と背中合わせの状態にあり、あまり余裕がなかったために見送っていました。

でもどうも大きな下げも無く…このまま年末年始のアノマリーに追随する可能性が高いようです。まぁ、たまには…目先も良いでしょう。とても三桜や木村はやれません。カタルは博打を好みますが…意外に良識派です。

トヨタの日足推移

もう一つの理由はトヨタの動きです。この株、大型株でしかも景気循環からすれば…この時期に活躍する季節ではありませんが、今年の高値圏なのです。チャートを見て驚きました。もともとトヨタなど、カタルの選択範疇ではありません。でも良く上がったものですね。この株の上昇を見れば外人投資家の本格度が分かると言うものです。

ずっと日本株を売り続けていた外人投資家が、明らかに買い戻しだけではなく、ポジション変更をしているのでしょう。463兆円の内部留保は、日本株を大きく上値に押し上げる材料です。本日は「日立化成」の話題が日経新聞に登場しています。コーポレートガバナンスの話です。東芝の子会社買収、ホンダのTOBなど…同じ流れなのです。別々に考えては駄目ですよ。カタルが昨年から指摘しているLIXILやレオパレス21と、同じ時代背景が流れています。

だから自社株買いが盛んになり…REOを経営者が意識をして無駄な資産の効率化を図っているのです。その為に、ソニーはヘッジファンドの諫言に従いオリンパスを売却したのです。

この時代の潮流をしっかり理解をしてないと銘柄間の繋がりも見えません。トヨタが新高値なのに、ルネサスが下値で低迷している道理がありません。ルネサスは車のCPUの世界NO1かな? 昔はそうだったのですが…今は首位かどうかハッキリしませんが、つまり財務のトヨタより変動率の高いルネサスの方が市場人気を獲得できるでしょう。

SUMCOもそうですが、既に株価水準を大きく訂正しました。でもルネサスはまだ抜けていません。この銘柄は公開しても大丈夫です。

昨日買ったU君は、流石にハイリスク過ぎて…一般的ではありません。G君もそうですがルネサスなら大丈夫です。ブツブツ投資をすれば儲かります。何も上手に買おうとしないことです。買い気配でも、気付いた時に、直ぐに動けばいいのです。先ずは打診買いをして…それから考えるのがカタル流の投資法です。

Jトラストの400円割れを、丹念に買いましたか? 380円は買えませんでしたが、今回は385円で買えています。本日は404円です。カタルは547円でも安いと思っています。何れ…本当にそうなります。

本日はWスコープが髙いですね。昨日は806円まであり…行って来い。決算を心配された読者の方は、田中化研を上手く下値で買えたでしょうか? 

カタルは何度も…「効率的市場仮説」の話をレポートでしています。自分は情報の末端に居ることを、良く肝に銘じないとなりません。だから株価位置が安いのです。

カタル銘柄のJトラストの株価位置を、良く見て下さい。それをワイワイガヤガヤ…と、駄目株だと他人は言いますが、カタルには宝物に見えます。この株一本でも良いかも知れないと言う評価を、カタルは下したのです。何れ4桁は決まっているのでしょう。でも皆さんには、そう感じられないようです。事前に語っていても…分からない人はしょうがない。

カタルは三桜や木村は、筋が悪いと述べました。でもWスコープは支持しています。この違いが分かりますか? カタルは田中化研の方が面白いと思っていますが、同じことです。また田中化研は4ケタに復帰します。こんな事は時代の流れを見れば、もう決まっている事なのです。

本日、目先投資で乗った「ルネサスエレク」も4桁は確定しています。どのタイミングで来るか? これは…残念ながら、カタルには分かりません。あの仕掛け筋に力があるなら、今頃Jトラストは、居所が違います。前のボックスにチャレンジしているはずです。でも世の中は儘なりません。カタル自身に力があるなら買っています。カタルは500万株程度買えば…良い相場になっていた事でしょう。

皆さんは高値になってからワイワイ言い過ぎです。この日曜日のコラムでカタルは「下がらなくなった株を探せ!」と述べました。上手に買おうとせず…下手でも良いのです。下がらなくなった株、と言うのは、倒産の危機にあるような株が、究極の下値なのでしょう。G君もU君も、ある意味でそうかもしれません。非常にハイリスクですが、カタルは何れも好きです。

U君の週足推移

だって…たった2年間で3000円台の株が300円台まで売られました。でも何もこの3000円台は、理屈に合わない株価ではないです。PER30倍程度の評価は良くある話です。PER100倍以上の株と違います。危ないけれど、カタルは300円台になるなら、また買うでしょう。取りあえず、昨日は562円で500株だけ買ったわけです。上場廃止になったら、なっただけの話です。

ライブドアの時も、そうなのです。あの時は既に上場廃止が決まっていましたが、カタルは価値があると思って、確か…株価は200円台だったんじゃないかな? それを合計で1万株買うつもりで2000株を買ったところで買えなくなったんですが…上場してなくとも価値があるものはたくさんあります。

ソフトバンクが倒産評価のWeWorkを、30億ドルも出してTOBをすると言います。投資と言うものは、こう言うものでしょう。ほら…原稿を書いている内に、Wスコープは先日の高値806円まで来ましたね。ハイ、今、高値更新です。昨日は720円でいくらでも買えたのです。田中化研も上昇する可能性が高いですね。同じ仲間です。三桜工業や木村化工機より筋が良いと思います。同じ博打でも筋の良い方を選ぶべきでしょう。

この筋と言うのは、未来に利益が上がり、株価を正当化できるかどうか…が基準になります。個人好みの銘柄が動きやすくなってきました。皆さんの手持ち株も少しずつ株価は上昇を続けるのでしょう。今日は日立化成の話題から、その時代背景を少し解説しました。あの記事を読んでコーポレートガバナンスの話を連想出来れば、証券マンとして合格でしょう。

つまり、あの…村論理の日立が変わるのです。分かりますか? カタルは実際にお茶の水にあった本社を訪れ、社長室長と面談をして…こう言われたのです。「変わらないことが日立の社風だ」と言ったのですよ。

カタルはIRの言葉が一般化してない時に、IR活動を広めようと上場企業およそ30社を回りました。みんな一流と呼ばれる会社です。トヨタも三菱UFJも郵船も一流企業を回ったのです。

本当はあの時に、株屋を辞めてIRの専門の会社を作ろうとしたのです。だからこの社名がIRNETなのです。20年以上前の設立です。その日立が20年経過して…ようやく変化するのです。コーポレートガバナンス、つまり「企業統治」の話です。会社が誰のものか?…株主のものです。それなのに…463兆円も使わないお金を貯めこむ?いい加減にしろ!と叩かれます。

数年後はM&Aの嵐になります。日本企業は馬鹿経営者だらけなのです。何故、この次の経済対策が素晴らしいか? その背景を読者の皆さんは感じて下さい。

カタルは、今年8月日経平均株価が16000円になると言われていた時に…何故か、ワクワク感が消えない…と述べています。その意味を、来年、皆さんは知ることになります。だから野村証券の株価が強く、カタルはO君をカタル銘柄に掲げたのです。

さて本日は、ルネサスを1000株だけ買いました。どうなりますかね? 株式投資は様々な読みが市場でぶつかり合い、資金が効率的になる所に流れているのです。その目に見えない潮流を如何に見極めるか…そこに真髄があるのでしょう。それでは…また明日。

アララ…まだ下がっています。ルネサスエレクの話です。それではもう500株を729円で指値してみましょう。ブツブツ投資なら怖くない、一発で決めない事です。本日もJトラの395円が買えないとなるなら…少し買値を引き上がる必要性があるかもしれません。そろそろ…目先の売り物が切れるかも知れません。でも既にかなり持っているから、貧乏人のカタルは程々にしないとなりませんね。嫌だなぁ~貧乏は嫌いです。トホホ…。



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