アーカイブ:2019年11月19日

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なかなか攻め処が見当たらない印象との相場です。基本的に指数の上昇により日経平均株価は良く上がりました。しかし指数との連動の為に全体が上がるだけで、個別株物色にはなっていません。

一方、折角人気株になっても…三桜工業のように筋が悪い銘柄の為に、先高期待がなく人気が続きません。一時的に人気が集まっても、直ぐに冷める印象です。骨のある筋が株を集めている為に、人気になった訳ではないのでしょう。だから目先筋が鞘取りをするだけで…相場が目まぐるしく変わっている印象です。

背景にあるのは…米中貿易協議の行方、米国の弾劾裁判が不透明な為なのでしょう。それでは何故、米国株も強いのか? たぶんレポ金利の上昇により、FRBが資金供給をしている為に、需給面の安心感があるのでしょう。この処置は取りあえず…来年1月までです。その後、どうなるか分かりません。

基本的にリーマンショック後の長い景気拡大で…漠然とした不安感があるのでしょう。背景には米国でも債務残高が上昇し…基本的に危うい回復です。ローンによる消費拡大は、長く続かないと言う良識派の考え方も根強いのでしょう。FRBが警戒しているのも…その話です。何もインフレの話だけではなく、債務問題が背景にあります。

一方、カタルが予てから気にしているキャッシュレスのグローバル化が加速すると思われます。何れ…避けられない現実が進行しており、その時にドルは基軸通貨の座から転落すると…米国の債務問題が、一気に浮上します。この懸念が潜在的にあります。この問題はリーマンショック以上の混乱を生むと思われます。何しろ、世界的な枠組みが大きく変化します。

もう一つが中国の高齢化問題です。急速に中国は現在の力強さを失うのでしょう。そもそも米中協議の真の狙いは、中国の力を削ぐことですから…今の状態がもっとも良い解決策です。

例えば此方のレポートは、面白いですね。ベトナムのGDPが26兆円でその6.8%もの海外投資があったそうです。その中で中国の投資が急増しており生産基地の移動が見られます。

カタルが述べたように、何も米中協議は、負の面ばかりではありません。日本にも輸送の関係のようですが、レノボがパソコンの生産基地を山形の米沢市で始めるとか…。基本的に空洞化の逆転現象が生まれています。

輸出依存度を示すグラフ

ここで此方の記事を読むと、その動向が分かりますよ。この記事の中で注目して欲しいのは…此方のグラフです。先日、日経新聞社が、円安懐疑論を一面で述べていました。もともと円安が良いと言う間違った考え方がどうかしています。トヨタの300万台生産体制など…方針転換をすべきでしょう。ドイツは輸出依存度が高く…日本は既に空洞化現象はピークを打ち、米中貿易協議で巻き返しになっています。

この話とみずほの年功序列崩壊の話は面白いですね。此方です。何故、日本株は新しいステージに向かうのか?この辺りが、もう少し鮮明な流れになると株価は3万円台から5万円と向かうのでしょう。463兆円もの内部留保の動き先を決めてあげないとなりません。ハッキリした方向性を示せば、日本人は集団行動が得意なので、一気に走り出すのでしょう。

今はその前哨戦のイメージです。芽はあるのですが…なかなか鮮明な動きになりません。方向性は既に決まっているのですよ。でも自信がないと言うか…漠然と…誰もが内心思っているのですが。確信がない為に、行動出来ないジレンマを抱えている様に見ます。だから株価はなかなか力強い上昇相場に移行出来ないのでしょう。

東邦チタンも一日天下なのでしょうか? やる人間が居れば…三桜などより筋が通っており、面白い狙い目なのです。でも相場を先導出来る人間が、市場に居ないようです。昨日の打診買いが活きるのは、いつでしょう。現在の株価は968-981-954-955=135800(9:46)ですから、もう500株だけ買ってみましょう。ハイ、956円で500株のお買い上げです。本当は930円台なら…と思っていますが、まぁ、良いでしょう。

所詮、誰も先の事は分かりません。本日の日経平均株価は153円安です。先物は23250円と260円の繰り返し…現物相場は23265円です。そろそろ裁定売り残の解消も峠を越えたのでしょうか? でも先日紹介した銀行内にベア投信の残高が4兆円と言うのは、衝撃的な数字です。

カタルが何故、失われた時代の30年間と言う時間を、何度も述べているか? そうして日本市場は「肥沃な大地」と表現しています。基本構造が30年も弱気相場だったのです。だから現役世代の誰もが…本物の強気相場を知らないのでしょう。

カタルは「雪だるま投資」も、やり方の一つだと述べています。本当は成長株が良いのですが、日本と言う土壌は独自性を否定します。村論理の中に収めようとします。はみ出しを許しません。徐々に変化をしていますが…年収の20億や30億円を認めないのです。だからゴーン事件が起こります。ホリエモンもそうですし…難しい国ですね。

桜を見る会など…たいした問題ではありません。公私混同に目くじらを立てるのは、他人のあら探しばかりの行動に映ります。もっと寛容になれないものでしょうか? こんな事ばかり突き詰めていくと…社会にユトリが消え、ギスギスします。

そう言えば…昨日は385円のJトラストも買えました。慌てて380円も用いましたが、こちらは下値がなかったのです。まだ期日の売り物があるようです。出来高が膨らんでいました。

基本は、いつも一緒でしょう。株価は企業業績に影響を受けますが、その比較ではなく、方向性に賭けるのが正しい投資なのでしょう。方向性が正しければ…後はスピードの話になります。変化しのスピードが速いなら、あっという間に株価は何倍にもなります。この辺りは経営者の努力です。

でも時代の流れは変わりません。株式投資は新しい時代に向かう速度を競っているのでしょう。最も速い車に乗り続ければ…あっという間に億万長者です。でもバフェットも、あのお年です。投資のイロハは…なかなか会得できません。カタルが現役で毎日、顧客のお金を飛ばして実験をしていてもパーフェクトになりません。でも一応、相場さえ良ければ…3億を40億円にした実績がありますから、今度は、自分のお金でやってみようと言う気になります。

だから…証券マンを辞めた年は、年収1000万前後でしたが、敢えて投資家の道を選択したのです。評論家の皆さんも、偉そうに言うなら自分でやってみれば分かります。なかなか難しいものです。もう少しお金があれば…色んな実験が出来るのに…と思います。別の投資をやってみたいですね。でもお金がないから今は、雪だるま投資で1本と、短期投資で1本の運用です。

本当は…推奨した村田のような、まともな株だけでもやってみたいのです。進化論の銘柄ですね。でも根が博打好きで…値動きに魅了される人間なので、どうしてもハイリスク銘柄の選択になります。読者はカタルの性格を知らないと駄目ですよ。まぁ、時々まともな株を掲げていますから、安全を重んじる方はそちらの銘柄を手掛ければ良いのでしょう。

今日は別のレポートも紹介しましたから、カタルレポートはこの辺で終了です。皆さんは株価が上がってから…あの時に買っておけばよかった。…と東邦チタンのように悔みます。Jトラストの400円割れは、何処でも買い場です。カタルは500円台でも安いと思い買っているのです。

皆さんは、その株価より3割近く安い株価で買えるので…500円に戻るだけで、3割投資ですよ。この株が800円台に急騰してからワイワイ…ガヤガヤ…言わないでくださいね。何れ、そうなるのです。

Jトラストは789円で282万株も経営陣が自社株を引き取ったのです。東邦チタンは確か…親会社が引き受けたのは950円前後でした。田中化研は962円でも住友化学が株を買ったのです。こんな事例はたくさんありますよ。

クラウドワークスをサイバーエージェントが1101円、1632円で買っていたのに株価は300円台まで落ちました。僕らは、その安値水準を買って大儲けになっています。Jトラストの狙いは正しいのです。インドネシアやカンボジアなど…成長著しいアジア圏に、日本の低金利のお金を誘導するのです。

株式投資と言うのは、基本構造を理解して正しい方向性なら、株価が安くなれば買えばいいのです。皆さんは高い時しか株を買いません。同じ品物なのに…何故、安いと買わないのでしょう。カタルにはサッパリ理解できない心理です。ブツブツ投資の基本は、無理をせず、自分の考えを貫く事にあります。

今は一服するタイミングでしょう。でもまた直ぐに、今度は個別株も上昇する相場になりますよ。此処はガンガン強気に構えましょう。それでは…また明日。



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