アーカイブ:2019年11月20日

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NY市場はようやく下げたと言う印象です。日本株も強かったので、この辺で指数は一服する方が望ましい展開に思えます。通常、年末年始の相場に向け、11月はお休み相場との印象を強く持っています。でもこの8月末からの上昇は、やはり意外なタイミングだったのでしょう。

基本的に空売りポジションの修正と言う面が、強く働いたと思っています。カタルは時々…先物価格と現物価格の鞘に注目しています。現在は23270円買い23280円ヤリの先物に対し現物株は22281円です。通常は先物が高く現物株が安いのが通例ですが、金利が安くなっておりコストは少ないので、どうしてもこの鞘は少ないのでしょう。でもこの程度では裁定感覚が入る余地はないのでしょう。

CTAなどの仕掛け筋は、基本的にレバレッジを大きく張りますから、先物やオプションを利用します。個別現物株を買うことなど…戦略上、あり得ません。だからこんな相場展開になっているのでしょう。指数だけは上昇しましたが、売買代金も盛り上がらず、一般の個人投資家は「蚊帳の外」になります。でも指数関連だけでも、ずいぶん上がりました。


武田製薬の日足推移

カタルはこんな相場が苦手です。あまり関心のない銘柄が動くからです。武田製薬なども、ずいぶん上昇をしました。基本的に日経225関連の株が良く上がったのでしょう。8月の2万円割れのレポートが出回っている時に…大台がなかなか割れず…留まったのを見て指数銘柄を買えば儲かった訳です。

この事は結果論ではなく…重要なのです。これからも応用できる基本的な「投資心理」なので、よく憶えておくと良いでしょう。何も株価だけではありません。「材料出尽くし」と言う言葉も、同じ意味です。

基本的に「悪い」と思われる材料が連発しても、株価の下値が固い事があります。業績悪や環境悪など…株価にとって悪材料が連発しているのに、株価の下値が固いかどうか。この堅さを見るのです。

往々にして…このような株は、環境が好転する時期がありますから、その時に必ず、株価は反発します。何も、高値になった株を買わずに…Jトラストが下がったら、下値を買い続ければいいのです。その内、売り物は切れます。僕らは賢い投資家を目指しています。人気になった高値を追わなくても良いのです。

時代背景を考えれば…未来の人気株は簡単に分かります。その流れに乗った株が安値に来たら、ジックリ買い続ければ良いのでしょう。浮動株など、たかが知れています。5%、10%…程度、買い続ければ…通常の売り物は消えます。基本的に仮需が多い株は、駄目ですね。人気の残党が残っていることを示しています。そうなると…時間調整が否めません。ケネディクスなどは、その口でしょう。我慢比べをしているようなものです。

株が下がる心配は可能性としてはありますが、あまり考えず、カタルは短期の値幅調整だろうと思っています。だってシコリはないのです。僕らがワイワイ言いましたか? 誰も踊っていません。人気になった三桜工業も一時的の人気で終始しています。他の銘柄は、みんな一日天下です。東邦チタンのような事例が多いのでしょう。ユビキタスもそうです。

でも野村証券だけは違いますね。すごいですね。何しろ、失われた時代で、一番の「悲哀を味わった」駄目株です。この意味をよく考えると、次の本筋が見えて来るでしょう。だからカタルはO君を、会員向けに掲げました。でも相場のスタート時点と言うのは、なかなか値幅効果が出ません。当たり前の話です。参加者が少ないから…しかもみんな疑心暗鬼ですから、買い手口も細いのです。

米国金利は米中貿易協議の影響もあり、再び低下しています。やはり2%台に乗らないと鮮明な動きとは…言えないのでしょう。

今日はカタルのテクニックの一つ、悪材料でも、なかなか下がらない株を下値で買おうと言うものを紹介しました。業績悪も同じです。カタルは田中化研の下値を買っています。一部の読者は高値を買っておられるようで、気になっているようですが…世界の流れはEVですから、その内、出番は来るのでしょう。だからのんびりやればいいのでしょう。

今回の株価上昇は指数の上昇でしたが、次はある程度、個人も儲かる相場になると思っています。全体が暖まれば…その暖気は、やがて周りも暖めます。日経平均株価22750円を覚えておいてください。この関門が下値になるなら、たいしたものです。日本株の大相場の条件の一つです。

本日はロームがCBを400億円発行して500億円の自社株買いをするとの事です。借金をして、自社株を買うとは何事か…と思うかもしれませんが、道理に合っています。ロームのROEは低いですが…それでも6%程度です。2%程度の利回りで借金が出来るなら、どんどん多様な道を選択するのも筋です。

カタルは三菱UFJ株が500円の時に、なんと言っていました? 信用取引を利用しても、鞘が抜けると述べていました。同じ発想です。財務戦略上、正しい行動です。GPIFは馬鹿の寄せ集めだと思います。日本株は金利裁定が働くのです。しかも…使い切れない463兆円もの内部留保が眠っています。このお金がこれから動き出す事を考えれば…未来は非常に明るいですね。

カタルが何故、電通の高橋さんの事件を、何度も伝えたか? この463兆円の内部留保も同じことです。必ず、この反動が未来に生まれます。何が、切っ掛けになるか分かりませんが…それが道理なのです。だから野村証券株が上げ続けているのも、ある意味で「市場の整合性」が成り立っています。このような繋がりが見えないとすれば…まだまだ自分自身の市場の観察眼が足りないのでしょう。

カタルはいつも言っています。上がる株は、もう決まっています。問題は時間が見えないのです。だって自分にお金がないから「仕掛け」が出来ません。だから誰かが仕掛けるのを待つしかありません。仕方がないから…下値をジックリ買い続けるのです。そうして…待っていれば、いつか世間はその流れに気付く事でしょう。

だからカタルは、いつもノンビリやれば良いと述べています。目先ばかり追っていると三桜工業の2000円台を買い、取り返しのつかない過ちを犯します。どんな好材料でも、株が上がると言う事は、もう株価はその材料を織り込んだと言う事でしょう。サンバイオの時もそうでした。誰かが、盛んにこの株は良いと言っていました。カタルにはサッパリポンの世界でした。

「株価位置」の重要性を考えましょう。下値圏にある素質のある株をジックリと買えなくなるまで買い続ければ…その内、株価はドンドン上がります。のんびりやりましょう。

そう言えば…本日の日経新聞には景気後退の要因には金融サイクル論があるとの話が掲載されていました。まぁ、普通の解説です。

463兆円の内部留保に、大型の消費対策、今はマイナンバーカードを使ったポイント還元が話題になっています。読者の人でまだお持ちでない方は、事前にカード申請をしておきましょう。カタルの場合、2か月程度かな?もう少し短かったようですが…入手に時間がかかりました。未来の読みは決まっていますから、事前の行動が不可欠です。 それでは…また明日。



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