アーカイブ:2025年11月3日

「成長性と収益力の探求」③

今日の話題は、此方かな? この見出しを観ると分かっていると思うのです、ですが…この内容を読むと「確実性が欠ける」ようにも思えます。まぁ継続的に…「高市政策の行方」を追えば、いずれ…分かるでしょう。

しかし岸田氏の「新しい資本主義」は当初、意味が分からず、「否定から」入った…経緯があります。しかし「蓋」を開けると…海外勢のファンドの誘致に繋がっています。お金を入れて、お金を動かすことが、何より「経済活動」には大切です。

昨晩のNHKの大河ドラマでも…蔦屋重三郎は、歌麿に美人画を描かせて…お金が動く描写がありました。まぁ「限度」はあるのですが、正しく「基本概念」を捉えています。流石、一流域の演出家なのでしょう。脚本家かな? 経済の基本は「安心をして」…お金を成長分野に投じることが出来る…世界造りが正しいのです。

米国の製造業の雇用割合の推移

しかし…カタルは「トランプ関税」は、やはり「間違っている」と考えています。彼の考える…「未来」がどんなものか? こちらのレポートがあります。果たして「労働集約型」の製造業の復権は、あり得るのでしょうか? しかし今、始まっている…「AI投資」が「次世代の進化」に繋がる可能性もあります。アマゾンの取り組みは…画期的です。

いずれ…一家に、一台の「フィジカルAI」ロボットと共に…暮らす「世の中」になります。SFの世界です。もともと…テスラの好評価は、その分野を評価した企業価値なのでしょう。お金が回れば…今の低収益でも「成長」で補えます。カタルは、同時に「アマゾン」の行動に注目しており、日経新聞に、カタルの課題の一つ「フィジカルAI」の報道がありました。此方です。

やはり「ソフトバンクG」(9984)は、かなり大きくなりましたが、別に「売る」必要もなく、株を持ち続ければ、更に良いものになる…可能性もあります。最近は、彼の行動に「時代が追い付いて来た」ようにも感じています。

米国のハイテク株の動向

米国では「AI投資」が盛んになっており、借入金に頼った「メタ」(Meta)の株価は下がっていましたが、他は高かったようです。この「バランス」が問題になります。中国の「内巻き現象」は、過剰投資が進化に役立っていますが、収益性を欠くので「継続性」が在りません。過去、過剰投資が行き過ぎて、お金が回らず、反乱を起こしています。中国の不動産大手「恒大集団(エバーグランデ)などの実例です。この意味は「ソフトバンクG」の失敗作の「WeWork」も同じです。

「出前館」(2484) の四季報予想

日本では、今、カタルが「株」を、買ったり…売ったりして…「観察」を続けている「出前館」(2484)が、この事例になります。もともと…「仕組みの利益」です。だからプラットホームを構築できるなら…継続的な「高い収益」が見込めます。しかし「出前館」は、その期待が消えた…株価です。

米国の「メタ」が、多額の社債借り入れに頼った事を、市場が「危惧」しているから、他のハイテク株と比較して…安くなっているのでしょう。しかし…その金利を超えて「利益」を産み出せるなら、この積極投資は、地位の確立に繋がり、未来の高い利益を約束することになります。この経営判断は難しいのです。

「クックパッド」(2193) の四季報予想

この事例で、失敗して「成長を止めて」収益に拘った企業が、自社株買いを連発した「クックパッド」(2193)です。この経営判断は、難しく…アマゾンのジェフ・ベゾスは、「フリーキャッシュフロー」が黒字なら、たとえ…「赤字でも」成長性を追うと述べていました。

先ほどの…日経新聞の「Ask! NIKKEI」は現在無料の試験運転中です。何れ…高価なサーバーを利用していますから、利用料金を取るために、「有料」に切り替えるのでしょう。日経新聞らしいですね。東洋経済の四季報でも、同じチャット・サービスをやっています。カタルはどちらも会員ですから、使う事が出来ますが、どの程度、利用するかどうか…。現時点では、「Google検索」で、充分に…足りています。一番、利用しています。

さて、この休みにソフトの「オービック」(4684)の収益性と、成長性の「SHIFT」(3697)を比べました。高い収益力は、その業界の地位を示しています。高い「儲け」でも…顧客は納得してその料金を払います。オランダの「ASML」もそうですネ。最近の半導体株は、どれも…高い収益性を誇ります。「ルネサスエレク」(6723)に注目しているのも…同じ理由です。

昔は、違いました。「トヨタ」(7203)に商品を収めていた時は、他の「部品メーカー」と同じ「扱い」でした。カタルは、あの時代も知っています。だから「トヨタ」に噛みついていました。 搾取した利益ではなく「ともに栄える」利益を目指したいと思っています。

故に会員制度も、厳選する方向性に向かわせようと思っています。だから質が高いレポートなら、その価値に見合った料金が「当然」だと思います。これが「市場論理」でしょう。クズは必要ありません。邪魔なだけで、時間が無駄になります。

現在のカタルレポートは「厳選されたニュース」を伝えているつもりです。

市場に溢れる話題は「玉石混合」です。その中で…「キラリと光る」ものは何か? これには「高度の判断力」が求められます。今回のレポートの課題の「成長性と収益性」のテーマは証券マンでも、「知らない奴」が、多くいます。そもそも…株価がどうして、成り立っているか? その理由を考えたこともないのでしょう。

単に、需給バランスを観て、株価が上がるか? 下がるか…その状況判断だけです。あれほど…優れた感覚と度胸がある小手川君も、その後は「兆円」単位の話を聞きません。本物レベルは、みんな…「兆円」単位です。それが「当たり前」なのです。

だって市場には…「2倍になる株」は溢れています。それを、順番に「鶯の谷渡り」をすれば、簡単にお金は作れます。カタルは、その糧になる「道具」と「材料」を提供しています。若い時から、しっかり…「利殖知識」を身に付ければ、お金なんか…どうやって「使う」のだろうと…思うようになります。既に、カタルはその入り口でしょう。必ず、未来において注目した株は、上がっています。ただ…「時間軸」だけが、分かりません。

この「最後の壁」を乗り越えるために…こうやって毎日、レポートを書いて…自分の意見を纏めています。この作業が「完成」に近づけば、当然の話ですが、バカバカしい「レポート」は終了です。いつも「あと一歩」と思っています。

今日は、シリーズの「最終日」ですから、良い題材のモデルケースである「ジェイドG」(3558)を取り上げましょう。今回の1Qの決算、2Qの決算を観ても分かりますが、過去のように「ストップ高」しません。カタルは「ストップ高」しても…「当然」と考えていましたが、「市場参加者」の気持ちは「違う」ようです。

その理由は「信用買い残」が200万株程あり…20%に届きませんが「高い水準」です。だから、常に「プロの空売り筋」が居ます。最近の相場は、常に50%近い数字のようです。もともと…市場には1148万株しか…株式が発行されていませんから、カタルの会員が、それぞれ…1万株を買っただけで…その合計では100万株になります。

みんなが10万株ずつ買うなら、株価は100万円でも1000万円でも可能です。しかし「論理株価」があります。今は、たぶん「PSR」で言うなら…「2倍程度」(売り上げに対する時価総額の話し)が、妥当な株価水準でしょう。カタルはそう思っています。

つまり時価総額では400億円になりますから、株価は3484円です。この数字は今回発表された「ロイヤル」が軌道に乗るなら…260*2=560/11487ですから、株価は4875円になります。つまり来年は4180円の奪回への挑戦が可能になります。

仮に…収益率30%で、毎年10%成長する企業と、収益率は10%だけれど…成長力が30%あるなら、どちらを、皆さんは選びますか?

しかし「諸条件」が違うと、その「解」も変わります。この話が冒頭に取り上げた蔦屋重三郎の「考え方」です。お金はクルクルと回るものです。カタルが、何回も…言う「貨幣乗数効果」です。日銀が投じるお金が、市中、つまり世の中で「何回転」するか? この回転数が上がるとインフレになり、逆に「回転率が下がる」とデフレ社会になります。名目時代を選択するのが蔦屋重三郎で「デフレ時代」の「清貧思想」を目指したのが…松平定信です。

これが「日経平均株価」を動かすのです。最近、株価が上がって来ました。カタルの感覚はようやく「アベノミクス」が動き出したように感じています。だから「デンソー」(6902)を今年に入ってから、2000円割れで…株を買ったのです。

金曜日は目先の「一時的な下げ」に、見舞われています。「ジェイドG」と同じような…過程です。それより「一過性」の認識です。「ジェイドG」の株価を良く観ましょう。

「ジェイドG」(3558) の 週足

先ずは4180円の「ヒカル効果」は、漠然とした…田中君の「経営への期待」であり…未来の夢の兆候を示した「理想買い」です。そうして…株価は徐々に「現実の利益」の確認をし始めています。今の株価は、あまりに…「マガシークへの期待」が強く、その期待値が「悪影響」になった株価です。

本来なら…リーボックの評価である1929円の株価を「下回る」筈は、ないのですが、何故か…株価は、再び1000円を割れました。これは過剰な「期待値」が溜まった…「信用買い残」による「需給バランスの悪化」が、原因で1000円を割れたのでしょう。

今は1Qの段階で、田中君は「マガシークの手ごたえ」を感じていたから、あの時に復配を発表しました。通常は余程、経営に自信があっても「1Qの段階」では、あのような発表はしません。

でもこの「法螺吹き」精神が、カタルが田中君を「好きな所」です。

人間は高いモチベーションを持ち続け…「夢」を追うべきでしょう。孫正義は、豆腐を1丁、2丁と数えるように…未来は収益を1兆、2兆にすると「決算会見の席」で述べたのです。高いモチベーションを持たなければ「経営者」を辞めねばなりません。

「野村証券」の奥田さんと比較すると…分かります。かれは「一期間」で出来る仕事を「三期」に分けて「分割」して…決算に計上したのです。この行動を観るなら…間違いなく彼は「村社会」の人間です。日本には、このような人間が多くいます。「仕組みの利益」で食う…奴らです。「既得権力者」ですね。

僕らは時代を切り拓く…時代をラッセルする人間です。だから果敢に挑戦をします。

先ほどの「成長性と収益性」の話ですが、時代が追い風になると「成長力」の方が有利になります。実質と名目の違いが、逆風の世界か…。追い風の世界か? その環境を示しています。収益力が、高い企業は良い会社ですが、伸び率が低く…「未来の夢」の部分が薄れます。逆に、収益性は合格だけれど…そんなに高くはないが「30%成長」を続けるなら…未来は。非常に「有望な企業」です。

30%成長の場合100万円は…どうなるか?

30%成長なら10年経過すると…13.7倍になるのです。10%の利益でも、未来の利益は13倍です。しかし10%成長では、10年経過しても…2.59倍です。つまり…利益率の収益性が例え…30%でも、その額は7.77倍です。名目経済だから、「成長性」を追うのです。

今回、「ジェイドG」は、まだ契約が完了していませんが、12月1日には完了すると述べています。その売り上げの規模は今は90億円かな? でも田中君は70~80億円をみているようです。今の売り上げ規模が200億円としても、70億円でも「35%成長」になります。分かりますか?


「ジェイドG」(3558) の長期の業績推移
これは明らかに間違っていますから、数字が修正されます。

彼の実績は、この10年間の平均値が「28.8%」なのです。だからカタルは、彼を大きく評価しています。そうして肝心の収益力ですが、今回の2Qの段階で営業利益は10億9百万円に対して売上は89億14百万円ですから…11.3%と10%を超える数字になっています。明らかに…合格点です。

何故、株価が下がったか? 2024年2月の12.61%~7.98%に、その収益性が落ちた為に、「マガシーク」の統合は、上手く「行かなかった」と判断をされたのでしょう。故に株価は本来なら2000円前後で止まるはずが、全体市況の影響もあり1000円を割れたのでしょう。この理由は、高い「信用買い残」でしょう。

通常、株価が半値になるなら…追証になって…嫌でも株を売らされます。実際にカタルは「5000万円の損失」を受けました。これが「小型現物株」の値動きの特性です。もともと小型現物株は「変動率」が大きい株です。だからは、僅かな改善の確認でも…この株価上昇率が43%もの株価上昇率になりました。

「大阪チタン」(5726)の 風足

今、「ジェイドG」(3558)は「大阪チタン」(5726)の時に述べた…「立ち上がり型」の相場に発展をするかどうか…その際に、あります。「大阪チタン」は残念ながら…普通の上昇相場なのでしょう。この「立ち上がり型」相場と言うのは、「キオクシア」(285A)の相場を言います。

「キオクシア」(285A)の 風足

2020年は575円から一気に4180円の「理想買い」でした。株価は7.2倍です。今回の基点は1243円でしょう。果たして…このまま一気に株価が立ち上がり4180円を超えるかどうか…楽しみですね。カタルは、明日も1000株だけですが…「寄り値」を「成り行き」で、ジェイドGの株を買いに行きます。「事前公約」です。

「ジェイドG」(3558) の 週足

仮に全体相場が休んでも…「大きな下げ」にはなりません。単に「乖離調整」だから…ですね。しかし「半導体」関連株は、かなり…下がるのでしょう。「馬鹿上げ」しています。キオクシアを観ると分かるでしょう。

必ず、どんな株も「乖離調整」は否めません。しかし…日本には、「ジャンジャン」海外からお金が入っており、「ものを言う株主」の存在が、「総還元性向」を高めています。「ソフト99」など観ると分かります。

市場から強引に「使わないお金が悪」だから…「お金を使いなさい」と催促されています。だから「トヨタ自動織機」(6201)も慌てて…MBOに踏み切ったのです。

何故、「デンソー」(6902)か?

今回も自社株買いの4500億円を買い切っています。来期は、この「トヨタ自動織機」の売却額の3578億円は「公開買い付けをする」と表明をしています。そうしてDOE水準も3.5%を謳っており配当金を64円払うと述べています。

使わない内意留保を積極的に「設備投資や株主還元」に回しています。つまり…内部留保が「稼働資金」に代わっています。これが「貨幣乗数効果」です。時代に合ったお金の使いかたをする会社だから、市場から「未来」は評価されます。まだ株を買ってない人は、この下げ場面は「天与の買い場」ですから、先ずは100株の打診買いをして…ブツブツ投資をしましょう。

株価は、論理的に動くものです。

ジェイドGは2828円を超えるのが、「いつか」? この時間軸は、カタルには分かりません。しかし近いうちに…その2828円を奪回して、新しくM&Aをする「ロイヤル」の売り上げ増加と、その収益性を10%台に保つなら…来年は4180円の高値を奪回するのが「確定」しています。

問題は、目先の収益性の改善と、次の成長性へのチャレンジです。来年後半には、また「新たなM&A」が期待されると…一気に「1万円」相場の夢も、実現するかも知れません。このような「未来の夢」を語れるのが、「名目経済」です。それを裏付けた相場が「ローム」(6963)の謎なのです。分かりますか?

カタルは、「成長力」を重視した…「アーク」(ARKK)のキャシー・ウッドの考え方の人間です。そんな人間が書いた会員レポート会員を現在募集しております。詳しくは土曜日の原稿の下の方に、その「応募方法」が載っています。皆様の沢山のご応募を「明日まで」…お待ちしております。また…明日。



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