この所…米国株と日本株の「デカップリング」が言われています。
「デカップリング」は分離、切り離しと言う意味で用いられ…昔、新興国経済と先進国の経済のデカップリング論が盛んになって、この言葉が使われるようになりました。証券用語も横文字が並び…嫌になります。でも日本株と米国株の分離とか、切り離しと言っても言葉足らずに…「デカップリング」と言えば、何となく、両者の動きは違うんだなぁ~との理解が進みます。
理由は幾つか考えられますが…どれが正解かは分かりません。米国の大統領選挙などは、誰もが…考え付く理由に挙げられます。菅政権の誕生期待も…そうかも知れません。しかし…カタルは、全く別の見方をしています。
ようやく…日本株も米国株同様に、「名目時代」の経済体型に、移行するんじゃないか?と言う仮説です。
かたるは、そもそも安倍政権も黒田日銀総裁も、実質経済から名目時代に向けた政策に舵を切ったと思っています。しかし2013年の日銀の量的緩和以降、なかなか…この金融政策効果が、日本経済に浸透をしていませんでした。理由は、清貧思想論者の妨害です。
地方の地価が上がり始めたのは…ここ2年程の現象でしょう。それもインバウンド需要による効果です。代表事例はニセコ周辺の地価などです。福岡などもそうですね。最近もホテル建設などにより、地価が上がる傾向がありましたが、しかし今は、コロナ禍で一服しています。
近年は「益利回り」が髙くなっているのです。内部留保も過去最高で配当性向が上がっており、配当利回りも高くなっていますから、リスクを取っても預金より株式投資に向かう傾向が強まると考えています。イールドスプレッドの観点からも株式投資は有利です。
昨日、日銀より「資金循環表」が発表されました。それによると、我が国の家計の現預金残は1031兆円に膨らんでします。政府からの資金移転です。しかし証券投資の金額は267兆円に過ぎません。
そこで…株式や投資信託と現預金残の推移を日銀のホームページで作成したので掲載をしておきます。左が現預金、右が株式と投資信託の残高のメモリです。この金額が300兆円台に行くかどうか…。
先日、武者さんが作った資料から、益利回りの話を述べました。あのグラフも、もう一度掲載しますか…。
カタルは常々、「市場の整合性」の話をしています。基本的に、このようなデータを知ってないと、「市場の整合性」が見えないのです。銘柄間の動きは、それぞれ関連性があります。カタルが「テクノスジャパン」(3666)を推奨した最初の切っ掛けは、日証金のデータから見た動きの変化です。このスクリーニングは、カタル独自のものでしょう。他で観たことがありません。でもこのデータを既に5年程、追っていますが…かなりの確率で、未来の人気株を的確に拾い上げています。
しかし毎日60~100ほど…あがる中から選択する力がないと折角のデータも意味がありません。「豚に真珠」です。
つまり基礎的な知識がないと…応用が効きません。素人が簡単に銘柄を当てることなど…難しいでしょう。カタルは40年間も、目先の手数料をあげ続ける技を考え続け、試行錯誤を繰り返した結果です。
先ずは、金利と経済など…基本が出来てないと「市場の整合性」の意味が理解できないと思います。でもオービックの株価が成長を続け、10倍以上になったのを見てテクノスジャパンがスクリーニングで登場してので、直ぐにカタルが、買った株価は600円前後です。そうして今回は2度目の挑戦です。セールスフォースの指数採用を見て、直ぐに気付くのです。ナカナカでしょう。加えて菅政権の誕生から「DX投資」が加速されますから、4桁は当たり前でしょう。
IIJは力を入れていません。しかし僅か200株ですが、2600円前後で買った株を持っています。でもまだ2倍になりません。
しかしカタル君、会員レポートで力を入れていませんが、5月31日の会員向けレポートでLTS(6560)と言う銘柄を紹介しています。この会社が提供しているこのレポートが参考になると思ったからです。「ビジネスアジリティ」の話です。どうやったら社会の変革について行けるか?と言う講義です。
カタルの会員レポートの料金は、非常に安いと思っています。だって銘柄の話だけではなく、このような社会変革の流れを紹介していますから…読者にとっては非常に有益です。ただし「やる気のある人」にとっては…の話です。この絵は実に面白いですね。飛行機のユーザー数が5000万人に達するまで68年の歳月を要し…テレビは22年、携帯電話やフェイスブックなど…どんどん普及する時間が早くなっています。
このLTSの株を、カタルは2500円で買って直ぐに利食いをしていますが…もう株価は4850円です。別に薦めているのではないですよ。過去の実績から、未来を語る材料にしただけです。なにも…「IIJ」だけでなく、「ロコンド」も、この日の会員レポートで、チャート付きで語っていましたが、株価は1200円台のようです。
本日から連休に入るので…関心のある人は、カタルが紹介するサイトを読む時間もあるでしょう。更に後半の株価を考えるヒントを掲げます。
でも…いくらカタルが丁寧に解説をしても、読者の人が真剣にカタルの真意を読もうとしないと…得るものは少ないでしょう。単に、これから上がる銘柄を紹介しているのではないのです。
肝心な事は…その考え方の背景を、しっかり学んで欲しいのです。カタルは無駄な遠回りをして…自分の人生を過ごしました。まぁ「叩き上げ」と言えば…そうかもしれませんが、現場の知恵を得る為に、大変な時間を掛けています。
しかし皆さんはカタルレポートを毎日読むだけで、その時間が節約できます。でもカタルの考え方が正しい訳ではないですよ。しかし参考になる発想は、多いと思います。テクノスジャパンも、このLTSも、IIJも、ロコンドも…全て論理的な背景があります。必然的に株価は上がっているのです。別に…伊達に株価が短期間で2倍や3倍になりません。
カタルの情報を上手く利用すれば…みんな大金持ちです。カタルの読者は、全て億万長者ばかりになります。先ずは「率先垂範」です。カタルが公開している短期口座は200万円から運用を開始して2016年、2017年は目標を達成、2018年はトントンで敗退、2019年は僅か300万ですから、元金が800万だから、それでも率にすると37.5%です。
でも歩合セールスを辞めた時は、もっと出来ると思って小手川君の様な素人に負けられないと思って始めたのです。しかし彼とカタルは「月とスッポン」。比べること事態、彼に対し失礼です。やはり人間の器量が違うのでしょう。最近は痛感しています。
やはり景気後退期は駄目ですね。カタルの技量では難しい。でも冒頭のデカップリグの話は、重要なのです。ようやく…日本経済は「流動性の罠」から抜け出し…本物の名目時代に、既に「突入」したんじゃ…ないか? と言う仮説を頭に描いています。
この仮説が正しければ…目先の話ですが、ケネディクスの9月16日の429万株の利食いも市場は消化して…株価が上げ続ける筈ですし…ユビキタスの「買い増し」戦略も正しい筈です。まもなく…再び高値追いを始めるのでしょう。
何故なら…名目時代の特徴を見ると、そう言う結論になります。
金曜日は9月11日に168円を付けて沈んだ名村造船(7014)も金曜日は、再び168円の高値引けでした。この流れとバフェットの商社株の流れは一緒なのです。皆さんが、関心の深いと思われる三菱UFJ(8306)も今年6月9日の489円を奪回することになります。これが「市場の整合性」の考え方です。
同じ事なのです。バフェットが商社株を買ったことも…みんな「見えない糸」で繋がっています。この繋がり具合が理解できるかどうか…。カタルがどうして、そう考えているか? 時間の経過で語る事になりますから、皆さんは、このレポートを記憶に留めておいてください。
本日は…米国株と日本株の「デカップリング」現象が、何故、生まれているのか?
その背景を考えて…カタルなりの「推察と仮説」を述べました。仮にカタルが考えている様な背景があるなら、必ず、ケネディクスもユビキタスも…また目先の高値に躍り出ます。
加えて…出遅れ修正の名村造船株も、三菱UFJ株も…みんな株は上がります。いよいよ30年間に及ぶデフレの関門から…「完全離脱」する相場が、今年後半から、来年…始まるのでしょう。
この仮説を深め…これから会員向けレポートを作成しますから、会員の方は、明日にでも、お読みください。