何故か…バラ色に見える相場

まったくもって…。やはり金融庁の証券会社への過度の行政姿勢が、日本の国をおかしくしたのでしょう。この現象は現在、米国を中心とする欧米各地で展開されています。確かに…証券会社もやり過ぎた面があり、損失補てんなど含め、いろんな事件がありました。しかし裁量権が現場になくなりましたね。その為に、全てがマニュアル営業で…株の営業をやめた所もずいぶんあります。投資信託なら問題がないと言う訳です。

このマニュアル営業は、全ての業界で同じです。家電販売から、携帯電話などは特に厳しいですね。日本人のマニュアル化と言うか…ロボット化が進みました。この傾向は個人情報保護辺りからで…、クレイマーなどは前から存在していたのでしょうが、一部の特殊な人間たちに、行動基準を合わせた法律改正がされたように感じています。

デフレは人々の行動を、委縮させる社会構造ですね。社会変革の不満が行政に集まり、過度の期待感が生んだ弊害のようにも思えます。自己責任と言う当たり前のリスク認識が、日本人の教育に欠けているのでしょう。チャレンジには危険がつきものです。その危険を減らしチャレンジをするわけです。それが進化に繋がります。危険のない行動はありませんね。

東芝の問題は面白いですね。事の起こりが西田さんの時代からとか…西田さんの経歴を見ると…不振の海外事業を建て直し本社の取締役になるのは1997年です。そうして2000年6月に常務になっています。その後、2003年6月に専務で執行役員に就任し、2005年6月に社長に就任されました。どの程度、不正会計に西田さんが関わっていたのか分かりませんが、強引なノルマを押し付ける環境に、カタルは長く身を置いていました。だから企業業績のノルマなど当たり前の世界ですが…不正処理は別次元の話ですね。もし出来ない目標ならその理由を明確に述べ、上司に意見を言うのが当たり前です。当然、左遷は覚悟のうえで…場合によれば「くび」を前提にして具申します。

2003年は、みずほが100円を割れる世界でした。あの時は、大銀行が倒産すると言われていましたね。過酷な環境でノルマの必達は非常に厳しいものだったのでしょう。…がしかし、不正会計は別次元の話です。それを見過ごす会計士も…どうかしています。子会社への押し付け販売など…初歩的な手口ですからね。村論理でつるんでいると言われても、いい訳が出来ません。

問題は何故、過度の目標が科せられたか? カタルは日本的な人員整理に対する社会風土の問題だろうと考えています。時代は10年程度、遡りますが…パイオニアの指名解雇事件は1993年12月の事です。高杉良がこれを題材にし、講談社から「指名解雇」と言う小説を出版しています。終身雇用制度が色濃く残る中での…ゴタゴタです。原点は此処にあります。そうして10年かけて、東芝の問題にまで、発展しています。闇に葬られ…時間の経過とともに立ち直るケースもありますが、東芝の場合は表面化したわけです。シャープと言い…同じデフレ構造ですね。この原点を考えると…1300兆円に及ぶ資産価格の下落が…(これは日本の土地だけの評価減です。)色んな形で、しわ寄せを生んでいるのです。

構造改革と言えば聞こえは良いですが…大きな体制転換には痛みが伴います。1300兆円は非常に大きなお金です。国の借金も、似たような数字ですね。何故、カタルが実質成長率ではなく、名目数字が大切か?…ずっと、テーマにしてこれを書いているのは、此処に日本の焦点がある為です。だからケネディクスに、執着しているのです。来年度の国家目標は実質で1.7%成長で、名目数字で3.1%だとか…。この差は1.4%ですが、この差額数字が、金利水準を上回ると、それが蓄積されて行き、「ユトリ」になります。今までは実質が、名目を上回りGDPギャップが存在していました。名目数字が実質より高いと…購買力が上がり、需給が引き締まります。当然、インフレの世界になりますから、国の借金も消えて行きます。財政ファイナンスとは…インフレにする事ですね。

カタルは、黒田さんは、もっと本気だと思っていました。日銀は、何だって出来るのです。馬鹿は国債の買い入れが限界に来ているとか言っていますが…そんな事はありませんね。場合によれば…日銀自らがメザニンローンを手当てし、大規模なスマートコミュニティー事業を押し進めても良いのです。カタルは以前、50兆円構想とか述べていたことがあります。でもそこまでしなくても…既に徐々にではありますが…冷酒のように実体経済が暖まり出しています。

何度も、言いますが、今回は本物ですね。失われた時代の肥やしが充分に効いており、豊かな土壌が、やがて良い作物を育てますね。東芝の事件は、そんな切っ掛けの一つですね。日本はスチュワードシップ・コード及びコーポレートガバナンス・コードの定着、名目GDP目標、TPP、外形標準課税など…さらに軽減税率の適用はおそらく日本の景気を加速させいますね。早くの消費税の引き上げが来ると良いですね。きっとその前に市場は身構えますが…その後、大きな開花時期が株式市場に訪れると思っています。

日銀の今回の補完処置が…カタルの想像通り、物価への懸念だとすれば…前回と大きく違いますね。前回は、長い失われた時代下で、続けられた合理化努力が限界に来たために、反動が大きかったのです。今回は一度、そのエネルギーが放出され、軽度の為替の推移になります。前回は80円から120円ですからね。大きな変化でした。日銀は必要以上に前回を基準に置き過ぎですね。

問題のダリオ時間など…ですが、余り過度に神経質になる必要もありません。これは来年の話です。それにイエレンさんはいつでも変更できるとも述べています。彼女の見方が正しいか…サマーズが正しいか…など、分からないことを心配しても仕方がありません。新しいスタートを切った訳で、これが今度は新しい基準になります。この政策変更で実体経済がどう反応するかどうか…。この観察が必要なのです。イエレンさんたちの主張も分からないではありません。水面下では自動車ローンの審査問題が言われていたわけです。それが表面化するのですね。所謂、量的緩和と言う異常なバブルのエネルギーが隠れていた問題のガス抜きをする作業なのです。だからイエレンさんの行動が正しいとも言えます。

カタルは、利上げを受け「スッキリ・ポン」と表現し、利上げ後、NY市場は高くなり、海外投資家は日本株を買いに動くと予想しています。ただ、利上げ後の反動で、17210ドルを割ったので、少々驚きましたが、このような動きは許容の範囲ですね。それほど今回は意見対立が激しいのですね。色んな時間が存在するのです。市場経済は政策に対し、市場がどう反応し、それを見極める作業が必要です。今はウォッチの段階に入りました。だから株価は横這いの可能性が高いのでしょう。

日本株の指標はかなり弱く推移しています。日本人らしい反応です。中国株は戻り高値を更新しているのです。それも証券などの金融相場の色彩ですね。財政投資を政府は増やしています。問題の不動産在庫にも着手しています。確かにブラジルなど…まだ混沌としています。新興国からの資金の引上げも続き日経新聞の解説通りですが…あの報道記事は悲観シナリオに溢れていますね。イエレン女史の意向とは違います。原油だけに焦点が当たっていますが、原材料安は基本的に加工産業の日本にとってプラス効果です。これは米国以上に、プラスですね。馬鹿な論評が如何に市場に溢れているか…呆れますね。

安倍政権の施策は正しい方向性に向かっており、問題は加速度の問題だけ、アクセルをどの程度、踏み込むか?その判断だけですね。でも確実にのろのろですが走っています。だんだんスピードが加速するのでしょう。来年は3年目の人件費の上昇になります。これは団塊の世代が続々と退職を迎えるので…総人件費はそんなに増えないですね。逆に減るかも知れません。だから企業はユトリがあります。スマートコミュニティーへの方向性が確認されれば…トヨタのように、ベンチャーの「プリファード・ネットワークス」に出資をしていますから、間もなく走り出しますね。10億円は小さな一歩ですが、実は大きな一歩なのでしょう。この意味が東芝の不正会計と共に見えるかどうか…。カタルは、この二つの別次元の事象が繋がって見えるのです。

確かに来年はダリオ時間の到来の可能性もあります。しかし、それ以上に日本株の未来は明るく見えます。何度も登場させますが…日本はスチュワードシップ・コード及びコーポレートガバナンス・コードの定着、名目GDP目標、TPP、外形標準課税など…さらに軽減税率の適用はバラ色相場を暗示している様にみえます。本筋の三菱UFJは直ぐに動きませんが…必ず4桁復帰します。先ずは仕手化を狙い、やはりパイオニア、更に本筋のケネディクスが、注目されるように思っています。このグラフを見れば…何れ、時機が到来するのは明らかです。

東京の商業ビル相場推移
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