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どこの国も似たようなもので…「手前勝手」な論理があります。株式投資をしているとフェアなルールで資金が配分されるのが「原則」だとは思いますが、時代により、その尺度は、コロコロ…と変わります。最近の日本でも「総還元性向」が上がってきており…60%程度まで上昇してきたという報道を観ましたが、果たして、どの程度なのでしょう。

M&Aが盛んになり…「買収」のルールが整備されるなら、その会社の「企業価値」で、株価が決まる筈です。しかし日本の企業の多くは「手前勝手」なルールで、「後出しジャンケン」をして…その判断を最高裁が認めるのです。

近年の「東京機械」(6335)の判例は、その事例です。この判決は林さんだったかな? これでは世界からお金が入って来る「道理」がありません。このような事例が重なると…米国の「USスチール」の事例を、一概に…否定は出来ません。米国も、日本同様に似たようなものです。

だから「日本製鉄」(5401)の橋本さんは、先ずは…古い系列の仕組みの改善を急いで「持ち株」を整理すべきです。しかし自動車は、兎も角…まだ鉄鋼株は、その株価水準になってない「割安株」が、ゴロゴロ…しています。難しい判断です。例えば…「大和工業」(5444)などは、その一つです。5%を超える利回りですからね。もっと大きな「割安株」もあります。

自動車業界も「淘汰の時代」です。古いエンジンの仕組みを持つ企業の株価は、兎に角…安い「株価水準」で放置されています。しかし「日産」(7201)から買収した「カルソニックカンセイ」…今の社名は「マレリ」ですが、銀行団が債権放棄しても、未だに「立て直し」が困難なようです。米国の投資会社の「KKR」が買収しましたが…その後の展開を観ると芳しくありません。

「曙ブレーキ」(7238) の日足推移

実は、カタルは同様の上場株である「曙ブレーキ」(7238)を長く観察していますが、未だに「再建」が完璧でないようです。株価を観ると分かります。

「UBE」(4208) の日足推移

最近は「構造改革」が進み始め…「UBE」(4208)も売上高営業利益率、つまりROE経営の効率化促進のためにリストラをして大幅な赤字でした。しかし株価は未来を評価しており、株価に大きな影響はなかったようです。

「ユニチカ」(3103)の 日足推移

「ユニチカ」(3103)のケースは、「意外」だったようで…株価が大幅安しました。金利が上がり「淘汰の時代」ですから…先送りしてきた「構造改革」を促進させて「ROE経営」に舵を切るのが、正しい選択肢でしょう。

もともと…プラザ合意前の日米貿易摩擦の時代にやるべき課題でしたが…日本は「行け行け、ドンドン」の「総資産経営」でした。今の中国の「過剰生産体制」を観ると…昔の日本の姿がダブります。「ホンダ」(7267)の総生産台数かな? 販売台数かな? 「BYD」に抜かれたそうですね。

このような「構造改革」は地方でも起きています。地銀株は上場をしなくても良いように思うのです。「八十二銀行」(8359)「京都FG」(5844)などは、割安の地銀株と言われています。政策投資が多いからです。無駄な資産を抱えずに…積極行動を取るべきでしょう。

「トヨタ」(7203)のROE経営転換発言はある意味で、日本全体に効果を与えます。だから「デンソー」(6902)の株価が注目される所以です。何れ、株価は上がって来ます。こんな事は「お決まり」なのです。

日本人は、みんな自分から動きませんが、誰かが先頭を走りだすと、我も我も…と集団行動を取ります。今回のフジテレビ事件のCM行動は事件の全容が明らかになってない段階で政府まで取りやめるそうです。それなら…管轄権を持っている総務省が動いて行政指導をするのが、先だと思うのです。

何も分かってないのに…「コーポレートガバナンス」を問題視するのでしょうか? やはり部外者のカタルには、分かりにくい事例です。でも市場の人気株です。「これが日本だ!」と言う…市場なのです。カタル自身は、嫌いでも…それは仕方ありません。

その点、久しぶりに読んだ「伊藤忠」(8001)の岡藤さんの私の履歴書は、人間臭く…好きなタイプの人間です。ジェイドGの田中君も欠点があるのですが、嫌いではないのです。「ソフトバンクG」(9984)を、長く…応援していました。カタルが西葛西に住んでいる時分、「ヤフーB」Bで、「パラソル戦略」が始まったのです。その時に直ぐに加入して、佃時代には、携帯電話を買ってから…ずっと、カタルは「ソフトバンク」(9434)を応援しています。

カタルは、自分の主義主張に合った…会社を応援します。まぁ楽しみながら…株式投資で儲かれば、それで…「良し」と思っています。

「アーク投信」(ARKK)の株価推移

目先は、今回の前提であるシナリオの「読み間違い」です。未だに、やはり「納得」できないのです。そのシナリオに沿った「アーク投信」(ARKK)の株価推移は、ある意味で…皆さんにも参考になります。株価は安い時に買うのが正しいのではなく…株価が上がり始めてから参加すると、貧乏人には、丁度、良いのでしょう。「ジェイドG」も高値の2828円を抜けてから、「株を買えば良い」という理屈です。

まぁ「BASE」(4477)の株価でも良いのですが…敢えて、米国の「変化率投資」を主眼にしている…キャシーウッド氏のファンドの株価を引合いに出しました。今度は…自動運転の「オーロラ」(AUR)だそうです。債務超過なのかな? 兎に角…危ない会社ですから株価が安いのです。

でも米国はこの辺りから…超人気株になるケースが良く在りますからね。日本のような実質経済の「村社会論」とは…違います。だから、ひょっとすれば…100万円を捨てる覚悟で10年間持っているなら、ひょっとすると億万長者になれるかもしれません。何しろ…米国です。その代わり…全部、なくなる可能性もあります。トホホの日本は「既得権力者」保護の国です。

まぁ…話題を変えましょう。今日は2日間、連続安だった「エムスリー」(2413)を500株だけですが…寄り値(1435円)で買いました。そうして更に下値で買い物が入っています。しかし先日は、「5日間の連続安」でした。このような現象を観ると、まだまだ…時間が掛かるのでしょう。だからノンビリなのです。

今の相場は、どれも…そうです。「三菱UFJ」(8306)は、確かに…株価が上がりました。500円台から、まもなく…2000円です。「野村証券」(8604)は1000円を超えましたね。お約束通りでしょう。昨年も、一昨年も、ずっと…「野村証券だけを買って置けば、良いのだ!」と天才バカボンの親父さん発言をしています。来週かな? 発表される「好業績」の決算を、先取りしている相場です。でも売り場ではなく、ずっと買い場が続きます。ここからです。本番は…。

だって…常識で物事を考えましょう。

裁定買い残の推移

「トヨタ」がROE経営に邁進して、自社株買いも実施し始めています。日本中で…ようやく「構造改革」が本番です。みんな、どの企業も好業績になり…やがて海外投資家も本格的な投資をするのでしょう。その時に、格落ちの「大和証券」(8601)が「野村証券」に敵うわけがありません。ただ野村の奥田は馬鹿経営者です。たまたま時代に恵まれた人です。

カタルの場合は、上京して「バブル崩壊」です。そうして営業活動の停止を余儀なくされました。しかも…この性格です。武士は食わねど、高楊枝…と平然としていますからね。皆さんは、この性格を知った上で…「このレポート」を読まねばなりません。馬鹿とハサミは使いようといいます。賢い…利用をしましょう。

情報と言うのは、当たっているとか…外れているという判断ではなく、自分にとって有益か、どうか…なのですよ。カタルは2800円台でも「ジェイドG」の株を買い続け…最近の2200円台でも株を買い続け…今回の1175円でも…また株を買っています。年がら年中、買い続けるカタルです。たぶん…今日も、きっとまた株を買うのでしょう。2週間の「喪」が明けました。

自粛期間は過ぎましたからね。謹慎処分です。まさにトホホの連続です。

「Jトラスト」(8508)も論理通りなら…ソロソロなのです。本日株を買った「エムスリー」も良い会社ですよ。割安株ではありませんが…馬鹿が、1万円台の株価でも、ワイワイ…言った株です。いや…たった200株だけの買いです。「UMC」(6615)の話です。

この株の親会社と言うか…「豊田自動織機」(6201)は、本日が決算だそうです。あのトヨタの元祖です。その自動織機は340円で…この「UMC」の株を買ったのです。今、僕らが株を買うなら、彼らより50円も「安い株価」で手に入ります。絶対に…「負けない投資」の一つでしょう。でも…最悪、「特別損失」を計上して、赤字になり無配に転落する可能性もあります。

「キヤノン」(7751)は「のれん」の減損会計を実施しました。「ルネサスエレク」(6723)は、どうするのでしょう。株式投資と言うのは、全ての材料が「既に」織り込まれており…今の株価が実現しています。結果論を観て、騒がないことです。株価がどちらに転んでも…大丈夫の体制にして置き…あまり深く考えず…ノホホン投資が一番でしょう。また…明日。



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