あまりに行き過ぎた…日本人の「集団行動」です。
「赤信号、みんなで渡れば怖くない」と言う「画一化教育」の弊害でしょう。しかし…「現実」は受け入れねばなりません。「自分は正しい」と主張しても「多勢に無勢」です。「大衆の狂気」は短時間で終わりますが…株式市場の場合は、「追証」と言うルールがあります。昔、論理的な運用で成果を挙げていた「ロングターム・キャピタル・マネジメント」も、今回のような「危機」で担保切れになって…消えました。多くのファンドは、正しいのですが「投げた所が底値」になって…あと「2時間の猶予」があれば、助かったのに…と言うファンドの「倒産劇」がありました。
「見えない恐怖」ほど…恐ろしいものはないのです。「原油価格」は、魔坂の…「マイナス価格」を付け、「銅」相場は決済が出来ずに「溶け合い」など…色んな悲劇が在りました。
こんな時は、先ずは「現物」に出来るなら、現物株にして…「嵐」が過ぎるのを「耐える」ことでしょう。「駄目なら」…仕方ありません。「成行き」に任せるしか…ありません。カタル自身も、仕方なく…3000株の「ジェイドG」(3558)を売らされました。コンチクショウ!ですが、仕方ありません。
昔、カタルの顧客で、こんな時に「現物株」で株を買う…お金持ちの投資家は居りました。それも、買う株は「優良株」の部類の株です。この方の運用成績は「飛び抜けて」高かったのです。何しろ「現物」で、株を買い続けます。大概、2週間ほどすると…大幅高していきます。ただ1年に一回も出番が来ません。数年に一回だけのチャンスです。
今日、娘は「初めての株式投資」をすると言います。
カタルは「NTTを毎月、買うと良いよ。」と言いました。毎月100株ずつを、此処から5年程度買えば…「相当な資産」になるでしょう。必ず…今回は「過剰流動性相場」の「馬鹿人気」の場面が来ます。「名目成長経済」になるからです。
それまで…娘が、常識を捨てて「株」を買い続けられるなら、たいしたものです。「指値」も「成り行き」も分からない「ズブの素人」です。こんな若者が、日本市場で成功できる…名目成長経済の「仕組み」に、市場を変えたいものです。

土曜日のキャンプ場での月は、「おぼろ月夜」の半月から…少し「丸み」を帯びているように見えました。その月を「焚火」の炎を観ながら…「日本の姿」に重ね合わせました。「もう少しで…変われる」と思い、今回の「トランプ関税」は最後の試練かな? …と思いました。
カタルは一昨日も話しましたが…「バブル崩壊」から「ITバブル崩壊」、そうして「リーマンショック」に…更に「コロナ」と色んな相場を体験して来ました。
言えることは、お金が無くなっても…「気持ち」が折れなければ…大丈夫です。最も大切な事は、此処です。既に「相場観」を語っても「意味」は持ちません。投げ売りの「バーゲン」です。現金があるなら「幸せ」です。

日本人ですから、自分自身で判断が出来ませんから、米国株の「動向」待ちになるのでしょう。述べたいのは、米国は「市場原理」で株価が動きます。その際の目途は…「米国債の動向」だと思っています。
この金利は、しばらくは下がるのでしょう。ようやく…4%を割れてきました。しかし…この金利低下は「眉唾の動き」の可能性も在ります。その後…米国金利が5%を超えて6~7%と上がると…大変なのでしょう。「更なる事態」もあり得ます。
あまり悲観論を述べても、市場は全面安ですから、意味はありません。
もともとトランプ関税は「危ういブラフ」だと思っています。ある面では、そこまで米国は追い込まれているとも言えます。ただ昨晩、帰って来て…会員レポートの臨時号を出しました。今回は「立て続けに」相場観を述べています。非常に珍しいことです。カタルも分かりません。
しかしリーマンショックは、陰に隠れていた住宅ローンの借り入れ部分が表面化した「金融システムの汚点」を市場に付かれました。コロナ禍は「不可抗力」の自然界の危惧です。でも今回は、何も聞いていません。

この株安の背景は、基本的に過剰な期待感から来る「乖離問題」の修正が「主な理由」でしょう。だからアップル株の動向が、「重要だろう」と思っています。金曜日は188ドルです。この200週間の平均値は177ドルなのです。あと僅かに「8ドル」なのでしょう。そんなに悲観に「明け暮れる」ことはないと思っています。心配なら、自分で過去を調べてみると良いですね。リーマンショックでもコロナでも、この程度の値下がりなのです。
「資本主義の終わり」では、ありません。
今回の調整波動の「切っ掛け」は、あくまで「人為的な事」で始まったのです。コロナのような訳の分からない恐怖ではなく、リーマンショックのように金融システムがガタガタになったわけではありません。たいしたことではないです。
まだ無理は出来ませんが、「ノンビリ」構えると良いのでしょう。ですが、お金のある人は、この限りではありません。段階的に「株の買い」を用います。「ブツブツ投資」の実行です。先ずは100株でも良いから株を「買う事」です。上手に買おうとせずに、時間軸の分散投資を心掛けます。そうして…段階的に下がった株を、買い続けましょう。その内、株価は反転をします。
今度は「微益」で利食わずに、ドンドン…「買い乗せ」でしょう。このような下げは、「そうあるもの」では、ないのです。
過去、バブル崩壊、ITバブルの崩壊、リーマンショックにコロナです。この34年で、僅か…4回です。逆説的には、「一世一代」の「大勝負チャンス」なのでしょう。だから今度は「微益」ではなく…常に「買い乗せ」が功を奏します。ようやく…本格的な「名目成長時代」を迎えられる可能性が出て来ました。

その候補株が「野村証券」(8604)の株価です。目指せ!2000円です。「ジェイドG」も大丈夫です。単に「需給バランス」だけの話でしょう。これ以上、述べても「意味」はないので、今日は早めに、原稿を挙げておきます。…また明日。
「下げ相場」も、それなりに…楽しいものです。何しろ…安く株を買えるのです。「失敗は成功の素」なのです。