1980年代に日米貿易摩擦が激化して、1985年にプラザ合意を受け入れ、日本はこの円高阻止の為に金利を引き下げ、過剰融資を見逃したバブルの形成を歩み…そうして破綻、その後の処置も、間違った政策運営が相次ぎ、奈落の「失われた時代」に突入しました。
その結果、就職最難関の電通までもがブラック企業に成り下がり、名門、東芝を始め…多くの企業が不正をするまで追い込まれ…ようやく転換期を迎えています。
一方、中国は、賢いですね。日本の技術者を三顧の礼で招き技術を磨いたサムソンの真似をして、世界から優秀な技術を習得して、しかも…経営権などの実質的な主導権は、共産党に集中させて…世界覇権を企んでいます。
覇権大国の米国は、この挑戦に果敢に挑み始めている姿に、カタルには見えます。中国の不公正な慣習や制度を使った貿易政策を改善させるために、貿易戦争を挑んでいるのです。しかし…一般的なメディアの反応は、全く違った評価をして、一方的に…自由主義のグローバリズムを歪めた保護主義との視点で、トランプ政権を叩いています。
日本も首脳会談で…貿易問題で叩かれるでしょう。折角の良い機会なので…米国の産出するLNGや石油を輸入すればいいのです。そうすれば…中東の依存する我が国のエネルギー政策の安全性が増します。西海岸までパイプラインを引き…輸出基地を造れば良いです。パナマ運河も広がったので…タンカーでの運搬もできると思います。両国で補助金を作り税制緩和処置を講じれば、直ぐに事態は動くでしょう。
我が国が、アップルやグーグルに払っているお金に、デジタル課税を掛けることもできます。このデジタル課税は、世の中の流れで…ネットで取引する商品すべてに、わずかな課税をすれば収入も得られるでしょう。だって既存店はやられ、仮想空間のスマート企業は、大儲けで急成長をしています。アマゾンの成長進歩は早く、なかなか世間の社会形態が追い付いていません。デジタル課税の導入で、進化のスピードをコントロールするのが、公正な競争を促すアイテムかも知れません。
世の中には、まるっきり違った考え方が、たくさん存在します。メディアが作ったシナリオを、疑ってみる思考パターンを、我々は、身に着けるようにしなくてはなりません。株式投資は、特に…相手の立場に立つことが必要です。買いなら、売り方の気持ちを考えることですね。メディアの主張は歪んで見えます。
例えば、森友問題、今回は防衛庁のシベリアンコントロール問題ですか…。どれも、程々にしないとならないと思っています。森友などは、単なる時間の浪費です。国会議員は地検の検察官とは違います。不正があるなら地検が叩くでしょう。メディアはおかしいですよ。くだらない話題を追求するのではなく、もっと生産効率が高い時代に作り変えるべきです。例えば、同じ国会質問の追求でも…あれは民進党の山尾さんが指摘した「保育園落ちた、日本死ね!」と言う話題から、一気に…日本の歪んだ保育状態が、改善されています。
カタルも、新潟から東京に引っ越した直後…直ぐに入れると思っていた目のまえにある、あれは幼稚園かな? に入れてもらえず…翌年も、抽選でした。そんな経験があります。政治とは、そのような問題を、糺すことにあると思います。
毎年、膨らむ医療費を削減するには遺伝子の解析が不可欠です。
「プレシジョン・メディシン」が、何故、日本で進まないのでしょう? 個人の遺伝子を集めることは、個人情報保護法に抵触し…その改正が必要だと言われています。そのような核心を追求して、AIなどの利用を阻止している日本医師会の存在の在り方を糺すべきでしょう。初診でも、簡単にテレビ電話で診察をして…処方箋がもらえ、そのスマフォを薬局に持ち込めば…すぐに薬が手に入る。何故、こんなことが…直ぐに実現しないのでしょう。
花粉症の治療薬など…あれは治療では、ないですね。緩和薬ですね。あんなものに対面の診察など、必要ないのです。スマフォのテレビ電話の診察で済めば、時間も節約できます。まぁ、診察なども必要ありません。
時間が節約できれば…余った時間を、難しい治療に充てられ、全体の費用も減ると思います。何故、国会議員は、キャッシュレス社会の構築など…、国会で質問をしないで、森友や防衛庁などの…「粗探し」に時間を浪費するのでしょう。
野党は、政府の怠慢ぶりを、正当に突けばいいのです。メディアはTPPの話題の進展などを…何故、報道しないのでしょう。どのテレビ局も、新聞社も…三文雑誌以下の喜劇を演じているように感じてなりません。このようなメディアの存在が、国民を愚弄して…間違った方向性を、歩ませているように感じています。
世の中の流れを作るのは、メディアの仕事です。自分たちは、何故、失われた時代になり、電通事件が起こり、東芝、神戸製鋼や日産自動車などの不正が世の中に蔓延るようになったか? これはすべて…メディアが村論理で、派閥争いに加担している「ツケ」でしょう。
いい加減に…メディアの社会正義の自覚を持つ人間が、力を付け…表に出る時代ではないかと思っています。隣の浜ちゃんが、よく吉本興業がメディアを席巻し、日本を悪くした…と述べている理由も理解できます。これだけ色んなテレビ局があるので…スポンサーも自分の自覚を持ち、CMを提供すべきでしょう。
歩合の株屋で、苦労して…何年も過ごすと「失われた時代」の悲劇を、さんざん味わってきました。いい加減に…前向きな「寛容な社会」構成に転換し、実質の時代から名目時代に向かうべきでしょう。失われた時代の間に、米国のランチは2000円になり、日本は500円まで下がったのです。
いつまでも、くどくど…いい加減にしろ! 貿易摩擦も、悪い面ばかりではなく、いい面もあるのでしょう。中国の模倣は、ひどいものです。自国、第一主義は米国ではなく、中国です。トランプ氏が主張する…「貿易戦争は、先に中国が仕掛けた」という論理も理解できます。
僕らは賢い投資家を目指し…常に多様な視点を持って社会や相場を見つめそのギャップを探さなくてはなりません。今は極端に貿易戦争=世界経済のパイが縮小=戦争と言う極端な状況まで、株式市場は織り込み始めています。あまりに行き過ぎた解釈ですね。
ここにカタルは、非常に大きなギャップを感じています。投資とは…このギャップを埋める作業です。乖離問題は…何もテクニカルのチャート上の問題だけでなく、このような極端な思考パターンにも言えます。貿易摩擦、貿易戦争と言う武器で、叩きに、叩いても…底割れしない株価は、必ず…大きな反発になります。
カタルは、いつも世の中のギャップを探し、銘柄を選択しています。○○は買い場に見えます。果たして…どうなるでしょう。
有料会員の皆さんへ、新しい原稿を昨日アップしましたので、ご覧ください。