ものまね

スペインとポルトガル戦(3-3)は凄かったですね。カタルは生で見ようと思っていましたが、午前3時ごろだったので…あきらめたのですが、ダイジェストを見て、生で見ていたら興奮していたと思います。あれは価値があるものでしょう。

サッカーも株式相場も、見どころが事前に分かっていると楽しめるのでしょう。旅行もそうです。事前に歴史的な知識など入れておくと現場の楽しみが増します。同じ時間を使っても事前の努力があれば…楽しみが倍増します。人生の生き方として、この原則は覚えておくと良いのでしょう。

情報の利用の仕方は様々です。情報に振り回される人…情報を賢く使う人…この差は非常に大きなものですが、多くの人は前者のタイプです。これが一般的です。

何度も引き合いに出す日経新聞のミツミ報道。なにしろ、確か2日間か、3日間連続でストップ安をしたのです。ほんの少し前まで…大幅な増額報道だったのに…。それも繰り返し伝えられていました。それが一転して、変化するのです。新聞にも観測報道と…真実を伝える現実の報道があります。

多くの人は観測報道の意味も、理解してないと思います。税制の報道もそうです。最近はあまり聞きませんが、自民党税調と政府税調があり…混乱します。自民党と政府は違うのですが、背景を知らないと誤解します。

カタルはもう大学の頃ですから…既に40年以上、毎日、日経新聞を読んでいます。この新聞社、賢いというか…、なんと言うか。同じ内容を振い回し、そのたびにお金を要求します。しかも国際的にみて割高なのです。確かに情報を得るのはお金がかかります。真実の報道は裏を取る必要があり、大半はレポーターのようなフリーの人が持ち込むものでしょう。週刊誌のネタの大半は、そのフリーライターのものでしょう。

カタルもこの業界で長くレポートを発表しているために、時々面白いメールを頂きます。内容を読むと…なかなかいい情報のものがあります。多くはガセと言うか…あまり価値を見出せないのですが、中にはキラリと光るものがあるのです。

そんなメールに出会うときは、公開ページを長くやっていてよかったと思います。皆さんからの情報メールを求めていますから、気軽に右サイトのアドレスからメールをください。ただ返信は遅れることがあります。ご承知ください。

カタルは最近、レポートで「事象の整合性」の事を書きます。基本的な自然原理は変わりません。象さんがサルを産むことはないのです。株式市場で見られる現象に違和感を抱いたら…その現象のどちらかが…必ず、間違っているわけです。その現象のギャップが、拡大すると…そこに投資妙味が生まれます。「乖離が開く」という意味も同じような現象です。

株式投資は、そのギャップ探しなのでしょう。本来あるべき姿を、常に思い抱くわけです。カタルは思うのです。何故、一株当たりの純資産価格と実際の株価に、大きな格差が生じるのでしょう。隠れた債務があるのでしょうか?

企業が黒字を継続して、尚且つ、配当をして…自社株買いもしているのに、純資産価格と株価のギャップは広がるばかり…。何故、この格差は埋まらないのでしょう。

カタルが何年も推奨を続けている邦銀株は、代表的な事例です。これならM&Aをして廃業して資産売却をしたほうが、余程…儲かると思うのです。邦銀株だけでなく、経営者が怠慢で会社を私物化する事例もあります。資本は他人から預かったお金だという認識がないのでしょうか?

この基本的な概念が「ROE」と言う指標です。市場平均に比べ…何故、日本は劣化しているのでしょう。欧米に比べ、低い利益率に甘んじている経営者が、如何に多い事か…。こんな経営を長く続けている企業は、モノを言う株主に狙われて当然です。

東芝が過剰になった株主資本を、資本家に返却する自社株買いを非難する馬鹿メディアは市場原理を理解していません。会社は、だれのものか? よく話題になりますが…社員のもとだとか…馬鹿論理を言う経営者が居ます。それなら、もっと給料を払いなさい。賃上げもせず…内部留保を優先させ、講釈を垂れる馬鹿経営者が、如何に多いか…。これまでは株式の持ち合いが強く、なかなかM&Aが活発化しませんでした。でもこれからは違うのでしょう。

東芝の自社株買いを見て…日本社会も変わり始めていると感じています。今年は無理でも来年、再来年と…どんどんM&Aが多発することを願ってやみません。なぜなら、経営者が変わると…社会が活性化するからです。時代の進化が早くなります。

カタルは大企業が自社開発に拘る姿勢を批判してきました。トヨタなどを批判しました。しかし最近はベンチャー企業と組むケースが増えてきました。どんどん小さな会社を買えばいいのです。M&Aは、悪だというグリーンメラーの面だけが、強調されたNHKのあのドラマは間違いです。経営者が変わることで…さらに大きく育つケースがあるのです。勿論、失敗するケースもあります。しかしM&Aは、基本的に社会に時間を超える変革をもたらします。

本当はシャープのように、東芝もM&Aの対象になったのでしょう。今回のメモリ部門の売却も、本来の価値は3兆円ほどだと言われていました。しかし決着は2兆円でした。この背景は東芝に40%もの権利を残したためです。基本的にメモリを上場させ…ベインキャピタルはさや抜きをして、東芝は上場時に、再び支配権を手にする魂胆なのでしょう。

まぁ、真実はメモリの売却の時にならないと…結果は分かりません。こう考えると東芝の高株価も想像されます。市場が株主総会後に、どう評価するのか…面白いですね。もし株価が下がるなら、更にカタルは東芝株を買うつもりです。

もう300円を割れることはないのでしょう。既に自社株買いは既成事実です。世界の名だたるヘッジファンドが「負け戦」をする論理はありません。カタルは上場廃止のリスクを覚悟して、あの時に株を買いました。最初は、僅か5000株でした。その後、昨年の成績が良かったので…カタルはさらに5000株を買い増して1万株にしました。

そうして今回、知ったのは、自社株買い報道があった後場寄りでしたが…340円前後で更に株を買い増ししており、カタルはこれまでの高値347円を抜いたら、さらに買うと公言をしていましたから…高値を承知で348円も1000株だけ買いました。総会までが、株を買い増すチャンスなのでしょう。カタルは「鉄板」だと思っています。まぁ、そんなに大儲けが出来るとは考えていませんが、更に株価次第で…買い増すつもりでいます。

この事はヘッジファンドが、株を買うと決めたときから…一貫して述べていることです。馬鹿は利口な人間の後に続く、作業をすることで…彼らのおこぼれがもらえるのでしょう。

バフェットの投資の成功を見て…多くの投資家は、食品株の価値を再認識し…ここ数年、日本の食品株の市場価値が一変しました。昔の認識は、景気の変動に左右されない利益だが、利益の将来性がないからPERは低い評価でした。

しかし安定的な収益は、未来永劫の利益を約束され…更に日本の食品会社がグローバル展開を開始したので…成長性が加味され、成長株並みの評価に変わりました。まさにパラダイムショックです。

ブツブツが資生堂を空売りして「おおやられ」したのは、そんなパラダイムシフトが、市場に生まれたからです。馬鹿が、識者の論理であるバフェット論理に従って…生まれた成果です。

カタルのようなバカも、世界のヘッジファンドが公開している投資に加担して…儲けようと思っています。賢い投資家になれるかどうか…。東芝株を、また買い増ししてみようと思っています。高い株価位置ですが…カタルの基本方針の一つです。馬鹿は識者に従うのです。

有料会員の方へ 昨晩遅くに…原稿をアップしました。お読みください。

東芝(6502)のチャート推移



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