かたる:ノーベル賞を受賞された本庶さん、彼は「あなたのおかげで僕の命は助かった。ありがとう。」と感謝された事を考え深げに語っていました。事実、彼の研究成果によりPD1の存在が分かり、小野薬品の「オプジーボ」の開発に繋がりました。その結果、多くのガン患者が復帰されています。これは研究者冥利に尽きます。自分が開発した研究成果が人類に貢献している訳です。
一方、政策を間違って「塗炭の苦しみ」を多くの人に与える政治家や日銀総裁などの政策担当者は、彼の発言を良く噛みしめなくてはなりません。経済政策一つで、多くの人の生活を左右するのです。
チャートは本庶さんの受賞まで読んでいたとは思いませんから偶然の賜物でしょうが、いずれにしても…チャートはこの高値奪回を事前に暗示していました。
故に、カタルは「調整過程」の説明に、小野薬品を事前に用い比較していました。小野薬品はこの期待に応え、先行して前の高値を奪回し本年の高値を更新しました。春に3389円を付け、再び3000円割れに戻され…カタルは3000円割れで苦労していました。その春の高値を、本日は3430円まであり奪回しました。
次は古河電工です。これも本日は高いようです。今ほど4000円の指値売りが売れています。順番は上手く出来ています。その内SUMCOも復帰するのでしょう。こちらも1700円、1720円が売れています。
加えて…最も強い動きをしているのが「東邦チタン」です。 なんと、なんと…カタルが「1400円割れは、安いとして買っていました」が…その大損をしていた建玉が利食いで売れています。これには驚きです。期日には間に合わないと…カタルも損を覚悟していました。まぁ時間の読みが、如何に難しいか…。この実践はカタルに教えてくれます。
時代の推移を観れば、上がる株は事前に分かるとカタルは豪語しています。常に上がる株は株価が上がる前から、もう決まっていると述べています。問題は時間なのです。選挙の「票読み」もそうですが、人々の心の中までは読めないのが道理です。
メディアとトランプの対立構図はありますから、共和党が勝利をするか、難しい所です。でも現実の株価は高値を更新しています。この高値更新にも批判的な見解は多いですね。高値を奪回する局面で、こんなに意見対立をするというか…。悲観的な見通しが伝えながら、高値を更新し続ける経験は、カタルは、過去に経験してないのか…それとも最近カタルが、かなり熱心に色んな情報を集めているのか…どちらなのでしょう。
秋に株価が大暴落するケースや…貿易摩擦は、必ず後で影響を及ぼすとか…。色んな批判を多く見ます。でも株価は強いのです。「疑心暗鬼」のなかで高値を追い続けるのは「金融相場」の特徴です。しかし今回は「逆金融相場」で意見対立が起っています。不思議な順番です。つまり、この可能性を肯定するのは、「進化論」です。
これから米国で起る設備投資が、一気にスマートコミュニティーを開花させ、人類は新しいステップを歩み始めるという「スマートコミュニティー」の世界の話です。
事実、日銀短観でも分かりますが、人手不足が設備投資を押し上げています。その背景は、此方の動きでしょう。この動きは明らかに名目時代の動きですね。
今回の短観を、よく観察すると良いですね。例えば、株価の上昇を支えているのはROEだというのが分かります。これは売上高経常利益率の推移を見れば分かります。リーマン・ピークを、既に抜いています。あの時がカタルは日本の理想買いで、今回は、現実買いの可能性があると述べています。長い歴史の時間推移ですよ。その様子をこのグラフは示しているのかもしれません。
このような結果、設備投資はなかなか落ちません。普段、多くの読者が日銀短観などを見たことがないでしょうから、一度ぐらい観てみて下さい。此方です。これはアンケート調査なので…現場の本音を映した推移です。
このようなデータも「市場の整合性」の判断に、役立ちます。時代の流れを観るためには、様々なニュースに関連性が生まれます。その流れが結びつかないと駄目なのです。
カタルは有料会員のレポートで…東邦チタンが下がる道理が、合わないと述べました。太陽誘電や村田が上がり続け、東邦チタンが下がるのは…不合理だと感じていました。「市場の整合性」が一致しないからです。でも此処に来て株価波動は違いますが、先行した太陽誘電は休み東邦チタンが上げて来ており、このギャップが解消されました。
ここでも儲けのチャンスがありました。太陽誘電を空売りして、東邦チタンを買う「銘柄間裁定取引」のチャンスです。
まぁ、この背景はスポンジチタンの値上げが大きいのでしょう。カタルは此処では「損益分岐点の意味をよく知れ」と述べています。皆さんが思っている以上に、利益が膨らみます。連騰を続けていますから買わなくても良いのですが、空売りだけはやめた方が良いですよ。
空売りは、強弱感が生まれている時に、やるものではないでしょう。実際に先行して動いている人達が、儲かるようになって手仕舞いしてからで充分でしょう。 調整相場は長いのです。しかも一旦、相場が終れば…再上昇の初期波動は、なかなか株価が上がりません。下値圏での「揉み合い相場」が常なのです。通常は下値圏で、何度も何度も上下を繰り返し…玉が整理されていきます。上手に売る必要はサラサラありません。
まだ10月入りしたばかりです。「慌てる乞食はもらいが少ない」と言います。上手く立ち回る必要はないのでしょう。ノンビリすれば、良いのでしょう。カタルは個人的な理由もありポジションを縮小しています。「まぁ、どっちでもいいや」…と言う軽い気持ちで最近は望んでいます。
さて本日は…この辺でお終いです。それでは、また明日。