度量

日経新聞の話題からレポートを発展させるか…。それとも別の事を書くか…毎日レポートを書く間際になると悩みます。カタルレポートを毎日読んでもらえれば…賢い投資家になれるように構成しているつもりです。

その中で一番大切なことは、自分自身の気持ちとの向き合い方ですから、その方向性で本日はレポートを作りましょう。勿論、日経の債務問題は、前から指摘されている問題で、今の焦点は「常設レポ・ファシリティー」の話との絡みですが、本日の主眼は違いますが、ヒントの言葉だけを載せておきましょう。

さて読者から「一億総週刊誌化した令和の戦前回帰の兆候」と言うコラムを紹介していただいたのです。これに絡むか話を提供しましょう。

カタルは良く「寛容な社会」構成の実現を話題にします。今の社会は、兎に角…「他人を叩く」構図に見えます。その事がこのコラムの作者、先崎さんも気になっているのでしょう。何もカタルだけでなく、みんな同じ思いを抱いているのでしょう。しかし彼はカタルより20年も年下なので、物心がついたときは既に「失われた時代」の最中です。だから昔の良き、村論理の時代を知りません。

その意味で…この原稿は片手落ちになるのでしょう。要するに村論理でも、それを支える良識がありました。基本的に村論理は矛盾だらけですが、大岡裁きがあるから大衆から支持されていたのでしょう。でもいつの間にか、社会はギスギスして…村論理の遊び(アソビ)が消えました。

車のハンドルを回すと、直ぐにタイヤは方向転換をせず、少し遅れてから反応します。ステアリングの途中にゴムを入れ、この遊びを設けているそうですが、このために普通の車の走行は楽になっています。このゴムのおかげで路面の凹凸も拾いにくくしてあります。よく人生には、このような「遊び」が必要だと言われます。つまり「ユトリ」ですね。

何か大きな変動が起きた場合、いろんな保険を加味して生きていれば…まさかの時の用心になります。健康診断なども、同じような理屈でしょう。生命保険に火災保険と地震保険など…自動車保険などもそうです。 非常に確率は低いのでしょうが、まさかの…備えがある人と、ない人の精神的なユトリは大きく違うのでしょう。

事件や事故に遭うと…人間の対応は、それぞれ違います。悲観に暮れる人もいれば…直ぐに立ち直る人もいます。そういえば…よちゃんのかみさんが突然亡くなられ、もう3年近くなりますが、彼はなかなか立ち直れません。晩年になって、奥さんが亡くなると堪えるのでしょう。カタルは父の死を切っ掛けにして、サラリーマン稼業を辞めました。どうせ一度の人生だから失敗しても良い、精一杯に生きようと…と、心に決めたのです。

その誓いを守るために、常に精一杯の努力をして、現在も人生を歩んでいるつもりです。その生活スタイルは投資法にも表れています。常に目一杯に信用枠を使い、果敢に自分の投資法を確立させようとしています。その為に少し株が下がると、あっという間に「追証」の二文字が襲い掛かります。昨年の年末にかけた相場は、ある意味で恐怖を感じるような下げでした。

U君の日足推移

株式相場を見ると分かりますよ。下値になって突然、出来高が大きく膨らむことがあります。例えば…此方のチャートにしましょう。如何でしょう。通常は10万株を超える程度なのに…3日間ストップ安して、翌日に900万株を超える商いをしています。

ある日突然、何か問題が発覚したのです。通常の人は、このように動揺して株を売ります。しかし市場は上手くしたものです。誰かが大口で、この売り物の株を買ったのでしょう。だから商いが成立したのです。

銘柄の話は兎も角…仮に信用を使って、借金をして株を買っていたら大変ですよ。あっと言う間に追証になり、決済をしようにも出来ないのです。通常、まさかの時を考え、3日程度のストップ安の資金があれば大丈夫ですが、ITバブル期の光通信やソフトバンクは、なかなか株価が入りませんでした。10日以上、株価が入らなかったのでしょう。

でも払えなければ…証券会社が、個人の借金を被るだけの話です。破産をすれば、何十億円もの借金も払わずに済みます。所詮、お金の話ですからね。命のやり取りとは違います。でもヤクザは駄目ですよ。確実に沈められます。

人間の度量は、何処で決まるのでしょう。最後は、如何に格好良く死ねるかどうか…。昔の武士は死に場所を求めていたと言います。だから切腹など出来るのでしょうね。きっと…痛いと思います。それより…自分の格好よく死ねる「矜持」が、勝るのでしょう。

今読んでいるヤクザの話、「羊の目」(伊集院静)の主人公、神崎武美も親分の為に命を落とす姿を描いています。まだ途中なので…どうなるか。所詮、人間は死ぬわけで…どう死を迎えるか…その最後の灯に、命を賭けているようなものでしょう。

株式投資に必要なものは、「力量」と…カタルはよく述べますが、何も資金量だけの話ではありません。100万円のお金を作るのに四苦八苦する人、10億、20億と勝負を張る人。お金のタガの問題ではなく、心の勝負は同じなのです。精神面では、同じ価値の勝負なのです。カタルは良く、無理をしない投資をしようと述べ、毎日、株を買い続ければ良い…と言っています。

そうすれば…株価など、気にならなくなります。 逆にその会社の方向性が気になります。どっちを向いているか? まだ下値を模索して…下降波動を形成しているのか? それとも…既に「下落の幕」は、終わったのか? その方向性が問題なのでしょう。

先ほどの株価は、高値が3555円から一貫して下がっており…今年、343円を付けました。これで悪材料が出尽くしかどうか…の判断になります。

もし底値を343円で付け、既に改善に向かうとすれば…あとは買い方の問題だけになります。どのタイミングで買うか…ですね。実はカタルは、既に打診買いを済ませており、次に買うタイミングを狙っている株です。

カタルは、こう述べました。上がる株より下がらない株を探せ!…と、先週のコラムで述べています。皆さんは、株で儲けようとしていませんか?

カタルは「時代投資」を奨めています。何故、日本の地銀は貸出先がないと失望をして、努力をしないのでしょう。本日の日経新聞の解説では、Weworkの社債は16%にも回るそうです。1%未満の日本国債を買うほうが良いのでしょうか?これから1兆円も投資をしようと言うソフトバンクは買えるのに?…。

日経新聞はCLO投資の危険度を過剰にうたい…農林中金や郵便局に、三菱UFJの残高をとやかく言います。信用度は低くても…担保が背景に存在するのでしょう。だから実物資産があるなら、破産した時に手間はかかりますが、損失が大きく膨らむことはないのでしょう。

本日の一面トップの低格付け会社の社債発行が増えるのが当たり前です。だって世界中で量的緩和を実施したのです。その為に経済が…つまりGDPの伸び率が低下すると、基本的に借金を使った投資の回収スピードが鈍りますから、借金は成長度が落ちれば、不良債権化します。中国は近年、不履行が増えています。

それは…当然です。7%成長を前提に借り入れが起こり、実際の成長が6%や5%に鈍れば…投資からの「あがり」は減り返済に困ります。つまり低金利が続けば、どんどん借金は増えるのです。逆に金利を上げれば仮需は減り、実需狙いになり…投資はドンドン停滞し、GDPの伸びは低くなります。その「さじ加減」が難しいのです。

だから冒頭に書いた、「常設レポ・ファシリティー」の話が、今の焦点でもあります。カタルが何故、何度も何度もレポ金利の高騰を話題にレポートしたか? その意味の理解が進みましたか? 

僕らは賢い投資家を目指し、本日は「度量」の話をしています。カタルは良くレポートで「力量」は、人ぞれぞれで違うから、簡単に投資のアドバイスは出来ないと述べています。

社会にユトリがあるなら、「桜を見る会」などは問題化しません。あの程度の問題は、首相の裁量権のうちでしょう。カタルはそう考えます。安倍さんに「驕り」があるなら、叩かねばなりませんが、既に反省をしている様子です。確かに完全にアウトでしょう。でもその審議より国政を進めるべきでしょう。今は「流動性の罠」から、綺麗に抜け出せるかどうかの瀬戸際です。

森・加計問題を社会問題化して、官僚が二人か、三人自殺しましたね。そこまで追い込む問題かどうか…。村論理も良識があって良いんじゃないかな? カタルは「寛容な社会」を求めています。予算に無駄があるのは仕方ありません。失敗は誰にでもあります。そんな過去を、ほじくり返してばかりいて、生産性のある討議が出来るのでしょうか? 無駄な時間のように思います。政治家は選挙があるので…安倍さんを、次回の選挙で落とせばいいのです。選挙民が決めることでしょう。

もっと大勢観に立った視点で、国家運営をすれば…30年間も「失われた時代」を作らないでしょう。もういい加減にして欲しいのです。カタルは馬鹿ですから、大切な時間を失ったのです。30年も待っているのです。正常な社会、寛容な社会、誰もが頑張れる社会を望みます。

投資も、政治も…最後は「玉」があるか、ないか…の問題でしょう。起こるかどうか分からない恐怖に脅え…動かないより、先ずは、行動をするのがカタル流の人生です。

困難に直面したら、その時に真剣に考えれば良いのです。常に…最善の道を、精一杯に歩むのが、カタルの生き方です。日経新聞は、いつも…本日のような「転ばぬ先の杖」ばかりの報道をします。こいつらのせいで「流動性の罠」が、6年目になっているのです。いい加減にして欲しい。

それでは…また明日。



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