アーカイブ:2017年12月

雑感

なかなか慣れないものです。数か月前にパソコントラブルを抱え、新しく予備の為に、ノート型のパソコンを買い…時々、使っています。でも1週間に1回程度の使用ではなかなか新しい仕組みに慣れません。やはり使い慣れたものの方が良いのです。

あれほど「トラブル」を抱えて、毎日、正常に動くかどうか…。まるで神頼みだった古いディスク型のパソコンは、その後…見事に復活しました。いったい、何が原因だったのか…? まるっきり…原因は分かりませんが、いくつかの試しにやった処置が、効いたと思われます。

その中の一つは、パソコンの起動時に自動的にスタートアップする機能のソフトをいくつか外したのです。たぶん、これが効いたのだろうと…勝手に考えています。それにしても、便利になるのは良いのですが、様々な機能は、必要ありません。もっとシンプルなものが一番だと思っています。

株式投資も、色んな投資の仕方があります。例えば…サンフロンティアですが、公募価格は1244円なので、1260円近くが損益分岐点なのでしょう。それ以上なら、公募株をもらった人は、公募株が手元になくても、この株は貸借株なので事前に株を売り公募株が来たら、渡し株をして利益を確定できます。1283円で売っておけば、2万円程度の利益が手に出来るわけです。論理的には、逆日歩コストがかかる可能性はありますが…通常は大丈夫なのでしょう。故に日証金の売り残が増加しているわけです。でも来週には、直ぐに解消します。

信用口座を持ってない顧客も多いでしょうから、この顧客は、実際の公募株の売りの解禁日から外れます。故に、本当の真価を発揮するのは、この売り物が還元してくる今週末から来年です。サンフロンティアの話をすると…長くなりますから、この辺にして次回にします。

この「つなぎ売り」と言うやり方は、裁定取引と同じですね。裁定取引の一般的なものは、先物を売り、現物を買うものがポピュラーです。中には…現物株を空売りして、先物を買うものもあるのでしょうが…基本的に、先物と現物株の価格差を抜く裁定取引は、鉄板相場です。AIなどの活用により、ロボットを高速回転させて、金利状況を考えながら…僅かな価格差を利用するのでしょう。

証券マンを長くしていると…顧客の好みが、分かるようになります。いろんなタイプの顧客が居ます。一発、博打タイプの顧客とか…。わずかな利幅でも良いから、安全を求めるタイプとか…、様々な顧客の要求があります。株式投資のやり方も様々です。

でも多くの顧客は、短期急騰株を好みます。でも難しいですね。人気の広がり具合を、事前に予測できることはありません。ある種のパターンはあるのですが、すべての条件を備える銘柄が、次々に現れる道理もありません。要するに、年がら年中、短期急騰銘柄を当て続けることは不可能です。でも…ある程度は分かります。しかしその株が、綺麗に育つかどうかは…資質はあっても、株価が伸びないケースもあり難しいのです。

自分に、もっと力があれば…演出もできます。演出をすれば…ある程度の素質を持っているものは、自然に相場になります。無理に株価を作ろうとしても、うまく行かないケースが、たくさんあります。要するに…株価は、市場の総意によって成り立っています。

今回、自分が普段は手掛けない株を見ていたら…やはり株と言うのは、ずいぶん上がったのですね。この安川電機を見てそう感じました。昔は、いつも株価は600円前後で…仕手性を発揮していた株です。この仕手性と言う意味は、非常に重要です。一般の人に理解できるかどうか…要するに人気株に育つ素質があるかどうか…なのです。カタルには、現状の安川を買う気はサラサラ置きません。むしろ此処から上がったら、空売りをしてみたい株です。

先日のソニーも、そんなイメージで…実際に売りから入りました。でも米国は凄いですね。アマゾンを、どう評価するのでしょう。PER評価は297倍になっています。どう考えても容認できない水準です。しかしこの大型企業なのに、凄い売り上げの成長速度を維持しており、経営方針を変えるだけで、利益を出せるのでしょう。

米国はこのような先行投資を容認するのです。テスラ株にしてもそうです。米国人はこのような新しい分野の開拓者を支持しますが、日本人は、先ず、否定から入ります。古くはバブル期のリクルート、最近の記憶に新しいのはライブドアです。

今回の豊洲問題の随時契約もそうです。大林のリニア談合もそうですね。相撲界のゴタゴタは面白いですね。貴乃花の姿勢も分からないではないですが…僕のやり方ではありません。やはり違和感を抱きます。あれだけやるなら…世間に訴えた方が良いと思います。部外者には、何が問題で、彼は何をやりたいのか…。サッパリ理解できません。きっと、彼なりの論理があるのでしょうが…結局、小池氏にしてもそうですが、理想通りに、なかなか世の中は動きませんからね。

今回もシャープ、東芝と…日本全体が疲弊して、就職最難関の電通までもがブラック企業ですからね。ギリギリの体勢まで追い込まれ…カタルは「ガラガラポン」のシナリオまで考えていました。故に、最後は…食い物だから、百姓の友達をたくさん作っておかなければならないと…述べたのです。1万円割れは、そんな状況でした。

まぁ、「流動性の罠」から抜け出すまで、4年以上も掛かるわけです。ようやく、出口が見えて、完全に抜け出したのですが…未だに、失われ時代にドップリと漬かっている経営者は多く、どのスピードで加速するか…来年は面白いですね。その加速ポイントに興味が移ります。

日経を読むと…中国は北朝鮮からの難民キャンプに着手しているという話で、何処かで叩くのでしょうが…この分では短期決戦ですね。そのショック安が、切っ掛けになり、一気に名目時代への加速となるのでしょうか。それとも本格的な名目時代が加速した後に…ふるいの切っ掛けとして利用されるのか。

ただ、どの時点でやるのかは…難しいのです。減税法案も通り、今、トランプ氏は、やる必要はありません。何処かで…国内調整に躓き…トランプ批判が復活するでしょうから、その時に仕掛けるのでしょう。

もう一つは、やはり漠然とした「好調過ぎる」…が故の不安です。こんな状態が、長く続く筈がないという「燃え尽き症候群」への不安がありますが、これが完全消化されるには、一度、燃え上がらないと…この燃え尽き症候群は、起きません。日本のバブル期を見ると分かりますが…ユーフォリア(陶酔?)現象が生まれてからの話でしょう。

まぁ、年末が近づくと…どうしても漠然とした…未来予測を考えます。でも今はドンドン馬鹿になる奴が、賢い行動のように見えます。それでは…また明日。

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