アーカイブ:2020年1月

懸念とL君

やはり心配している事態に発展しているような思いがあります。ゴーン事件の続報です。今日は忙しく…他のテーマがある為に、二つの懸念材料の資料を読んで、自分なりに考えておいてください。その一つが此方の話から此方の進展です。基本的に東京地検の行動が外貨の投資を妨げています。どちらが、国益か?…の話です。

もう一つはフェイスブックのマイク・ザッカーバーグの懸念が、現実のなる可能性です。フェイスブックのリブラを叩いたために、中国が先行する可能性があります。カタルはこの二つ報道を見て、安倍さんの認識はノー天気に見えます。

掲げた二つの事象は違う話題ですが、株式市場に大きな影響を与えると思われますから、注意が必要になります。何もウィルスだけが…懸念材料ではありません。年初から色んなことがあります。

さて…本日はL君の続報です。今週の半ばには銘柄が判明します。何故、こんな回りくどい方法を採用しているかと言うと…小型株の為に株価の変動が激しいからです。このサイトを毎日読んでいると思われる人数は、およそ5000人から5500人ほどです。ですが…土曜と日曜日の購読者数は5000人を割れます。

仮に全員がカタルに賛同して…L株を1000株買うと500万株の需要が生まれますから、株価の変動が激しくなります。でも…通常のワンロットの注文は300~500株なのです。だから…そんなに多くの賛同者を、得られるとは思っていません。人間と言うのは疑り深い動物です。でも株価が騰がると…段々その気になります。カタルが千代化は鉄板と述べても誰も信じませんからね。

でも、なんでもそうですが…カタルの意見に賛同するなら、先ずは、最低単位の100株で参加しましょう。この株の場合は約10万円です。この金額ならパチンコの2日分くらいの負けです。まぁ…騙されたと思って100株ぐらいを買って、この会社の今後の成長を株主として応援をしながら、株価を眺めると…より一層、株式投資の理解が進むと思います。

机上論と、実践では…月とスッポンです。剣道をやられる人は、竹刀(木刀)と真剣の違いを把握できると思います。真剣は重く素振りも難しいと言います。下手をすると自分の足を切るような場合もあるとか…聞きました。株式投資も同じで、机上論と実践では「雲泥の差」があります。やはり実行です。

空想の世界と実践では、空気が違いますよ。自分の心の動きが違うのです。このプレッシャーをカタルと共に楽しんでください。株価が上下に振れると…自分の心が、どう変化するか? この自分の「心の変動」を楽しめるようになると、株式投資が、より一層、楽しくなります。

多くの人は、素人でしょう。自分が証券マンでプロだと思ったら大間違いです。組織に守られている人間と、組織の後ろ盾のない歩合外務員と、置かれた環境は全然違います。先ずは参加をしましょう。

高値を買っても…良いのです。ブツブツ投資なら、必ず、利益を計上できます。投資した会社が倒産をしない限り大丈夫です。上手に買おうと思わない事です。だから今回、薦めるL君を、自分の目で確かめて…気に入ったら先ずは100株だけ、成り行きで買いましょう。それから…考えましょうね。

さて…徐々に明らかになるL君の正体です。

幸い、株価は1100円の目先の高値から1000円を割れてきました。金曜日の終わり株価は946円でした。まぁ、10万円あれば100株は買えます。そうして…お金がある人は5円刻みか10円刻みで、下がるたびに…5回から10回程度の買い増しをしましょう。ない人は…そのまま時間を置きます。

そうして1000円で買って、もし900円を割れるなら、もう100株を買います。そうして800円を割れるなら、もう100株だけ買って下さい。これで合計は300株です。これでしばらくは株価の変動に関係なく…時間を置きましょう。

1年程度を視野に入れて行動して下さい。社長の田中君の目標が達成できるなら、株価は大きく飛びます。四季報の予想数字が正しいとすれば…今年後半には株価は2170円の高値を間違いなく更新します。理由は、これから随時述べます。

先ずはチャート分析です。「効率的市場仮説」と言う株式市場の命題があります。この学説は株価が常に正しく…見えない(表面化してない)材料も株価は知っており、その材料を評価して、株価が成り立っていると言うものです。だからチャートの「テクニカル分析」を専門に行う人達がたくさん存在します。

L君の日足推移

このチャートを見ると…株価位置が高い位置なのか。安い位置なのか…分かります。長い時間を掛けて、株価は形成されており900円より下は安い株価位置、1500円以上は高い株価位置なのでしょう。

2017年12月には1720円、2018年10月には2170円の高値があります。そうして…長い下降波動を経過した後…下値圏に到達しました。基本的に株価も時間も掛けて…調整を続けて来た後だと言う事です。此処が非常に需要ですよ。

多くの人は「株価位置」の高い株を売り買いの対象に選びます。でも既に好材料が評価されているから…株価位置が高いのです。マスクの川本産業などは、いい事例です。目先の収益は確かに伸びるでしょうが、継続性がありません。

効率的市場仮説の話です。逆に業績悪等の悪材料があるから、株価位置が安いのです。基本的な株式投資の考え方は、事前に株価が、どう動いているか? なのです。

株価が長い期間上昇を続け…高値圏で好材料が出るのは「当たり前」です。多くの場合は、既にその好材料は、株価に織り込まれています。だから株価位置を見て…その材料が本当に良い材料かどうかを…改めて判断をしなくてはありません。

基本的に長い時間、株価が上がり続けている場合、その多くは好材料が出たところが、売り場になります。逆に…長く株価の調整が続いていた時に、悪材料が出るなら…その場面が、多くの場合で買い場になります。

今回のL君の10月16日の動きは、まさに…その場面です。大きな窓を空けて株価が下落しています。その後、下値低迷を続け、もう一度、駄目押しを入れますが、そこが底値(基点)になり、株価上昇の起点になっています。

何故か?

それは11月11日のアナリストの質問を受けて、臨時の会社説明会をしていますから、その様子をご覧になり、社長の田中さんの説明を聞いて…自分がどう思うか…です。

面白いのは…この臨時説明会の後に株価が最安値を付けることです。一旦、株価は社長の説明を否定します。しかし…その後、この説明会を評価して買いが集まっている様子が分かります。この11月から12月の動き…特に12月に入ってからは、明らかに、誰かが株を集めているから…このような高値保ち合いが形成されます。

そうして…このボックスを放れる前に、このボックスの下限を破ります。カタルが、まさか…と思った瞬間です。1月14日の株価は887-888-849-860になります。カタルは気に入っていた為に5円刻みで下値を買っていたのですが、あまり下げ方が激しいので、一旦買いを止めて、値動きを見ようと思ったのです。この時点で、既に6000株だったかな?の買い持ちになっていました。カタルにしては多いのです。

千代化もそうです。まだ下値ボックスを離脱していませんがMDRの破産を受け、株価は270円を割れてから…反発しています。先ずは下に行き反動を付けて上がります。本当は…千代化は250円程度の安値があった方が、もっと綺麗に見えます。

実はそのケースも頭にありました。だからあの日の寄りは1000株だけの参加に留めたのです。もっと下に振ってから来るかな?…とも考えていました。同じことが、短い日数ですがL君でも起きています。

L君の営業利益の変遷

この場合は、業績発表を受けてですが…その会社説明会の資料を見ましょう。3Qは営業利益段階で黒字に転換しています。これを受け株価は1000円台に入った訳です。

L君の売上高の推移

問題は売り上げなのですが…鮮明な伸びにはなっていません。僅か11%増ですからね。でもこの背景を田中さんは追加の説明をしています。取扱高の伸びはマズマズですから、田中君の見方も成り立つのでしょう。でも基本的には累計数字が基準になります。そうすると1Q、2Qの売り上げがマズマズなので、全体としては成長株の基準である31%増になっています。

L君の累計数字の推移

この後、倉庫を増床し…この品ぞろいが売り上げに貢献をするか…を観察することになります。この話がなければ…カタルは田中君がいくら理想を語っても、無視をしたのでしょうが…彼の解説は、なかなか説得力がありますよ。流石…一流大学の出身です。

四季報が、来期の一株利益80円を謳っていますから…、まぁ、税金を払ってないから見せかけの一株利益ですが…素人は分かりません。 M&Aを活用した戦略は嫌いではありません。ソフトバンクがそうです。2006年にボーダフォンを買収し…基盤を築き上げてきました。

田中君が目指すオムニチャンネル戦略は、弱小の小売店にとりチャンスになります。既に小田急などの百貨店も利用しているようです。この広がりは楽しみですよ。仮に…四季報の予想通りの数字が打ち出せるなら…市場はPER50倍の評価を与えるでしょう。つまり株価は年内に4000円程度まで視野に入ります。

事実、同業形態のアイルと言うソフト会社に、市場はその評価を与えています。一株利益が40円ほどなのに…株価は2000円を超えています。基本的に、この分野の産業は大きく伸びるから…他の現象も、その分野を高く評価している訳です。

本日は、この程度にしましょう。まだまだ…たくさんの魅力がある玉手箱、カタルがレポートをして、市場がどのような評価を下すか?

これが「効率的市場仮説」ですよ。我々の読者層は、限られています。市場参加者はカタルの存在を知らない人が多いのです。一部の人は、会社の隠れた良さを知っているから、株を買うかも知れません。こうして…株価の軌跡であるチャートは創られていきます。好材料も、悪材料も、株価は全てを知っている…との学説をカタルは支持しています。

だから市場原理主義なのです。政策も市場の動向を見て決めるべきです。バブル期に、既に株価が大幅安しているのに…三重野元日銀総裁は、こう述べました。「株価が下がろうが、日本経済は大丈夫」…と述べて、市場の反対を押し切って、利上げを実行したのです。

市場を無視した行動が、バブル崩壊に加担したのです。その後の「失われた時代」を検証すれば…やはり市場は正しかったのです。一昨年のクリスマスショックを受け、FRBは自らの方針を転換して…市場に沿った金融政策に変えました。

東京地検さんの判断に、カタルが異議を唱えたのは…海外からの投下資金が途絶えることです。何故、東京が国際金融都市にならないのでしょう? 日本をリードする政策担当者は、良く…その辺の事を考えて欲しいのです。

本日の日経新聞の見出しを見ると…まだ始まっています。米国のヤフーは、ものを言う株主に疲弊した…と紹介をしています。ものを言う株主が市場に居るから…経営者に緊張感が生まれるのです。真剣に経営をするようになります。此処でゴールドマンの此方の報道を読んでおきましょう。

もう世界は一つ、日本村論理などは…通用しません。何故、まだ分からないのでしょうか? これが東大法科を出た「エリート集団」なの? もう日本には時間がなく、ガラガラポンはやって来る、馬鹿が揃っている国は、何れ…落ちぶれます。世界基準を見てグローバルな人材を育てる教育をしなくてはなりません。それでは…また明日。



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