アーカイブ:2020年12月3日

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12月は世界のヘッジファンドは、決算月で大きく動けません。この時期を狙ったケネディクスや東京ドームのTOBは、巧妙な作戦のようにも見えます。カタルはこの路線である「1300兆円の逆襲」と言うシナリオを、前から提示しています。日本が一番、間違った失政の根幹だからです。

そもそも地価を下げると金融システムが傷つきます。もっともやっては駄目な担保価値の下落と言う悪政策です。株価が下がると…待ったなしに、追証になり決済を強いられます。しかし土地の処分は、なかなか進みませんでした。だから不良債権が増大して行ったのです。この資産価格の下落は、日本の経済に様々な弊害をもたらし…「雇用」と言う生活の根幹を揺るがしました。

結局、パイオニアの指名解雇の現実を、軽視したために…時代のグローバル化への対応が遅れたのです。空洞化と鄧小平氏の南巡講和は、重要なキーワードでした。世の中で生まれる様々な事件は、時代背景を物語っています。何も…偶然に生まれた産物ではなく、必ず…因果関係があります。人間の感情は、その様な目に見えない糸に導かれて…行動に繋がるのでしょう。

まだ…これから本格的に「時代の修正」が起るのです。

22750円の「デフレの関門」と言う扉を、完全に解放した…意味を実感するのは、これからです。まだ、ほんの…助走の助走に過ぎません。

野村証券(8604)の日足

ここから数年間、日本株は「失われた31年の空白」を埋める大相場がスタートするのです。その意味で、此処に来て…ようやく前の二つの山を越えた「野村証券」株(8604)の動向は注目されます。たぶん…株価10倍は無理かもしれませんが、それに近い…壮大な大相場を形成すると考えています。何しろ、証券業界は、失われた時代下で…「悲哀」をずいぶん長く体感した業界です。

多くの人は、失意の中で…この業界を去りました。200億円を飛ばすほど…優秀なよちゃんも食えなくなり…と言うより、嫌になったのかな? そうして辞めて…政治家に転向したのです。本物の大相場が、これから開始されますから、楽しみにしておきましょう。

何故、こんな話をするかと言うと、昨日、ケネディクスの話でメールを頂いたからです。まだ多くの読者の人は、カタルの真意を理解してないと感じています。相場を見ていて思うのですが…みんな、目先ばかり…を追っている様に感じています。カタルは基本的に企業価値の話を主眼にして…銘柄選別をします。

例えば…ラッセル組のG君も、そうです。この会社を非公開にして来た理由は、品薄株の典型的な会社です。そうして財務面で課題を抱えていました。構造改革の最中ですから、赤字計上になります。そんな事は、金子さんのビデオを聞いて…直ぐに想像できていました。しかしこの話を聞いた時に、カタルは日本の医療制度が抱えている問題点を根本的に変える良い会社になると思いました。流石、金子さんです。先ずはそのビデオを見ましょう。此方です。

そうだ…その前に銘柄は、昔の社名はLCホールディングですが、今はグロームHDです。株式コードは8938です。カタルは、このビデオを見てから…この株を買う事を決めました。金子さんは、カタルがいつも話題に出しているケネディクスを上回る不動産会社であったダヴィンチを創った凄腕の…非常に優秀な本物人間でしょう。

カタルは金子さん会ったことはありませんが、友だちの話だと非常に優れた頭の良い人だとの評価でした。これまでの観察の結果、彼は一流域の経営者です。しかし金融庁は、このような本物の経営者を追い出して…ケネディクスの宮島さんを残す金融政策をします。

確か…旧経営陣の本庄らの株を1750円で金子さんの知り合いの普済堂が引き受けました。かなり高額の査定をして…売り渡したものです。金子さんの人柄が分かります。将来に「禍根」を残さない為でしょう。そもそも経営権の譲渡と言うのは、こう言う価格で…するものでしょう。

その後、様々な問題が発覚して、倒産する…と市場は騒ぎ、株価は急落しますが、カタルは金子さんを信じており、彼の手腕を知っています。兆円単位でお金を動かせる人が、僅かなお金で会社を捨てるはずがありませんから、安値を買い続けます。でも、そもそも…この構想を聞いてから…良い会社に成長すると思っても…非常に長い時間が掛かることを覚悟しなくてはなりません。

何故、この時期に、銘柄の公開に踏み切るか?

それは先頃、11月30日に第三者割当増資を発表し、倒産危機の元である問題を解消したからです。この払込みは12月16日なので、本当はこの日を待つべきでしょうが、カタルは大丈夫だろうと思っており、株価が12月1日に前の高値を取ったので公開に踏み切ります。

未来の株価は1万円の5ケタ台でしょう。この収益構造は、「蓄積型の利益」です。しかも日本の医療界の根底を変える仕組みですから、この会社は大成長をすると考えています。だから「ラッセル組」に位置付けをしました。しかし皆さんが考えているような目先の銘柄ではなく…長い時間が掛かると思って…投資に臨むと良いでしょう。

カタルは本質を見て、株式投資を実行しようとします。

目先の1買い2ヤリの投資ではありません。なるべく…本物の投資を心掛けているつもりです。ケネディクスもそうです。リートと言う受け皿を、ある意味を多くの人は理解していません。証券関係者で、「投資信託」を運用している人は、その価値が分かる筈です。株式のプール先があるか…ないか? この差は営業力において「雲泥の差」が付きます。

フローテック(8938)の日足

この所…ようやく株価が上昇してきたフローテック(6890)、会員レポートで「救済銘柄」の候補として、IIJ(3774)と共に…推奨をした事を会員の方はご存知でしょう。このIIJは、ドコモの戦略で目先、少し価値が低下しますから…お持ちの人は、その事を考慮せねばなりません。

フローテックの株主構成の変化
四季報2集との比較

フローテックは、野村証券の戦略銘柄だから…このような形でアフターを受けます。こんな事は前から決まっている事ですよ。上がる株は、事前に分かっているのです。でも戦略的に手掛ける奴が、いつ始めるか? この他人の心理を読むのは容易ではないのです。だから…カタルは最後の壁を、いつまでも抜けずに…クルクル回る風車状態を演じています。

今回もそうです。自分で時間を設定する力がありません。

たった20億か30億円があるなら…良い相場を演出できると思いますが、所詮は貧乏人です。カタルに1000億円台のお金を動かせるなら…ケネディクスを2000億円程度でTOBをします。 だって10倍程度の価値があっても良いですからね。やり方次第で、いくらでも利益を生み出せます。ロコンドだって…100万株ぐらいを現物で買えば…良い相場になるでしょう。

早く…ある程度のお金が自由になると良いですね。貧乏人は、いつも「追証」の二文字と背中合わせで…大変です。トホホ…また本日は、追証かな?

すこし背景を説明すると…レポートが長くなります。このグロームHD(8938)は時間が掛かるかも知れませんが、ソニーのエムスリーを上回る株価になっても不思議ではありません。あとは、自分で調べて納得すれば…時間を覚悟して投資に臨むことです。

グロームHD(8938)の日足

そのチャートを付けておきます。ようやく…野村証券と同じように前の二つの山を越えた所です。ついでに週足を付けておきます。構造改革と言うのは、ある程度の時間が掛かります。

グロームHDの週足推移

コニカミノルタ(4902)だって…何れは、500円台の株価になります。配当利回り株ですね。皆さんは、いろんな銘柄をカタルは紹介していますから…自分で、その中から自分の性格に合った銘柄を選択して、投資をすると良いのでしょう。自分の力量を把握して、無理をしない投資をしましょう。

ブツブツ投資を3回ぐらい…時間を置いてすれば良いのでしょう。無理をする事はありませんよ。株式投資はノンビリと…粛々と行動すればいいのでしょう。目先の株価の上下に一喜一憂しないことです。

グロームを、たった3000株しか持ってないカタルですが、それでも持ち株が下がる中で、上がっている株を保持しているのは…良い気分です。早く…流れを見失ったカタルにも、本流が戻ると嬉しいのですが…果たして、市場の評価は如何なのでしょう。年末になって追証では、トホホの人生は続きます。それでは…また明日。

老婆心ながら…グロームHD(8938)の値動きは、超ハイリスク・ハイリターンのジェットコースターの様な銘柄ですから、くれぐれも…株価に溺れず、ブツブツ投資を心掛けましょう。



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