アーカイブ:2020年12月19日

「市場の整合性」の理解アップ

「時代変化」を身につけるのは、大変な努力が必要です。ジム・ロジャーズはジョージ・ソロスと成功した後、使い切れないお金を蓄えて、現場を離れ…放浪の旅に出ます。バイクで世界一周のような現地視察です。もともと旅好きなのでしょう。ブツブツも世界100か国程度を訪問しています。やはり本物は実体験を糧にしています。ジム・ロジャーズは、その過程で中国の進化を早くから予知して、自身の娘にも、確か…中国語を習わせたほどです。

今回、パソコンを入れ替えたので、新しいソフトにチャレンジして四苦八苦しています。メールを受信できたと思ったのに、また繋がらなくなり…再びアカウントを削除して、入れ直し、未だにうまく接続が出来ません。何故なのか? この問答が続いています。

まぁ、上手く行かないことは、株式投資で慣れていますから、仕方がない…と慌てずに、ノンビリやろうと思っています。

そのうち…何とかなるものです。今もそうですが…。常に手数料を、どうやったら…もっと上げられるか、試行錯誤をして、現役時代は30年以上も費やし…今も手数料をあげるためではないですが、儲けるために、試行錯誤を続けています。

その過程で、「人間は自己中心」的なのだ!…という事を、何度、思い知らされています。「主体」と「客観」評価を乗り越えるのは大変です。自分の考え方を変えることは、なかなか出来ないからです。常に、自己中心的だから…他人の「誹謗中傷」に繋がります。株式投資をすると、人間の「度量」が大きくなります。常に失敗をして…追証に陥り、反省をするからでしょう。

その失敗を避けるために、「主体と客観」評価を感じるために…大変な努力をするのです。一つの真実の裏側を探らないと…市場の底流に流れる正しい流れが見えないからです。この考え方を、カタルは「市場の整合性」と呼んでいます。

皆さんの多くは、自分の経験した狭い視野で物事を考えます。しかし世の中には多様な考え方が存在し…どれが正しいのか…正解が見えないことが、しばしばあります。

結果論でないと…分からないのです。実験と同じです。様々なことを試して、実験をしますが…満足の出来る結果を得ることは「至難の業」です。学者は、その研究に人生を捧げるのです。10年程度の研究開発で…成果が得られるなら、やさしい話です

日亜化学工業のノーベル賞を受賞した中村修二さんは。青色発光ダイオードを開発して、その対価を巡り…企業と揉めて訴訟に発展して社会問題になりました。この問題の解釈も様々です。

今回はテーマを絞ったほうが、分かりやすいかな?

DXI指数の推移

12月に入り、DRAMなどの半導体市況は、「様変わり」をしています。スポット市場の指標と言われているDXI指数をみると…兎に角、最近は凄まじい上昇の仕方です。その様子が此方です。

この様子の原因を、日経新聞は台湾の半導体企業の停電が「切っ掛け」(カタルは火災と勘違いをしてレポートに掲載=間違い)と報道をしていましたが、果たして、そうなのでしょうか?

カタルの勘違いの連想=

たぶん…この件は10月28日に発生したユニマイクロン工場の火災を指摘しているのでしょうが…半導体ではなくIC基板を製造する企業のはずです。それでは…同じ時期の10月20日に宮崎の延岡にある旭化成の半導体工場の火災をいうのでしょうか?

此方は…オンキョウやパイオニアなどが影響を受けており、他で部品の調達が間に合ったので、新商品の出荷が出るといいます。

12月10日の日経新聞と…12月3日の日経新聞の記事は似通っており、カタルの勘違いを生んでいます。

実際は時系列に…10月の20日に旭化成の火災、10月28日にユニマイクロンの火災、そうして12月3日に台湾のマイクロンMTTW工場で1時間の停電があったのを日経新聞は12月10日の報道で、スポット価格の上昇を見て報道したのです。

面白いですね。カタルはDXI指数の上昇が、あまりに急激なので…株式市場にも影響があると思って、背景をネットで調べたのです。

そうしたら…10月に起きた火災の話…日本の旭化成と台湾のユニマイクロンの基盤を作る会社の二つが同じ時期に火災が発生して、そうして停電が12月3日にあったのです。しかし12月3日の日経新聞は、10月の旭化成の火災を材料にIC基板の逼迫模様を伝えており、カタルは12月17日にオンキョウとパイオニアの影響の記事を見ます。この関連です。そうして本日、この過程を調べる過程で、半導体が逼迫する様子が、自動車にも広がっている話を知ります。こちらです。

このような様々な関連性を的確に知らないと…市場の株価の動きが理解できなくなるのです。今は「市場の整合性」の考え方のステップの話をしています。

たぶん読者は、あまりに事実関係がこんがらがっているから…カタルのレポートを読んでも意味不明な人が、大半でしょう。

このような繋がり具合を考えて、株価の様子と企業業績を組み合わせて…銘柄を選別していくのです。実際にカタルは、この過程でイビデン(4062)の株価が高騰する事実を知り、そうして他には新光電気工業(6967)などの銘柄研究をするわけです。この関連があるのですが…さらに説明をするのは、もう面倒なのです。

今日は「市場の整合性」の大切さを問うている…レポートだという解釈で良いのでしょう。単に…DXI指数、これはたぶんDRAMが中心のスポット市場の様子を示す指数です。ですが…フラッシュなども、同じことです。

この過程でカタルは基板が、不足していることを知り、イビデンの株価が上昇している事実を確認しました。

ですが…やはり奇妙でしょう。単に停電程度で、それもわずか1時間でスポットの価格が16951から23897まで上昇をしますか? まもなく…4月の最高値の25098を超えます。つまり…ここではまた別の見方である株式投資のアイディアが浮かびます。

このように…一つの疑問を調べる過程で、色んな情報がカタルの中に蓄積されて引き出し収納され、未来の現象で、その引き出しの扉が開いて、新しい相場のアイディアに繋がります。

毎日、2時間から3時間ほど…いやそれ以上かもしれません。一日中、相場の繋がりを考えて日々を過ごしてきました。たぶん…ジム・ロジャーズもそのような勉強が疲れたので…お金ができたから現役を離れて…旅に出たのでしょう。ファンドマネージャーの仕事は大変ですよ。いいアシスタンスに恵まれて、必要な情報をあげてもらい…その中から選別をして自分で研究して相場を張ります。

しかし…その選択が正しいか…どうかは、結果を見ないと分かりません。だからカタルは皆さんに一度に投資をするのではなく…ブツブツ投資を推奨しています。

グロームHDも、確か…最初は、もっと高い買値だったのですが、クラウド・ファンディングの話が出て、株価が急落しました。その急落する過程でカタルは株を丹念に拾っているのです。

そうして…1000円前後で、1000株の買い乗せを実施して…その後、800円を割れる経験をしているから…1200円に上昇する過程で、高値で買った1000円前後で買った1000株を利食いしました。1200円台に上昇する過程の話です。

そうして先日、新しい事実を知り、1400円で500株ずつ、合計1000株を買いましたが…ロコンドが下がったために、追証懸念が生まれ、すぐに500株だけ利食いというか…買った株をすぐに投げました。そうして…さらに先日は1668円でしたかね? その株価で買ったら、株価が下げたので…1592円でその高値で買った200株を投げて、逆に寄り値で400株を買ったのです。年末なので…少しでも損切りをして、税金の還付を狙います。

どっちが得か? 詳しくは計算をしていません。ひょっとすれば…手数料のほうが高いかもしれません。今はブツブツ投資の話をしていますが…戦略というのは様々なものがあり、自分が、どのような戦略を利用しようが自由です。株価を上げる過程でも、様々な戦略があり…相場は自分以外の「多くの考え方」が示す…総意で、株価が決まります。だから自分の固定概念に縛られず…常に流動的な思考が要求されます。

こんな話は、皆さんにとって、面白くないでしょう。たぶん…多くの読者は馬鹿が、何か言っていると…ざっと流すだけでしょう。

でも説明をするとなると、これだけでも足りません。そんなに簡単に銘柄の良し悪しは決められないし…その企業業績も、時代背景により「波」があります。いい成長企業でも戦略の違いで一時的な株価低迷もあります。この事例として、先日は「武田製薬」(4502)を取りあげています。

この銘柄を理解するためには、様々な事前知識が必要になります。例えば、無形資産の「のれん」に関する話などです。こちらが参考になるかな?

いちいち素人に説明をするのは大変なのです。カタルだって分からないことだらけ…で、試行錯誤を続けているのです。ただ…日々のレポートの中で、重要なエキスだけは伝えているつもりです。本日はDXI指数の高騰を知っただけでも、このレポートを読む意味があったのでしょう。その背景を考える重要性が、なんとなく…理解されたはずです。それでは…本日は、この辺で…。



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